目次
部:自然
章:摂理
第一節:三界の摂理
存在と摂理
宇宙の全事象が従う法則を宇宙律という。三界において、識子からなる存在が宇宙律に従っている状態を自然という。自然の動態を摂理という。三界の摂理は宇宙律の一面である。
実存論における存在は、高密度の識子からなる実存と、低密度の識子からなる霧に大別される。粒子性の霧が凝縮して自己組織化すると水源となり、水源が凝結した冷氷は実存とされる。摂理学では、霧と実存は存在の連続した動態であり、両者を区別しない。
識子場と場
識子は、空間性の粒子であり時間性の波動でもある。識子の性質が偏る条件を識子場という。
識子が崩壊すると性質が極端に偏り、粒子性の空間は質量・空気・光、波動性の時間は無間・電気・熱として顕れる。顕現した識子の性質を場という。摂理学で扱う各性質の場は、識子場の一面である。
第二節:霧
第一項:水
水
水は、創界にのみ自然に存在する液体である。三界の水は極めて凝集しやすく、ある空間中の水分子の密度が閾値を超えると、自律的に水源と呼ばれる相に変化する。水源には、大気中の豊富な水分子が自発的に集合する。水源空間が飽和すると、余剰の水分子は水流となって周囲へ拡散する。複数の水流が特定の空間に集まると、水分子の密度が局所的に高まり、新たな水源へと相転移する。
氷
氷は、照度が十グロウ未満かつ太陽光が直射する低気温の気候帯において、水源の水分子の運動が低下し、さらに凝集して相転移した固体である。氷は、太陽光以外の十二グロウ以上の光によって融ける。より低温化で氷が圧縮され、水分子の密度が九倍を超えると、冷氷と呼ばれる相に変化する。さらに冷氷が圧縮され、水分子の密度が九倍(氷の八十一倍)を越えると、凍氷に変化する。冷氷や凍氷の水分子は、互いに強く結合しており、光によって融けることはない。氷・冷氷・凍氷は、シルクタッチの技術で採掘することができる。
第三節:異化(Distortion)
第四節:霧消(Dissipation)
第五節:燃焼(Combustion)
火
炎
魂の炎
「魂の炎」は、波動性の識子が燃焼した、高温の青白い火である。扱いは容易で、「魂のランタン」などにも用いられる。魂が燃焼しているわけではなく、「魂の残滓」である魂砂や、「魂の残渣」である魂土を燃料にしている。
魂の熾
「魂の熾」は、魂それ自身が燃焼した、超高温の滅紫の火である。高度な技術者や特異な実存のみが扱える。黒曜石を発火させ、ネザライトの製錬を可能にする「魂の熾」は、文明の発展に影響を及ぼし、ときに勢力の帰趨を左右した。
魂の焔
リスト:「魂の焔」を発する実存
【竜】「魂の焔」を吐いて実存を燬き、「魂の歿」へと導く。
【穢澱】「寂しい魂」の群体。「魂の焔」を放射して外敵を排除する。
【皇女】「最後の冥界竜」の魂。「魂の焔」を使うことができる?
【辺境伯】幾千幾万の魂を背負う者。「魂の焔」を自在に操る。
【皇女の騎士】皇女・辺境伯から継承した力で、「魂の焔」を使うことができる?
竜の焔
第六節:天文
第一項:三界の座標と自転
三界は、広さ六千万メジャー四方、厚さ数百メジャーの板状の世界として、宇宙の特定の位置に存在している。創界は天上が開けており、三界に最も近い世界が太陽、次に近い世界が月、その他の世界が星として観測される。創界表面の中心に《スポーン地点》があり、コンパスは常にこの地点を指す。《スポーン地点》を原点《0, 0》とする座標を設定したとき、《X軸》の正方向を東、負方向を西、《Z軸》の正方向を南、負方向を北という。また、《Y軸》の正方向は天上、負方向は地下を示す。南北軸を南から見たとき、三界は右回りに自転している。このため創界では、太陽・月・星は真東から上って真西に沈む。創界人は、三界の自転周期を「一日」として暦を定めた。
冥界は常界の下層を占める「死の界域」である。冥界人が跋扈する「死の界域」であり、菌が増殖する「命の界域」でもある。冥界は常界の最下層でもあり、地質学的には極深層と呼ばれる。
第二項:太陽
太陽は、全体が発光している、あるいは発光面が常に三界を向いている世界である。そのため創界からは、太陽が常に同じ明るさに見える。太陽光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は十五グロウである。太陽光は、太陽を構成する量子である燦子が創界に到達したものである。
第三項:月
月は、三界を挟んで太陽とは正反対の方向に位置する世界である。自転周期が八日で、片面のみが発光しているため、創界からは、八日周期で月が満ち欠けするように見える。月光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は月相に関わらず常に四グロウである。月光は、月を構成する量子である皓子が創界に到達したものである。
リスト:月相と月齢
第四項:暦
例文:現世紀一〇八年四巡三週新月の日
【創界語】The Day of The New-Moon of The Third-Week of The Fourth-Octant of The One-Hundred-Eighth-Year of The Current-Era
【冥界語】The Current Era CVIIIth Year IVth Octant IIIrd Week New Moon Day
【異界語】currenT.erA:108tH.yeaR:4tT.octanT:3tH.weeK:neW.mooN.daY
第五項:時刻
時刻は、三界の自転周期である「日」と、レッドストーンの励起周期である「ティック」を整合させたものである。時計は、レッドストーン信号によって一日=二万四千ティックで一回転し、時刻を示す円盤である。分は、一日を二十分割した単位であり、一分は千二百ティックである。秒は、一分を六十分割した単位であり、一秒は二十ティックである。
時計の時刻
【払暁】第ニ十分:二万四千ティック目。
【白昼】第五分 : 六千ティック目。
【日没】第十分 :一万二千ティック目。
【深夜】第十五分:一万八千ティック目。
第七節:天候
第一項:雲
常界と異界は位置が重なっているが、常界の自転速度が異界よりわずかに速いため、位相間の摩擦は創界上空で最大となり、大量の空気が生み出される。創界の識子は、この新たな空気中へと一挙に流れ込み、空気が有する電気によって水分子へと変化する。それらが凝集して、高度《Y = 192~196》に雲が形成される。創界から見て、常界と異界の摩擦は西向きのドリフトを生むため、雲は常に東から西へと流れる。
{空気中の粒子性の霧の量を湿度という。}
第二項:気候
気候は、創界地上の空気の状態のことであり、気候が等しい地帯を気候帯という。空気は常界と異界の摩擦によって生成されるが、このとき、位相の微小な揺らぎによって、摩擦力に大小が生じる。その結果、空気の潜在エネルギー量である気温や、空気中の水分量である湿気が、創界の各地帯で不均一になり、複雑な気候帯が形成される。
常界と異界の摩擦音を識音という。異界の「魂の記憶」が常界に触れることで奏でられる識音は、まるで美しい音楽のように聴こえる。識音は気候帯の形成に伴って生じるため、特定の気候帯(地生圏)では常に対応した識音が響く。
第三項:天候
天候は、雲の急激な状態変化であり、創界全域で同時に発生する。常界と異界の自転速度には揺らぎがあり、位相間の速度差が瞬間的に大きくなると、摩擦の増大によって雲が発達し、降雨・降雪・雷雨が生じる。太陽光は雲に遮られ、その照度は、降雨・降雪時は十二グロウ、雷雨時は七グロウに低下する。天候は、自転の速度差が小さくなると元に戻り、一日以上継続することは稀である。
常界と異界で異なる自転速度は、位相間の相対的な位置関係を徐々にずらすが、一定周期ごとに両位相の位置は完全に一致する。このとき、常界と異界の摩擦が一過性に極大化し、位相全体に影響する天変地異が起こる。
第四項:降雨と降雪
雨は、降雨時に雲から創界に落下してくる水の滴、雪は、降雪時に落下してくる氷の粒である。降雨と降雪は本質的に同一であり、雲の水分子は、温暖な地帯では雨、寒冷な地帯では雪として落下し、乾燥した地帯では蒸発して気体となる。
雨は炎を消火し、大釜に水として溜まる。
積雪は雪が地表に薄く堆積したもの、雪竏は雪や積雪が一竏の体積まで堆積したものである。積雪や雪竏を破壊すると雪玉となる。粉雪は、雪が圧縮されずに、地表に堆積したり大釜に溜まったもので、中に埋もれると凍傷になる。
第五項:雷雨と落雷
リスト:落雷の効果
- スケルトンホースの出現
- ブタがゾンビピグリンに変化
- クリーパーが帯電
- ヒトがカーナントに変化
- ムーシュルームの赤キノコが茶キノコに変化
- カメが《ボウル》を落とす
- 銅の還元
(改稿以前の記載)
第一項:長さ
メジャーは長さの単位である。一メジャーは一《メートル》である。「レッドストーンの最大到達距離の十六分の一」である。
例文:十五メジャー(略記)
【創界語】The Fifteen-Measure (The Fifteen-m)
【冥界語】The XV Measure (The XV m)
【異界語】15.measurE (15.M)
第二項:体積
例文:ダイヤモンド竏(略記)
【創界語】The Block of The Diamond (The Diamond-b)
【冥界語】The Diamond Block (The Diamond b)
【異界語】diamonD.blocK (diamonD.B)
第三項:照度
グロウは照度の単位である。一グロウは、「暗闇で一メジャー先が見える明るさ」である。十五グロウを越える照度の光は宇宙に存在しない。三界の光は、距離に比例して照度が減衰するが、太陽光や月光は、距離によって照度が減衰しない。一グロウ以上の三界光、もしくは八グロウ以上の太陽光は、鬼などの出現を抑制する。
例文:十五グロウ(略記)
【創界語】The Fifteen-Glow (The Fifteen-g)
【冥界語】The XV Glow (The XV g)
【異界語】15.gloW (15.G)
第四項:時間
例文:十五ティック(略記)
【創界語】The Fifteen-Tick (The Fifteen-t)
【冥界語】The XV Tick (The XV t)
【異界語】15.ticK (15.T)
第五項:重力
表:実存に働く重力
| 加速度 m/t | 空気抵抗 1/t | 到達速度 m/t | |
|---|---|---|---|
| その他の実存 | 0.08 | 0.02 | 3.92 |
| ブロック・アイテム | 0.04 | 0.02 | 1.96 |
| ボート・トロッコ | 0.04 | 0.05 | 0.76 |
| 卵・雪玉・錬魂薬・異魂眼 | 0.03 | 0.01 | 3.00 |
| 矢 | 0.05 | 0.01 | 5.00 |
章:地命圏
第一節:地帯と地命圏
第一項:地帯
第二項:地命圏
表:創界の地命圏
一覧:冥界の地命圏
第二節:創界の地帯
第一項:創界の地勢
山岳帯
丘陵帯
丘陵帯という。
森林帯
森林帯という。
乾燥帯
平原帯
平原帯という。
湿地帯
湿地帯という。
沿岸帯
沿岸帯という。
島嶼帯
島嶼帯という。
洞窟帯
洞窟帯という。
水源帯
第二項:創界の気候
寒帯
冷帯
温帯
気温《0.3~0.9》メルトの気候を温帯という。高度に関わらず雨が降る。
熱帯
気温《0.9~2.0》メルトの気候を熱帯という。高度に関わらず雨が降る。
第三節:創界の地命圏
第一項:山頂の地命圏
雪峰
雪峰は、気温《-0.7》メルトの寒帯の山頂である。
表:雪峰の実存
氷峰
氷峰は、気温《-0.7》メルトの寒帯の山頂である。
表:氷峰の実存
石峰
石峰は、気温《1.0》メルトの熱帯の山頂である。
表:石峰の実存
第二項:山稜の地命圏
雪稜
雪稜は、気温《-0.3》メルトの寒帯の山稜である。
表:雪稜の実存
山林
山林は、気温《-0.2》メルトの寒帯の山稜である。
表:山林の実存
草地
草地は、気温《0.3》メルトの温帯の山稜である。
表:草地の実存
サクラの林
「サクラの林」は、気温《0.3》メルトの温帯の山稜である。
表:「サクラの林」に出現する実存
第三項:丘陵帯の地命圏
風食丘
風食丘は、気温《0.2》メルトの冷帯の丘陵帯である。
表:風食丘の実存
第四項:森林帯の地命圏
寒帯タイガ
寒帯タイガは、気温《-0.5》メルトの寒帯の森林帯である。
表:寒帯タイガの実存
冷帯タイガ
冷帯タイガは、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。
表:冷帯タイガの実存
トウヒの森
「トウヒの森」は、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。
表:「トウヒの森」に出現する実存
マツの森
「マツの森」は、気温《0.3》メルトの冷帯の森林帯である。
表:「マツの森」に出現する実存
森林
森林は、気温《0.7》メルトの温帯の森林帯である。
表:森林の実存
花の森
「花の森」は、気温《0.7》メルトの温帯の森林帯である。
表:「花の森」の実存
シラカバの森
「シラカバの森」は、気温《0.6》メルトの温帯の森林帯である。
表:「シラカバの森」の実存
ダークオークの森
「ダークオークの森」は、気温《0.7》メルトの温帯の森林帯である。
表:「ダークオークの森」の実存
ペールオークの森
「ペールオークの森」は、気温《0.7》メルトの温帯の森林帯である。
表:「ペールオークの森」の実存
密林
密林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。
表:密林の実存
竹林
竹林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。
表:竹林の実存
第五項:乾燥帯の地命圏
サバンナ
サバンナは、気温《1.0~2.0》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:サバンナの実存
荒野
荒野は、気温《2.0》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:荒野の実存
砂漠
砂漠は、気温《2.0》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:砂漠の実存
第六項:平原帯の地命圏
雪原
雪原は、気温《0.0》メルトの寒帯の平原帯である。
表:雪原の実存
氷樹
氷樹は、気温《0.0》メルトの寒帯の平原帯である。
表:氷樹の実存
平原
平原は、気温《0.8》メルトの温帯の平原帯である。
表:平原の実存
ヒマワリの平原
「ヒマワリの平原」は、気温《0.0》メルトの温帯の平原帯である。
表:「ヒマワリの平原」の実存
第七項:湿地帯の地命圏
沼地
沼地は、気温《0.8》メルトの温帯の湿地帯である。
表:沼地の実存
マングローブの沼地
「マングローブの沼地」は、気温《0.8》メルトの温帯の湿地帯である。
表:「マングローブの沼地」の実存
第八項:沿岸帯の地命圏
雪浜
雪浜は、気温《0.05》メルトの寒帯の沿岸帯である。
表:雪浜の実存
石岸
石岸は、気温《0.2》メルトの冷帯の沿岸帯である。
表:石岸の実存
砂浜
砂浜は、気温《0.8》メルトの温帯の沿岸帯である。
表:砂浜の実存
第九項:島嶼帯の地命圏
キノコの島
「キノコの島」は、気温《0.9》メルトの温帯の島嶼帯である。
表:「キノコの島」の実存
第十項:河川の地命圏
氷川
氷川は、気温《0.0》メルトの寒帯の河川である。
表:氷川の実存
水川
水川は、気温《0.5》メルトの温帯の河川である。
表:水川の実存
第十一項:海洋の地命圏
寒帯海洋
寒帯海洋は、気温《0.0》メルトの寒帯の海洋である。
表:寒帯海洋の実存
冷帯海洋
冷帯海洋は、気温《0.5》メルトの冷帯の海洋である。
表:冷帯海洋の実存
温帯海洋
温帯海洋は、気温《0.5》メルトの温帯の海洋である。
表:温帯海洋の実存
熱帯海洋
熱帯海洋は、気温《0.5》メルトの熱帯の海洋である。
表:熱帯海洋の実存
珊瑚海洋
珊瑚海洋は、気温《0.5》メルトの熱帯の海洋である。
表:珊瑚海洋の実存
第十二項:洞窟帯の地命圏
鍾乳洞
鍾乳洞は、気温《0.2》メルトの冷帯の洞窟帯である。
表:鍾乳洞の実存
穢深層
穢深層は、気温《0.8》メルトの温帯の洞窟帯である。
「寂しい魂」が最深層に堆積して形成された地生圏である。穢深層には生物は一切存在せず、躯も出現しないが、魂を喰らう穢澱が徘徊しており、極めて危険である。この穢深層全体を一個体とみなすのが穢深層群体説である。
穢深層群体説
穢深層は、最深層に堆積した「寂しい魂」が群体を形成し、一つの個体のように活動しているもの、という仮説。個々の穢響は細胞に相当し、穢糸を伸ばして周囲に接着している。穢招は摂食器・消化器であり、餌である魂珠を取り込み、新たな穢響を生成して穢深層を成長させる。穢調は感覚器で、外敵の「魂の気配」を感知して穢叫に伝達する。穢叫は発声器として、穢調が感知した気配に反応し、穢深層の仲間に警戒を呼びかけ、外敵には威嚇の声を発する。穢叫が数回発声しても外敵が立ち去らない場合は、その脅威を排除するため、穢深層の「寂しい魂」が集合し、穢澱として実体化する。穢澱は捕食器かつ攻撃器であり、まずは外敵を魂ごと喰らおうとするが、叶わない場合は「魂の焔」を放射し、その魂を滅却して穢深層の静寂を回復しようとする。
表:穢深層の実存
地図:穢深層の分布(創界深層)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【■】穢深層。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━■■・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~■■■■■・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~■■■・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~■■■■・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓■・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・■・・┗━┳┛・・/・・・・┗■■■■■・・ -2816 ・・・・・・・■・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・■■■■▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・■■■■・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・■■■■・・・ -2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原■■・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・┃~~~央海~~┃・・・■・・・■■■・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━■━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・┃~~~◇~~~┃・・■・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・┗┓~~央玉島~┗┓・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・┗┓~~~~~~┃┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・┗┓~~~~~■■~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・■■┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・■■■■■~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・■■■■■━━■■・・┗■┓~~~~┏━━╋ 512 ・■■■■■■・・・・■■■■■■■・・■■■■■■~┏┛・・┃ 768 ・・・■■■■■■■■■■■■■■■■・・・■■■┛~┃■・┏┛ 1024 ・・・・・■■■・┗┛■■■■■■■■・大豊原・┃~■■・┏┛~ 1280 ・・・・・■■■■・│■■■■■■■■・・・・■┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・■■■■■■■■■■■■■■・・▢・・・・・│■・・┗┓~ 1792 ・・・・■■■■■■■■■■・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・■■■■■■~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・■■■■■■┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・■■■■■■┏━┛~~~┃・・・■・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢■■■■■・┃~~南海~┗━┓■━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・■■■■・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━■■・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
ツツジの洞窟
「ツツジの洞窟」は、気温《0.9》メルトの熱帯の洞窟帯である。
表:「ツツジの洞窟」の実存
第十三項:その他の地命圏
アメジストの洞窟
「アメジストの晶洞」は、創界の地下《Y = -58~30》に形成される、アメジストを生成する空洞である。「滑らかな玄武岩」の外層、方解石の中層、およびアメジスト竏の内層の三層からなる。内層に存在するアメジスト床では「アメジストの芽」や「アメジストの塊」が成長しており、「アメジストの欠片」を採掘することができる。また、アメジスト床には穢響の「寂しい魂」が集積することから、穢深層付近のアメジストは異常な早さで成長する。このため、アメジストは「魂の宝石」とも呼ばれ、穢深層の鎮魂にも活用された。
表:「アメジストの晶洞」の実存
| 実存 | 分類 | 名称 |
|---|---|---|
| 偶 | - | アメジスト |
峡谷
峡谷は、
第四節:冥界の地命圏
冥界は全域の気温が《2.0》メルトである。
冥荒地
表:冥荒地の実存
玄武峡
表:玄武峡の実存
魂砂峡
表:魂砂峡の実存
クリムゾンの森
「クリムゾンの森」は、。
表:「クリムゾンの森」の実存
ティールの森
「ティールの森」は、
表:「ティールの森」の実存
第五節:異界の地命圏
異界
異界は全域が気温《0.5》メルトである。
表:異界の実存
第六節:附表
表:地命圏と気温
| 地帯 | 地命圏 | 気温 |
|---|---|---|
| 山頂 | 雪峰 | 《-0.7》 |
| 氷峰 | 《-0.7》 | |
| 石峰 | 《1.0》 | |
| 山稜 | 雪稜 | 《-0.3》 |
| 山林 | 《-0.2》 | |
| 草地 | 《0.3》 | |
| サクラの林 | 《0.3》 | |
| 丘陵帯 | 風食丘 | 《0.2》 |
| 森林帯 | 寒帯タイガ | 《-0.5》 |
| 冷帯タイガ | 《0.25》 | |
| トウヒの森 | 《0.25》 | |
| マツの森 | 《0.3》 | |
| 森林 | 《0.7》 | |
| 花の森 | 《0.7》 | |
| シラカバの森 | 《0.6》 | |
| ダークオークの森 | 《0.7》 | |
| ペールオークの森 | 《0.7》 | |
| 密林 | 《0.95》 | |
| 竹林 | 《0.95》 | |
| 乾燥帯 | サバンナ | 《1.0~2.0》 |
| 荒野 | 《2.0》 | |
| 砂漠 | 《2.0》 | |
| 平原帯 | 雪原 | 《0.0》 |
| 氷樹 | 《0.0》 | |
| 平原 | 《0.8》 | |
| ヒマワリの平原 | 《0.8》 | |
| 湿地帯 | 沼地 | 《0.8》 |
| マングローブの沼地 | 《0.8》 | |
| 沿岸帯 | 雪浜 | 《0.05》 |
| 石岸 | 《0.2》 | |
| 砂浜 | 《0.8》 | |
| 島嶼帯 | キノコの島 | 《0.9》 |
| 河川 | 氷川 | 《0.0》 |
| 水川 | 《0.5》 | |
| 海洋 | 寒帯海洋 | 《0.0》 |
| 冷帯海洋 | 《0.5》 | |
| 温帯海洋 | 《0.5》 | |
| 熱帯海洋 | 《0.5》 | |
| 珊瑚海洋 | 《0.5》 | |
| 洞窟帯 | 鍾乳洞 | 《0.2》 |
| 穢深層 | 《0.8》 | |
| ツツジの洞窟 | 《0.9》 | |
| その他 | アメジストの晶洞 | 地表に準ずる |
| 峡谷 | 地表に準ずる | |
| 冥界 | 冥荒地 | 《2.0》 |
| 魂砂峡 | 《2.0》 | |
| 玄武峡 | 《2.0》 | |
| クリムゾンの森 | 《2.0》 | |
| ティールの森 | 《2.0》 | |
| 異界 | 異界 | 《0.5》 |
章:創界の地理
第一節:竜大陸
第一項:概要
DELTA設定の舞台は、創界座標で《-4096, -4096》から《4096, 4096》までの八一九二メジャー四方、冥界座標で《-512, -512》から《512, 512》までの一〇二四メジャー四方である。この範囲を含む常界の一帯を竜大陸という。世界は竜大陸の外縁にもさらに広がっているが、その詳細は明らかでない。
グルンドラカ(Grundraca)は「精霊の亡骸」を意味する古語である。『{創世記}』によれば、グルンドラカは、亡骸の背中から芽生えた魂が栄える大地(Grund)であり、「精霊の現身」(Draca)が君臨していた。やがてヒトが現れ、自らが立つ大地を創界(The Ground)と呼び、「精霊の現身」をタツ(The Drake)や竜(The Dragon)として崇るようになった。創界人となった彼らは、グルンドラカを竜大陸(The Grundraca)と称するようになる。
竜大陸は、古世紀の「太古の崩壊」と呼ばれる地殻変動によって、大きく地形が変化している。「太古の崩壊」以前の地理は不明な点も多い。また、現在においても、広大な竜大陸の全貌は把握されていない。創界人の探索が及んでいるのは、東海と南海に面した、南東の一角に限られている。一般的には、この範囲を指して「竜大陸」ということが多い。
表:竜大陸の地理
| 領域 | 地域 | 地方 | 地区 |
|---|---|---|---|
| 大竜原 | |||
| 大豊原 | 大ブルスケッタ | 小ブルスケッタ | ブルスケッタ |
| ビスコッティ | |||
| リュクス | |||
| ガレット | |||
| プレッツェル | |||
| ティレナ | |||
| スコルダリア | |||
| ノワール | |||
| 外ブルスケッタ | |||
| 大雪原 | フィヨウメク | {U} | |
| {M} | |||
| {F} | |||
| {C} | |||
| {E} | |||
| {W} | |||
| {J} | |||
| ウーゾ | |||
| 外フィヨウメク | |||
| 大荒原 | |||
| 大平原 |
第二項:「太古の崩壊」以前の竜大陸
竜大陸は、気候や植生によって複数の領域に分けられる。「太古の崩壊」以前の竜大陸では、清浄な大竜原を中心に、南には豊饒な大豊原、西には寒冷な大雪原、東には荒涼な大荒原、北には温和な大平原が続いていた。大竜原の中央には霊峰が聳えており、竜の棲処となっていた。しかし、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、棲処と縄張を失った竜は、北の大平原へと去っていった。その後、代わって創界人が大竜原に集い始める。この地に太古文明を築き、太古人を名乗った彼らは、竜が見捨てた大竜原を「太古の大地」というようになる。
地図:「太古の崩壊」以前の竜大陸(創界地上)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】《スポーン地点》。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━━┛・・/・・・・┗━━┛・・・・ -2816 ・・・・・・・・・・・・・┌────┐・・・・・・・・▢・▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┌─┘・・・・│・・・・・・・・・・・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・│・・・・・・└┐・・・・・・・・・・・・ -2048 ・・・・┏━┓────│・・・・・・・│・・・・大荒原・・・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・│・・大竜原・・│・・・・・・・・・・・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・└┐・・・・・・└┐・・・・・┏━━━━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・│・・・∧・・・│・・・・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・└┐・・霊峰・・└┐・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・└┐・・・・・・│┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・└┐・・・・・├┃~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┌┘・・・┌─┘┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・・・・・│・★・┌┘・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・・・・・└───┘・・┗━┓~~~~┏━━╋ 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃ 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛ 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~ 1280 ・・・・・・・^^・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~ 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
第三項:「太古の崩壊」以後の竜大陸
古世紀に起きた「太古の崩壊」によって「太古の大地」は崩落し、広大な範囲が陥没した。そこに東海から水が流入し、新たに生じた水源が連鎖的に水源を生み、「太古の大地」であった地層は一夜にして水に満たされた。これが央海である。霊峰は央海の島々として残り、央玉島および央珠島と名付けられた。央海を満たした膨大な水は、主に東の大荒原の空気から供給された。このため、大荒原は極端に乾燥し、荒野と砂漠が広がる不毛の地と化した。同時に、央海上空では、空気中の水蒸気が急激に失われて気圧が低下し、西の大雪原から空気が流れ込んだ。これにより大雪原の寒冷化が進行し、氷樹が形成された。
地図:「太古の崩壊」以後の竜大陸(創界地上)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━┳┛・・/・・・・┗━━┛・・・・ -2816 ・・・・・・・・・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・・・▢・▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・・・・・・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・・・・・・・・ -2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原・・・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・┃~~~央海~~┃・・・・・・・・・・・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━━━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・┃~~~◇~~~┃・・・・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・┗┓~~央玉島~┗┓・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・┗┓~~~~~~┃┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・┗┓~~~~~┣┫~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┏┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・・・・・┃~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・・・・・┗━━┻┛・・┗━┓~~~~┏━━╋ 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃ 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛ 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~ 1280 ・・・・・・・∧∧・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~ 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
第二節:大竜原・太古の大地・央海
大竜原一帯は、竜大陸の中で最も激烈な地質学的変遷を辿った領域であり、また、創界の歴史の起点となった土地でもある。創界座標では、《0, 0》~《-1024, -2048》~《0, -3072》~《1024, -1024》 を結ぶ四角形の範囲である。
第一項:大竜原
大竜原は、竜大陸の中央に位置する清浄な領域であり、中央には霊峰「ブランドラカ」が聳えていた。ブランドラカ(Brandraca)は「精霊の火」を意味する古語である。大竜原の最深部には岩盤の層がなく、極深層である冥界と地層的に連続していた。そのため、冥界の溶岩が創界の深層にまで達し、竜大陸の地下には巨大な溶岩溜まりが形成された。噴火して地表に現れた溶岩が「精霊の血」と解され、転じて、活火山として隆起した霊峰の名前となる。やがて、「精霊の現身」である竜が霊峰に棲み付き、大竜原を縄張として竜大陸一帯に君臨した。霊峰の火山活動は長らく沈静化しており、竜大陸は安定した状態にあった。しかし、年代不明のある時期に、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、竜は北の大平原へと去っていった。
第二項:太古の大地
「太古の大地」は、「霊峰の大噴火」後の大竜原の名称である。噴火によって、大竜原には肥沃な土壌が形成された。隣接領域の創界人は、竜が去ったこの地に入植を始める。彼らは、霊峰の頂に建設した聖殿を中心とする太古文明を築き、大竜原を「太古の大地」と呼んだ。太古文明では、農耕と牧畜が盛んに行われ、人口の増加とともに多様な建築が発展し、聖殿を核とする信仰社会が成立した。「太古の大地」は竜大陸の中心地となり、特に、気候の厳しい大雪原や大荒原からの移住が進んだ。
第三項:太古の崩壊
「太古の崩壊」は、太古文明末期に生じた大規模な地殻変動である。「太古の大地」は複数のプレートの隙間に位置するため、最深部の岩盤層がなく、創界と冥界が連続していた。大竜原時代の深層に蓄積されていた冥界の溶岩は、「霊峰の大噴火」によって放出され、溶岩溜まりは空洞となっていた。古世紀末期、各プレートが隙間を埋めようと動いた結果、「太古の大地」の最深部に岩盤層が形成され、創界と冥界は隔絶された。この地殻変動によって、溶岩溜まりであった空洞が崩落し、「太古の大地」は陥没した。このとき形成された巨大なカルデラは、東海から流入した水による連鎖的な水源生成によって、一夜にして水に満たされた。この一連の現象を「太古の崩壊」という。「太古の大地」のプレートが沈み込んだのは、南の大豊原側とする南沈説と、西の大雪原側とする西沈説がある。
第四項:央海
央海は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」であった領域に形成された内海である。創界人は、太古文明が海底に消えたことを記憶し、畏れている。そのため歴史を通じて航海術に関心が低く、帆船は沿岸部を航行する程度で、央海の探索は進んでいない。特に、央海北岸の存在を知らず、央海が竜大陸の内海であることを認識していない。央海の水の塩濃度は低く、沿岸部では農業用水として利用されている。
第五項:央玉島と央珠島
央玉島と央珠島は、「太古の崩壊」後、霊峰の頂が央海の島として残ったものである。聖殿がある本島を央玉島、その北の小島を央珠島という。両島の地生圏は「キノコの島」であり、躯が出現しない絶対安全な地である。このことは、大竜原が清浄な領域とされ、霊峰に聖殿が建築された理由を説明する。
第三節:大豊原
地図:大豊原北部(創界地上)
一マス:六十四メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【~】海洋、河川、湖。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -1024 0 1024 2048 -512 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┃・・・・・・┏━━━┓・・・・ -448 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┏┛~┐大荒原・┃~~~┗┓・・・ -384 ・・・・・・・・・・・~・┗┓~~~~~~┏┓~~~~央海~~~~~┏┛・・└┐・・・┃~~~~┗━━━ -320 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~┏┛┗┓~~~~~~~~┏━┛・・・・└┐・・┃~~┏┓~~~~ -256 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~┏┛・・┃~~~~~~~~┃・・・・・・・└──┗━━┛┃~~~~ -192 ・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~ノワール┃~~~~~~~┏┛・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~ -128 ・・大雪原・・・・・・・・┏━━┛~~┗┓・┏┛~~~~~┏━┛・・・・・・・・・・~┏━━━┓・┗┓~ -64 ・・・・・・・・・・・・┏┛~~~~~~┗┓┃~~~~~┏┛・└┐・・・・・・・・┏━┛~~~┗┓┏┛~ 0 ・・・・・・・・・・∧・┃~~~★~~~~┃┃~~~~┏┛・・・│・・・・・┏━━┛~~~~~~┗┛~┏ 64 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┃┃~~┏━┛・・・・└┐・・・┏┛~~~~~~~~~~~~┃ 128 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┗┛~┏┛・~・・・・・│・・┏┛~~~~~┏┓~~東海~~┗ 192 ・・・・・・・・∧∧∧・┗┓~~~~~~~~~~┃・・・~┌─┐・│・・┃~~~~~~┃┗┓~~~~~~ 256 ・・・・・・・・∧∧∧┏━┛~~~~┏┓~┏━━┛・・・┌┘~└─┘・・┗┓~~~~┏┛・┃~~~~~~ 320 ・・∧∧∧・・・・│・┃~~~~~┏┛┗━┛・ティレナ・├┐~~~・・・・┃~~┏━┛・・┃~~~◇~~ 384 ・・∧・∧・・・・│・┃~┏━━━┛・・・│・・・・・┌┘│~~・・・・・┃~┏┛・∧・・┃~┏┓~~~ 448 ・・・∧∧・・・・│・┗━┛・・・・∧・・└─┐・・・│・└┐・・~~~・┗━┛・∧∧・・┗━┛┗━━━ 512 ・・・・・・・・・│・小ブルスケッタ∧・・・・└───┘・・├────┐・┌┘・・・・・・・・・・・・・ 576 ・・・・・・・・∧∧・・・西部・・・∧∧・・・・・・・~・・│・・・・│┌┘・・・・・∧・・・・・・・・ 640 ・・・・・・┌∧∧∧∧────∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・├┘・・・・・∧∧・・・・・・・・ 704 ・∧∧・・・│・∧・・・・・・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・│崇禍原・│・ガレット・∧∧・・・・・・・┏ 768 ・・∧・・┌┘・・・・∧∧∧・∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・│・・・・・・・∧・・・・・・・┃ 832 ∧∧・・・│・・・・∧∧∧∧・・・・∧∧∧∧・小ブルスケッタ│・~・┌┘・・・~・・・・・・・・・・・┃ 896 ∧∧・・・│・・・・∧・・・・・∧∧・∧∧∧・・・東部・・・│~~・│・・・・~・・・・・・・・・・・┃ 960 ・・・・・∧∧・・リュクス・・∧∧∧・∧∧∧・・・・・・・・│・・・│・・・・・・・・・∧・・・・・┏┛ 1024 ・・・・~∧・・・・・・・・∧∧∧∧・・∧∧・・・・・・・・│・・・│・・~・・・・・・・・・・・┏┛~ 1088 ・・∧∧~~∧・・・・∧∧∧∧∧∧∧・・∧∧∧∧・・・・・・│・・・├─┐・・・・・・・・・・・┏┛~~ 1152 ・・∧・~・∧∧・・・∧∧∧∧∧・∧∧・∧・・∧・・・・・┌┴───┤・└───────────┃~┏┓ 1216 ~・∧・・∧∧∧∧・・・∧∧∧∧∧∧・・∧・・∧・・・・・│~~~・└┐・・・・・・~・・・・・┗━╋┛ 1280 ~・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・・∧∧∧∧∧──┐・┌┘・・・~~│・・・・~~~~・・・・・・┗┓ 1344 ~~・・・∧∧∧─────────┬─∧∧∧・・・・│・│・・・・~~│・~・・~・・・・・・・・・・┗ 1408 ・・・・・・・・・・・・・・・・┌┘・・・・・・・・└┬┘・~・・・~└┐・・・~・・・・・・・・┌─┐ 1472 ∧・・・・・・∧外ブルスケッタ┌┘・・・・・・・・・・│・~~~~・・・└┐・・スコルダリア・・・│~└ 1536 ・・・・・・・∧・・・・・・・│・・プレッツェル・・・│~~~~~・・・・└──────┐・・・┌┘~~ 1600 ・・・・・・・・・・・・・・・│・・・・・・・・・・┌┘・~~~~・・・・・~・・・・・└───┘・・・ 1664 ・・・・・・・・・・・・・・・└─┐・・・・・・・┌┘・・・~・・・~・・・~・・・外ブルスケッタ・・・ 1728 ・・・・・・・・・・・・・・・・・└───────┘・・・・・・~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一項:大ブルスケッタ
第二項:小ブルスケッタ
小ブルスケッタは、大ブルスケッタの中核地方である。西部は、北面の央海と南面の山岳に囲まれた天然の要害であり、古代文明で最初の民集堂が置かれた。東部は豊かな農耕地帯であり、大ブルスケッタだけでなく、創界全体の食料供給を支えた。
ブルスケッタ
ブルスケッタは、
ビスコッティ
ビスコッティは、
ビスコッティ山は、小ブルスケッタ西部の北西にある山岳である。小ブルスケッタと、大雪原のウーゾ地方の境界として機能している。北東麓には「スズランの家」がある。
ビスコッティ隧道は、
ビスコッティ坑道は、
ブルスケッタにある地名
- バクラヴァ(Baklava)
- ビスコッティ(Biscotti)
- ブラウニー(Brownie)
- ババ(Baba)
- ブリオッシュ(Brioche)
第三項:リュクス
リュクスは、小ブルスケッタの南に位置する地方である。高い山岳に周囲を囲まれ、中央部にも高山が屹立する。可住面積は少ないが、古代文明では三つの院が置かれ、ブルスケッタ王国では政治の中枢として機能した。西側の山には「辺境伯の滲出」で穿たれた、最深層にまで続く「大穴」が口を開けている。東側の山脈は、リュクスと小ブルスケッタ東部の穀倉地帯を分かつ険しい絶壁となっている。山岳によって護られたリュクスは、「辺境伯の蹂躙」による被害が少なく、古代文明の雰囲気が色濃く残る地方である。
第四項:ガレット
第五項:プレッツェル
第六項:ティレナ
ティレナは、「ダークオークの森」と「ペールオークの森」に覆われた地方である。北は央海を挟んで、ノワールと近い。南はガレットとザバイオーネ、西はブルスケッタに接する。「ペールオークの森」は「朧の森」「死者の森」ともされ、近付く者はいない。
第七項:スコルダリア
スコルダリアにある地名
- セスティエール(Sestiere)
- スフォリアテッラ(Sfogliatella)
- スフレグラッセ(Soufflé Glacé)
第八項:ノワール
海晶島(ノワール環礁)
海晶島は、第一海底聖院のプリズマリン化が海上にまで及んで形成された陸地である。ノワール環礁とも呼ばれる。
第九項:ザバイオーネと崇禍原
ザバイオーネは、北にティレナ、東にガレット、南に外ブルスケッタ、西に小ブルスケッタ東部に接する。後に同盟戦争の最終決戦場となり、討伐された辺境伯の肉によって汚染され、「汚れた辺境伯領」を意味する崇禍原と呼ばれるようになった。
第十項:聖嶺
第十一項:外ブルスケッタ
外ブルスケッタは、創界文明が及ばない大豊原南部の地域である。
:大穴 (The Great Hole)
冥界から創界に滲出した辺境伯が、地下の深層文明を壊滅させた後、地上に侵攻するために開けた大穴。{辺境伯は、深層都市《-664, 1256》中心部のポータルを改造した創冥門から辺境伯が滲出してきた。冥界の地下《-83, 157》には、この深層都市の創冥門に対応する大型の創冥門がある。}
第四節:大雪原
第一項:フィヨウメク
フィヨウメク(Fjowumec)は、創界文明が及ぶ大雪原東部の地域である。{U}・{M}・{F}・{C}・{W}・{E}・{F}・ウーゾの八地方からなる。
第二項:{U}
ギルド連合およびギルディアン連絡体の本部がある地方。
太古の台地
「太古の台地」は、大雪原のプレートが褶曲して形成された台地である。西沈説の支持者は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」のプレートが大雪原側に沈み込んだ証拠であると主張している。
第三項:{M}
坑士の街がある地方。
第四項:{F}
炉匠の街がある地方。
第五項:{C}
貨商の街がある地方。
第六項:{E}
司書の街がある地方。
第七項:{W}
薬師の街がある地方。
第八項:{J}
門吏(獄吏)の街がある地方。
第九項:ウーゾ
オズボーン
オズボーンは、ウーゾ地方南部の地区である。オズボーン丘陵がある。
ウーゾ地方の地名
- ウーゾ(Ouzo)
- オルヴィエート(Orvieto)
- オーバン(Orban)
- オズボーン(Osborne)
大雪原の地名
- フランジェリコ(Frangelico)
- シャルトリューズ(Chartreuse)
第十項:外フィヨウメク
外フィヨウメクは、創界文明が及ばない大雪原の地域である。
第五節:大荒原
第一項:アトレド
第二項:{D}
第三項:{H}
第四項:{I}
第五項:{K}
第六項:{R}
第七項:{V}
第八項:{Y}
第六節:大平原
第七節:東海と南海
第一項:東海
東海は、大豊原の東、大荒原の南の海である。複数の水路で央海と接続している。
第二項:南海
南海は、大豊原の南の海である。大豊原南部の外ブルスケッタと接しており、北部の大ブルスケッタとは面していないため、詳細は不明である。
章:冥界の地理
第一節:概要
竜大陸の極深層に相当する冥界には、帝国領・辺境伯領・辺境が同心円状に広がっている。この地理関係は、あくまで帝国側からの視点であり、冥界を俯瞰すると、帝国領や辺境伯領は、果てなき辺境の中にある狭小な領域に過ぎない。
冥界の地名の頭文字はX。
地図:竜大陸の極深層(冥界)
一マス:三十二メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】冥荒地。
【^】玄武峡。
【~】魂砂峡。
【+】クリムゾンの森。
【*】ティールの森。
【★】原点。
【●】黒白の聖殿。
【▼】冥竜人の要塞=辺境伯の要塞。
【◆】辺境人の砦 =辺境伯の砦。
【▢】崩れた冥魂扉。
【━】区分線。
Z|X -512 -384 -256 -128 0 128 256 384 512 -512 ~~~~++++・・・~~~~~~~~~^^^・・・・・・・・・ -480 ~~~~~+++・・~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・ -448 ~~~~~~~~◆~~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・ -416 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^^・・・・・・・・・・ -384 ~~~~~~++++~~~~~┏━┓^^^^^・・▼・・・・・・ -352 ・・・~++++++++・・┏┛・┃^・・・・・・・・・・・・・ -320 ・・・+++++++++・┏┛・・┗┓・・・・・・・・・・・・・ -288 ・・+++++++▢+・┏┛・帝国・┃・*****・・・・・・+ -256 ・・+++++++++・┃・・・・*┗┓**▢****・・・++ -224 ・・+++++++++・┃・・・***┃*******・・+++ -192 ・・+++++++++・┗┓・・***┗┓******・++++ -160 ~+++++++++++・┃・・****┃******+++++ -128 ~~+++++++++++┗┓・*●**┃******+++++ -96 ~~~++++++++++・┃・+**┏┛*****++++++ -64 ~~~~++++++++・・┗┓++┏┛*****+++++++ -32 ~~~~~++++++・・・・┃・┏┛******+++++++ 0 ~~~~~~~~~~~~・・・┗★┛・・・****+++++++ 32 ~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・+++++++++・・ 64 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・ 96 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・ 128 ~~~~~~~~~~~~^^・・・・・+++▢++++++・・・ 160 ~~~▢~~~~~~~~・・・・・・・・・・▼+++++・・・・ 192 ~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・++++・・▢・ 224 ~~~~~~~~~~~・・・・****・・・・・・・・・・・・^ 256 ~~~~~~~~~~・・・・******・・・・・・・・・^^^ 288 ・~~~~~~~~・・・・********・・・・・・^^^^^ 320 ・・・~~◆~~・・・・・*******・・・・・^^^^^^^ 352 ・・・・・・・・・・・・********・・^^^^^^^^^^ 384 ・・・・・・・・・・・・*******・・^^^^^^^^^^^ 416 ・・・・・・・・・・・・・*****・・^^^^^^^^^^^^ 448 ・・・・・・・・・・・・・・**・▢・^^^^^^^^^^^^^ 480 *・・・・・・・・・・・・・・・・・^^^^^^^^^^^^^^
第二節:帝国領
「黒白の聖殿」を中心に成立した第一帝国は、創界の大竜原=「太古の大地」=央海に相当する冥界の一帯を帝国領とした。冥界座標では、《0, 0》~《-128, -256》~《0, -384》~《128, -128》を結ぶ長方形の範囲となる。
