第十四章:第二帝国
第一節:概要
創界に光臨した皇女が央玉島に再建した帝国のこと。創界人がこの帝国を「第二帝国」というのは、冥界で滅亡した帝国(第一帝国)と区別するためである。第一帝国を知らない多くの古代人は、第二帝国のことを、単に「帝国 (The Empire)」または「創界の帝国 (The Empire of The Ground)」という。
【開始】{まだ}
【地生圏】キノコの森。
【場所】央玉島。
【様式】皇女様式(第二帝国様式)。
第二節:皇女と「皇女の騎士」
第一項:皇女
隠れた皇女 (The Hidden Princess) とも。「最後の冥界竜」の魂が、第一帝国の「黒白の聖殿」の還座で、帝国人としての生を得たもの。後に、聖女 (The Saintess) や竜姫 (The Dragoness) として神格化される。
物語:皇女の誕生
遥か昔に冥界に迷い込んだ少数の創界竜は、その強靭な生命力によって過酷な環境に適応し、永らく命を紡いできた。大空を飛翔するための竜翼は、岩盤に覆われた冥界では広げられることもなく、常に折り畳まれていた。冥界竜は、玄武峡に生成された凍氷から水分を摂り、それらが枯渇すると新たな玄武峡を求め、さらなる辺境の奥へと棲息域を移していった。個体数が極めて少ない冥界竜が散開した結果、繁殖機会が激減し、種の途絶は不可避となった。
最後の冥界竜は、大空を飛翔することも、産卵することも、「魂の焔」を吐くこともなく、その長い寿命を終えようとしていた。その躰が役割を終えると、莫大な魂珠が放出され、一帯には魂砂峡が形成されることを、冥界竜は知っていた。死して屍を晒すのみ、己は何のために存在したのか。最後の思念とともに冥界竜が生を終えた刹那、その魂は翼を広げ、途轍もない速度で冥界の中央に向かって羽ばたいていった。その先には、黒と白に彩られた真新しい神殿があった。最後の冥界竜の魂は神殿に突入し、その中心に据えられた玉座の前で、皇女としての生を得た。
【題材】聖女。女神。
【人種】冥界人(帝国人)。
【言語】創界語。
【色】白色。
【花】スズラン:光臨後。
【花】バラ:同盟戦争における血と団結と武力の象徴。
【旗】皇女旗:光臨前、および光臨後の私的空間で使用。
【旗】帝国旗:光臨後に公的空間で使用。
【旗】同盟旗:同盟戦争時。
第二項:皇女の騎士
《プレイヤー》のこと。魂を集める者。「魂の騎士 (The Knight of The Soul)」。「竜の騎士 (The Knight of The Dragon)」。
初めは帝国の一衛兵であった。あるとき彼は、一人の辺境人への伝令を皇帝から命じられた。「辺境伯」を拝命したその辺境人と対峙したとき、衛兵は、彼の圧倒的な威容に心を打たれたという。その後、皇帝の許しを得て辺境伯軍に加わり、帝国領の拡大に貢献した。その功により、辺境伯からネザライトの剣を賜り、皇帝からは皇女の護衛を任じられる。辺境伯の叛乱に際しては、身を挺して皇女を守護し、無事に創界へと避難させた。央玉島の聖殿で騎士に叙された彼は、皇女の帝国再建に尽力し、央珠島を拝領する。
同盟戦争では創界人とあらゆる任務を遂行し、同盟の締結、皇女による辺境伯の封印に貢献。同盟戦争における「皇女の騎士」(円卓の英雄)の活躍は伝承として語り継がれ、守護神信仰に変化するなど、その痕跡は創界の各地で散見される。皇女の下命により、同盟戦争後も辺境伯の封印を監視し、創界の行く末を見守っている。創界と冥界の往来を監視するため、各地の深層都市やネザーポータルの付近に拠点を持つ。
原則として皇女様式、皇帝様式。皇女様式は皇女光臨前のネザー時代および私的空間に限られる。皇女光臨後から同盟戦争終結までは皇帝様式。自らがまとめた皇女と創界の同盟に愛着があり、同盟様式も用いる。
【開始】20250415
【題材】騎士道精神。
【人種】冥界人?
【言語】創界語。
【色】白色:皇女・帝国。
【色】黒色:冥界。
【色】赤色:同盟。
【花】スズラン:白・皇女の象徴。
【花】バラ:赤・同盟の象徴)
【旗】皇女旗:皇女光臨前、私的空間。
【旗】帝国旗:皇女光臨後~同盟戦争終結。
【旗】同盟旗:
【装備】ネザライト装備(黒・ネザー)、あばら模様の鍛冶型(ネザー要塞)、クォーツ装飾(白・ネザー)
第三節:「純白の聖殿」と「スズランの島」
第一項:純白の聖殿
「純白の聖殿」は、「創界の安処」とも呼ばれる聖殿。彩金時代の最後に建築され、後に第二帝国の中枢となった。皇女による開座を経て、創界人の魂を受け入れるようになった。この創界の聖殿は、かつて霊峰にあった歴代の聖殿と同じように、魂を分け隔てなく受け入れ、安らかな憩を与える。
物語:第二帝国の開座
太古文明の最末期、霊峰の頂で「開座の儀」が始まったその夜、突如として「太古の大地」は海に没したが、聖殿一帯のみは海上に姿を残した。この「央玉島の神殿」は、創界人の間で伝承として語り継がれている。遥か後、辺境伯の叛乱によって冥界の帝国が崩壊した際、失神した皇女を抱えた護衛兵は、唯一絶対の避難先として央玉島の神殿を選んだ。護衛兵が、昏睡する皇女を神殿の聖座に安らえたその時、純白の聖殿は開座し、創界の帝国が成った。目覚めた皇女は、護衛兵を騎士に叙し、聖座に仕える最初の者とした。騎士は剣を高く掲げ、皇女に永遠の忠誠を誓った。
物語:辺境伯の蹂躙と魂の旅路
「純白の聖殿」が開座してから、創界人の魂は央玉島を目指すようになった。とりわけ南側の海、すなわちブルスケッタの方角からは、夥しい数の魂が押し寄せた。日が経つにつれ、その数は増えこそすれ、減ることはなかった。
【開始】{まだ}。
【座標】《256, -1152?》
【地生圏】キノコの森。
【場所】央玉島。
【様式】末期太古様式(彩金様式):しかし六親色は失われている。
第二項:スズランの島
「スズランの島」は、央珠島の別名。第二帝国がある央玉島の北にある小島。「皇女の騎士」が皇女から拝領した。
【開始】{まだ}
【座標】《128~256, -1408~-1536》
【地生圏】キノコの森。
第四節:その他の施設
第一項:精霊の血路
「精霊の血路」は、「皇女の騎士」が創界各地を高速に往来するために、冥界の最深部に敷設した回廊。創界の各拠点を結ぶ創冥門が設置されている。照明には、第二海底聖院で採掘されるプリズマリンを加工したシーランタンが用いられている。
表:「純白の回廊」の創冥門
第五節:意匠
第一項:色象
白色
白色は、第二帝国と皇女の象徴色である。
| 分類 | 名称 | 象徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 鉱石 | クォーツ | ||
| 花 | スズラン | 皇女 |
黄色
黄色は、冥界竜の象徴色である。
| 分類 | 名称 | 象徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 鉱石 | 金 | 冥界竜 |
第二項:旗章
皇女旗
第三項:建築
皇女様式
皇女様式は、六原色が失われた末期太古様式(彩金様式)が原型とされる。第二帝国様式ともいう。
