第十三章:第一帝国
第一節:概要
「最後の聖座」の魂によって、冥界の中央に開かれた「魂の安処」。優しい創界人の魂が住まう場所。
「太古の崩壊」によって、太古文明は「純白の聖殿」が開座する直前に滅亡し、創界からは「魂の安処」が失われた。この天変地異で亡くなった「最後の聖座」と多くの太古人の魂は、冥界に至り、この地に「黒白の聖殿」を建造した。彼らによる「開座の儀」を経て、「最後の聖座」の魂は皇帝となり、聖殿を中心とする帝国が開座した。以後、帝国は、冥界における「魂の安処」として、ここに辿り着いた魂を受け入れ、帝国人としての生を与えた。
創界人がこの帝国を「第一帝国」というのは、皇女が創界に再建した帝国(第二帝国)と区別するためである。第一帝国を知らない多くの古代人は、「冥界の帝国 (The Empire of The Nether)」という。帝国人にとって「帝国 (The Empire)」は一つであるため、皇女と「皇女の騎士」は「第一帝国」「第二帝国」の語を使わない。
冥界の第一帝国の領域は、創界の「太古の大地」=央海に相当する範囲?
【開始】20250424:《ネザー》進出。
【冥界座標】《0, 0》~《-128, -256》~《0, -384》~《128, -128》を結ぶ長方形の範囲。
【冥界座標】《-32, 0》(創冥門)
【地生圏】《ネザー》。
【題材】天国。神殿。特にギリシア・ローマ様式。
【装備】ネザライト装備(冥界)、あばら模様の鍛冶型(《ネザー要塞》)、クォーツ装飾(冥界、白)
第二節:皇帝と帝国人
第一項:皇帝
消えた皇帝 (The Vanished Emperor) とも。冥界中央に存在する帝国の統治者。創界の太古文明「最後の聖座」の魂。創界人であった頃の姿と記憶を、最も完全に保持する帝国人。「魂の憩」を迎える者。
物語:第一帝国の開座
創界人であった頃、太古文明の聖座であった彼は、突如、無数の同胞とともに海に呑まれた。昏い海中 を沈み、水底に達してもなお、彼らは地下へと潜り、さらに岩盤を越えて旅路を続けた。「魂の炎」が揺らめく大地を進む中、仲間たちは一人、また一人と力尽きていった。彼は歩みを止め、この世界の誰もが憩えるよう、皆と力を合わせ、もう一度あの聖殿を築こうと決意した。ついに完成した聖殿の中心には、魂の玉座である「聖座」が据えられた。彼はそこに座らされ、皇帝となった。
物語:辺境伯の叛乱
皇帝は、無数の魂の旅路を眺め続けていた。冥界の辺縁から帝国に向かって漂い来る魂は、そのほとんどが途中で力尽き、創界人の姿と記憶を失った辺境人と化し、帝国の周辺を彷徨う。帝国人は優しい魂を持ち、辺境人は哀しい魂を持つがゆえである。そう誰もが信じていた。あるとき皇帝は、巨大な魂が帝国の高い外壁に遮られ、辺境へと墜ちていくのを見た。その魂は、帝国人と変わらぬ姿の辺境人に生まれ変わった。やがて彼は、圧倒的な力で周囲の冥竜人や辺境人を従え、ある種の秩序を築き始める。彼に辺境を平定させ、帝国の領域を広げることができれば、安住の地に辿り着ける魂がさらに増えるのではないか。深い思慮の末、皇帝は、後に「皇女の騎士」となる衛兵を通じて、かの辺境人に「辺境伯」の名と、帝国拡大の命を与えた。辺境伯は皇帝の期待に見事に応え、帝国はついに、辺境伯その人を迎え得るほどの規模へと発展した。この労苦に報いるべく、皇帝は最高の礼をもって、辺境伯を帝国に招いた。しかし現れたのは、憤怒の劫火に身を焦がした辺境伯と、その大軍勢であった。皇帝は、辺境伯によって「魂の焔」で燬かれ、跡形もなく消えた。
【題材】絶対神、ゼウス。仁君。
第二項:帝国人
帝国に辿り着いた「優しい創界人の魂」が、「黒白の聖殿」の還座に躰を与えられ、冥界人としての生を得て、帝国に住まうようになったもの。
リスト:帝国人
第三節:「黒白の聖殿」と{黒白の塔}
第一項:黒白の聖殿
「冥界の安処」とも呼ばれる聖殿。「最後の聖座」と太古人の魂によって、冥界の中央に築かれた。中心には還座が据えられ、辿り着いた魂に躰を与えた。「純白の聖殿」の再現を目指して建造が始まったが、過酷な環境の中、充分な量のクォーツが確保できず、随所に大量の玄武岩が用いられている。この聖殿の主要な構造は、「純白の聖殿」と同じく洗練された末期太古様式(彩金様式)に則っている。一方、黒と白を基調としながらも、還座や金などの冥界特有の色彩によって、名称から受ける印象以上に華やかでもあり、中期太古様式を彷彿とさせる。
第二項:{黒白の塔}
創界の聖座を目指して建設された塔。冥界最上層の岩盤に遮られたが、最上階の秘密の部屋には、聖座の地下に続く冥魂扉がある。皇女と皇女の騎士はここから純白の聖殿に避難した。また、黒白の塔の周囲は外壁が高く、このため辺境伯の魂は帝国に辿り着けなかった。皇帝はその様子を塔から眺めていた。
【開始】20250928
【座標】《16, -184》
第四節:その他の施設
第一項:{太古文明の坑道跡}
第二聖院の地下から冥界にまで続く坑道の跡。かつては冥界と創界を繋いでいたが、「太古の崩壊」で形成された岩盤によって寸断され、冥界側には天上の岩盤から垂れ下がるような形で、行動の一部が残されている。
第五節:意匠
第一項:色象
白色
白色は、第一帝国と皇帝の象徴色である。
| 分類 | 名称 | 象徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 鉱石 | クォーツ |
黒色
第二項:旗章
皇帝旗
第三項:建築
皇帝様式
皇帝様式は、クォーツを主材としつつ、冥界に豊富な玄武岩や金も用いる様式。第一帝国様式ともいう。
