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第十八章

第十八章:古代文明

第一節:概要

彩金時代末期の天変地異によって太古の大地は海没したが、南限に位置するブルスケッタ地方はかろうじて崩壊を免れ、人々の再起の地となった。大変動を生き延びた彼らは、乏しい資源を共有し、万事協力して共同体を再建する必要があった。後に古代文明として開花するこの集団には、太古文明の聖座のような階級は設けられず、原初から民主的な社会の側面があった。古代人は大豊原の各地方を開拓していき、現在では大ブルスケッタと呼ばれる一帯に勢力を築いた。農業が盛んに営まれ、余剰の食料は深層文明の鉱石などと交換されただけでなく、深層都市の進んだ技術も得たようである。最盛期である白金時代には、今でいう民主主義・資本経済・科学技術が発達し、創界人の歴史の一つの到達点と評価されている。古代文明の中心地には、太古文明の「白金の神殿」を思わせる巨大な白金三柱が屹立しており、人々は社会の繁栄を謳歌していた。

しかし、旧世紀初頭の「辺境伯の蹂躙」によって、文明は壊滅的な打撃を受ける。このとき、一部の知識階層が、社会基盤の核心とともに遠く難を逃れたと伝えられるが、その詳細は不明である。一方、大ブルスケッタに残った古代人は、第二帝国の皇女およびギルド連合と同盟を締結し、辺境伯軍への反抗を開始した。この同盟戦争は長きに渡ったが、同盟軍はついに最終決戦で辺境伯を打ち破った。同盟戦争終結後、同盟で活躍した英雄たちは、大ブルスケッタ各地の諸侯に封じられ、連合してブルスケッタ王国を建国する。古代文明の栄光は、王国へと引き継がれたが、その多くは前世紀の百年戦争と大厄災で失われ、現世紀には遺構や痕跡のみが残る。

【題材】西洋。特にギリシア・ローマ文明。
【言語】創界語
【様式】古代様式:石・石レンガ・丸石+各地の木材。

  • 現世紀から見ても相当巨大な建造物(ダムなど)が構築されていた。
  • 現世紀ではもっぱら遺構として残っている。石レンガや丸石は苔むし、ひび割れも多い。
  • 辺境伯の蹂躙と百年戦争で破壊され、残ったものも手入れなく風雨に曝されており、廃墟に近いものも少なくない。
  • 修理され、基礎や土台として現世紀で活用されているものもある。

【色】朧色:元は白だったが風化して朧になった? 石の色。ティレナ伯爵=皇女の騎士が受け継いでいるともいえる。
【色】緑色:苔むした遺跡を連想させる。古代文明の後継であるブルスケッタ王国でも、緑と苔は豊かな大地と繁栄の象徴である。
【旗】古代旗

  • 民主主義:三権分立があったと伝わる。大ブルスケッタには、行政院(現ブルスケッタ城)、立法院(現リュクス元老院)、司法院(現リュクシア裁判院)の遺構がある。
  • 資本経済:
  • 科学技術:学問や美術も発達していた。大ブルスケッタには、技術院(現プレッツェル時計塔)、学術院(現プレザ大学)、芸術院(現スコルデル美術館)の遺構がある。

第二節:白金三柱の理念

第一項:白金三柱

白金三柱は、古代文明の全盛期である白金時代に、小ブルスケッタ西部の南の山頂に建造された、白金製の巨大な三本の柱である。古代文明の理念を象徴する記念碑的建築と伝えられるが、「辺境伯の蹂躙」の際に、辺境伯によって徹底的に破壊され、現在では「白金柱の礎石」しか残っておらず、白金がどのような金属であったのかも不明である。

転じて、古代文明が高度に達成した三つの社会理念(民主主義・資本経済・科学技術)を指す語としても用いられる。「今では失われているが」と前置きすることが礼儀とされる。

第三節:古代十二院

古代文明に整えられた統治機構。十二の院からなり、三法院(執法院・立法院・司法院)、三政院(穀政院・造政院・恵政院)、三務院(財務院・交務院・衛務院)、三術院(技術院・学術院・芸術院)の四群に分類される。古代人が大ブルスケッタを開拓する過程で、各地に拠点として築いた民集堂が、古代社会の発展に伴って役割が分化したもので、白金時代までに十二院体制が整備された。院長は、各地方の有力者が務めた。旧世紀後半、いくつかの院は「辺境伯の蹂躙」で破壊され、機能不全に陥ったが、ブルスケッタ王国に継承され、現世紀でも庁舎として使われているものもある。

表:古代十二院とブルスケッタ王国
古代十二院役割ブルスケッタ王国所在地
三法院執法院行政ブルスケッタ城小ブルスケッタ西部緑色
立法院立法リュクス元老院リュクス赤色
司法院司法リュクシア裁判院リュクス灰色
三政院穀政院農業・食糧ブルスケッタ農庫小ブルスケッタ東部黄色
造政院土木・建築-ザバイオーネ茶色
恵政院宗教・福祉ティレナ邸ティレナ白色
三務院財務院徴税・財政リュクス会計院リュクス萌色
交務院交易・外交ノイラ迎賓館ノワール青色
衛務院防衛・治安ガレット要塞ガレット橙色
三術院技術院技術・開発プレッツェル時計塔プレッツェル葵色
学術院研究・教育プレザ大学プレッツェル碧色
芸術院美術・文化スコルデル美術館スコルダリア桜色

第一項:執法院

執法院は、
ブルスケッタ地方西部。後のブルスケッタ城。「太古の崩壊」後、小ブルスケッタに集まった太古人の生き残りが、団結して再起を誓った「最初の民集堂」を原点とする。十二院体制が敷かれてからは、行政を担当した。

第二項:立法院

立法院は、
リュクス地方。後のリュクス元老院。立法を担当した。

第三項:司法院

司法院は、
リュクス地方。後のリュクシア裁判院。裁判を担当するとともに、警察の機能もあったようである。

第四項:穀政院

穀政院は、
ブルスケッタ地方東部。農業、および食料の生産・保存・分配を担当し、古代人の生活を支えた。

第五項:造政院

造政院は、
ザバイオーネ地方。公共の土木事業(街道・ダムなど)や建築を担当し、古代文明の社会基盤を物理的に支えた。その耐久性と実用性は

第六項:恵政院

恵政院は、
ティレナ地方。後のティレナ邸

第七項:財務院

財務院は、
リュクス地方。

第八項:交務院

交務院は、
ノワール地方。後のノイラ迎賓館

第九項:衛務院

衛務院は、
ガレット地方。

第十項:技術院

技術院は、
プレッツェル地方。後のプレッツェル時計塔

第十一項:学術院

学術院は、
プレッツェル地方。後のプレザ大学

第十二項:芸術院

芸術院は、
スコルダリア地方。後のスコルデル美術館

第四節:意匠

第一項:色象

朧色

朧色は、古代文明の象徴色である。

分類名称象徴備考
岩石

第二項:旗章

古代旗は、古代文明の旗である。

第三項:建築

古代様式は、

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