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竜と魂のマインクラフト

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設定書

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DELTA設定書

【作成日】 20250414:DELTA設定書の執筆開始
【言葉日】 20250507:AIがプロジェクトに参加
【開空日】 20250825:設定書をDokuWikiに移行
【更新日】 20260221
【Version】104

第一部:存在

第一章:三界

第一節:宇宙と世界

第一項:宇宙

《マインクラフト》を宇宙という。宇宙は有限の空間と無限の時間からなる。空間と時間の一体を時空、時空の揺らぎをという。場は空間と時間の偏りを生む。この偏りを在り方という。

宇宙の《バージョン》を宇宙定数といい、宇宙定数が決定する宇宙の《アルゴリズム》を宇宙律という。宇宙の在り方は宇宙律に従う。《アップデート》による宇宙定数の増加は、宇宙律を更新することがある。

プレイヤー

《プレイヤー》は、宇宙の全ての時空で行動可能な在り方である。《プレイヤー》は宇宙律に介入できず、その制約を受ける。

第二項:世界

宇宙の在り方から生起した《ワールド》を世界という。宇宙には、二の三十二乗(四二億九四九六万七二九六)個の世界が存在する。世界の一意性を規定する《シード値》を世界定数という。世界定数は宇宙律に従い、宇宙の時空の一部を不可逆的に変換して世界を生起する。

キューブ

世界の時空は非連続的に分割されている。その最小立方単位である《サブチャンク》をキューブという。宇宙律はキューブ単位で適用される。

第二節:三界と識子

第一項:三界

世界定数《-7066198318848429920》によって生起した世界を三界という。三界に現れた《プレイヤー》を「皇女の騎士」という。

第二項:識子

三界の全てを創出する根源因子を識子という。識子には、三界の世界定数によって変換された宇宙の時空が内在する。場は、識子に内在する空間と時間の偏りを生む。この偏りを顕れといい、識子の顕れ方を存在という。存在は三界における宇宙の在り方である。

粒子と波動

識子に内在する空間の顕れを粒子、時間の顕れを波動という。粒子は物質を構成し、波動は情報を記録する。識子が粒子と波動を相互に遷移する場を識子場という。

第三項:位相

三界における粒子と波動の偏在を位相という。粒子が構成する物質の位相を常界、波動が記録する情報の位相を異界という。常界と異界は同一の空間に存在するが、常界では時間が経過し、異界では堆積する。位相を越えた識子の作用を干渉という。識子が遷移せずに干渉することを転相という。

第四項:界域

識子が遷移せずに移動できる範囲を界域という。三界の《オーバーワールド》を創界、《ネザー》を冥界、《ジ・エンド》を異界という。常界は創界と冥界の二つの界域、異界の位相は同名の一つの界域からなる。

第三節:三界の存在

第一項:実存

結合した識子からなる高密度の存在を実存という。

命存と心存

実存を生む実存を命存、三界を認識する実存を心存という。心存が真理を希求する運動を言葉という。言葉は三界を物語る。

岩盤

識子が限界密度で充填された空間を岩盤という。岩盤の超大質量は界域に重力を及ぼし、超高密度は波動のみを透過させる。

第二項:霧

離散した識子からなる低密度の存在をという。

水と氷

霧の粒子が凝縮すると凝固するととなる。氷が凝結すると実存となる。霧と実存は、識子からなる存在の連続的な動態である。

第三項:気

崩壊した識子からなる媒質的な存在をという。

質量と無間

岩盤の識子は内圧によって緩慢に瓦解する。識子に内在していた空間は質量、時間は無間として顕れる。質量と無間は岩盤を時空から隔絶し、不変の実存とする。

空気と電気

霧の識子は干渉時の位相差圧によって瞬時に風解する。識子に内在していた空間は空気、時間は電気として顕れる。空気は有限個の空孔に仮想される。空孔は電気を拘束して定常電気とする。定常電気の一部は空孔から遊離するが、再び空孔に拘束されて平衡する。空孔から完全に離脱した電気を自由電気という。空気中の空孔数は一定だが、電気量は変動する。

光と熱

自由電気と衝突した識子は急激に溶解する。識子に内在していた空間は、時間はとして顕れる。発生した光熱をという。熱は電気に運動を与え、自由電気として電気密度の低い空間へと移送する。これを伝熱という。

第四節:三界の気量

気の性質によって定義される量を気量という。

第一項:時間と距離

定常電気の最長遊離時間を一ティックという。熱を得た電気が二ティック以上持続的に遊離し、自由電気となることを励起という。励起は半径一キューブ長の空間に連鎖し、励起量は十六分の一キューブ長ごとに一段階減衰する。この距離を一メジャーという。一平方メジャーを一グリッド、一立方メジャーを一キュベットという。

第二項:気温と気熱

空気中の定常電気の量を気温という。全空孔が電気を拘束した上限気温を《2.00》メルト、全空孔が電気を解放した下限気温を《-1.00》メルトという。空気中の全電気が拘束されても空孔に余剰があるとき、空孔は霧の粒子を拘束し、水や氷を形成する。

空気中の定常電気と自由電気の総量を気熱という。《2.00》メルト未満では、気温と気熱は等しい。気温《2.00》メルトの空気に自由電気が流入すると気熱が上昇する。

第三項:光度と照度

空気中で光の空間性は膨張する。光が空気に嵌合する上限光度を十五グロウという。空気を越えて拡大した光の空間性は、時間性へと転じて熱となる。火の光度は十五グロウを超えず、熱のみが燃焼度に応じて増大する。

一グロウの光源は半径一メジャーの空間を照らし、その平均照度を一ルミノという。照度は光源から一メジャー離れるごとに一ルミノ低下する。

第五節:三界の時空

第一項:空間

宇宙開闢の一〇〇億四四八六万四〇〇〇ティック後、六千万メジャー四方・二五六メジャー厚の宇宙の時空が、識子へと不可逆的に変換されて生起した世界が三界である。三界の時空には常界と異界が複在する。常界は、創界と冥界が連続した五一二メジャー厚の「粒子の位相」である。常界の空間は岩盤の重力によって畳み込まれ、宇宙からは二五六メジャー厚に見える。異界は二五六メジャー厚の「波動の位相」で、常界と同一空間に存在する。

第二項:自転

粒子と波動の間には斥力が働き、複在する位相間に差圧が生じる。差圧による位相の捻転は外縁に累積し、回転力として解放され、常界と異界を逆方向に板面回転させる。これを自転といい、その周期は二万四千ティックである。異界では自転運動の時間成分が堆積し続け、常界との位置関係は維持される。自転による位相間の摩擦は識子の干渉を誘発し、両位相の霧は風解して空気と電気を生む。自転運動によって電気は流動し、各界域に電域を形成する。

第三項:座標

界域内の位置をメジャー単位で指定する数を座標という。各界域の座標系は同方向かつ独立、電域の中心を原点とし、座標軸はキューブの各辺に平行である。鉛直線を垂軸といい、鉛直方向である垂負軸を深度、垂正軸を高度という。自転軸を縦軸という。自由電気の連鎖的励起が先行する縦負軸を、縦正軸をという。三軸目を横軸といい、自転方向である横正軸を、横負軸を西という。座標は《横座標, 垂座標, 縦座標》、平面座標は《横座標, 縦座標》、高度と深度は《垂座標》で表される。

第六節:三界の構造

第一項:創界

常界の上層の「物質の界域」を創界という。三八四メジャー厚の空間。深度《-64~-59》メジャーの岩盤層、深度《< 0》メジャーの深層岩層、高度《0~256》メジャーの不定形な層、高度《≤ 320》メジャーの空気層からなる。石層と空気層の接触面を地表、空気層と宇宙の接触面を天上という。地表からは天上を通して宇宙を観測できる。宇宙空間に存在する三界以外の世界を天体という。三界に最も近い天体を太陽、次に近い天体を、その他の天体をという。常界は東回りに自転するため、天体は東から昇り、西に沈む。

生の界域

創界は空気を介して宇宙と接し、地表には天体光が射す。気温は《-0.70~2.00》メルトで、霧は水へと凝縮し、氷へと凝固する。豊富な水が、高度《63》メジャーを水面とする海洋河川を形成する。創界の多彩な自然を「生の界域」ともいう。

創界人

創界の支配的な心存を創界人という。創界人は肉体と言葉で三界を認識する。肉体は、粒子からなる物質に触れ、質量が及ぼす重力に抗い、空気が発するを聴き、光を視て、熱を感じる。波動・無間・電気は肉体に感知されず、言葉によって語られる。

第二項:冥界

常界の下層の「物質の界域」を冥界という。一二八メジャー厚の空間。高度《< 5》メジャーの下部岩盤層、高度《> 123》メジャーの上部岩盤層、それ以外の冥界岩層からなる。創界の岩盤層と冥界の上部岩盤層は連続しており、常界を創界と冥界に隔絶している。冥界の空間は、上下の岩盤層の超大質量によって歪んでいる。創界と冥界の座標系は平行だが、両者の空間比は八対一に及ぶ。

死の界域

冥界は岩盤層に密閉され、気温は《2.00》メルトに達する。霧は水へと凝縮せず、大量の溶岩が、高度《32》メジャーを海面とする溶岩海を形成する。冥界の過酷な自然を「死の界域」ともいう。

冥界人

冥界の支配的な実存を冥界人という。

第三項:異界

常界と同一の空間に存在する「情報の位相・界域」を異界という。二五六メジャー厚の空間。高度《0~256》メジャーの全域が空気からなり、高度《10~70》メジャーには少数の異界岩が浮遊している。高度《> 0》メジャーの宇宙空間を奈落という。奈落への落下は、三界から宇宙へと到達する唯一の経路である。

夢の界域

異界と宇宙との境界は曖昧で、天体は視認できない。異界の気温は《0.5》メルトだが、波動性の霧は水へと凝縮しない。異界の特異な自然を「夢の界域」ともいう。

異界人

異界の支配的な実存を異界人という。

第七節:附表

表:時空と存在
表:位相と界域
常界異界
識子粒子波動
位相物質情報
時間経過する堆積する
界域創界冥界異界
自然生の界域死の界域夢の界域
心存創界人冥界人異界人
表:常界の構造
界域地層垂座標
創界空気層《≤ 320》
石層《0~256》
深層岩層《< 0》
岩盤層《-64~-59》
冥界上部岩盤層《124~128》
冥界岩層《4~124》
下部岩盤層《0~4》

第二章:実存

第一節:実存の元素

心存である創界人は、言葉によって三界を物語る。物語は、創界人自らを含む常界実存から始まる。創界人の言葉は、実存を三元素に還元する。三元素は識子顕れと対応するが、創界人は識子の物語を知らない。

】粒子性の識子が構成する物質。
】波動性の識子が記録する情報。
】波動から粒子への遷移中間体。

第二節:実存の構成

第一項:肉

実存の物質を構成する粒子をという。実存の肉と他の識子の相互作用を経験という。経験は識子場空間時間の偏りを生み、肉の粒子の一部が波動へと遷移する。波動に記録された経験の情報記憶という。

第二項:魂

実存の記憶を記録した波動をという。常界の識子場では魂の波動は安定せず、瞬時に粒子へと遷移する。新生した粒子は周囲の肉と相互作用し、その経験は新たな魂となる。肉と魂の循環的な遷移の場をといい、縁における魂の存在確率を「魂の濃度」という。「魂の濃度」は肉の経験に伴って高まり、やがて飽和する。過飽和に達した縁からは魂が析出する。この「経験の結晶」を魂珠という。

第三項:命

魂から新たな実存を生す力をといい、命を宿す実存を命存という。命存の「魂の濃度」が飽和すると、縁の場における波動から粒子への遷移が遅延し、中間体が生成される。これをという。一般的に、命存から離脱した胤は粒子へと遷移し、新たな命存の肉となる。胤を生成する命存を、胤から形成される命存をという。胤は親の記憶を記録した波動を内在するため、親の獲得形質は子へと遺伝する。

第四項:痕

経験によって魂へと遷移した肉の痕跡をという。痕の形状は経験の内容と等しい。

第三節:実存の様態

実存の三元素の状態を様態という。

第一項:縁の様態

生死

実存の肉と魂が結縁している様態を、絶縁した様態をという。

幽魂

常界では、実存の死によって肉と魂が絶縁すると、縁の波動が粒子へと遷移して「魂の濃度」が急速に低下する。結晶である魂珠は遷移に抵抗性があり、実存の死後も暫時その波動を維持する。肉と絶縁した魂珠を幽魂という。幽魂は絶縁した肉から幽離し、新たな依代となる無縁の肉を求めて幽走する。

姿・躰・屍・躯

実存の肉は、生死の様態と魂珠の有無によって、姿の四種に分類される。命存の「生の肉」を肉体、「死の肉」を死体という。

姿】肉が経験して魂と結縁し、「魂の濃度」は未飽和の「生の肉」。
】姿の「魂の濃度」が過飽和に達し、魂珠が析出した「生の肉」。
】姿や躰の肉が魂と絶縁し、「魂の濃度」が低下した「死の肉」。
】姿や屍が幽魂に侵され、縁のない肉と魂が同居した「死の肉」。

表:肉の分類

濃度魂珠
姿結縁低~飽和 -
結縁過飽和魂珠
絶縁飽和~無 -
無縁無~飽和幽魂

第二項:肉の様態

成長

命存の子は姿として生まれる。子の経験は肉体の「魂の濃度」を高め、飽和させる。飽和した縁から零れた魂は肉へと遷移し、肉体の一部として復縁する。これを成長という。成長は痕を癒すことがある。成長が未了の命存を幼体、完了した命存を成体という。成体が経験を重ねると、飽和した縁から零れた魂から肉への遷移が遅延し、胤が生成され、親となる。親がさらに経験を得ると、「魂の濃度」が過飽和に達し、魂が析出して魂珠となる。

老化

肉体を構成する粒子の配列の擾乱を老化という。成長後の経験による肉の代謝は、肉体を徐々に老化させる。外傷などの激しい経験による大きな痕の形成は、急激に老化を進行させる。著しく老化した肉体は縁を維持できず、魂を手放し、命を失って屍となる。

帰土

死後の屍にも微かな経験は継続的に生じ、肉と魂の新たな縁が紡ぎ出される。縁を得た屍は姿へと帰る。これを帰土という。{帰土は、無から新たに魂が生じる(ように見える)重要な現象である。復魂の基盤となる考え。時間が魂となる?}

第三項:魂の様態

入魂

幽魂が他の実存の躰に入ることを入魂という。幽魂の記憶は躰の肉と結縁し、実存の「魂の濃度」を高める。入魂の経験によって、生者は死者の記憶を知り得る。

反魂

幽魂が無縁の屍を侵すことを反魂という。両者は結縁せず、屍の肉は無縁の幽魂を抱く躯となる。

受肉

幽魂の記憶の一部が肉へと遷移し、生前の躰が再構成されることを受肉という。肉へと遷移した記憶は失われる。

転相

入魂・反魂・還魂・転相しなかった幽魂の波動は、粒子へと遷移してとなる。幽魂は異界へと転相することがある。

第三項:命の様態

生殖

胤が肉へと遷移し、別の実存である子を形成することを生殖という。二個体の交配生殖を繁殖、一個体の単為生殖を増殖という。繁殖性の胤を卵子、増殖性の胤を種子という。卵子や種子から形成された肉は、経験によって魂と縁を結び、子の躰となる。生殖における子は、親とは独立した実存である。

生蝕

胤が肉へと遷移せず、他の実存を冒して胤のまま存続することを生蝕という。生蝕性の胤を胞子といい、胞子に冒される実存を宿主という。生蝕の識子場では、宿主の魂は胞子への遷移を強いられ、肉は縁を失い屍となる。宿主の死によって、胞子が実存の主体となる。生蝕における子は、親から複製された実存である。

第四節:実存の分類

実存は、肉・魂・命の様態によって、の八種に分類される。菌と宿主の共存は、の三種に分類される。岩石鉱物の共存を、分類不能な実存をという。

創界人による実存の分類は、識子の顕れ方の不完全な理解である。実存の物語によって、創界人は自らの本質が魂にあると信じた。この事実が三界の物語を駆動する。

表:実存の分類
部類分類細分
姿 - - 地物鉱物工物
姿 - 生殖樹木花茎草本菜果寸遊
魂珠生殖動物・緑遊
- -
幽魂 - スケルトン
魂珠 - 帝国人
- 魂珠 - 異界人
- 生蝕菌蕈
魂珠生蝕カーナント
幽魂生蝕ゾンビ
- 魂珠生蝕シュルカー
姿幽魂 - 鉱石
- - - 岩盤

第五節:実存八種

第一項:物

姿のみからなる実存をという。全ての物は、大地を構成する地物とその派生物である。地物由来の資源を鉱物、地物の加工物を工物、地物や鉱物の「魂の濃度」を高めた物をという。地物は、ツルハシで採掘される岩石シャベルで採集される土砂凝結した氷雪に細分される。鉱物は、動力源となる活石、希少石である宝石、導電性のある金属に細分される。

表:物の実存

第二項:妖

命を宿した姿をという。妖は「魂珠を懐かない命存」であり、多くの植物樹木花茎草本菜果)と一部の動物寸遊)が分類される。

表:妖の実存

第三項:獣

魂珠を懐き命を宿した躰をという。獣は「魂珠を懐く命存」であり、多くの動物と一部の植物(緑遊)が分類される。冥界の獣をという。

表:獣の実存

第四項:尸

屍のみからなる実存をという。命存の屍は「魂の濃度」で細分される。製錬が可能な屍を、不能な屍を、「魂の濃度」が無の屍をという。物の屍をという。

表:尸の実存

第五項:鬼

は、物や屍が魂珠に侵されて反魂し、無縁の魂珠を懐く躯となった「死の実存」である。

表:鬼の実存

第六項:仙

は、魂珠と、その一部が還魂して再構成された躰からなる「魂の実存」である。{受肉した躰はなぜ命を宿さないのか?}

表:仙の実存

第七項:夢

は、魂珠のみからなる「魂の実存」である。

表:夢の実存

第八項:菌

は、魂が胞子へと遷移し尽くした、屍と命からなる「命の実存」である。全ての菌蕈が菌に分類される。

表:菌の実存

第六節:蝕の実存

第一項:痾

菌と獣の共存をという。菌を排除すると獣に戻り、生蝕が進行するととなる。

一覧:痾の実存

第二項:隷

という。菌と獣の共存を、菌と鬼の共存をという。儡の魂珠や傀の幽魂が胞子へと遷移し尽くすと、隷は菌となる。

表:隷の実存

第三項:結

菌と夢の共存をという。生蝕の識子場において、夢の魂珠は胞子へと遷移する。同時に、異界の識子場において、胞子の粒子性は波動性の魂へと遷移する。魂と命の循環的な遷移をという。

一覧:結の実存

第七節:他の実存

第一項:玉

岩石と鉱物の共存をという。岩石に高圧がかかると、肉が圧縮されて「魂の濃度」が高まる。過飽和に達した魂は魂珠として析出し、「魂の濃度」が低下した肉は鉱物へと変性する。生成された、鉱物と魂珠を含む岩石を鉱石という。玉と鉱石は同義である。

表:玉の実存

第二項:奇

は、現在の基準では分類不能の実存である。

一覧:奇の実存

第三章:物語

第一節:言葉と物語

言葉は一般的に、「創界人が自らを識ろうとする欲求の発現」と理解される。言葉が表現する対象は、実存を起点として識子から宇宙までの全ての在り方に及ぶ。

言葉による存在の描写を物語という。物語の内容は倫理実像に、形式は原話理論に大別される。倫理は「存在のあるべき姿」、実像は「存在のあるがままの姿」の物語である。原話は「言葉の構成的な展開」、理論は「言葉の論理的な接続」である。

倫理の原話を信仰、倫理の論理を哲学、実像の原話を歴史、実像の理論を科学という。各物語が到達すべき「存在の真の姿」の物語を真理という。

表:物語の分類
真理原話理論
倫理信仰哲学
実像歴史科学

第二節:物語と実存

「存在とは何か」を問う創界人の物語は、実存の探求から始まる。

第一項:死者と殯

創界人の原始的な葬礼では、腐朽するまで死者の肉体を安置し続ける。これをという。殯の目的は、蘇生の監視と、への抵抗である。創界では、竜のによって頻繁に創界人が滅却されていた。殯は、竜禍を生き抜いた死者が静穏にを全うする儀式であった。死を過ち蘇った実存は、冥界に堕ちるとされた。

第二項:肉・魂・命

創界人は、殯における死者の肉体の変遷を見守る中で三元素を見出した。死者は肉体を残して意識を失うことから、からなるとされた。死者の肉体にが生えることから、肉は魂とは別にを宿すとされた。大多数の創界人にとって、魂とは魂珠であった。

】実存を成す肉体。
】実存を為す意識。
】実存を生す能力。

第三項:魂の物語

創界人は、自らの本質が魂にあると信じた。創界人が識るべき「存在の姿」とは「魂の姿」である。創界人は魂を識るために言葉を紡ぎ、物語を編んだ。

魂の旅路

死によって肉と絶縁した魂が辿る道程を「魂の旅路」という。魂が旅路を遂げると死が完結する。魂が旅路を誤ると死を過ち、反魂受肉によって蘇り、再び肉に囚われる。

魂の行方

「魂の旅路」を経て死を全うすることで、魂は肉から解脱する。この最終的な結末を「魂の行方」という。魂が三界で永遠の安息を得ることを「魂の憩」、魂が三界から完全に消滅することを「魂の歿」という。創界人にとって、「魂の憩」は生を超越する歓喜、「魂の歿」は死を凌駕する恐怖であった。

第三節:倫理

創界人が思索した「存在のあるべき姿」の物語を倫理という。倫理は創界人の主観的な行動規範である。

魂の純度

「魂の旅路」は、魂の質である「魂の純度」によって異なる。高純度の魂は死を遂げ、低純度の魂は死を過つとされた。

罪・罰・業

魂の記憶は肉の経験であるため、「魂の純度」は生前の行いによって決まる。魂を濁す行為をという。罪によって「魂の純度」が低下し、「魂の旅路」が過酷になることをという。罪と罰の因果をという。

第一項:信仰

倫理を遵守するための原話を信仰という。信仰の究極的な使命は、全ての魂を赦すことである。

救済

実存の魂を「魂の憩」へと導くことを救済という。

復魂

実存の魂が「魂の歿」から蘇ることを復魂という。

決定説

魂は操作不能という立場から、「魂の行方」は業によって絶対的に決定されるとする主張を決定説という。人民支配や社会秩序の維持に都合が良く、封建的な国家制度と親和性が高い。不安定な世相では、人々の無気力や社会の停滞を招きやすい。

未定説

魂は操作可能という立場から、「魂の行方」は業の影響を受けるが未定であるとする主張を未定説という。個人主義や実力社会の発展と相性が良く、革新的な思想信条と融和性が高い。流動的な時代には、刹那主義や反体制主義へと転化しやすい。

第二項:哲学

倫理を省察するための理論を哲学という。哲学の本質的な課題は、魂と存在を繋ぐことである。

実存論

実存は肉・魂・命の三元素からなるとする三元論の哲学を実存論という。実存論は常に哲学の中心であり、心存としての創界人の立脚点であった。実存論の進歩は他の物語を進展させ、他の物語の進行は実存論を進化させた。

心存論

「心存とは何か」を問う哲学を心存論という。心存に不可欠の要素、心存が発する言葉、竜の心存性などが研究された。

霧気論

非実存的存在であるの哲学を霧気論という。霧や気の元素、実存との関係性、{連続体仮説:霧が凝集して実存となり、霧が崩壊して気となるという、全ての存在は霧の連続的な動態であり、三界は霧の世界であるとする説}などが研究された。

存在論

全ての存在を包括する哲学の構想を存在論という。

第四節:実像

創界人が観察した「存在のあるがままの姿」の物語を実像という。実像は創界人の客観的な認識基盤である。

第一項:歴史

実像を熟知するための原話を歴史という。歴史の根元的な責務は、魂の軌跡を記すことである。

通史

創界の出来事の網羅を試みた「歴史の織物」を通史という。通史は「魂が肉から解脱する物語」として創界人に広く読まれた。

行史

創界人の活動分野を整理した「歴史の横糸」を行史という。行史を編纂する過程で、政治・経済・法律などの学術が発達した。

列伝

創界人の業と因果を追跡した「歴史の縦糸」を列伝という。列伝を執筆する過程で、正義・浪漫・虚無などの思想が成立した。

篇志

創界に伝わる逸話を陳列した「歴史の刺繍」を篇志という。篇志を蒐集する過程で、文学・美術・演劇などの芸術が開花した。

遺亡

かつて存在したが現存せず、歴史にのみ遺存する勢力を遺亡という。遺亡の物質的な痕跡を遺跡という。

隣存

現在も創界人と共存するが、歴史に編入されない勢力を隣存という。隣存の非歴史的な物語をという。

第二項:科学

実像を考究するための理論を科学という。科学の核心的な意義は、魂を論理で繙くことである。

自然

存在が宇宙律に従っている状態を自然という。倫理は業を重んじ、科学は自然を尊ぶ。科学が示す「あるがままの自然の姿」は、倫理が唱える「あるべき魂の姿」とは異なる。

摂理学

自然の法則を摂理といい、摂理の科学を摂理学という。摂理学は実存と非実存を等しく存在として扱う。摂理学は、存在の法則を解明し、魂の動態を記述することを目指す。

命存学

を産む実存を命存といい、命存の科学を命存学という。命存の科学を他の命存を摂食する命存を動物を摂取する命存を植物、他の命存に感染する命存を菌蕈という。命存学が描写する三界は、「魂と命が肉を奪い合う世界」である。

工学

科学技術の社会実装を工学という。摂理学や命存学の深化は、電気工学や育種工学などに結実した。工学の悲願は、魂を制御する実存工学の確立である。歴史的に、科学と工学の発展は連動していない。工学の普及は、資材や認知の不足という経済・心理的な障壁に阻まれ続けた。

第五節:真理

創界人が希求した「存在の真の姿」の物語を真理という。真理は創界人の絶対的な存在原理となり得る。

識子論

三界の全ての存在は識子という根源因子からなるとする一元論識子論という。三界の真理である識子論は、歴史に幾度か現れては消失えた。

宇宙論

宇宙の全ての在り方は空間時間の発露であるとする二元論宇宙論という。

禁書

真理の情報が刻印された物質禁書という。

部:自然

章:摂理

第一節:存在と摂理

宇宙在り方宇宙律に従う。三界存在が宇宙律に従っている状態を自然、自然の法則を摂理という。摂理は三界に適用された宇宙律である。

第二節:凝集

実存は存在の連続的な動態である。識子間の結合が増加し、霧が実存へと移行することを凝集という。粒子は凝集し、波動は凝集しない。霧気論では、三界は霧で満たされた世界であり、実存は霧の局所的な凝集とされる。

第一項:凝縮

霧の粒子が、気温《1.00》メルト未満の空気に拘束されると、凝集してとなる。これを凝縮という。凝縮可能な自然は創界にのみ存在する。

高密度の水が自己組織化した集合体を水源という。水源は臨接する霧や水を自身に編入する。飽和した水源が周囲に放出する余剰の水を水流という。複数の水源に隣接する空気には水流が密集し、空気が水源に置換される。

第二項:凝固と氷解

霧や水の粒子が、気温《0.15》メルト未満の空気に拘束されると、凝集してとなる。これを凝固という。凝固可能な自然は創界にのみ存在する。

水源の凝固体を角氷という。水源と角氷の中間体を薄氷という。

氷解という。

第三項:凝結

氷の粒子が  凝結という。

角氷の体積を九分の一に圧縮した凝結体を冷氷、冷氷の体積を九分の一に圧縮した凝結体を凍氷という。実存論では、冷氷と凍氷は実存とされる。

第三項:界域と凝集

低温の空気ほど空孔の空率が高く、拘束される識子の密度が高まり、識子間の結合度が高まる。凝縮と凝固の凝結

識子が限界密度で充填された空間である岩盤は、凝集の極限状態とも理解される。

水と創界

霧の粒子と気温《1.00》メルト未満の空気が同時に存在する界域創界のみである。

水と冥界

冥界の空気は気熱《2.00》メルト以上で、全空孔は定常電気に占められ、大量の自由電気を含む。冥界では霧は凝集できず、自然の水や氷は存在しない。創界から冥界へ水を運搬すると、水の空孔は優先的に自由電気を拘束して識子を解放し、水は離散して霧となる。これを蒸発という。創界でも、気熱《2.00》メルト以上で水は蒸発する。

水と異界

異界の波動性の霧は凝縮せず、異界には自然の水は存在しない。異界の空気は気温《0.50》メルトで、霧の粒子は凝縮するが凝固しない。創界から異界へと転相した水は、異界で存続できる。

は、照度が十グロウ未満かつ太陽光が直射する低気温の気候帯において、水源の水分子の運動が低下し、さらに凝集して相転移した固体である。氷は、太陽光以外の十二グロウ以上の光によって融ける。より低温化で氷が圧縮され、水分子の密度が九倍を超えると、冷氷と呼ばれる相に変化する。さらに冷氷が圧縮され、水分子の密度が九倍(氷の八十一倍)を越えると、凍氷に変化する。冷氷や凍氷の水分子は、互いに強く結合しており、光によって融けることはない。氷・冷氷・凍氷は、シルクタッチの技術で採掘することができる。

{波動性の霧が凝集するかは不明である}

第三節:開異

岩盤の識子が内圧によって瓦解し、質量無間が顕れることを開異という。質量は岩盤を不動にし、空間に重力を及ぼす。無間による時間の堆積は、岩盤を不壊にする。岩盤の質量と無間は、周囲の時空の曲率を極大化し、常界と異界を接続することがある。一般的には、岩盤による位相の破綻を開異という。

{異界で岩盤に着火すると燃え続ける}

{飛異魂のビームを遮らない}

質量

質量を有する実存はピストンで動かすことができない。

一覧:質量を有する実存
重力

重力

創界では、創界と冥界の岩盤層の超大質量により、垂負軸方向に重力が作用する。

第四節:霧消

霧の識子が干渉時の位相差圧によって潰散し、空気電気が顕れることを霧消という。

{空気が電気を拘束するのは、識子に戻ろうとするためである}

電域

第五節:燃焼

識子が自由電気との衝突によって融解し、が顕れることを燃焼という。

識子の融解を燃焼といい、発生する光熱をという。

識子の激しい運動を「燃焼」といい、燃焼に伴って発生する熱や光をという。その温度と性質によって、「」「魂の炎」「魂の熾」「魂の焔」に分類される。

は、粒子性の識子が燃焼した、橙色の火である。最も一般的な火であり、誰でも扱える。によって消火される。

魂の炎

魂の炎」は、波動性の識子が燃焼した、高温の青白い火である。扱いは容易で、「魂のランタン」などにも用いられる。が燃焼しているわけではなく、「魂の残滓」である魂砂や、「魂の残渣」である魂土を燃料にしている。

魂の熾

魂の熾」は、魂それ自身が燃焼した、超高温の滅紫の火である。高度な技術者や特異な実存のみが扱える。黒曜石を発火させ、ネザライトの製錬を可能にする「魂の熾」は、文明の発展に影響を及ぼし、ときに勢力の帰趨を左右した。

魂の焔

魂の焔」は、「魂の熾」が巨大化した、超高温の白色の火である。莫大な量の魂を懐く実存のみが発することができる。「魂の焔」で燬かれた実存は、そのごと「魂の歿」を迎える。

リスト:「魂の焔」を発する実存

】「魂の焔」を吐いて実存を燬き、「魂の歿」へと導く。
穢澱】「寂しい魂」の群体。「魂の焔」を放射して外敵を排除する。
皇女】「最後の冥界竜」の魂。「魂の焔」を使うことができる?
辺境伯】幾千幾万の魂を背負う者。「魂の焔」を自在に操る。
皇女の騎士】皇女・辺境伯から継承した力で、「魂の焔」を使うことができる?

竜の焔

竜の焔」は、創界竜が吐く絶界の「魂の焔」である。位相を穿ち、創界異界の裂け目である創異円を生成する。

第六節:天文

第一項:三界の座標と自転

三界は、広さ六千万メジャー四方、厚さ数百メジャーの板状の世界として、宇宙の特定の位置に存在している。創界は天上が開けており、三界に最も近い世界太陽、次に近い世界が、その他の世界がとして観測される。創界表面の中心に《スポーン地点》があり、コンパスは常にこの地点を指す。《スポーン地点》を原点《0, 0》とする座標を設定したとき、《X軸》の正方向を、負方向を西、《Z軸》の正方向を、負方向をという。また、《Y軸》の正方向は天上、負方向は地下を示す。南北軸を南から見たとき、三界は右回りに自転している。このため創界では、太陽・月・星は真東から上って真西に沈む。創界人は、三界の自転周期を「一日」として暦を定めた。

冥界は常界の下層を占める「死の界域」である。冥界人が跋扈する「死の界域」であり、増殖する「命の界域」でもある。冥界は常界の最下層でもあり、地質学的には極深層と呼ばれる。

第二項:太陽

太陽は、全体が発光している、あるいは発光面が常に三界を向いている世界である。そのため創界からは、太陽が常に同じ明るさに見える。太陽光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は十五グロウである。太陽光は、太陽を構成する量子である燦子が創界に到達したものである。

第三項:月

は、三界を挟んで太陽とは正反対の方向に位置する世界である。自転周期が八日で、片面のみが発光しているため、創界からは、八日周期で月が満ち欠けするように見える。月光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は月相に関わらず常に四グロウである。月光は、月を構成する量子である皓子が創界に到達したものである。

リスト:月相と月齢

新月】🌑:月齢一日。
幼月】🌒:月齢二日。
半月】🌓:月齢三日。
望月】🌔:月齢四日。
満月】🌕:月齢五日。
壮月】🌖:月齢六日。
老月】🌗:月齢七日。
幽月】🌘:月齢八日。

{月齢が関係する現象はスライムのスポーンと黒猫の出現率}

第四項:暦

創界の暦は、三界の自転周期であるを単位とする。また、月の自転周期である八日をとし、月相を曜日として用いる。四週間=三十二日をとし、八か巡=三十二週=二五六日をとする。

例文:現世紀一〇八年四巡三週新月の日

【創界語】The Day of The New-Moon of The Third-Week of The Fourth-Octant of The One-Hundred-Eighth-Year of The Current-Era
【冥界語】The Current Era CVIIIth Year IVth Octant IIIrd Week New Moon Day
【異界語】currenT.erA:108tH.yeaR:4tT.octanT:3tH.weeK:neW.mooN.daY

第五項:時刻

時刻は、三界の自転周期である「日」と、レッドストーンの励起周期である「ティック」を整合させたものである。時計は、レッドストーン信号によって一日=二万四千ティックで一回転し、時刻を示す円盤である。は、一日を二十分割した単位であり、一分は千二百ティックである。は、一分を六十分割した単位であり、一秒は二十ティックである。

時計の時刻

【払暁】第ニ十分:二万四千ティック目。
【白昼】第五分 :  六千ティック目。
【日没】第十分 :一万二千ティック目。
【深夜】第十五分:一万八千ティック目。

第七節:天候

第一項:雲

常界と異界は位置が重なっているが、常界の自転速度が異界よりわずかに速いため、位相間の摩擦は創界上空で最大となり、大量の空気が生み出される。創界の識子は、この新たな空気中へと一挙に流れ込み、空気が有する電気によって水分子へと変化する。それらが凝集して、高度《Y = 192~196》にが形成される。創界から見て、常界と異界の摩擦は西向きのドリフトを生むため、雲は常に東から西へと流れる。

表層深層。深度《-50》付近を最深層という。}

{空気中の粒子性の霧の量を湿度という。}

第二項:気候

気候は、創界地上の空気の状態のことであり、気候が等しい地帯を気候帯という。空気は常界と異界の摩擦によって生成されるが、このとき、位相の微小な揺らぎによって、摩擦力に大小が生じる。その結果、空気の潜在エネルギー量である気温や、空気中の水分量である湿気が、創界の各地帯で不均一になり、複雑な気候帯が形成される。

常界と異界の摩擦音を識音という。異界の「魂の記憶」が常界に触れることで奏でられる識音は、まるで美しい音楽のように聴こえる。識音は気候帯の形成に伴って生じるため、特定の気候帯(地生圏)では常に対応した識音が響く。

第三項:天候

天候は、雲の急激な状態変化であり、創界全域で同時に発生する。常界と異界の自転速度には揺らぎがあり、位相間の速度差が瞬間的に大きくなると、摩擦の増大によって雲が発達し、降雨降雪雷雨が生じる。太陽光は雲に遮られ、その照度は、降雨・降雪時は十二グロウ、雷雨時は七グロウに低下する。天候は、自転の速度差が小さくなると元に戻り、一日以上継続することは稀である。

常界と異界で異なる自転速度は、位相間の相対的な位置関係を徐々にずらすが、一定周期ごとに両位相の位置は完全に一致する。このとき、常界と異界の摩擦が一過性に極大化し、位相全体に影響する天変地異が起こる。

第四項:降雨と降雪

は、降雨時に雲から創界に落下してくる水の滴、は、降雪時に落下してくる氷の粒である。降雨と降雪は本質的に同一であり、雲の水分子は、温暖な地帯では雨、寒冷な地帯では雪として落下し、乾燥した地帯では蒸発して気体となる。

雨は炎を消火し、大釜に水として溜まる。

積雪は雪が地表に薄く堆積したもの、雪竏は雪や積雪が一竏の体積まで堆積したものである。積雪や雪竏を破壊すると雪玉となる。粉雪は、雪が圧縮されずに、地表に堆積したり大釜に溜まったもので、中に埋もれると凍傷になる。

第五項:雷雨と落雷

雷雨は、降雨や降雪が激化した天候であり、は、雲の中の電気が創界に放出されたものである。雷の光を雷光、音を雷鳴といい、雷が実存に直撃することを落雷という。

{避雷針と召雷}

リスト:落雷の効果
  • スケルトンホースの出現
  • ブタがゾンビピグリンに変化
  • クリーパーが帯電
  • ヒトがカーナントに変化
  • ムーシュルームの赤キノコが茶キノコに変化
  • カメが《ボウル》を落とす
  • 銅の還元

章:地命圏

第一節:地帯と地命圏

第一項:地帯

自然の条件による界域の区分を地帯という。高度・地形・による地帯の分類を地勢気温による地帯の分類を気候という。

第二項:地命圏

地帯と連動した実存の分布範囲を地命圏という。創界では、地勢と気候によって地命圏が決まる。冥界は気候が均一であるため、地帯と地勢と地命圏が等しい。異界は地勢と気候が均一であるため、界域全体が一つの地帯であり地命圏である。

表:創界の地命圏
一覧:冥界の地命圏

第二節:創界の地帯

第一項:創界の地勢

山岳帯

山岳帯という。山岳帯は、頂上を構成する山頂と、山腹を構成する山稜に細分される。

丘陵帯

丘陵帯という。

森林帯

森林帯という。

乾燥帯

乾燥帯降雨降雪がない地勢である。

平原帯

平原帯という。

湿地帯

湿地帯という。

沿岸帯

沿岸帯という。

島嶼帯

島嶼帯という。

洞窟帯

洞窟帯という。

水源帯

水源帯という。水源帯は河川海洋に細分される。

第二項:創界の気候

寒帯

気温《0.20》メルト未満の気候を寒帯という。高度に関わらずが降り、太陽光が直射する水源となる。

冷帯

気温《0.20~0.30》メルトの気候を冷帯という。低高度では、高高度では雪が降る。

温帯

気温《0.30~0.90》メルトの気候を温帯という。高度に関わらず雨が降る。

熱帯

気温《0.90~2.00》メルトの気候を熱帯という。高度に関わらず雨が降る。

第三節:創界の地命圏

第一項:山頂の地命圏

雪峰

雪峰は、気温《-0.70》メルトの寒帯の山頂である。

表:雪峰の実存
実存分類名称
動物ウサギ(白・白黒)
動物クモ
動物シミ
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
動物ヤギ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
氷峰

氷峰は、気温《-0.70》メルトの寒帯の山頂である。

表:氷峰の実存
実存分類名称
動物ウサギ(白・白黒)
動物クモ
動物シミ
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
動物ヤギ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
石峰

石峰は、気温《1.00》メルトの熱帯の山頂である。

表:石峰の実存
実存分類名称
動物クモ
動物シミ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ

第二項:山稜の地命圏

雪稜

雪稜は、気温《-0.30》メルトの寒帯の山稜である。

表:雪稜の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物ウサギ(白・白黒)
動物クモ
動物シミ
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
動物ヤギ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
山林

山林は、気温《-0.20》メルトの寒帯の山稜である。

表:山林の実存
実存分類名称
樹木トウヒ
樹木マツ
菜果サトウキビ
動物ウサギ(白・白黒)
動物オオカミ(雪)
動物キツネ(白)
動物クモ
動物シミ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
草地

草地は、気温《0.30》メルトの温帯の山稜である。

表:草地の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木シラカバ
花茎アリウム
花茎タンポポ
花茎デイジー
花茎ヒナソウ
花茎ポピー
花茎ヤグルマギク
花茎ワイルドフラワー
草本ウィード
草本エンマー
菜果サトウキビ
動物ウサギ(茶・白茶・黒)
動物クモ
動物シミ
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ミツバチ
動物ロバ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
サクラの林

サクラの林」は、気温《0.30》メルトの温帯の山稜である。

表:「サクラの林」に出現する実存
実存分類名称
樹木サクラ
草本ウィード
草本エンマー
菜果サトウキビ
動物ウサギ(茶・白茶・黒)
動物クモ
動物シミ
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ

第三項:丘陵帯の地命圏

風食丘

風食丘は、気温《0.20》メルトの冷帯の丘陵帯である。

表:風食丘の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木トウヒ
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本ツタ
草本ブッシュ
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(冷帯種)
動物クモ
動物シミ
動物ニワトリ(冷帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(冷帯種)
動物ラマ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ

第四項:森林帯の地命圏

寒帯タイガ

寒帯タイガは、気温《-0.50》メルトの寒帯の森林帯である。

表:寒帯タイガの実存
実存分類名称
樹木トウヒ
樹木マツ
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本シダ
菜果サトウキビ
菜果スイートベリー
動物コウモリ
動物ウサギ(白・白黒)
動物ウシ(冷帯種)
動物オオカミ(灰)
動物キツネ(白)
動物クモ
動物ニワトリ(冷帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(冷帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
冷帯タイガ

冷帯タイガは、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。

表:冷帯タイガの実存
実存分類名称
樹木トウヒ
樹木マツ
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本シダ
草本ツタ
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
菜果スイートベリー
動物コウモリ
動物ウサギ(茶・白茶・黒)
動物ウシ(冷帯種)
動物オオカミ(朧)
動物キツネ(赤)
動物クモ
動物ニワトリ(冷帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(冷帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
トウヒの森

トウヒの森」は、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。

表:「トウヒの森」に出現する実存
実存分類名称
樹木トウヒ(巨木)
樹木マツ
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本シダ
菜果サトウキビ
菜果スイートベリー
動物コウモリ
動物ウシ(冷帯種)
動物オオカミ(栗)
動物キツネ(赤)
動物クモ
動物ニワトリ(冷帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(冷帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
- カーナント
- ゾンビ
マツの森

マツの森」は、気温《0.30》メルトの冷帯の森林帯である。

表:「マツの森」に出現する実存
実存分類名称
樹木トウヒ
樹木マツ(巨木)
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本シダ
菜果サトウキビ
菜果スイートベリー
動物コウモリ
動物ウシ(冷帯種)
動物オオカミ(黒)
動物キツネ(赤)
動物クモ
動物ニワトリ(冷帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(冷帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
- カーナント
- ゾンビ
森林

森林は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。

表:森林の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木シラカバ
花茎シャクヤク
花茎スズラン
花茎タンポポ
花茎バラ
花茎ポピー
花茎ライラック
草本ウィード
草本エンマー
草本ツタ
草本ブッシュ
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物オオカミ(森)
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
花の森

花の森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。

表:「花の森」の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木シラカバ
花茎アリウム
花茎シャクヤク
花茎スズラン
花茎タンポポ
花茎チューリップ
花茎デイジー
花茎バラ
花茎ヒナソウ
花茎ポピー
花茎ヤグルマギク
花茎ライラック
草本ウィード
草本エンマー
菜果サトウキビ
動物ウサギ(茶・白茶・黒)
動物ウシ(温帯種)
動物クモ
動物ヒカリイカ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
シラカバの森

シラカバの森」は、気温《0.60》メルトの温帯の森林帯である。

表:「シラカバの森」の実存
実存分類名称
樹木シラカバ
花茎シャクヤク
花茎スズラン
花茎タンポポ
花茎バラ
花茎ポピー
花茎ライラック
花茎ワイルドフラワー
草本ウィード
草本エンマー
草本ブッシュ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
ダークオークの森

ダークオークの森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。

表:「ダークオークの森」の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木シラカバ
樹木ダークオーク
花茎シャクヤク
花茎スズラン
花茎タンポポ
花茎バラ
花茎ポピー
花茎ライラック
草本ウィード
草本エンマー
草本ツタ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
常界菌スカーレット
常界菌ヘーゼル
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
- カーナント
- ゾンビ
ペールオークの森

ペールオークの森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。

表:「ペールオークの森」の実存
実存分類名称
樹木ペールオーク
花茎ヒトミソウ
草本ウィード
草本オボロゴケ
草本エンマー
菜果サトウキビ
動物クモ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーキング
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
密林

密林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。

表:密林の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木タケ
樹木マホガニー
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本シダ
草本ツタ
菜果カカオ
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
菜果スイカ
動物コウモリ
動物ウシ(熱帯種)
動物オウム
動物オオカミ(錆)
動物クモ
動物ニワトリ(熱帯種)
動物パンダ
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(熱帯種)
動物ヤマネコ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
竹林

竹林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。

表:竹林の実存
実存分類名称
樹木オーク
樹木タケ
樹木マホガニー
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
草本ツタ
菜果カカオ
菜果サトウキビ
菜果スイカ
動物コウモリ
動物ウシ(熱帯種)
動物オウム
動物クモ
動物ニワトリ(熱帯種)
動物パンダ
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(熱帯種)
動物ヤマネコ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ

第五項:乾燥帯の地命圏

サバンナ

サバンナは、気温《1.00~2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。

表:サバンナの実存
実存分類名称
樹木アカシア
樹木オーク
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物アルマジロ
動物ウシ(熱帯種)
動物ウマ
動物オオカミ(斑)
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(熱帯種)
動物ラマ
動物ロバ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビウマ
荒野

荒野は、気温《2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。

表:荒野の実存
実存分類名称
樹木オーク
草本ウィード
草本エンマー
草本サボテン
草本ドライグラス
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物アルマジロ
動物ウシ(熱帯種)
動物オオカミ(縞)
動物クモ
動物シルバーフィッシュ
動物ニワトリ(熱帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(熱帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
砂漠

砂漠は、気温《2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。

表:砂漠の実存
実存分類名称
草本サボテン
草本ドライグラス
菜果サトウキビ
動物ウサギ(金)
動物クモ
動物ヒカリイカ
動物ラクダ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- パーチド
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビラクダ
- ハスク

第六項:平原帯の地命圏

雪原

雪原は、気温《0.00》メルトの寒帯の平原帯である。

表:雪原の実存
実存分類名称
樹木トウヒ
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本エンマー
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
動物ウサギ(白・白黒)
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
- ゾンビウマ
氷樹

氷樹は、気温《0.00》メルトの寒帯の平原帯である。

表:氷樹の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物ウサギ(白・白黒)
動物クモ
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビウマ
平原

平原は、気温《0.80》メルトの温帯の平原帯である。

表:平原の実存
実存分類名称
樹木オーク
花茎タンポポ
花茎チューリップ
花茎デイジー
花茎ヒナソウ
花茎ポピー
花茎ヤグルマギク
草本ウィード
草本エンマー
草本ブッシュ
菜果カボチャ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物ウマ
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
動物ロバ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビウマ
ヒマワリの平原

ヒマワリの平原」は、気温《0.80》メルトの温帯の平原帯である。

表:「ヒマワリの平原」の実存
実存分類名称
樹木オーク
花茎タンポポ
花茎チューリップ
花茎デイジー
花茎ヒナソウ
花茎ヒマワリ
花茎ポピー
花茎ヤグルマギク
草本ウィード
草本エンマー
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物ウマ
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
動物ミツバチ
動物ロバ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビウマ

第七項:湿地帯の地命圏

沼地

沼地は、気温《0.80》メルトの温帯の湿地帯である。

表:沼地の実存
実存分類名称
樹木オーク
花茎ヒスイラン
草本ウィード
草本カイソウ
草本エンマー
草本スイレン
草本ツタ
草本ホタルソウ
菜果サトウキビ
動物コウモリ
動物ウシ(温帯種)
動物カエル(温帯種)
動物クモ
動物ニワトリ(温帯種)
動物ネコ
動物ヒカリイカ
動物ヒツジ(白・朧・灰・黒・茶・桜)
動物ブタ(温帯種)
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
常界菌スカーレット
常界菌ヘーゼル
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
- カーナント
- ゾンビ
- ボグド
マングローブの沼地

マングローブの沼地」は、気温《0.80》メルトの温帯の湿地帯である。

表:「マングローブの沼地」の実存
実存分類名称
樹木マングローブ
草本ウィード
草本エンマー
草本カイソウ
草本コケ
草本スイレン
草本ツタ
草本ホタルソウ
動物コウモリ
動物カエル(熱帯種)
動物クモ
動物ヒカリイカ
動物ミツバチ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ボグド

第八項:沿岸帯の地命圏

雪浜

雪浜は、気温《0.05》メルトの寒帯の沿岸帯である。

表:雪浜の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物ウサギ(白・白黒)
動物クモ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
石岸

石岸は、気温《0.20》メルトの冷帯の沿岸帯である。

表:石岸の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物クモ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
砂浜

砂浜は、気温《0.80》メルトの温帯の沿岸帯である。

表:砂浜の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物カメ
動物クモ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ

第九項:島嶼帯の地命圏

キノコの島

キノコの島」は、気温《0.90》メルトの温帯の島嶼帯である。

表:「キノコの島」の実存
実存分類名称
草本ウィード
草本エンマー
草本ホタルソウ
菜果サトウキビ
動物ヒカリイカ
常界菌スカーレット
常界菌ヘーゼル
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
創界菌マイセリウム
- ムーシュルーム

第十項:河川の地命圏

氷川

氷川は、気温《0.00》メルトの寒帯の河川である。

表:氷川の実存
実存分類名称
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本カイソウ
草本エンマー
草本ブッシュ
菜果サトウキビ
動物イカ
動物ウサギ(白・白黒)
動物サケ
動物シロクマ
動物ヒカリイカ
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
- ドラウンド
水川

水川は、気温《0.50》メルトの温帯の河川である。

表:水川の実存
実存分類名称
花茎タンポポ
花茎ポピー
草本ウィード
草本カイソウ
草本エンマー
草本ブッシュ
草本ホタルソウ
菜果サトウキビ
動物イカ
動物サケ
動物ヒカリイカ
緑遊スライム
- ドラウンド

第十一項:海洋の地命圏

寒帯海洋

寒帯海洋は、気温《0.00》メルトの寒帯の海洋である。

表:寒帯海洋の実存
実存分類名称
菜果サトウキビ
動物イカ
動物ウサギ(白・白黒)
動物オウムガイ
動物クモ
動物サケ
動物シロクマ
動物タラ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
- ストレイ
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド
冷帯海洋

冷帯海洋は、気温《0.50》メルトの冷帯の海洋である。

表:冷帯海洋の実存
実存分類名称
草本カイソウ
菜果コンブ
菜果サトウキビ
動物イカ
動物イルカ
動物オウムガイ
動物クモ
動物サケ
動物タラ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド
温帯海洋

温帯海洋は、気温《0.50》メルトの温帯の海洋である。

表:温帯海洋の実存
実存分類名称
草本カイソウ
菜果コンブ
菜果サトウキビ
動物イカ
動物イルカ
動物オウムガイ
動物クモ
動物サケ
動物タラ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド
熱帯海洋

熱帯海洋は、気温《0.50》メルトの熱帯の海洋である。

表:熱帯海洋の実存
実存分類名称
草本カイソウ
菜果コンブ
菜果サトウキビ
動物イカ
動物イルカ
動物オウムガイ
動物クモ
動物サケ
動物タラ
動物ヒカリイカ
動物彩魚
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド
珊瑚海洋

珊瑚海洋は、気温《0.50》メルトの熱帯の海洋である。

表:珊瑚海洋の実存
実存分類名称
草本カイソウ
菜果サトウキビ
動物シーピクルス
動物珊瑚
動物イカ
動物イルカ
動物オウムガイ
動物クモ
動物ヒカリイカ
動物フグ
動物彩魚
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド

第十二項:洞窟帯の地命圏

鍾乳洞

鍾乳洞は、気温《0.20》メルトの冷帯の洞窟帯である。

表:鍾乳洞の実存
実存分類名称
動物クモ
動物ヒカリイカ
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
- カーナント
- ゾンビ
- ゾンビオウムガイ
- ドラウンド
穢深層

穢深層は、気温《0.80》メルトの温帯の洞窟帯である。

「寂しい魂」が最深層に堆積して形成された地生圏である。穢深層には生物は一切存在せず、も出現しないが、を喰らう穢澱が徘徊しており、極めて危険である。この穢深層全体を一個体とみなすのが穢深層群体説である。

穢深層群体説

穢深層は、最深層に堆積した「寂しい魂」が群体を形成し、一つの個体のように活動しているもの、という仮説。個々の穢響は細胞に相当し、穢糸を伸ばして周囲に接着している。穢招は摂食器・消化器であり、餌である魂珠を取り込み、新たな穢響を生成して穢深層を成長させる。穢調は感覚器で、外敵の「魂の気配」を感知して穢叫に伝達する。穢叫は発声器として、穢調が感知した気配に反応し、穢深層の仲間に警戒を呼びかけ、外敵には威嚇の声を発する。穢叫が数回発声しても外敵が立ち去らない場合は、その脅威を排除するため、穢深層の「寂しい魂」が集合し、穢澱として実体化する。穢澱は捕食器かつ攻撃器であり、まずは外敵を魂ごと喰らおうとするが、叶わない場合は「魂の焔」を放射し、その魂を滅却して穢深層の静寂を回復しようとする。

表:穢深層の実存
実存分類名称
- 穢響
- 穢叫
- 穢調
- 穢招
- 穢澱
創界菌穢糸
地図:穢深層の分布(創界深層)

一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
】陸地。
】山岳。
】湖。
穢深層
海洋
】島。
】原点。
】区分線。
】海岸線。

Z|X -4096              0               4096
-4096 ━■■・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3840 ~■■■■■・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3584 ~~■■■・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・
-3328 ┓~■■■■・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓■・・・
-3072 ┗━┛・・・・・・・■・・┗━┳┛・・/・・・・┗■■■■■・・
-2816 ・・・・・・・■・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・■■■■▢・・
-2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・■■■■・・▢
-2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・■■■■・・・
-2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原■■・・・
-1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・┃~~~央海~~┃・・・■・・・■■■・・
-1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━■━━
-1280 ━╋┛~~~┃・・・・・┃~~~◇~~~┃・・■・┏┛~~~~~
-1024 ━┛~~~┏┛・・・・・┗┓~~央玉島~┗┓・・・┃~~~~~┏
 -768 ~┏━━━┛・・・・・・・┗┓~~~~~~┃┏━┓┃~~~┏━╋
 -512 ━┛・・・・・・・・・・・・┗┓~~~~~■■~┗┛~~~┗━┛
 -256 ・・・・・・・・大雪原・・■■┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~
  0 ・・・・・・・・・・■■■■■~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏
 256 ・・・・・・・・・・■■■■■━━■■・・┗■┓~~~~┏━━╋
 512 ・■■■■■■・・・・■■■■■■■・・■■■■■■~┏┛・・┃
 768 ・・・■■■■■■■■■■■■■■■■・・・■■■┛~┃■・┏┛
 1024 ・・・・・■■■・┗┛■■■■■■■■・大豊原・┃~■■・┏┛~
 1280 ・・・・・■■■■・│■■■■■■■■・・・・■┗━┛・・┃~◇
 1536 ・・・■■■■■■■■■■■■■■・・▢・・・・・│■・・┗┓~
 1792 ・・・・■■■■■■■■■■・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~
 2048 ・・・・・■■■■■■~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~
 2304 ・・・・■■■■■■┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~
 2560 ・・・■■■■■■┏━┛~~~┃・・・■・┏┛~~~┗┛~~~~
 2816 ・・▢■■■■■・┃~~南海~┗━┓■━━┛~~~~~~┏┓~~
 3072 ・・・■■■■・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~
 3328 ┏━━━■■・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏
 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃
 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
ツツジの洞窟

ツツジの洞窟」は、気温《0.90》メルトの熱帯の洞窟帯である。

表:「ツツジの洞窟」の実存
実存分類名称
樹木ツツジ
草本エンマー
草本コケ
草本ツタ
草本ドリップリーフ
菜果グロウベリー
動物ウーパールーパー
動物クモ
動物ヒカリイカ
動物彩魚
緑遊クリーパー
緑遊スライム
- スケルトン
異界人異界人
常界菌マイコブロッサム
常界菌マイコライザ
- カーナント
- ゾンビ

第十三項:その他の地命圏

アメジストの晶洞

アメジストの晶洞」は、創界の地下《Y = -58~30》に形成される、アメジストを生成する空洞である。「滑らかな玄武岩」の外層、方解石の中層、およびアメジスト竏の内層の三層からなる。内層に存在するアメジスト床では「アメジストの芽」や「アメジストの塊」が成長しており、「アメジストの欠片」を採掘することができる。また、アメジスト床には穢響の「寂しい魂」が集積することから、穢深層付近のアメジストは異常な早さで成長する。このため、アメジストは「魂の宝石」とも呼ばれ、穢深層の鎮魂にも活用された。

表:「アメジストの晶洞」の実存
実存分類名称
- アメジスト
洞窟

洞窟は、

峡谷

峡谷は、

第四節:冥界の地命圏

冥界は全域の気温が《2.00》メルトである。

冥荒地

冥荒地は、主に冥界岩からなる地生圏。

表:冥荒地の実存
実存分類名称
冥竜人ガスト
辺境人ピグリン
辺境人マグマスライム
辺境人ストライダー
異界人異界人
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
辺境人ゾンビピグリン
玄武峡

玄武峡は、玄武岩御影石赤熱岩溶岩からなる地生圏。過酷な環境のため、創界人の魂に由来する辺境人は棲息しておらず、「辺境人の砦」も存在しない。

表:玄武峡の実存
実存分類名称
冥竜人ガスト
辺境人マグマスライム
辺境人ストライダー
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
魂砂峡

魂砂峡は、主に魂砂魂土からなる地生圏。多数の「冥界竜の化石」が露出している。

表:魂砂峡の実存
実存分類名称
冥竜人ガスト
辺境人スケルトン
辺境人ストライダー
異界人異界人
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
クリムゾンの森

クリムゾンの森」は、。

表:「クリムゾンの森」の実存
実存分類名称
辺境人ピグリン
辺境人ストライダー
辺境人ホグリン
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
冥界菌クリムゾン
冥界菌碧キノコ
辺境人ゾンビピグリン
ティールの森

ティールの森」は、

表:「ティールの森」の実存
実存分類名称
辺境人ストライダー
異界人異界人
常界菌赤キノコ
常界菌茶キノコ
冥界菌ティール
冥界菌葵キノコ

第五節:異界の地命圏

異界

異界は全域が気温《0.50》メルトである。

表:異界の実存
実存分類名称
異界人異界人
- 異界竜
異界菌コーラス
- シュルカー

第六節:附表

表:地命圏と気温
地帯地命圏気温
山頂雪峰《-0.70》
氷峰《-0.70》
石峰《1.00》
山稜雪稜《-0.30》
山林《-0.20》
草地《0.30》
サクラの林《0.30》
丘陵帯風食丘《0.20》
森林帯寒帯タイガ《-0.50》
冷帯タイガ《0.25》
トウヒの森《0.25》
マツの森《0.30》
森林《0.70》
花の森《0.70》
シラカバの森《0.60》
ダークオークの森《0.70》
ペールオークの森《0.70》
密林《0.95》
竹林《0.95》
乾燥帯サバンナ《1.00~2.00》
荒野《2.00》
砂漠《2.00》
平原帯雪原《0.00》
氷樹《0.00》
平原《0.80》
ヒマワリの平原《0.80》
湿地帯沼地《0.80》
マングローブの沼地《0.80》
沿岸帯雪浜《0.05》
石岸《0.20》
砂浜《0.80》
島嶼帯キノコの島《0.90》
河川氷川《0.00》
水川《0.50》
海洋寒帯海洋《0.00》
冷帯海洋《0.50》
温帯海洋《0.50》
熱帯海洋《0.50》
珊瑚海洋《0.50》
洞窟帯鍾乳洞《0.20》
穢深層《0.80》
ツツジの洞窟《0.90》
その他アメジストの晶洞地表に準ずる
峡谷地表に準ずる
冥界冥荒地《2.00》
魂砂峡《2.00》
玄武峡《2.00》
クリムゾンの森《2.00》
ティールの森《2.00》
異界異界《0.50》

章:地理

創界人による界域の区分を地理という。地理の境界は人為的だが、地帯地勢気候地命圏の境界と一致する場合が多い。

章:地名(設定)

地名は、大豊原は菓子、大雪原は酒、大荒原は香辛料の名称から命名する。各領域には八、創界全体で二十四の地方が存在する。これに冥界と異界を加えた二十六の地方に、それぞれ異なる三界文字を割り当て、地方名の頭文字とする。各地方内に存在する山・川・町などの名称も、原則として地方名に従って命名する。

「太古の崩壊」以降、三界の地名は基本的に入植時に命名されたので、創界人にとって地名は、地理を認識するための記号的な意味合いが強い。

表:地名の命名則
領域頭文字
大豊原B, L, G, P, T, S, N, Z菓子・料理
大雪原U, M, F, C, E, W, J, O酒・飲料
大荒原A, D, H, I, K, R, V, Y香辛料・調味料
冥界X
異界Q

節:創界の距離感(設定)

《マインクラフト》の《プレイヤー》の歩行速度は4.317メートル/秒から計算。
「距離感」とは、移動を伴うマクロな距離感のことで、「長さ」とは異なる。

創界距離現実距離距離感
距離感換算基準1メジャー 20メートル
歩行速度4メジャー/秒=240メジャー/分5,000メートル/時間1メジャー=20.83メートル
行軍距離1,024メジャー/日 
(歩行速度×4.26分)
地図Lv3に相当
20,000メートル/日
(歩行速度×4時間)
1メジャー=19.53メートル

マイクラで自然に形成される最も高い山の高度はY=256。海面がY=63なので、この山の海抜は256-63=193メジャーとなる。距離感にすると標高3860メートルで、富士山くらいの高さ。雲の高度は平均Y=194で、標高131メジャー=2620メートルとなる。ブロックが置ける限界高度がY=320で、標高257メジャー=5140メートルで、これが創界の大気圏と考えられる。一方、深層都市があるY=-51は海抜換算で51+63=114メジャー=2280メートルで、現実世界では考えにくい深度となる。

DELTA世界の範囲は8192メジャー四方。距離感にすると、約164km四方で、約27000平方km。これは関東地方より一回り小さい面積。央海の面積は1,258平方kmで、琵琶湖の約1.9倍、東京23区の約2.0倍。南北最大61 km、東西最大41 km。

創界の地形粗度指数TRI

  • 詳細は「DELTAの設定 ver 105」を参照。

創界は地形粗度指数(Terrain Ruggedness Index, TRI)が高い。

  • TRIは、隣接セルとの標高差の平均。平野で低く、山岳で高い。
  • チャンク単位をセルとした、ある面積あたりのTRIが計算できそう。

TRI(距離正規化)

日本列島型と中西部型で、代表的な「平均勾配の桁」を出すだけで勝てます。例えば感覚的にでも、

  • 日本の山地は 1kmで100m上がる場面が普通にあるので平均勾配は0.1程度の区間が頻出
  • 中西部は 10kmで10mみたいな領域が広くて平均勾配は0.001程度に落ちる

一方マイクラは、地表に「1メジャー上がるのに1メジャー進む」段差が頻出するので局所的には1.0近い。これだけで「二桁〜三桁」は平気で差がつきます。

チャンク代表標高を座標順に羅列したcsvファイルからチャンクTRIを算出するプロンプト:

あなたは地形解析の助手です。入力は「マイクラのチャンク代表標高」を格子状に並べたCSVです。このCSVからチャンクTRI(Terrain Ruggedness Index)を算出し、結果をCSVで出力してください。実装はPythonで行い、堅牢に動くようにしてください。

# 入力仕様
- 入力CSVはチャンク格子の代表標高を含む。
- 形式A(推奨): 長形式
  - 列: x, z, h
  - x, z はチャンク座標(整数)。h は代表標高(数値)。
- 形式B: 広形式(グリッド)
  - 1行目はヘッダとしてx座標(または列番号)を持つか、ヘッダなしの数値グリッドでもよい。
  - 行がz方向、列がx方向。各セルが代表標高h。
- どちらの形式でも自動判定して処理すること。

# 定義
- 近傍は8近傍(N, NE, E, SE, S, SW, W, NW)。
- チャンクTRI(基本形):
  TRI(x,z) = 平均_i |H(x,z) - H_i|
  ただし i は存在する近傍のみを使い、平均は近傍数で割る。
- オプションで距離正規化版(Normalized TRI)も算出する:
  NTRI(x,z) = 平均_i (|H(x,z) - H_i| / d_i)
  ここで d_i = 16(上下左右), 16*sqrt(2)(対角)。単位は「標高/メジャー」。
- どちらも算出し、出力に含める(NTRIは常に計算して良い)。

# 欠損・端処理
- 欠損セル(空白、NaN)がある場合、そのセルのTRIはNaNにする。
- 近傍が欠損の場合、その近傍は平均計算から除外する。
- 端のセルは存在する近傍のみで平均する。
- 近傍が1つも使えない場合、TRI/NTRIはNaN。

# 出力
- 出力は長形式CSV。
- 列: x, z, h, tri, ntri, n_neighbors
- 追加でサマリーも表示:
  - tri と ntri の mean / median / std / min / max(NaN除外)
  - tri 上位10%の閾値と、そのセルの割合

# 使い方
- 入力ファイルパスと出力ファイルパスを冒頭で変数として指定できるようにする。
- 依存は標準ライブラリ+pandas+numpyに限定。

# 期待する回答
- Pythonコード(そのまま実行できる)
- 主要な処理の説明(短く)
- 入力が形式Bだった場合の自動判定・変換の説明
創界の伊能忠敬

チャンクTRIを開発し、実測した創界の伊能忠敬的人物。
地理学の泰斗か、軍事的密命を帯びた官僚か、はたまた在野の地図好きかはわかりませんが…

節:創界と地下

そもそもマイクラでは採掘のコストが低い。人力(ツルハシ)で大規模な地下空間を作れる。
地下もスカスカの穴だらけで、利用可能な空間としての洞窟が多数存在する。
一方で、崩落の危険性はない。

創界に存在する無数の洞窟や峡谷の多くは「太古の崩壊」によって形成された。

{深層が利用できるのは深層岩の採掘技術がある深層系の文明だけ。古代系は表層(石層)しか利用できない}

上深層は、創界深度《0~-18》メジャーの深層。
中深層は、創界深度《-18~-36》メジャーの深層。
下深層は、創界深度《-36~-54》メジャーの深層。

節:大豊原

大豊原のような山岳・丘陵地帯は植生が多彩だが、大規模な耕作が可能な平原が極端に少ない。
現実スケールに換算すると起伏が極端に激しい。日本列島型。山岳や河川が自然の境界となる。
各勢力は、利用可能な土地をできるだけ開発しようとする。日本の棚田のようなことが起こる。
勢力圏内には満遍なく建築・施設が立てられる。勢力圏は「面型」。
一方で、高速・大量の交通網は貧弱。街道を通すよりも、トンネルを掘ったり橋をかけたりする方がコストが低い。
地下利用のモチベーションは、まあまあ高い。

節:大雪原

雪原は起伏が少ないが、全域が数メジャーの高さに堆積した雪に覆われている。
降雪があると一晩で一メジャー弱の雪が積もる。水も凍結しており、耕作には全く適さない。
フィヨウメクの各都市は地下空間に施設が集中した「点型」。
勢力どうしは地下隧道ないし地上回廊で結ばれる。中国や欧州の城塞都市の地下版。
地下利用のモチベーションは高い。

節:大荒原

砂漠とメサからなる大荒原は、起伏が少ない。雨が降らず、土もない。耕作には適さない。
運河の建設、鉄道の敷設によって高速・大量の交通網を整備するモチベーションが高い。
運河や鉄道の沿線が発展する「線型」。
一方で地下空間の利用モチベーションは低い。

節:大平原

気候温暖な大平原は最も耕作に適した土地であり、創界人にとっては理想の環境。
しかし竜が棲息しているので利用できない。

節:羅針盤と方角

  • マイクラのコンパスは方角(東西南北)を指すのではなく、常に、現在地から原点(スポーン地点)の方向を指す。
  • マイクラでは、常に太陽が真東から昇り、真西に沈む。地面に棒を立てれば、その影によっていつでも正確な東西を得ることができる。だから、現実世界的なコンパスは不要である。
  • マイクラコンパスは世界地理の理解において、原点中心型・放射状距離表現・同心円的理解に結び付く??
  • 太陽によって方角を参照できない深層人はどうしたのか??
  • そもそも深層の生活に方角が必要なのか? 数学的位置関係だけで充分では?

{かつて羅針盤は創界の原点《0, 0》を指していたが、「太古の崩壊」によって電界が乱れ、現在ではスポーンキューブ《-160 ,-80》~《-145, -65》の中心《-152, -72》を指すようになった}

章:創界の地理

第一節:竜大陸

第一項:概要

創界座標《-4096, -4096》から《4096, 4096》までの八一九二メジャー四方を含む創界の一帯を竜大陸という。創界文明には、竜大陸の外縁に関する情報はほとんどない。

グルンドラカ(Grundraca)は「精霊の亡骸」を意味する古語である。『{創世記}』によれば、グルンドラカは、亡骸の背中から芽生えた魂が栄える大地(Grund)であり、「精霊の現身」(Draca)が君臨していた。やがてヒトが現れ、自らが立つ大地を創界(The Ground)と呼び、「精霊の現身」をタツ(The Drake)や(The Dragon)として崇るようになった。創界人となった彼らは、グルンドラカを竜大陸(The Grundraca)と称するようになる。

竜大陸は、古世紀の「太古の崩壊」と呼ばれる地殻変動によって、大きく地形が変化している。「太古の崩壊」以前の地理は不明な点も多い。また、現在においても、広大な竜大陸の全貌は把握されていない。創界人の探索が及んでいるのは、東海南海に面した、南東の一角に限られている。一般的には、この範囲を指して「竜大陸」ということが多い。

表:竜大陸の地理

第二項:「太古の崩壊」以前の竜大陸

竜大陸は、気候や植生によって複数の領域に分けられる。「太古の崩壊」以前の竜大陸では、清浄な大竜原を中心に、には豊饒な大豊原西には寒冷な大雪原には荒涼な大荒原には温和な大平原が続いていた。大竜原の中央には霊峰が聳えており、竜の棲処となっていた。しかし、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、棲処と縄張を失った竜は、北の大平原へと去っていった。その後、代わって創界人が大竜原に集い始める。この地に太古文明を築き、太古人を名乗った彼らは、竜が見捨てた大竜原を「太古の大地」というようになる。

地図:「太古の崩壊」以前の竜大陸(創界地上)

一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
】陸地。
】山岳。
】湖。
海洋
】島。
】《スポーン地点》。
】区分線。
】海岸線。

Z|X -4096              0               4096
-4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・
-3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・
-3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━━┛・・/・・・・┗━━┛・・・・
-2816 ・・・・・・・・・・・・・┌────┐・・・・・・・・▢・▢・・
-2560 ・・・・・・・・・・・┌─┘・・・・│・・・・・・・・・・・・▢
-2304 ・・・・・・・・・・・│・・・・・・└┐・・・・・・・・・・・・
-2048 ・・・・┏━┓────│・・・・・・・│・・・・大荒原・・・・・
-1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・│・・大竜原・・│・・・・・・・・・・・・
-1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・└┐・・・・・・└┐・・・・・┏━━━━━
-1280 ━╋┛~~~┃・・・・・│・・・∧・・・│・・・・┏┛~~~~~
-1024 ━┛~~~┏┛・・・・・└┐・・霊峰・・└┐・・・┃~~~~~┏
 -768 ~┏━━━┛・・・・・・・└┐・・・・・・│┏━┓┃~~~┏━╋
 -512 ━┛・・・・・・・・・・・・└┐・・・・・├┃~┗┛~~~┗━┛
 -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┌┘・・・┌─┘┗┓~~東海~~~~
  0 ・・・・・・・・・・・・・・│・★・┌┘・┏━┛~~~~~~~┏
 256 ・・・・・・・・・・・・・・└───┘・・┗━┓~~~~┏━━╋
 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃
 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛
 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~
 1280 ・・・・・・・^^・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇
 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~
 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~
 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~
 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~
 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~
 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~
 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~
 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏
 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃
 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃

第三項:「太古の崩壊」以後の竜大陸

古世紀に起きた「太古の崩壊」によって「太古の大地」は崩落し、広大な範囲が陥没した。そこに東海からが流入し、新たに生じた水源が連鎖的に水源を生み、「太古の大地」であった地層は一夜にして水に満たされた。これが央海である。霊峰は央海の島々として残り、央玉島および央珠島と名付けられた。央海を満たした膨大な水は、主に東の大荒原の空気から供給された。このため、大荒原は極端に乾燥し、荒野砂漠が広がる不毛の地と化した。同時に、央海上空では、空気中の水蒸気が急激に失われて気圧が低下し、西の大雪原から空気が流れ込んだ。これにより大雪原の寒冷化が進行し、氷樹が形成された。

地図:「太古の崩壊」以後の竜大陸(創界地上)

一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
】陸地。
】山岳。
】湖。
海洋
】島。
】原点。
】区分線。
】海岸線。

Z|X -4096              0               4096
-4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・
-3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・
-3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・
-3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━┳┛・・/・・・・┗━━┛・・・・
-2816 ・・・・・・・・・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・・・▢・▢・・
-2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・・・・・・・▢
-2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・・・・・・・・
-2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原・・・・・
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-1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━━━━
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 -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┏┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~
  0 ・・・・・・・・・・・・・・┃~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏
 256 ・・・・・・・・・・・・・・┗━━┻┛・・┗━┓~~~~┏━━╋
 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃
 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛
 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~
 1280 ・・・・・・・∧∧・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇
 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~
 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~
 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~
 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~
 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~
 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~
 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~
 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏
 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃
 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃

第二節:大竜原・太古の大地・央海

大竜原一帯は、竜大陸の中で最も激烈な地質学的変遷を辿った領域であり、また、創界の歴史の起点となった土地でもある。創界座標では、《0, 0》~《-1024, -2048》~《0, -3072》~《1024, -1024》 を結ぶ四角形の範囲である。

第一項:大竜原

大竜原は、竜大陸の中央に位置する清浄な領域であり、中央には霊峰「ブランドラカ」が聳えていた。ブランドラカ(Brandraca)は「精霊の火」を意味する古語である。大竜原の最深部には岩盤の層がなく、極深層である冥界と地層的に連続していた。そのため、冥界の溶岩が創界の深層にまで達し、竜大陸の地下には巨大な溶岩溜まりが形成された。噴火して地表に現れた溶岩が「精霊の血」と解され、転じて、活火山として隆起した霊峰の名前となる。やがて、「精霊の現身」である竜が霊峰に棲み付き、大竜原を縄張として竜大陸一帯に君臨した。霊峰の火山活動は長らく沈静化しており、竜大陸は安定した状態にあった。しかし、年代不明のある時期に、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、竜は北の大平原へと去っていった。

第二項:太古の大地

太古の大地」は、「霊峰の大噴火」後の大竜原の名称である。噴火によって、大竜原には肥沃な土壌が形成された。隣接領域の創界人は、竜が去ったこの地に入植を始める。彼らは、霊峰の頂に建設した聖殿を中心とする太古文明を築き、大竜原を「太古の大地」と呼んだ。太古文明では、農耕と牧畜が盛んに行われ、人口の増加とともに多様な建築が発展し、聖殿を核とする信仰社会が成立した。「太古の大地」は竜大陸の中心地となり、特に、気候の厳しい大雪原や大荒原からの移住が進んだ。

第三項:太古の崩壊

太古の崩壊」は、太古文明末期に生じた大規模な地殻変動である。「太古の大地」は複数のプレートの隙間に位置するため、最深部の岩盤層がなく、創界と冥界が連続していた。大竜原時代の深層に蓄積されていた冥界の溶岩は、「霊峰の大噴火」によって放出され、溶岩溜まりは空洞となっていた。古世紀末期、各プレートが隙間を埋めようと動いた結果、「太古の大地」の最深部に岩盤層が形成され、創界と冥界は隔絶された。この地殻変動によって、溶岩溜まりであった空洞が崩落し、「太古の大地」は陥没した。このとき形成された巨大なカルデラは、東海から流入した水による連鎖的な水源生成によって、一夜にして水に満たされた。この一連の現象を「太古の崩壊」という。「太古の大地」のプレートが沈み込んだのは、南の大豊原側とする南沈説と、西の大雪原側とする西沈説がある。

第四項:央海

央海は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」であった領域に形成された内海である。創界人は、太古文明が海底に消えたことを記憶し、畏れている。そのため歴史を通じて航海術に関心が低く、帆船は沿岸部を航行する程度で、央海の探索は進んでいない。特に、央海北岸の存在を知らず、央海が竜大陸の内海であることを認識していない。央海の水の塩濃度は低く、沿岸部では農業用水として利用されている。

第五項:央玉島と央珠島

央玉島央珠島は、「太古の崩壊」後、霊峰の頂が央海の島として残ったものである。聖殿がある本島を央玉島、その北の小島を央珠島という。両島の地命圏は「キノコの島」であり、が出現しない絶対安全な地である。このことは、大竜原が清浄な領域とされ、霊峰に聖殿が建築された理由を説明する。

第三節:大豊原

大豊原は、竜大陸の南側に位置する豊穣な領域で、東海と南海に面する。「太古の崩壊」以降、大豊原北部の大ブルスケッタは、創界文明の中心地域となった。大豊原南部の未開地域は外ブルスケッタと呼ばれる。

地図:大豊原北部(創界地上)

一マス:六十四メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
】陸地。
】山岳。
海洋河川、湖。
】島。
】原点。
】区分線。
】海岸線。

Z|X -1024              0               1024              2048
-512 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┃・・・・・・┏━━━┓・・・・
-448 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┏┛~┐大荒原・┃~~~┗┓・・・
-384 ・・・・・・・・・・・~・┗┓~~~~~~┏┓~~~~央海~~~~~┏┛・・└┐・・・┃~~~~┗━━━
-320 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~┏┛┗┓~~~~~~~~┏━┛・・・・└┐・・┃~~┏┓~~~~
-256 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~┏┛・・┃~~~~~~~~┃・・・・・・・└──┗━━┛┃~~~~
-192 ・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~ノワール┃~~~~~~~┏┛・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~
-128 ・・大雪原・・・・・・・・┏━━┛~~┗┓・┏┛~~~~~┏━┛・・・・・・・・・・~┏━━━┓・┗┓~
 -64 ・・・・・・・・・・・・┏┛~~~~~~┗┓┃~~~~~┏┛・└┐・・・・・・・・┏━┛~~~┗┓┏┛~
  0 ・・・・・・・・・・∧・┃~~~★~~~~┃┃~~~~┏┛・・・│・・・・・┏━━┛~~~~~~┗┛~┏
 64 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┃┃~~┏━┛・・・・└┐・・・┏┛~~~~~~~~~~~~┃
 128 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┗┛~┏┛・~・・・・・│・・┏┛~~~~~┏┓~~東海~~┗
 192 ・・・・・・・・∧∧∧・┗┓~~~~~~~~~~┃・・・~┌─┐・│・・┃~~~~~~┃┗┓~~~~~~
 256 ・・・・・・・・∧∧∧┏━┛~~~~┏┓~┏━━┛・・・┌┘~└─┘・・┗┓~~~~┏┛・┃~~~~~~
 320 ・・∧∧∧・・・・│・┃~~~~~┏┛┗━┛・ティレナ・├┐~~~・・・・┃~~┏━┛・・┃~~~◇~~
 384 ・・∧・∧・・・・│・┃~┏━━━┛・・・│・・・・・┌┘│~~・・・・・┃~┏┛・∧・・┃~┏┓~~~
 448 ・・・∧∧・・・・│・┗━┛・・・・∧・・└─┐・・・│・└┐・・~~~・┗━┛・∧∧・・┗━┛┗━━━
 512 ・・・・・・・・・│・小ブルスケッタ∧・・・・└───┘・・├────┐・┌┘・・・・・・・・・・・・・
 576 ・・・・・・・・∧∧・・・西部・・・∧∧・・・・・・・~・・│・・・・│┌┘・・・・・∧・・・・・・・・
 640 ・・・・・・┌∧∧∧∧────∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・├┘・・・・・∧∧・・・・・・・・
 704 ・∧∧・・・│・∧・・・・・・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・│崇禍原・│・ガレット・∧∧・・・・・・・┏
 768 ・・∧・・┌┘・・・・∧∧∧・∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・│・・・・・・・∧・・・・・・・┃
 832 ∧∧・・・│・・・・∧∧∧∧・・・・∧∧∧∧・小ブルスケッタ│・~・┌┘・・・~・・・・・・・・・・・┃
 896 ∧∧・・・│・・・・∧・・・・・∧∧・∧∧∧・・・東部・・・│~~・│・・・・~・・・・・・・・・・・┃
 960 ・・・・・∧∧・・リュクス・・∧∧∧・∧∧∧・・・・・・・・│・・・│・・・・・・・・・∧・・・・・┏┛
1024 ・・・・~∧・・・・・・・・∧∧∧∧・・∧∧・・・・・・・・│・・・│・・~・・・・・・・・・・・┏┛~
1088 ・・∧∧~~∧・・・・∧∧∧∧∧∧∧・・∧∧∧∧・・・・・・│・・・├─┐・・・・・・・・・・・┏┛~~
1152 ・・∧・~・∧∧・・・∧∧∧∧∧・∧∧・∧・・∧・・・・・┌┴───┤・└───────────┃~┏┓
1216 ~・∧・・∧∧∧∧・・・∧∧∧∧∧∧・・∧・・∧・・・・・│~~~・└┐・・・・・・~・・・・・┗━╋┛
1280 ~・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・・∧∧∧∧∧──┐・┌┘・・・~~│・・・・~~~~・・・・・・┗┓
1344 ~~・・・∧∧∧─────────┬─∧∧∧・・・・│・│・・・・~~│・~・・~・・・・・・・・・・┗
1408 ・・・・・・・・・・・・・・・・┌┘・・・・・・・・└┬┘・~・・・~└┐・・・~・・・・・・・・┌─┐
1472 ∧・・・・・・∧外ブルスケッタ┌┘・・・・・・・・・・│・~~~~・・・└┐・・スコルダリア・・・│~└
1536 ・・・・・・・∧・・・・・・・│・・プレッツェル・・・│~~~~~・・・・└──────┐・・・┌┘~~
1600 ・・・・・・・・・・・・・・・│・・・・・・・・・・┌┘・~~~~・・・・・~・・・・・└───┘・・・
1664 ・・・・・・・・・・・・・・・└─┐・・・・・・・┌┘・・・~・・・~・・・~・・・外ブルスケッタ・・・
1728 ・・・・・・・・・・・・・・・・・└───────┘・・・・・・~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・

第一項:大ブルスケッタ

大ブルスケッタは、創界文明が及ぶ大豊原北部の地域である。小ブルスケッタリュクスガレットプレッツェルティレナスコルダリアノワールザバイオーネの八地方からなる。

第二項:小ブルスケッタ

小ブルスケッタは、大ブルスケッタの中核地方である。西部は、北面の央海と南面の山岳に囲まれた天然の要害であり、古代文明で最初の民集堂が置かれた。東部は豊かな農耕地帯であり、大ブルスケッタだけでなく、創界全体の食料供給を支えた。

ブルスケッタ
ビスコッティ

ビスコッティは、

ビスコッティ山は、小ブルスケッタ西部の北西にある山岳である。小ブルスケッタと、大雪原のウーゾ地方の境界として機能している。北東麓には「スズランの家」がある。

ビスコッティ隧道は、

ビスコッティ坑道は、

【開始】20250415

ブルスケッタの地区
  • バクラヴァ(Baklava)
  • ブラウニー(Brownie)
  • ババ(Baba)
  • ブリオッシュ(Brioche)

第三項:リュクス

リュクスは、小ブルスケッタの南に位置する地方である。高い山岳に周囲を囲まれ、中央部にも高山が屹立する。可住面積は少ないが、古代文明では三つの院が置かれ、ブルスケッタ王国では政治の中枢として機能した。西側の山には「辺境伯の滲出」で穿たれた、最深層にまで続く「大穴」が口を開けている。東側の山脈は、リュクスと小ブルスケッタ東部の穀倉地帯を分かつ険しい絶壁となっている。山岳によって護られたリュクスは、「辺境伯の蹂躙」による被害が少なく、古代文明の雰囲気が色濃く残る地方である。

第四項:ガレット

ガレットは、西部のサバンナと、東部の深い密林からなる。同盟戦争では、同盟軍の最前線となった。北はわずかにティレナと連絡し、南にスコルダリア、西にザバイオーネと接する。北と東は東海に面している。

第五項:プレッツェル

プレッツェルは、平原を主とする温暖な地方である。北はリュクスとブルスケッタに接し、その他の境界は外ブルスケッタと面している。

第六項:ティレナ

ティレナは、「ダークオークの森」と「ペールオークの森」に覆われた地方である。北は央海を挟んで、ノワールと近い。南はガレットとザバイオーネ、西はブルスケッタに接する。「ペールオークの森」は「朧の森」「死者の森」ともされ、近付く者はいない。

第七項:スコルダリア

スコルダリアは、サクラヒマワリ、および各種のが自生する華やかな地方である。北はガレット、西はザバイオーネに接し、南には外ブルスケッタ、東には未開の地が広がる。

スコルダリアの地区
  • セスティエール(Sestiere)
  • スフォリアテッラ(Sfogliatella)
  • スフレグラッセ(Soufflé Glacé)

第八項:ノワール

ノワールは、「太古の崩壊」で海没しきらなかった、央海南岸の低高度の地方である。西に大雪原と面し、ギルド連合ギルディアン連絡体との往来がある。央海を挟んで、南にブルスケッタとティレナに接する。

海晶島(ノワール環礁)

海晶島は、第二海底聖院のプリズマリン化が海上にまで及んで形成された陸地である。ノワール環礁とも呼ばれる。

第九項:ザバイオーネと崇禍原

ザバイオーネは、北にティレナ、東にガレット、南に外ブルスケッタ、西に小ブルスケッタ東部に接する。後に同盟戦争の最終決戦場となり、討伐された辺境伯によって汚染され、「汚れた辺境伯領」を意味する崇禍原と呼ばれるようになった。

第十項:聖嶺

聖嶺は、ブルスケッタとリュクスにまたがる険しい山岳地帯で、聖教団の本拠地である。

第十一項:外ブルスケッタ

外ブルスケッタは、創界文明が及ばない大豊原の地域である。

:大穴 (The Great Hole)

冥界から創界に滲出した辺境伯が、地下の深層文明を壊滅させた後、地上に侵攻するために開けた大穴。{辺境伯は、深層都市《-664, 1256》中心部のポータルを改造した創冥門から辺境伯が滲出してきた。冥界の地下《-83, 157》には、この深層都市の創冥門に対応する大型の創冥門がある。}

第四節:大雪原

大雪原は、竜大陸の西側に位置する寒冷な領域であり、ギルド連合およびギルディアン連絡体の勢力圏である。ほぼ全域が寒帯の地命圏で、雪原寒帯タイガに覆われている。

{近年、「太古の崩壊」による気候変動が収まり、央海沿岸の気候が温暖化している。}

第一項:フィヨウメク

フィヨウメク(Fjowumec)は、創界文明が及ぶ大雪原東部の地域である。ウルサスモルトフィアーノコアントローイーデルウィッテンベルグユリアナウーゾの八地方からなる。

第二項:ウルサス

太古の台地

太古の台地」は、大雪原のプレートが褶曲して形成された台地である。西沈説の支持者は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」のプレートが大雪原側に沈み込んだ証拠であると主張している。

ウルサスの地区
  • ウルム(Ulm)
  • ウンディーネ(Undine)
  • ウニコ(Unico)

第三項:モルト

モルトは、坑士都市モルトがある地方。

モルトの地区
  • マルサラ(Marsala)
  • マディラ(Madeira)
  • メスカル(Mezcal)
  • ミード(Mead)
  • モヒート(Mojito)
  • マンザニージャ(Manzanilla)
  • マルヴァジア(Malvasia)
  • マルティーニ(Martini)
  • マオタイ(Maotai)

第四項:フィアーノ

フィアーノの地区
  • フェルネット(Fernet)
  • フランジェリコ(Frangelico)
  • フランボワーズ(Framboise)
  • フィディック(Fiddich)

第五項:コアントロー

コアントローの地区
  • カルヴァドス(Calvados)
  • クラレット(Claret)
  • コルヴォ(Corvo)
  • クヴェ(Cuvee)
  • コルテーゼ(Cortese)
  • シャルトリューズ(Chartreuse)

第六項:イーデル

イーデルは、司書都市イーデルがある地方。

イーデルの地区
  • エヴァン(Evan)
  • エリシオン(Elysion)
  • エストレージャ(Estrella)
  • エクセルシオール(Excelsior)

第七項:ウィッテンベルグ

ウィッテンベルグの地区
  • ウィンザー(Windsor)
  • ウィンターグリーン(Wintergreen)
  • ウィンダミア(Windermere)

第八項:ユリアナ

ユリアナは、門吏都市ユリアナがある地方。

ユリアナの地区
  • ジュネヴァ(Jenever)
  • ジョラス(Joras)
  • ジャッファ(Jaffa)
  • ジャローヴァ(Jarova)
  • ジャッフェル(Jaffel)
  • イェーガー(Jaeger)
  • ジャスミーナ(Jasmina)
  • ジュニペリア(Juniperia)
  • ジャルディン(Jardin)
  • ジュビリー(Jubilee)
  • ジュラ(Jura)
  • ジュヴェナ(Juvena)

第九項:ウーゾ

ウーゾは、同盟戦争以降の創界の気温の上昇に伴い、大雪原の央海沿岸部のが解けて形成された、冷帯温帯の地命圏を含む地方である。

オズボーン

オズボーンは、ウーゾ地方南部の地区である。オズボーン丘陵がある。

ウーゾの地区
  • オルヴィエート(Orvieto)
  • オーバン(Orban)

第十項:外フィヨウメク

外フィヨウメクは、創界文明が及ばない大雪原の地域である。

第五節:大荒原

大荒原は、竜大陸の東側に位置する荒涼な領域であり、アトレド共和国が建国された地である。南部は東海に面している。アトレドヴィネガハリッサラズエルアイリスコーシャデメララヤウトリヤの八地方からなる。

{同盟戦争以降、「太古の崩壊」による気候変動が収まり、央海沿岸の気候が湿潤化している。}

第一項:アトレド

アトレドは、アトレド州がある地方である。

第二項:ヴィネガ

ヴィネガは、ヴィネガ州がある地方である。

ヴィネガの地区
  • ヴィネガ(Vinega)
  • ヴェッチ(Vetch)
  • ヴィンダルー(Vindaloo)
  • ヴィンダル(Vindal)
  • ヴァテル(Vatel)

第三項:ハリッサ

ハリッサは、ハリッサ州がある地方である。

ハリッサの地区
  • ハリッサ(Harissa)
  • ヒッコリー(Hickory)
  • ヒング(Hing)

第四項:ラズエル

ラズエルの地区

ラズエルは、ラズエル州がある地方である。

  • ラサム(Rasam)
  • ラズエル(Razuel)
  • ルー(Rue)
  • ラビゴット(Ravigote)

第五項:アイリス

アイリスは、アイリス州がある地方である。

アイリスの地区
  • アイリス(Iris)
  • イムリ(Imli)
  • イナール(Inar)
  • イソル(Isor)

第六項:コーシャ

コーシャは、コーシャ州がある地方である。

コーシャの地区
  • カロンジ(Kalonji)
  • カルカ(Kalka)
  • カシア(Kassia)
  • コーシャ(Kosher)

第七項:デメララ

デメララは、デメララ州がある地方である。

デメララの地区
  • ドゥッカ(Dukkah)
  • デュカ(Dukkha)
  • ディル(Dill)
  • デュルセ(Dulse)
  • デメララ(Demerara)
  • ダラカル(Darakar)
  • ダルチニ(Dalchini)

第八項:ヤウトリヤ

ヤウトリヤは、ヤウトリヤ州がある地方である。

ヤウトリヤの地区
  • ヤム(Yam)
  • ユズ(Yuzu)
  • ヤウトリヤ(Yautriya)
  • ユカリ(Yukari)

第九項:外アトレド

外アトレドは、創界文明が及ばない大荒原の地域である。

第六節:大平原

大平原は、竜大陸の北側に位置する温和な領域であり、「太古の崩壊」後は、創界竜の棲息地となっている。

第七節:東海と南海

第一項:東海

東海は、大豊原の東、大荒原の南の海である。複数の水路で央海と接続している。

竜の屍

竜の屍」は、竜の死体を基盤とする地命圏である。「命を育む竜の屍」という意味であり、これは「精霊の屍」が「魂と命が溢れる常界」となった創世神話と響き合うものである。

東海でオウムガイを喰らい尽くして絶滅した創海竜の死骸は深海に沈み、鯨骨生物群集のように独自の生態系(竜骨命存群集)を構築した。また、この生態系からオウムガイが復活し、央海へと逆進出した。

第二項:南海

南海は、大豊原の南の海である。大豊原南部の外ブルスケッタと接しており、北部の大ブルスケッタとは面していないため、詳細は不明である。

第八節:

第一項:霊骨山系

霊骨山系は、大豊原から南西方向に延びる巨大な山系(cordillera)。精霊の骨といわれる。「太古の崩壊」以前は霊峰も山系に含まれていた?

章:冥界の地理

第一節:概要

常界竜大陸に相当する冥界の範囲は、冥界座標《-512, -512》から《512, 512》までの一〇二四メジャー四方である。この一帯に、第一帝国辺境伯領辺境が同心円状に広がっている。冥界全域を俯瞰すると、第一帝国と辺境伯領は、果てなき辺境の中の極めて小さな領域に過ぎない。

地図:竜大陸の極深層(冥界)

一マス:三十二メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
冥荒地
玄武峡
魂砂峡
クリムゾンの森
ティールの森
】原点。
黒白の聖殿
冥竜人の要塞辺境伯の要塞
辺境人の砦 =辺境伯の砦
崩れた冥魂扉
】区分線。

Z|X -512   -384   -256   -128   0   128   256   384   512
-512 ~~~~++++・・・~~~~~~~~~^^^・・・・・・・・・
-480 ~~~~~+++・・~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・
-448 ~~~~~~~~◆~~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・
-416 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^^・・・・・・・・・・
-384 ~~~~~~++++~~~~~┏━┓^^^^^・・▼・・・・・・
-352 ・・・~++++++++・・┏┛・┃^・・・・・・・・・・・・・
-320 ・・・+++++++++・┏┛・・┗┓・・・・・・・・・・・・・
-288 ・・+++++++▢+・┏┛・帝国・┃・*****・・・・・・+
-256 ・・+++++++++・┃・・・・*┗┓**▢****・・・++
-224 ・・+++++++++・┃・・・***┃*******・・+++
-192 ・・+++++++++・┗┓・・***┗┓******・++++
-160 ~+++++++++++・┃・・****┃******+++++
-128 ~~+++++++++++┗┓・*●**┃******+++++
 -96 ~~~++++++++++・┃・+**┏┛*****++++++
 -64 ~~~~++++++++・・┗┓++┏┛*****+++++++
 -32 ~~~~~++++++・・・・┃・┏┛******+++++++
  0 ~~~~~~~~~~~~・・・┗★┛・・・****+++++++
 32 ~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・+++++++++・・
 64 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・
 96 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・
 128 ~~~~~~~~~~~~^^・・・・・+++▢++++++・・・
 160 ~~~▢~~~~~~~~・・・・・・・・・・▼+++++・・・・
 192 ~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・++++・・▢・
 224 ~~~~~~~~~~~・・・・****・・・・・・・・・・・・^
 256 ~~~~~~~~~~・・・・******・・・・・・・・・^^^
 288 ・~~~~~~~~・・・・********・・・・・・^^^^^
 320 ・・・~~◆~~・・・・・*******・・・・・^^^^^^^
 352 ・・・・・・・・・・・・********・・^^^^^^^^^^
 384 ・・・・・・・・・・・・*******・・^^^^^^^^^^^
 416 ・・・・・・・・・・・・・*****・・^^^^^^^^^^^^
 448 ・・・・・・・・・・・・・・**・▢・^^^^^^^^^^^^^
 480 *・・・・・・・・・・・・・・・・・^^^^^^^^^^^^^^

第二節:第一帝国

黒白の聖殿」を中心に成立した第一帝国は、創界大竜原=「太古の大地」=央海に相当する冥界の一帯を帝国領とした。冥界座標では、《0, 0》~《-128, -256》~《0, -384》~《128, -128》を結ぶ長方形の範囲となる。


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第三節:辺境伯領

第四節:辺境

第五節:冥界廊

冥界廊は、創冥門によって冥界に進出した深層人が、「太古の残骸」が最もよく採掘される冥界高度《16》メジャーの地層に掘った隧道。各方面に伸びた冥界廊はやがて、「辺境伯の要塞」の地下に突き当たり、「辺境伯の叛乱」の引き金となる。

表:冥界廊の創冥門
冥界拠点冥界座標 創界座標創界拠点備考
大豊原-《》《》太古の深層都市破壊済
-《》《》第一深層都市破壊済
-《》《》第二深層都市破壊済
-《》《》第三深層都市破壊済
-《》《》第四深層都市破壊済
-《》《》第五深層都市破壊済
-《》《》第六深層都市破壊済
-《》《》第七深層都市破壊済
-《》《》第八深層都市破壊済
-《-192, 0》《-1536, 0》審者都市ウルサス未設置
-《-160, 96》《-1280, 768》坑士都市モルト未設置
-《-224, 96》《-1792, 768》炉匠都市フィアーノ未設置
-《》《》貨商都市コアントロー未設置
-《-96, 32》《-768, -256》司書都市イーデル未設置
-《-160, -96》《-1280, -768》薬師都市ウィッテンベルグ未設置
-《-96, 32》《-768, 256》門吏都市ユリアナ未設置

第六節:霊脈路

冥界高度《8》メジャーに張り巡らされた精霊の血管網を霊脈路という。霊脈路を流れていた「精霊の血」は、精霊の死後に溶岩として流出し、現在は血管のみが残る。

「皇女の騎士」は霊脈路の各所に創冥門を設置し、創界の各地を高速で往来している。照明には、第二海底聖院で採掘されるプリズマリンを加工したシーランタンが用いられている。

表:霊脈路の創冥門
冥界拠点冥界座標 創界座標創界拠点備考
央海南稜堡《0, 0》 --
黒白の聖殿《32, -128》《256, -1024》央玉島純白の聖殿
-《0, -128》《0, -1024》央玉島(西拠点)
黒白の塔《16, -184》《128, -1472》央珠島
-《48, -112》《384, -899》第一聖院仮設置。第一聖院から冥界に至る坑道あり
-《88, -32》《696, -240》第二聖院ガーディアン/アイアンゴーレムトラップ
大豊原-《-32, 0》《-256, 2》スズランの家
-《64, 48》《516, 384》ティレナ邸仮設置
-《-32, 20》《-256, 163》太古の深層都市以前は冥界廊に接続。冥界廊側は破壊済。
-《-32, 128》《-256, -1024》第二深層都市仮設置。祭壇に移動予定。
大雪原-《-112, -48》《-896, -384》司書都市イーデル仮設置
-《-96, 24》《-768, 192》門吏都市ユリアナ仮設置。第一創異円・ユリアナ監獄
冥界冥竜人の要塞《256, 128》 - -
辺境人の砦《256, -512》 - -
ガストトラップ《-256, 128》 - - 高度《120》

部:言葉

章:言語

第一節:概要

心存の間で情報を交換するための言葉の体系を言語という。三界には複数の言語が存在する。

第二節:悠竜語

悠竜時代竜大陸の全域で創界人が使用していた言語を悠竜語という。悠竜語は、同一の言語基盤の上に、各村で異なる語彙や表現が展開される方言系である。悠竜時代は村の数が多く、近距離の村間の交流頻度は高かった。ある創界人の方言は、その行動範囲内では話者間で理解可能な悠竜語として通用した。

悠竜時代の悠竜語は現存しておらず、ごく一部が各言語の語源として残っている。悠竜語では語頭は大文字とし、Theを用いない。

第三節:三界語

太古の聚合」において、多くの創界人が竜大陸の各地から大竜原へと移住してきた。大竜原は各地の方言が混在する地となり、創界人の意思疎通が喫緊の課題となった。「太古の遊人」が悠竜語の各方言を整理し、共通語として制定した言語を三界語という。

太古の崩壊」によって大竜原が海没し、太古文明は滅亡した。央玉島で生き延びた太古人である「央玉の残光」は三界語を使い続けた。

異界語・創界語・冥界語・共和語は、語の形態・順番・表記などが異なるが、いずれも三界語の方言であり、相互に意思疎通が可能である。

第一項:異界語

太古文明の成立後、「魂の憩」を得て異界へと転相した異界人となった。異界において三界語が変化した言語を異界語という。

第二項:創界語

「太古の崩壊」後、大豊原に逃れた太古人は、ブルスケッタ古代文明を興して古代人となった。古代文明の発展に伴い、古代人が使う三界語が洗練された言語を創界語という。

第三項:冥界語

「太古の崩壊」後、大豊原から深層に潜った太古人は、深層文明を興して深層人となった。深層文明において、深層人が使う三界語が変化した言語を冥界語という。

第四項:共和語

辺境伯の蹂躙」によって古代人の一部が大荒原へと逃れ、アトレド共和国を建国した。アトレド人が使う創界語が変化した言語を共和語という。

第四節:悠民語

「太古の聚合」によって悠竜時代の村の数は大きく減少した。太古文明に参加しなかった創界人は、悠民として悠竜語を使い続けた。悠民が暮らす悠村間の交流頻度は下がり、各悠村の文化と方言は独自の進化を遂げた。

「太古の崩壊」によって各地の気候が激変すると、新しい環境に適応するために悠村の方言はさらに先鋭化し、悠竜語という共通基盤は失われた。悠竜語から変遷した各悠村の言語の総称を悠民語という。

大豊原のタイガ型・沼地型・密林型・サバンナ型では、各悠村で独自の言語

表:悠民語
悠村モデル言語地命圏
平原型《ケルト語系》下記以外の地命圏
雪原型《北欧語系》寒帯の地命圏
冷帯型《モンゴル語系》風食丘寒帯タイガ冷帯タイガトウヒの森マツの森
沼地型《フィン・ウゴル語系》沼地マングローブの沼地
密林型《インドネシア語系》密林竹林
疎林型《バントゥー語系》サバンナ
砂漠型《アラビア語系》荒野砂漠

第一項:悠雪語

大雪原悠雪時代を開こうとしたウルダルが、ウルダル語を中心に大雪原の悠民語を統合した言語を悠雪語という。

第五節:言語の系統

悠竜語┬三界語┬┬┬創界語
   │   ││└共和語
   │   │└─冥界語
   │   └──異界語
   └悠民語┬──平原型─タズルト語
       ├──雪原型┬ウルダル語───┬悠雪語
       │     ├フェルスカルド語┤
       │     ├コルドリス語語─┤
       │     ├アイスカルン語─┤
       │     ├ウィルムゲル語─┤
       │     └ヨクルン語───┘
       ├──冷帯型
       ├──沼地型
       ├──密林型
       ├──疎林型
       └──砂漠型

第六節:文字

第一項:三界文字と悠竜文字

三界文字は、「最初の聖座」によって創界語とともに制定された文字で、大文字と小文字がある。それ以外では、三界文字と一対一で対応する悠竜文字が唯一、現在に至るまで悠民に使われている。悠竜文字には大文字と小文字の区別はない。写魂卓からは悠竜文字が浮かび上がるが、これは、写魂卓の材料であるダイヤモンド黒曜石に、悠竜時代の情報を記録した波動性の識子が大量に含まれているためである。

悠竜文字の原型は竜の爪痕とされる。司書は悠竜文字を使える。禁書は三界語を悠竜文字で書いたものであるため、一般の創界文明人・悠民は解読することができない。

表:三界文字と悠竜文字
三界文字悠竜文字
A a A
B b B
C c C
D d D
E e E
F f F
G g G
H h H
I i I
J j J
K k K
L l L
M m M
N n N
O o O
P p P
Q q Q
R r R
S s S
T t T
U u U
V v V
W w W
X x ̇X
Y y Y
Z z Z
, ,
. .
- -
例文:「皇女の騎士」はついに「魂の行方」に辿り着いた。

【三界文字】The Knight of The Princess eventually arrived at The Fate of The Soul.
【悠竜文字】The Knight of The Princess eventually arrived at The Fate of The Soul.

第二項:ギルド数字とアトレド数字

創界語には数字がなく、数詞には単語を用いた。冥界語圏の深層文明では、三界文字の一部を数字として用い、後にギルド数字として創界で広く使われた。アトレド共和国では、三界文字とは独立したアトレド数字を用いた。

表:ギルド数字の表記法
×1×10
1 I IA
2 II IIA
3 III IIIA
4 IV IVA
5 V VA
6 VI VIA
7 VII VIIA
8 VIII VIIIA
9 IX IXA
未設定のアイデア

10^1=A, 10^2=B, …, 10^8=H, 10^9=I とすると、「桁I」がローマ数字の「Ⅰ」(よくIで代用される)と紛らわしくなります。
すなわち、3*10^9=IIII(ローマ数字IIIに桁Iが続く)となってしまいます。
また、1*10^9=IIとなってしまい、2(II)と区別がつきません。
これは悪いことではなくて、恐らく深層人が扱う数字は桁H(10^8=一億)で足りたのだろうという想像ができます。
彼らが必要とした数字から、社会的なレベルが想像できます。

章:三界語

第一節:三界語

三界語は、三界の言語であり、英語の文法と語彙を基本に、「DELTA用語の英名」と数詞のみを特有の表記にしたものである。三界語には、創界語冥界語異界語の三つの方言と、これらの混成によって成立した共和語が存在する。「DELTA用語の英名」と数詞の表記は、各方言の規則に従う。また、基盤となる英語の文法や語意においても、方言ごとに特有の規則がある。

例文:辺境伯は、「辺境人の砦」の二人の兵が、三日目までにノワール大聖堂を破壊したことを知っている。

【創界語】The Margrave knows that The Two-Soldiers of The Bastion of The Wasteling destroyed The Minster of Noir by The Third-Day.
【冥界語】The Margrave knows that The II Soldiers of The Wasteling’s Bastion destroyed The Noir Minster by The IIIrd Day.
【異界語】margravE know that 2.soldieR of wastelinG.bastioN destroy noiR.minsteR by 3tH.daY.
【共和語】The Margrave know that 2 soldier of the Wasteling’s bastion destroyed the Noir-minster by the 3rd day.

第二節:創界語

創界語は、「生者の言葉」とも呼ばれ、主に太古文明第一帝国第二帝国古代文明ブルスケッタ王国聖教団で用いられる。悠竜時代まで、創界の各地では様々な方言が用いられていたが、太古文明の「最初の聖座」によって、共通語として制定されたのが創界語である。極端に語を区切る創界語の特徴は、異なる方言話者間で、正確に意味を伝えるために逐語訳的な言い回しが多用された名残である。

第一項:構造

DELTA用語の語頭は大文字とし、固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてTheを冠する。可能な限り一語ごとにTheを付与し、語の独立性を強調することが好まれる。Theに続く複合語は、各構成語をハイフン (-) で連結し、一語に見せることが推奨される。また、語の形態変化を嫌う。これらの規則を軽視するほど、創界語は冥界語に近くなる。冥界は「死の世界」であり、冥界語に近い綴りや響きは不吉とされる。略記も好まれず、用いる場合は小文字で表記する。創界語と冥界語では、複数単語からなる言葉の語順が異なり、略記の実用性が極めて低いためである。

例文:古代の女王の円卓

【創界語(厳密)】The Table of The Round of The Queen of The Ancient
【創界語(日常)】The Round-Table of The Ancient-Queen
【創界語(不吉)】The Round Table of The Ancient Queen
【冥界語】    The Ancient Queen’s Round Table

第二項:数詞

数詞には単語を用いる。基数・序数ともにTheを付与する。基数には複数形がある。創界語には数字がなく、創界語圏では算術が発達しなかった。

例文:一日、二週、三年

【創界語(基数)】The One-Day, The Two-Weeks, The Three-Years.
【創界語(序数)】The First-Day, The Second-Week, The Third-Year.

第三節:冥界語

冥界語は、「死者の言葉」とも呼ばれ、主に辺境辺境伯領深層文明ギルド連合ギルディアン連絡体魄宗會で用いられる。極端に語を連続させる冥界語の特徴は、会話中の息継ぎを減らし、冥界や深層に飛散する胞子や粉塵の吸入を避けるために発達した。その結果、冥界語の語順は創界語とは逆になり、話者の属性とも相まって、不吉な言葉とされた。

第一項:構造

DELTA用語の語頭は大文字とし、固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてTheを冠する。ただし冥界語では、可能な限りTheの数を少なくし、語の連続性を強調することが好まれる。連続性を達成するために語の形態を変化させることも厭わない。略記は好まれず、用いる場合は小文字で表記する。これらの規則を軽視するほど、冥界語は創界語に近くなる。

例文:古代の女王の円卓

【冥界語】    The Ancient Queen’s Round Table
【創界語(不吉)】The Round Table of The Ancient Queen
【創界語(日常)】The Round-Table of The Ancient-Queen
【創界語(厳密)】The Table of The Round of The Queen of The Ancient

第二項:数詞

数詞にはギルド数字を用いる。基数・序数ともにTheを付与する。基数には複数形がある。序数には、創界語由来の接尾辞 (-st, -nd, -rd, -th) を付ける。数字を用いることで、冥界語圏では算術が発達したが、ゼロや負数の概念はなく、高度な数学は発展しなかった。

例文:一日、二週、三年

【冥界語(基数)】The I Day, The II Weeks, The III Years.
【冥界語(序数)】The Ist Day, The IInd Week, The IIIrd Year.

第四節:異界語

異界語は、「記憶の言葉」とも呼ばれ、主に異界で用いられる。異界では時間が流れないため時制が存在しない。また、不定冠詞と三人称単数形もない。

第一項:構造

DELTA用語の語末は大文字とする。固有名詞の別はなく、冠詞や前置詞など意味のない語を忌避して使わない。このため異界語の語順は冥界語に近くなる。複合語と見なせる場合はピリオド (.) で、見なせない場合はダブルコロン (:) で各構成語を連結する。語の形態は変化しない。略記は大文字で表記する。

例文:古代の女王の円卓

【異界語】ancienT.queeN:rounD.tablE
【冥界語】The Ancient Queen’s Round Table
【創界語】The Table of The Round of The Queen of The Ancient

第二項:数詞

数詞にはアトレド数字を用いる。基数には複数形がなく、桁数が明らかな場合はゼロパティングする。序数には接尾辞 (-tH) を付ける。

例文:一日、二週、三年

【異界語(基数)】1.daY, 2.weeK, 3.yeaR.
【異界語(序数)】1tH.daY, 2tH.weeK, 3tH.yeaR.

第五節:共和語

共和語は、アトレド共和国の方言である。創界語・冥界語・異界語の影響が混在しており、その中で合理性の高い文法が採用される傾向がある。時制は存在するが、不定冠詞と三人称単数形はない。

第一項:構造

固有名詞の語頭のみ大文字とする。固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてtheを冠する。語順は問われず、一つの語を創界語型と冥界語型のどちらで表記しても良い。複合語をハイフン (-) で連結するかは任意であり、語の形態変化も厭わない。略記にも寛容で、用いる場合は大文字で表記する。

例文:古代の女王の円卓

【共和語】The round table of the ancient queen
【共和語】The ancient queen’s round-table

第二項:数詞

数字にはアトレド数字を用いる。基数には複数形がない。序数には、創界語由来の接尾辞 (-st, -nd, -rd, -th) を付ける。ゼロや負数の概念があり、共和語圏では数学が発展した。

例文:一日、二週、三年

【共和語(基数)】1 day, 2 week, 3 year.
【共和語(序数)】The 1st day, the 2nd week, the 3rd year.

章:色

第一節:色

は、実存の状態を反映した属性である。特に、命の実体である識子場の粒子性と波動性の均衡、すなわち性によって発現する十六色を命色という。個体の命色は、性決定後に、雄性は黒色、雌性は白色、無性は無色に収束する。

  • 骨粉=純粋な粒子=白
  • 情報=純粋な波動=黒(異界人・異界竜・辺境伯)
一覧:染料で着色可能な物

第二節:命色

第一項:白色

第二項:朧色

第三項:灰色

第四項:黒色

第五項:茶色

第六項:赤色

第七項:橙色

第八項:黄色

第九項:萌色

第十項:緑色

第十一項:碧色

第十二項:昊色

第十三項:青色

第十四項:紫色

第十五項:葵色

第十六項:桜色

第三節:無色

部:信仰

章:精霊信仰

第一節:概要

精霊信仰は、三界を創造した精霊を信奉する、最古の信仰である。

精霊伝説を信じるなら、三界の全ては精霊であり、実存論的分類など必要ない。
精霊信仰の起源は謎である。創界人の全てが、差異はあれど精霊による三界創世の逸話を知っている。
精霊信仰(アニミズム)は、各村の環境・自然・集団・祖先を自ずと神格化した。各村に神がいる。
「太古の聚合」で各村の神々も大竜原に集合し、創界の神話体系が生まれた。

{精霊は異界では生きている=異界信仰との関係}

章:竜信仰

第一節:概要

竜信仰は、

章:魂信仰

第一節:竜信仰と魂信仰

三界創世の時代、「魂の行方」は「魂の歿」しかなく、恐怖の結末でもなかった。魂は波動性の識子に記録された情報であり、三界の情報量である「魂の密度」が過剰に高まると、宇宙が不安定になる。竜は本能的にこの摂理を認識しており、「魂の密度」の増大を感知すると姿を現し、「魂の焔」で実存を燬き払って「魂の歿」へと導く。創界人は、絶対的な終末をもたらす竜を、単純に畏怖し、素朴に崇拝した。これが竜信仰の始まりである。

その後、霊峰の大噴火によって竜が激減し、「魂の歿」に至らない実存が増加した。行方を失った魂は躯となって地上に湧いた。創界人は「生前の悪行が屍を躯にする」と解釈し、「穢れ」の概念が生まれた。一部の創界人は、竜による「魂の歿」が一種の救済であったことを悟り、多くの創界人は、「魂の歿」に代わる「魂の行方」を求めるようになった。

竜が吐く絶界の「魂の焔」は、稀に位相を穿ち、創界と異界の裂け目である創異円を生成した。一部の魂は創異円から異界に転相されるようになり、創界の「魂の密度」は低下していった。悠竜時代の後期には、竜の出現頻度が減少し、竜を知る創界人も少数となった。代わって、創異円から異界人が現れ始め、創界人は、創異円が魂を肉から解放することを知った。この新たな「魂の行方」は「魂の憩」として歓迎された。創界人と異界人は創異円を禁殿で覆い、「魂の安処」とした。竜は、人々に創異円を与える存在へと変容し、竜信仰と魂信仰が結び付いた。

悠竜時代末期、「太古の遊人」が飛異魂開座し、全ての魂が憩を得るようになった。「魂の密度」は一挙に低下し、竜は姿を消した。古世紀太古文明では、飛異魂を聖座として祀る聖殿が「魂の安処」となり、「魂の行方」に対する不安は解消された。そのため逆説的に、竜が導く「魂の歿」が極端に恐れられた。

古世紀末期、「太古の崩壊」によって飛異魂は沈黙し、「魂の安処」は失われた。ほどなく、第一帝国の還座が「冥界の安処」として開座した。冥界を目指すようになった魂は、「魂の篩」である岩盤によって「魂の純度」ごとに選別され、異なる旅路を辿るようになった。不純な魂は岩盤に遮られ、創界で躯と化した。低純度の魂は、岩盤を越える際に情報が失われ、冥界の躯となった。高純度の魂のみが、情報を保持したまま岩盤を越え、第一帝国で躰を得た。

古世紀の創界人にとって、これは二つの観点から深刻な問題であった。一つは、生前の行いに応じた「魂の純度」によって「魂の旅路」が異なること。もう一つは、還座は「魂の安処」ではなく、魂は憩も歿も迎えていないことである。創界人の憂慮は、太古文明を継承した深層文明古代文明において、様々な宗教を生んだ。

「魂の密度」が高まった古世紀末期、冥界から滲出した辺境伯が、創界人を暴力的に「魂の歿」へと導いた。ほぼ同時期に、冥界から光臨した皇女が、沈黙していた飛異魂を開座して「魂の憩」を復活させた。しかし、皇女が辺境伯を封印したことで、「魂の行方」の扉は再び閉ざされた。現在に至るまで、この問題は解決していない。宗教者の間では、「魂の密度」の増大と、竜の再臨が危惧されている。

リスト:魂の安処

悠竜の安処】創異円を覆った禁殿のこと。
太古の安処】聖座(飛異魂)を祀った太古文明の聖殿のこと。
冥界の安処】還座を祀った第一帝国の「黒白の聖殿」のこと。「魂の安処」ではなく、魂に躰を与える。
創界の安処】聖座(飛異魂)を祀った第二帝国の「純白の聖殿」のこと。

第二節:罪と罰

第一項:穢れ

「魂の旅路」において創界人が最も忌避すべき運命は、自らの魂が再び肉を纏い、躯と化すことであった。彼らはこれを「穢れ」と称した。穢れとは、躰が犯した罪であり、罪を背負った魂である。「穢れ」によって「魂の純度」は低下し、最も穢れた「寂しい魂」は、その罰として最深層に堆積し、穢響と化す。躯の温床である穢響は、「穢れ」の実体として徹底的に厭悪された。創界人はその幼児期に、「悪いことをすると躯になる」と戒められる。実存論では、「穢れ」は「肉が魂に与える属性」として理解される。肉の経験が魂として記録されるため、論理的には整合しているが、その機序は定かではない。

第二項:汚れ

汚れ」は「辱められた肉」のことで、業の因果や魂の「穢れ」とは根本的に異なる概念である。「汚れ」は善悪や秩序とは別の枠組みで定義され、ときに倫理的な帰結にも反することから、頻繁に「穢れ」と混同される。男が性欲に任せて女を凌辱した例では、男の行為は罪であり、彼の魂は「穢れ」を得る。一方、犯された女の肉は「汚れ」とされる。その女が妊娠して流産したなら、水子の肉は極めて強力な「汚れ」となる。行為の主体ではなく、客体の肉に烙印される「汚れ」の思想は、カーナントを原点とする。ゾンビに傷付けられた創界人は、躰が躯と化し、カーナントに変貌する。同情すべき被害者は、しかし「肉が汚れた」として排除される。

実存論では、「汚れ」は「命が肉に与える属性」として説明される。魂と命は肉を奪い合う関係にあるが、創界人は、魂が自らの本質と考え、その「穢れ」のみを思索してきた。他方、肉の増殖を目的とする命の衝動には無自覚であった。子を生むための営為、すなわち生殖に始まり、暴力による他者の排除や、裏切りによる自己の拡大を含む、命のあらゆる行いから、不可避的に「汚れ」が発生する。

第三項:腐れ

菌の感染による肉の物理的な腐敗を腐れという。病気への差別などの原因となった。

第四項:思想への影響

一般的な創界人にとって、「穢れ」「汚れ」「腐れ」の相違は曖昧であった。これらの混合は、ときに創界で最も醜悪な思想に結実する。すなわち、肉の「汚れ」によって魂の「穢れ」を浄化する、徹底した肉の「腐れ」が実存を「魂の歿」へと導く、などである。「穢れ」「汚れ」「腐れ」が意図的に混同された例さえ存在する。

第三節:魂の詩

魂の詩」は、創界人の魂観の変遷を詠った短い詩編である。歴史的に何度か加筆され、異本も多いが、聖教団によって整理された正本が広く流布した。ほとんどの創界人が諳んじることができる。

文献:『魂の詩』(聖教団正本)
愛しい創界人の魂は、その姿と記憶を手放し、憩を得て、霊峰に微睡む。

優しい創界人の魂は、その姿と記憶を眼差し、躰と結び、帝国に揺蕩う。
哀しい創界人の魂は、その姿と記憶が色褪せ、躯を纏い、辺境を彷徨う。
寂しい創界人の魂は、その姿と記憶を見捨て、穢と化し、深層に蔓延る。

空しい創界人の魂は、その姿と記憶を背負い、歿を求め、常界を流離う。
『魂の詩』解題

【第一段落】「太古の安処」は、全ての魂に分け隔てない憩を与えていた。これがであり、愛を享受した魂は「愛しい魂」と呼ばれた。

【第二段落】「太古の安処」が失われて第一帝国が成立すると、到達不能な「魂の行方」よりも、その過程である「魂の旅路」が重視されるようになった。信仰の重心は、魂の解放や救済から、罪と罰へと移行した。魂は、罪深い低純度のものから順に、「寂しい魂」「哀しい魂」「優しい魂」と呼び分けられ、異なる旅路を辿った。不純な「寂しい魂」は岩盤に遮られ、穢響として最深層に堆積した(三行目)。岩盤を越えて冥界の辺縁に至った魂は、第一帝国に向かって漂うが、純度の低いものから「哀しい魂」として辺境人と化し、辺境を彷徨った(二行目)。最終的に、高純度の「優しい魂」のみが第一帝国へと辿り着き、帝国人として転生した(一行目)。

【第三段落】第一帝国滅亡後、魂は冥界を目指すことすらなくなり、罪を反映した「魂の純度」と、罰である「魂の旅路」も形骸化した。全ては「空しい魂」として漂泊し、「魂の密度」の高まりとともに、「魂の歿」や「汚れ」が人々の関心を集めた。

フロー:魂の旅路
 魂の発生
  ├→魂の安処──(転相)→異界人
  ├→寂しい魂┬─(地表)→躯
  │ (穢響)├─(破壊)→魂珠
創 │     ├┬(集積)→アメジスト
界 │     │├(残滓)→魂砂─(濃縮)→ウォート
  │     │└(残渣)→魂土─(燃焼)→魂の炎
  ↓     └(招魂函)→躯
  岩盤
  │
  ├→哀しい魂┬(残滓)→魂砂─(冥魂函)→躯
冥 │     ├(残渣)→魂土─(燃焼)─→魂の炎
界 │     └───→辺境人
  └→優しい魂─(還座)→帝国人

章:聖教

第一節:概要

聖教聖教団信仰のこと。魂信仰を基盤とし、救済を目的に、「魂の憩」を得るために倫理はどうあるべきかを説く複合的な信仰である。

章:魄宗

第一節:概要

魄宗魄宗會の信仰。

「その魂が存在したという事実」「その魂が記録していた情報とされる情報」などの概念を(Soulen)という。

復魂

魂の歿」に至り三界から完全に消滅した魂を蘇らせること、または蘇った魂を復魂という。原理的には、魄から魂を再構成することで可能である。

{復魂する魂は、辺境伯のものか、辺境伯に殺された深層人のものか}

浄魂

魂の純度」を高めることを浄魂という。復魂した魂を浄魂することで、「魂の歿」に至った魂を「魂の憩」へと導くこと(救済)が可能になる。

{浄魂の対象は復魂した魂に限る必要はない。「魂の旅路」に赴く前の魂を浄魂できれば、現世での救済となる}

受肉

復魂した魂に肉(と命)を与えて実存として蘇らせることを復活という。

{受肉の対象は復魂した魂に限る必要はない。「魂の旅路」に赴く前の魂に受肉できれば、現世での不死となる}

第二節:宗派

宗派は、復魂の目的に関する深刻な思想的対立の実体。

章:命約

第一節:概要

命約は、生存を目的とするウルダルで発生した信仰。命の権化である菌への信仰でもある。

命約は、ウルダルは悠雪民を大雪原で生存させ、悠雪民は悠雪時代の建設に協力するという契約であり、その契約に対する信頼である。

{命第一主義という点では、薬学・医学と相性が良い。また、菌信仰は命存学・菌蕈学と関係が深い}

章:肉信仰

第一節:概要

肉信仰は、死ななければ魂の行方を気にする必要もなくなるという発想から、肉体的な不死を目指すことを目的とした信仰である。

不死のトーテムを用いる「不死の王」を教祖とする??

信仰のアイデア

聖教団と復魂宗の教義

{聖教団は教義の唯一性を尊び、教義の収束を指向する。復魂宗は異端に寛容で、教義の拡散・分派を厭わない。}

{血脈信仰}(Bloodism)

肉と魂の縁の実体は「血」であるとする信仰。魂が血に溶けて肉体を循環しているイメージ。
動物に血はあり、植物にはない。血が流出すると死ぬ。親兄弟で血を分けるなど、それなりに筋が通っている。

{純血を重んじるガレットで発展?}

辺境伯信仰()

アトレド共和国で発生。辺境伯の脅威を忘れぬために辺境伯の凄さを伝え続けている間に、辺境伯への信仰に変化した。アトレド共和国の脱落者が多いデメララ州で信仰が篤い。辺境伯をダークヒーローと見なし、共和国を破壊してくれることを望んでいる。

{世紀末思想=新世紀を迎える前の大災厄と関係が深い}

異界信仰(Beyondism)

部:哲学

章:哲学概論

魂を読解することができれば、第三者が真実を知ることができる。

章:実存論

第一節:概要

第二節:古典実存論

実存を「肉と魂」「肉と命」の関係で定義する実存論を古典実存論という。古典実存論は、魂珠を魂として扱い、無肉の実存を論じない。一般的な創界人は、古典実存論に準じて実存を認識している。

{DELTAプロジェクト当初の実存論のこと}

第三節:標準実存論

望魂術が魂を可視化し、命存学が命を再分類した後の実存論を標準実存論という。標準実存論は、三元素にを加え、無肉の実存を含む哲学である。創界人の知識階級は、標準実存論に則って実存を認識している。

{現行の実存論のこと}

第四節:一般実存論

標準実存論では分類不明なを定義し、全ての実存の再構成を目指す未達の実存論を一般実存論という。

{一般実存論を非実存的存在まで拡張した理論、または霧気論との統一理論が存在論となる}

哲学のアイデア

心存である創界人にとって、「存在のあるがままの姿」である実像は、「魂が認識した姿」でもある。三界の内に魂があるのか、魂の内に三界があるのか。実像とは?

部:歴史

章:編歴

第一節:創世紀

第一項:宇宙の開闢

第二項:三界の生起

第二節:竜世紀

第一項:古竜時代

竜の出現

第二項:悠竜時代

創界人の出現
言語の成立
霊峰の大噴火
村の成立
遊人と待人

太古の待人」の発明。

太古の遊人」の冒険。

  • 霊峰の火口から冥界に進出。枯屍竜の討伐と飛異魂の創造。
  • 飛異魂から異界に進出。異界竜の討伐と竜卵竜翼の強奪。
  • 異界人が創界に介入を開始。
太古の聚合

第三節:古世紀

第四節:旧世紀

第五節:前世紀

第六節:現世紀

第七節:文明

心存が固有の言語によって三界を認識する社会を文明という。創界の文明は、三界語を制定した太古文明に始まる。「太古の崩壊」によって、太古文明は、創界語を用いる古代文明と、冥界語を用いる深層文明へと別れた。古代文明の系譜を古代系、深層文明の系譜を深層系という。両者を含む、太古文明を祖とする創界人の文明全体を創界文明と総称する。

悠竜時代の村と、その後継である悠村は、文明とは見做されない。現在まで、創界文明は、自身以外の文明を創界では確認していない。

冥界文明(帝国文明)や異界文明の存在は、帝国人や異界人が心存であるか否かを含め、常に論争されている。

フロー:文明の系譜
悠竜時代┬┬────────────────悠村
    │└太古文明┬古代文明┬同盟───┬ブルスケッタ王国
    │     │    │     └聖教団
    │     │    └──────アトレド共和国
    │     ├深層文明─ギルド連合┬ギルディアン連絡体
    │     │          └魄宗會
    │     └第一帝国┬第二帝国
    │          └辺境伯
    └─────────────────異界
表:古代系と深層系
深層系古代系
末裔深層文明ギルディアン連絡体魄宗會古代文明ブルスケッタ王国聖教団
魂観操作可能操作不能
死生観死後も生前同様に生きる死後の運命には抗えない
世界観空間的時間的
言語冥界語創界語
神聖数
美意識直線・方形・立方曲線・円・球
建築偶数ベース奇数ベース
性向現実的・合理的・技術的理想的・情念的・精神的

章:通史

{通史の執筆は「章:編歴」の完成まで凍結。編歴と通史が矛盾している場合は、編歴が正しい}

第一節:概要

三界歴史は、創世紀竜世紀古世紀旧世紀前世紀現世紀新世紀に区分される。

創世紀】宇宙の開闢~三界の生起~命存の出現まで。
竜世紀】竜の出現~創界人の出現~太古文明の発祥まで。
古世紀】太古文明の発展~太古の崩壊~第一帝国・深層文明・古代文明の成立~「辺境伯の進軍」まで。
旧世紀】同盟戦争~ブルスケッタ王国・ギルディアン連絡体・アトレド共和国の成立~黄金時代まで。
前世紀】百年戦争・絢金時代と大厄災。
現世紀】現在。
新世紀】未来。

第二節:創世紀

神話の時代。三界の創世から、文明の勃興まで。地質学的な調査、化石の発掘、古文書の解読などによって、竜世紀の歴史は次第に解明されつつある。しかし、多くの部分がいまだ謎に包まれ、想像の域を出ない。

第一項:三界の創世

三界の歴史は、精霊で幕を開ける。精霊のと死を区別するために時間が始まり、精霊の生きる位相異界となった。精霊が死んだ位相では、その巨大な常界となり、背中からはが芽吹いて創界に、臓腑の穴は冥界となった。創界では、大きな魂が「精霊の現身」に、小さな魂は草や虫となった。冥界では、精霊の卵がを生み、が生えた。

第三節:竜世紀

第一項:古竜時代

やがて虫からが、獣から人が現れた。創界人は、精霊の亡骸を竜大陸、現身をと呼んだ。竜は、竜大陸の大竜原を縄張に、大竜原に聳える霊峰を棲処とし、長く栄えた。竜大陸には岩盤がなく、冥界の溶岩深層に溜まっていたが、ついに霊峰から噴出し、竜は四散した。大平原に去った竜は創界竜に、東海に渡った竜は創海竜に、火口から冥界に潜った竜は冥界竜に、そして死竜の魂は異界に至って異界竜となった。一方、大噴火で冥界から運ばれた菌が霊峰に生着した。

竜は「魂の焔」で実存の魂を滅却し、三界の情報量を調節していたが、その均衡は失われていった。創海竜は被食者を喰らい尽くして絶滅した。冥界竜もほぼ全て渇死し、その魂は冥竜人となった。創界竜のみでは魂の滅却が足りず、創界の「魂の密度」は高まり続けた。創界人の魂は地に潜り、岩盤を越えて冥界で辺境人となるか、最深層穢響として堆積し、と化して地上に湧くようになった。

第二項:悠竜時代と太古の遊人

創界竜の「竜の焔」が穿った創異円を通じて、創界人の魂の一部は異界に転相されるようになった。やがて創異円から異界人が現れ、「魂の憩」を求めて集まった創界人とともに、地下の創異円を禁殿で覆い、これを「魂の安処」とした。創界人は禁殿の地上に村を作り、三界語が生まれ、竜と魂の信仰が始まった。この悠竜時代の末期までに、創界人の宗教観が定まった。

後に「太古の遊人」と呼ばれる創界人が、創異円の秘密を解明すべく旅立った。彼は、竜が見捨てた大竜原から冥界に潜り、枯屍竜を屠って飛異魂を創造した。さらに、霊峰に据えた飛異魂の力で異界に進出し、異界竜を退けて竜卵竜翼を創界に持ち帰った。以降、竜卵の奪還を目的に、異界人が創界に介入するようになった。

魂を異界に転相する飛異魂は、新たな「魂の安処」となり、竜大陸各地の創界人が大竜原に移住した(太古の聚合)。村に残った人々は悠民として古来の伝統を守った。「太古の遊人」は大竜原の民を指導し、創界語を定め、飛異魂を聖座として祀る聖殿の建設を指揮した。太古文明が興り、太古人は大竜原を「太古の大地」と称した。「太古の遊人」は「最初の聖座」として太古文明を統治したが、「最初の聖殿」が落成した朝、竜卵を抱えて霊峰の頂から竜翼で彼方へと飛び去った。

第四節:古世紀

遺聞の時代。古世紀は、文書記録のない先史時代と定義されるが、一部の出来事は、ギルド連合の{禁書図書館}所蔵の書物に記録されている。古世紀の年代は、「旧世紀元年の〇年前」を意味する「古世紀〇年」として表記される。

第一項:太古文明・太古の崩壊・央玉の残光

霊峰の聖殿に祀られた聖座によって、太古人は「魂の憩」を得た。「魂の密度」は低下し、創界竜は姿を消した。聖殿は定期的に新築され、落成の都度、統治者が「開座の儀」を執り行った。一連の大行事は太古文明の発展を加速した。坑道は極深層にまで達し、冥界素材が採掘された。「太古の大地」には、農耕と牧畜を営む回廊集落が広がり、その中心には、還座を祀る聖院が建設された。

太古文明は彩金時代と呼ばれる絶頂期を迎えた。しかし、その白眉となる「純白の聖殿」の「開座の儀」の夜、地殻変動によって「太古の大地」は崩落し、央海と化した。最深部には岩盤層が形成され、創界と冥界は隔絶された。聖殿は開座されず、「太古の安処」は失われた。この一連の事象を「太古の崩壊」という。

霊峰の頂は央海上に残り、央玉島となった。崩壊を免れた「純白の聖殿」の中で生き延びた数人は、後に「央玉の残光」と呼ばれた。大多数の太古人は落命し、彼らの魂は、憩を求めて冥界への旅路を辿るか、憩を待って未開座の聖座に取り憑いた。

第二項:第一帝国の成立(冥界)

「最後の聖座」となった統治者とその同胞の魂は、冥界辺縁に到達した。憩を求める旅路の途上、彼らの魂は次々に躯と化し、辺境人へと変貌した。窮した一行は、「冥界の安処」となる「黒白の聖殿」を築いた。聖座たる飛異魂は再現できず、還座で代用した。還座によってを得た「最後の聖座」は、皇帝として第一帝国の開座を宣した。そのとき、辺境で「最後の冥界竜」が息絶えた。竜魂は聖殿に飛来し、還座で生を得て、初の帝国人となった。皇帝は喜び、この竜姫皇女として迎えた。続いて、太古人の同胞の魂も帝国人へと転生した。これ以降、創界人の魂は第一帝国を目指すようになった。一方、冥竜人は「冥竜人の要塞」を、辺境人は「辺境人の砦」を築いて第一帝国に対抗した。

第三項:深層文明の発展(創界深層)

「太古の崩壊」を生き延びた太古人は、太古文明の南限である大豊原小ブルスケッタ西部に集結した。彼らの多くは、再興を期して共同体を構築し、古代文明の礎を築いた。一部の者は、海底に沈んだ同胞の探索を志し、「太古の坑道」を下降して深層に向かった。これが深層文明の始まりとされる。

深層人の調査は最深層の岩盤に遮られたが、彼らは拠点を建設しつつ、探索範囲を南へと拡大していった。各拠点は深層都市として整備され、独自の技術が発展した。掘削と動力の技術は深層空間を拡張し、資本技術は古代文明との交易を支えた。瞠目すべきは操魂術の確立であった。深層文明の最盛期である黒金時代には、創冥門の開発に成功し、岩盤を越えて冥界との往来が可能となった。

冥界の大規模な探索にも関わらず、太古文明と同胞の痕跡は発見されなかった。深層人の有志は、そもそもの南進が誤りであったと考え、深層探索を西へと転換した。地層の背斜に沿って進んだ彼らは、大雪原の高台である「太古の台地」に辿り着いた。深層人は、この地に表層都市を築いて探査を続けたが、太古文明の名残は確認できず、やがて表層都市を放棄し、冥界の探索に戻った。

第四項:古代文明の発展(創界地上)

小ブルスケッタ西部の民主共同体は、民集堂を中心とした古代文明として発展していった。豊饒な森林域である小ブルスケッタ東部は、大農園地帯として開墾され、潤沢な食料を供給した。開拓はさらに進み、大ブルスケッタ各地の政庁であった民集堂は、個別の機能に特化した院に分化し、古代十二院の体制が整えられた。

深層文明との交易は、古代文明に鉱貨という資本をもたらし、技術交流は科学の発展を促した。古代人は、民主主義・資本経済・科学技術を重要な社会理念と位置付け、これを象徴する白金三柱を建造した。古代文明の全盛期である白金時代には、後世にまで引き継がれる社会基盤が構築された。

第五項:辺境伯の進軍

央玉島で「最後の太古人」が息絶えた。彼の魂は、聖座に憑依していた幾千幾万の魂と一体化し、冥界の旅路を辿ったが、第一帝国を目前に辺境人へと堕した。ほどなく彼は、圧倒的な武力で、辺境の冥竜人と辺境人を従え始めた。これを見た皇帝は、彼を辺境伯に任じ、辺境の平定を命じた。辺境伯軍は、第一帝国の周囲に辺境伯領を打ち立て、力を蓄えた後、反旗を翻して皇帝を滅却した(辺境伯の叛乱)。皇女は、「皇女の騎士」の導きで央玉島に避難し、「純白の聖殿」を第二帝国として開座した(皇女の光臨)。

辺境伯は、第一帝国地下の創冥門から第八深層都市に滲出し、深層文明を破壊し尽くした後、第一深層都市から地上に侵攻した(辺境伯の滲出)。深層人は深層都市を放棄し、古代文明の援助を恃んで地表へと脱出した。

小ブルスケッタ西部に現れた辺境伯は、一昼夜のうちに執法院を破壊し、白金三柱を粉砕した(辺境伯の蹂躙)。救援要請のため深層都市に向かっていた「執法院長の息子」は、逃亡中の深層人と邂逅し、創界の危機的状況を認識した。彼は「古代の客人」として深層人に迎えられ、以後の行動を共にした。

第五節:旧世紀

伝説の時代。旧世紀元年は、歴史記録の開始年と定義されるが、実際には、ギルド連合の結成年である。したがって旧世紀は、歴史時代としては異様なことに、「辺境伯の蹂躙」という混乱の中から始まる。

第一項:ギルド連合・同盟

  • 深層人たちが大雪原の表層都市へと逃避行を継続。
  • 表層都市に到達、深層文明の炎を継承する「残り火の子ら」を自称。
  • 表層都市(後のギルド本部)で「残り火の子ら」がギルド連合を結成(旧世紀元年)。

第二項:同盟戦争

  • 皇女・古代文明・ギルド連合が対辺境伯同盟を締結。
  • 巫女ギルド・咒者ギルドは同盟に反対し、ギルド連合を離脱。
  • 同盟軍と辺境伯軍との戦いが続く。
辺境伯の討伐 (The Defeat of The Margrave)
  • 同盟軍と辺境伯軍の激烈な最終決戦。
  • 辺境伯は戦将の部隊が辺境伯を討伐。
  • 崇禍原の形成。
  • 同盟戦争の英雄(円卓の英雄)が古代文明各地に諸侯として封じられ、ブルスケッタ王国が成立。
辺境伯の封印 (The Sealing of The Margrave)
  • 辺境伯の魂が憩を求めて第二帝国へ。
  • 第二帝国で皇女が辺境伯を封印。
  • 皇女は行方不明(隠れた皇女)。第二帝国は沈黙。
  • 一連の真相を知るのは「皇女の騎士」のみ。

第三項:ブルスケッタ王国・ギルディアン連絡体・アトレド共和国

  • ブルスケッタ王国の成立
  • ギルド連合がギルディアン連絡体に発展
  • アトレド共和国の建国
  • 復魂宗の成立
  • 聖教団の成立

第四項:聖教団・復魂宗・匪民

  • 女神信仰、皇女再臨、第三帝国の創建を目的とし、王国各地で布教活動。
  • 辺境伯の復活を目論む復魂宗が聖教団を許すはずもなく、王国に介入。
  • 王国諸侯に食い込んでいたギルディアン連絡体も、復魂宗と衝突することに。両者は同盟戦争時から対立していた。
  • 辺境伯が討伐・封印され、辺境伯の鎮魂・復活を目的とする復魂宗が成立。
  • 崇禍原を本拠に、社殿・寺院の建立が開始。

第五項:黄金時代

  • 創界文明の成熟期。
  • 創界人が同盟戦争からの復興に注力した活気溢れる時代。
  • 大ブルスケッタの七諸侯の領地で独自の文化・建築が発達。
  • 皇女は、聖女 (The Saintess)・天使 (The Angel)・女神・竜姫 (The Dragoness) として神格化。
  • 「皇女の騎士」の活躍は、守護神 (The Guardian) の物語として伝承。
  • 各地で同盟戦争での勝利を称える建築や、皇女(聖女・天使)、皇女の騎士(守護神)、円卓の英雄などの像が建立。
  • 同盟戦争の伝説や伝承は、人口に膾炙する中で次第にその内容が多彩に変容していく。

第六節:前世紀

歴史の時代。

第一項:百年戦争と絢金時代

  • 創界文明の爛熟と勢力間の戦乱の時代。
  • 共和国を除く全ての勢力の利害が対立した結果、武力を有する諸侯間が相争う戦乱の時代に。
  • 諸侯は代替わりをしつつ合従連衡を繰り返し、ギルディアン連絡体・聖教団・復魂宗も巻き込み・巻き込まれ、百年ともいわれる戦争状態が続く。

第二項:大厄災 (The Great Catastrophes)

  • 戦乱に倦み疲れた創界人を襲った天災の連続。
  • 火山、津波、地震、気候変動、疫病、隕石(クレーター)などあらゆる自然災害を含む。
  • モンスターの出現など超常現象の記録や伝承もあるが、大混乱のため真偽が疑わしいものも多い。
  • これらには異界の影響・関与があったとも考えられている。
  • 百年戦争で疲弊し続けていた王国に大厄災がとどめを刺し、再建不能に近いダメージを受ける。
  • 古代文明・王国に伝わる記録などもほとんどが散逸。
  • その結果、現世紀に伝わる歴史や記録はギルド連合が大元となるが、正確とは限らず、ギルド連合の利益となるよう改竄されたものが意図的に流布されている場合もある。

第七節:現世紀

現在。

第八節:新世紀

来るべき未来。その姿は人によって異なる。

章:列伝

章:行史

第一節:竜と「魂の密度」

表:竜と「魂の密度」

【無】魂が存在しない。
【低】竜が無視する密度。魂の滅却は不要。
【中】竜が活動する密度。魂の滅却で密度が低下。
【高】躯が発生する密度。魂の滅却が不足。

密度(創界)出来事密度(異界)
無→低 竜の誕生。獣の誕生。
低→中 ヒトの誕生と繁栄。竜が活動開始。
中→高 霊峰の大噴火。竜の激減。穢深層の形成。躯の発生。
高→中 創界竜の分化。魂の滅却の強化。創異円の生成。 無→低
異界人・異界竜の誕生。 低→中
中→低 創異円の増加。悠竜時代。
「太古の遊人」が飛異魂を設置、異界竜を討伐。 中→高
{異界人による異界竜の復活? 菌に対抗するため?} 高→中
低→中 「太古の崩壊」、飛異魂の停止。黒金・白金時代。
中→低 第二帝国の開座、辺境伯の進軍。
低→中 辺境伯の封印、第二帝国の沈黙。黄金時代。
中→高 絢金時代。汚れの時代。{なぜ竜が出現しないのか?}
高→? 大災厄。{竜の出現?} 現世紀へ。

章:篇志

部:科学

章:命存学

第一節:命存

第一項:分類

命存学では、命存を存態類態種属存種亜種の五階層で分類する。

存態と類態

命存の様態による第一位の分類を存態という。存態には動物植物菌蕈の三種がある。存態は、三元素の様態による実存論の分類と概ね対応する。動物は、植物は、菌蕈はに相当する。

存態を生態や形態で細分した第二位の分類を類態という。動物には鳥や魚、植物には樹木花茎などの類態がある。

種属・存種・亜種

命存の基本的な種類である第四位の分類を存種という。存種は主に形態によって判別される。

近縁の複数の存種からなる第三位の分類を種属という。存種の変種・適応種・品種などの第五位の分類を亜種という。

全ての存種は存態に分類される。ある存種に対し、類態・種属・亜種が存在しないことがある。

表:命存の分類
分類基準表記学術語日常語
存態実存論と対応する分類《漢字》動物態動物
類態生態・形態による分類《漢字》魚類
種属近縁の存種の集合《漢字》彩魚属彩魚
存種命存の基本的な種類《カナ》アネモネ
亜種存種の変種や適応種存種の形容白アネモネ
命存学的分類

命存学と一般社会の分類が一致しない場合がある。イルカは、命存学では魚類に分類されないが、一般的には魚に分類される。

命存学と実存論で分類が一致しない場合がある。植物は、命存学では全て植物態だが、実存論では妖と獣に分類される。

第二項:血縁

親が同一の子らを同血という。

第三項:性

識子場の粒子性と波動性の均衡をという。個体の肉の経験は魂の記憶となり、識子場において、魂の記憶は新たな肉を励起する。このため、個体の躰は、その履歴を反映した特徴を帯び、一般的にはこれが性と理解される。性が未決定の状態を未性という。未熟な未性の個体が、自らの生存に有利と判断した特定の行動を重ねる過程で、識子場の性質が偏向し、肉と魂は後天的に性を獲得する。識子場の粒子性が高いと雄性、波動性が高いと雌性、両者が完全に平衡していると無性となる。未性の個体を、雄性の個体を、雌性の個体を、無性の個体をという。特に、創界人の雄を、雌をという。雄性と雌性を有性といい、等しい有性の組を同性、異なる有性の組を異性という。一般的に、異性は惹かれ合う。交配は、未性を除く三つの性間で可能であり、性は繁殖に影響しない。異性間の子は無性的となり、同性間の子は親の性傾向を継承する。

第五項:睡眠と夢

睡眠は、「魂と肉の結合」に不可欠な行動である。粒子性の識子である肉の経験は、波動性の識子である魂へと変換される。魂と肉を結合させるためには、一定時間、肉と魂の運動を停止する必要がある。動物は、躰を安静にして睡眠を取り、その時間を確保する。睡眠中に肉と結合しなかった余剰の魂は、として現れ、異界へと消える。

第二節:動物

第三節:植物

樹木花茎草本菜果緑遊の五種に分類される。

第一項:樹木

アカシア
オーク
サクラ
シラカバ
ダークオーク
タケ
ツツジ
トウヒ
ペールオーク
マツ
マホガニー
マングローブ

第二項:花茎

アリウム
ウィザーローズ
ウツボカズラ
シャクヤク
スズラン
タンポポ
チューリップ
デイジー
トーチフラワー
バラ
ヒスイラン
ヒトミソウ
ヒナソウ
ヒマワリ
ポピー
ヤグルマギク
ライラック
ワイルドフラワー

第三項:草本

ウィード
オボロゴケ
カイソウ
グラス
コケ
サボテン
シダ
スイレン
ツタ
ドライグラス
ドリップリーフ
ブッシュ
ホタルソウ

第四項:菜果

カカオ
カボチャ
グロウベリー
コムギ
コンブ
サトウキビ
ジャガイモ
スイートベリー
スイカ
ニンジン
ビートルート

第五項:緑遊

クリーキング
クリーパー
スライム

第四節:菌蕈

常界全域に分布する常界菌、創界に分布する創界菌、冥界に分布する冥界菌、異界に分布する異界菌の四種に分類される。

第一項:常界菌

スカーレット
ヘーゼル

第二項:創界菌

マイコブロッサム
マイコライザ
マイセリウム
ライケン
穢糸

第三項:冥界菌

ウォート
クリムゾン
ティール

第四項:異界菌

コーラス

章:古代文明

第一節:概要

彩金時代末期の天変地異によって太古の大地は海没したが、南限に位置するブルスケッタ地方はかろうじて崩壊を免れ、人々の再起の地となった。大変動を生き延びた彼らは、乏しい資源を共有し、万事協力して共同体を再建する必要があった。後に古代文明として開花するこの集団には、太古文明の聖座のような階級は設けられず、原初から民主的な社会の側面があった。古代人は大豊原の各地方を開拓していき、現在では大ブルスケッタと呼ばれる一帯に勢力を築いた。農業が盛んに営まれ、余剰の食料は深層文明の鉱石などと交換されただけでなく、深層都市の進んだ技術も得たようである。最盛期である白金時代には、今でいう民主主義・資本経済・科学技術が発達し、創界人の歴史の一つの到達点と評価されている。古代文明の中心地には、太古文明の「白金の神殿」を思わせる巨大な白金三柱が屹立しており、人々は社会の繁栄を謳歌していた。

しかし、旧世紀初頭の「辺境伯の蹂躙」によって、文明は壊滅的な打撃を受ける。このとき、一部の知識階層が、社会基盤の核心とともに遠く難を逃れたと伝えられるが、その詳細は不明である。一方、大ブルスケッタに残った古代人は、第二帝国の皇女およびギルド連合と同盟を締結し、辺境伯軍への反抗を開始した。この同盟戦争は長きに渡ったが、同盟軍はついに最終決戦で辺境伯を打ち破った。同盟戦争終結後、同盟で活躍した英雄たちは、大ブルスケッタ各地の諸侯に封じられ、連合してブルスケッタ王国を建国する。古代文明の栄光は、王国へと引き継がれたが、その多くは前世紀の百年戦争と大厄災で失われ、現世紀には遺構や痕跡のみが残る。

【題材】西洋。特にギリシア・ローマ文明。
【言語】創界語
【様式】古代様式:石・石レンガ・丸石+各地の木材。

  • 現世紀から見ても相当巨大な建造物(ダムなど)が構築されていた。
  • 現世紀ではもっぱら遺構として残っている。石レンガや丸石は苔むし、ひび割れも多い。
  • 辺境伯の蹂躙と百年戦争で破壊され、残ったものも手入れなく風雨に曝されており、廃墟に近いものも少なくない。
  • 修理され、基礎や土台として現世紀で活用されているものもある。

【色】朧色:元は白だったが風化して朧になった? 石の色。ティレナ伯爵=皇女の騎士が受け継いでいるともいえる。
【色】緑色:苔むした遺跡を連想させる。古代文明の後継であるブルスケッタ王国でも、緑と苔は豊かな大地と繁栄の象徴である。
【旗】古代旗

  • 民主主義:三権分立があったと伝わる。大ブルスケッタには、行政院(現ブルスケッタ城)、立法院(現リュクス元老院)、司法院(現リュクシア裁判院)の遺構がある。
  • 資本経済:
  • 科学技術:学問や美術も発達していた。大ブルスケッタには、技術院(現プレッツェル時計塔)、学術院(現プレザ大学)、芸術院(現スコルデル美術館)の遺構がある。

第二節:白金三柱の理念

第一項:白金三柱

白金三柱は、古代文明の全盛期である白金時代に、小ブルスケッタ西部の南の山頂に建造された、白金製の巨大な三本の柱である。古代文明の理念を象徴する記念碑的建築と伝えられるが、「辺境伯の蹂躙」の際に、辺境伯によって徹底的に破壊され、現在では「白金柱の礎石」しか残っておらず、白金がどのような金属であったのかも不明である。

転じて、古代文明が高度に達成した三つの社会理念(民主主義・資本経済・科学技術)を指す語としても用いられる。「今では失われているが」と前置きすることが礼儀とされる。

第三節:古代十二院

古代文明に整えられた統治機構。十二の院からなり、三法院(執法院・立法院・司法院)、三政院(穀政院・造政院・恵政院)、三務院(財務院・交務院・衛務院)、三術院(技術院・学術院・芸術院)の四群に分類される。古代人が大ブルスケッタを開拓する過程で、各地に拠点として築いた民集堂が、古代社会の発展に伴って役割が分化したもので、白金時代までに十二院体制が整備された。院長は、各地方の有力者が務めた。旧世紀後半、いくつかの院は「辺境伯の蹂躙」で破壊され、機能不全に陥ったが、ブルスケッタ王国に継承され、現世紀でも庁舎として使われているものもある。

表:古代十二院とブルスケッタ王国
古代十二院役割ブルスケッタ王国所在地
三法院執法院行政ブルスケッタ城小ブルスケッタ西部緑色
立法院立法リュクス元老院リュクス赤色
司法院司法リュクシア裁判院リュクス灰色
三政院穀政院農業・食糧ブルスケッタ農庫小ブルスケッタ東部黄色
造政院土木・建築-ザバイオーネ茶色
恵政院宗教・福祉ティレナ邸ティレナ白色
三務院財務院徴税・財政リュクス会計院リュクス萌色
交務院交易・外交ノイラ迎賓館ノワール青色
衛務院防衛・治安ガレット要塞ガレット橙色
三術院技術院技術・開発プレッツェル時計塔プレッツェル葵色
学術院研究・教育プレザ大学プレッツェル碧色
芸術院美術・文化スコルデル美術館スコルダリア桜色

第一項:執法院

執法院は、
ブルスケッタ地方西部。後のブルスケッタ城。「太古の崩壊」後、小ブルスケッタに集まった太古人の生き残りが、団結して再起を誓った「最初の民集堂」を原点とする。十二院体制が敷かれてからは、行政を担当した。

第二項:立法院

立法院は、
リュクス地方。後のリュクス元老院。立法を担当した。

第三項:司法院

司法院は、
リュクス地方。後のリュクシア裁判院。裁判を担当するとともに、警察の機能もあったようである。

第四項:穀政院

穀政院は、
ブルスケッタ地方東部。農業、および食料の生産・保存・分配を担当し、古代人の生活を支えた。

第五項:造政院

造政院は、
ザバイオーネ地方。公共の土木事業(街道・ダムなど)や建築を担当し、古代文明の社会基盤を物理的に支えた。その耐久性と実用性は

第六項:恵政院

恵政院は、
ティレナ地方。後のティレナ邸

第七項:財務院

財務院は、
リュクス地方。

第八項:交務院

交務院は、
ノワール地方。後のノイラ迎賓館

第九項:衛務院

衛務院は、
ガレット地方。

第十項:技術院

技術院は、
プレッツェル地方。後のプレッツェル時計塔

第十一項:学術院

学術院は、
プレッツェル地方。後のプレザ大学

第十二項:芸術院

芸術院は、
スコルダリア地方。後のスコルデル美術館

第四節:意匠

第一項:色象

朧色

朧色は、古代文明の象徴色である。

分類名称象徴備考
岩石

第二項:旗章

古代旗は、古代文明の旗である。

第三項:建築

古代様式は、

章:同盟

第一節:概要

同盟は、第二帝国ギルド連合古代文明の間で締結された、辺境伯の討伐を目的とする軍事同盟。第二帝国の皇女を盟主に戴き、ギルド連合の技術的な支援を基盤に、古代文明が主要な軍事と兵站を担った。

第二節:同盟都市

同盟都市は、

方卓の間・巨大アメジスト・ゾンビスポナー(魂の熾は穢躯を「魂の炎」で浄化して得られる)

同盟回廊は、
検問所

巨大アメジスト

第一項:皇女の円卓

皇女の円卓」は、同盟締結時に、皇女と古代人たちが囲んだとされる卓。転じて、同盟そのものを指す語となった。当時、英雄たちが実際に囲んだのは「方卓 (The Square-Table)」であったが、ギルド連合の記録には「円卓」の文字が残されている。この同盟は、古代文明の簒奪を企図するギルド連合が立案したともいわれる。当初、八ギルドが八英雄をそれぞれ支援する「八八同盟」が計画されたが、同盟締結に反対した巫女ギルドと咒者ギルドが復魂宗に離脱したため、皇女と騎士にはギルドが付かず、構想は頓挫した。巫女と咒者の離脱劇は、ギルド連合の力を削ぐために総帥が企図したという説もある。

未整理のアイデア

「辺境伯の蹂躙」によって壊滅寸前に追い込まれた古代文明陣営はレジスタンス的なものを結成? それが皇女を戴き、ギルド連合と連帯して同盟となる?

皇女が従えていた騎士が佩く「ネザライトの剣」は、ギルドにとって「深層人が探索していた太古文明の痕跡」「しかも高位の者の末裔である証」であった。古代人にとっては、「辺境伯の武具と同じ冥界の剣」「辺境伯の武力に対抗し得るもの」であった。

表:皇女の円卓とギルド連合

第二項:円卓の英雄

円卓の英雄」は、皇女と同盟を締結し、辺境伯を討伐した古代人のこと。一般的に、「皇女の円卓」を構成する、総帥政臣戦将工匠騎士貴族謀官の七人を指すが、地方の伝承によっては多少の異同がある。

{同盟戦争終結後、各地に英雄像が建てられた}

表:円卓の英雄と古代十二院
古代十二院所在地被害円卓の英雄 / 院での役割
執法院小ブルスケッタ西部壊滅。執法院長死亡。総帥 / 執法院長の息子
立法院リュクス 政臣 / 立法院長
司法院リュクス -
穀政院小ブルスケッタ東部 -
造政院ザバイオーネ -
恵政院ティレナ恵政長死亡? -
財務院リュクス -
交務院ノワール 謀官 / 交務院長?
衛務院ガレット衛務院長戦死?戦将 / 副官?
技術院プレッツェル 工匠
学術院プレッツェル -
芸術院スコルダリア壊滅?芸術院長死亡?貴族 / 掃除夫

第三節:総帥

総帥は、「最後の執法院長」の息子、「古代の客人」、後のブルスケッタ初代国王。

物語:辺境伯の蹂躙(小ブルスケッタ西部)

「辺境伯の蹂躙」は、辺境伯の小ブルスケッタ西部への侵攻から始まる。地上に出てから初めて創界人を目にした辺境伯は、冥魂扉から軍を召喚し、一帯を蹂躙し始めた。この地は、北は央海に面し、残る三方を山に囲まれた天然の要害であったが、それは逃げ場がないことを意味した。滅紫の炎に家を焼かれ、辺境伯軍に追われた人々は、街で最も大きく頑丈な建物である執法院へと逃げ込んだ。それは、「太古の崩壊」後に、粗末な「最初の民集堂」で傷ついた人々が身を寄せ合った光景と似ていた。執法院長は、この異常事態にも冷静に対処し、人々を受け入れつつ、人員と資材を総動員し、でき得る限りの防備を固めた。そして苦悩の末、息子には西の山の縦脈路を通って深層人に、娘には東の山を越えてガレットの衛務院に、それぞれ救援を要請するよう命じた。息子と娘が衛兵らと出立したのを見届けてから、院長は、永らく飾りとなっていた剣を手に取った。
院長の息子は、縦脈路をわずかばかり進んだところで、憔悴しきった深層人の一行と邂逅した。しかも、救援を求めたのは深層人の方であった。地上は危険だといくら息子が制止しても、深層人の列は歩みを止めなかった。息子の使命は、深層人に加勢を請うことであり、壊滅した深層都市を訪ねることではなかった。彼は深層人に同行するしかなかった。地上に辿り着いた彼らが目にしたのは、滅紫の炎に包まれる執法院であった。父の死を悟った息子と、深層文明の滅亡を思い出した深層人たちは、執法院が焼け落ちるのを無言で眺め続けた。誰かが、南の山を指さした。雪銀の絶壁を、大きな黒い影が這い上っていた。山頂には、古代文明の精華である三本の巨大な白金の柱が天を突いていた。尾根に立った黒い影は、柱の一つを引き抜き、斜面に放り投げた。柱は、粉々に砕けながら滑落していった。二本目の柱は、真っ白な「魂の焔」に包まれた。三本目の柱は、黒い剣に穿たれ、裂かれた。息子は深層人たちに問うた。「あなた方の力で、あれに勝てますか?」。幾人かの深層人が彼を罵った。「では逃げましょう」と言って息子は踵を返した。山の方角から発せられた、咆哮のような大音声が彼の背中を押した。

第四節:政臣

政臣は、「最後の立法院長」、後のリュクス初代大公。

第五節:戦将

戦将は、後のガレット初代公爵。

第六節:工匠

工匠は、後のプレッツェル初代侯爵。

第七節:騎士

騎士は、「皇女の騎士」、後のティレナ初代伯爵。

第八節:貴族

貴族は、「魂の貴族」、後のスコルダリア初代子爵。
元々は芸術院の貧しい掃除夫で、「貴族」は渾名であった。同盟戦争の最終決戦では、決死の陽動部隊を率い、戦将の最後の突撃を見事に支援した。

第一項:魂の貴族

同盟戦争後、「貴族」はスコルダリア初代子爵に叙され、正真正銘の貴族となった。後世の創界人の多くは、居並ぶ領主の中で、なぜ初代子爵だけが「貴族」と呼ばれたのかを知らない。しかし、スコルダリアの子供たちは学校で必ず習う。「初代子爵こそ真の貴族、すなわち『魂の貴族』であらせられたからである」。

第九節:謀官

謀官は、後のノワール初代男爵。

第十節:同盟戦争

第十一節:意匠

第一項:色象

赤色

赤色は、同盟の象徴色であり、団結武力を意味する。バラ(赤薔薇)は、血の色の花弁、束となった多数の雄蕊、武器のような茨を持つことから、同盟の表象として旗章に採用された。

分類名称象徴備考
バラ血・団結・武力
白色

白色は、太古文明・第一帝国・第二帝国の象徴色であり、「魂の憩」を意味する。表象に用いられたスズランは、同盟戦争後、同盟の盟主であった皇女を象徴する花となった。

分類名称象徴備考
スズラン魂の憩後に皇女の象徴となる。

第二項:旗章

同盟旗

同盟旗は、同盟の旗であり、同盟軍の軍旗でもある。旗章は、白地に赤薔薇。ブルスケッタ王国諸侯の団結を強調する意味で用いられることもある。白が象徴する第二帝国の後継であることも暗喩する。

第三項:建築

章:ブルスケッタ王国

第一節:概要

ブルスケッタ王国は、同盟戦争で皇女と同盟して戦った古代文明の末裔。王国領内には古代文明の遺構が多く見られる。また、各諸侯領に、前世紀に造られた英雄像がある。同盟戦争の記録や記憶は百年戦争と大厄災を経てほとんど残っていない。その際、領主を序列化して秩序を形成したため、連合王国や幕藩体制に似た封建的な制度が残る。序列一位の諸侯が国王となったが、他の諸侯(大公、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵)との力の差は絶対的ではない。反王国派もいるが、表立った争いはない。百年戦争と大厄災の影響で、現世紀の王国は、白金時代の古代文明や黄金時代の王国と比べて技術力や文化が退行しており、現在は復古的な繁栄と進歩を目指している。商業や経済は発展しておらず、ギルド連合に依存している部分が大きい。

同盟戦争では、古代文明の男は戦いに従事し、女はそれ以外の仕事を受け持った。その名残で、諸侯は騎士団を持ち、諸侯夫人はそれぞれ得意な専門領域を持つ。古代文明や王国では、男と女は同等の地位・権利を有する。

ブルスケッタ王国全域を大ブルスケッタといい、国王領ブルスケッタ(ブルスケッタ地方)を小ブルスケッタと区別することもある。大ブルスケッタは七つの地方に分けられる。

内海に面した国王領の岸壁には巨大な王国旗が掲げられている。また、諸侯領内の要所は王国の直轄領となっている。砦 (The Bastion / The Fort) が代表例。

第三節:秩序

社会秩序は、科学(技術)・政治(法律)・宗教(倫理)の三層で理解される。三者の比率は社会によって異なる。

第一項:法律

ブルスケッタ法

農業国家であるブルスケッタでは、自然と調和した生活が理想とされており、法律は、宗教的倫理と連続した慣習法として整備された。裁判でも、抒情酌量、大岡裁き、三方一両損的な判決が多い。

個々の事情に合わせた叙情酌量が重視されるブルスケッタ法では、「判例は重視されない」。慣習法だが判例至上主義ではなく、大岡越前や遠山金四郎のような裁判官が好まれる。

リュクス法

政治・経済が発展したリュクスでは、国家は人が構成するものという意識が強く、科学・宗教ではなく法律が社会を規定する。現実の現代法社会に最も近い。現実的で広範な法体系が整備されている。

ガレット法

軍事国家であるガレットでは、立法精神は「統制」であり、ほぼ軍法である。条文は細かく厳密で、厳罰を旨とする。 モデル:織田信長の一銭斬り

軍法をモデルとするガレット法では、そもそも裁判は必要なのかという裁判制度不要論すらあり得る。軍法「会議」というように、判決とは命令であり、「不服を申し立てる」ものではない。

プレッツェル法

科学技術国家であるプレッツェルでは、法律は科学技術の発展を支える合理的・合目的的ものであり、条文も(科学的には)無意味かつ固陋な慣習を廃止するためのものが多い。新自由主義的ともいえるが、その根底には科学者特有の性善説があり、条文はガバガバである。それでもプレッツェルが無法地帯とならないのは、住民が科学的合理性に基づいて生活しているからである。科学の仮説のように、法体系も頻繁に修正・改善される。裁判は「実験」である。

科学と同様に法律も「仮説の体系」と考えるプレッツェルでは、裁判中に条文が変わり得る。裁判の進行に伴い、「これはどうも法律の方に問題があるのではないか」と判断されれば、裁判中に法案の審議が始まる。つまりプレッツェルでは、司法と立法は分離していない

プレッツェルのプレザ大学には法学部も設置されたが、肝心のプレッツェル法がガバガバで学生は学ぶことがなかった。プレザ大学が新たな科学系の学部を設置するとき、法学部の建物はその新学部用に召し上げられ、法学部はリュクスに移転された(プレザ大学リュクス校=ロースクール)。

ティレナ法

辺境伯に殺された古代人たちの鎮魂に務める宗教的な国家であるティレナでは、住民が宗教的倫理規範を遵守するため社会的な問題が少なく、法律は、宗教的な儀礼や手続きを明文化した程度の内容に留まる。他国の法学者からは「あれは法律ではなく式次第だ」と揶揄されている。宗教の聖典に近く、固定的である。

ティレナ法は宗教的倫理の明文化であり、これはむしろ儒教や朱子学に近く、東洋的。

スコルダリア法

文化国家であるスコルダリアでは、美術が発達し、人々は享楽的である。立法精神は「美学」であり、法律が罰するのは、悪いことではなく、醜いことや無粋なことである(それがスコルダリアでは「悪いこと」である)。スコルダリアでは、裁判とは審美であり、スコルダリア人は裁判をまるで演劇を観るかのように傍聴し、被告と原告も俳優のように演じる。

スコルダリアの裁判は「正義の演劇」であり、裁判官はおらず、陪審員たる観客の拍手の数によって判決される。すなわち「直接司法主義」。

ノワール法

通商国家であるノワールの立法精神は「契約」であり、法律は、契約者が「最低限」守るべきことであり、利益を最大化する機会を確保する(保証ではない)ことに重きが置かれる。法律に触れない限り、騙された側・利益を逸した側が「愚か」だとされる。法律は社会的弱者を保護・救済するためのもの、という観点に乏しい。

契約主義のノワールでは、裁判のゲーム性が高く、正義の完遂よりも利益の最大化を争うことに関心がある。弁護士が唯一存在する領邦であり、彼らによる弁護はほとんど詭弁の領域にまで達している。殺人のような絶対悪の刑事裁判は人気がなく、双方に主張がある民事裁判の判決は賭博の対象となるほど関心が高い。

第二項:裁判

控訴

リュクス裁判院は王国全体の上級裁判所であり、王国は二審制である。一審は各領邦の裁判所、二審は法治国家であるリュクスの裁判院。「一銭斬り」のガレットは控訴を認めていなかったり、スコルダリアでは控訴が「無粋」とされて実際は誰も控訴しないなど、控訴に対する考えはそれぞれである。

上級裁判所で適用される法は? 王国全体に共通する法がある?

法の適用範囲は? ガレット内のブルスケッタ人には、ガレット法とブルスケッタ法のどちらが適用される?

節:組合

ギルド連合を真似て、ブルスケッタ王国でも複数の組合が生まれた。各組合は最初、各領邦内で結成されたが、やがて同一職能のギルドが領邦を越えてゆるやかなつながりを作り始める?

家業制度(特定のアイテムを作成・販売する家系)と関係?

石工

石工という。

鍛冶

鍛冶という。

道具鍛冶

道具を製作する鍛冶を道具鍛冶という。

武器鍛冶

武器を製作する鍛冶を武器鍛冶という。

防具鍛冶

防具を製作する鍛冶を防具鍛冶という。

矢師

を製作する鍛冶を矢師という。

農民

菜果の生産者を農民という。

表:農民との取引

屠手

動物の生産者を屠手という。

革師

革師という。

織工

織工という。

漁師

漁師という。

図師

地図の製作者を図師という。

第四節:意匠

第一項:色象

第二項:旗章

王国旗

王国旗は、ブルスケッタ王国の旗である。旗章は、緑地に赤薔薇。緑は豊饒な大地、赤薔薇は同盟の血・団結・武力の象徴であり、大豊原に栄えた古代文明の正統な後継であることを意味する。ブルスケッタ国王領の国王旗と同一のものであり、また、同盟の同盟旗(白地に赤薔薇)の色違いでもある。

第三項:建築

章:ブルスケッタ国王領

章:リュクス大公領

第一節:概要

リュクス大公領は、

リュクス大公領民はリュクシアンと呼ばれる。

  • 領民の気質:重厚沈着で、壮麗を好み華美を嫌う。極めて現実的で調整能力が高く、理想の追求よりは融和的な妥結を選ぶ。平等・公平・公正・厳正を重視し、理と情のバランスに優れ、冷静だが冷徹・冷淡・冷酷ではない。現実主義者(リアリスト)だがマキャベリストではない。
  • 平和の概念:平和とは秩序であり、混乱を生む者には厳罰や抹殺も辞さない。
  • 信仰の傾向:宗教も秩序維持装置の一つであると考えている。信心深い者もそうでない者もいるが、いずれも他者の信仰は否定しない。

【様式】リュクス様式:マングローブ。

第二節:リュクス大公家

第一項:リュクス大公

リュクス大公は、円卓の英雄の中で最も政治に優れた政臣=リュクス初代大公 (The First-Archduke of Luxe) の末裔。当代大公 (The Reigning-Archduke)。
同盟戦争で長老は、古代人とギルド連合の利害を調整し、皇女と旧世人の同盟締結に貢献した。
同盟戦争後、立法院や裁判院があり旧世紀古代文明の中枢であったリュクス地方に長老が封じられて以降、代々統治している。
リュクスが百年戦争と大厄災をやり過ごした背景には、各勢力を絶妙に均衡させた政治的技術があるとされる。
現世紀でも王国諸侯の調整役として王妃の円卓の議長を務める。王国百年の計を練り、法律、税制、裁判などを整備し、国王の内政を補佐する。元老院と裁判院があるため、諸侯から派遣された者の邸宅や施設が多い。聖教団の施設は多くはないが、現実派との関係は王国内で最も深く、逆に原理派との関係は希薄。ギルド連合の融和派も、王国との窓口として大公を頼っている。各ギルドの幹部が拠点を設けているが、ギルドの商業施設が多いわけではない。

【気風】融和、対話。

第二項:リュクス大公夫人

リュクス大公夫人は、愛称は「リュクシア」。古代文明では、騎士団に代表されるように男は武具を持って戦いに臨んだ。一方、女は法の扱いに長けることで社会の秩序を維持し、男と対等の力を持った。近代の萌芽があった旧世紀古代文明や、男と女が合力せざるを得なかった同盟戦争から大厄災の時期と比べ、現世紀の王国の復古的・封建的な制度下では女が軽んじられがちと感じている。皇女の伝承や女神信仰による保守的な女性像の提示と、王妃や公爵夫人による実践が、王国の女の在り方に影響していると考えており、聖教団の特に原理派には懐疑的である。逆に、女らしさを追及するとともに女独自の活躍を進める子爵夫人は一面で認めている。平等かつ公正な裁判で現在の女の立場を守るとともに、王国の政治を改善する夫に協力して未来の女のための制度設計にも注力。

【気風】秩序、平等。

第三節:リュクス直轄区

第一項:リュクス元老院

リュクス元老院は、古代文明の立法院の名残。大公の諮問機関として、諸侯から派遣された議員が王国の諸課題を議論し、諸侯間の利害を調整する。実質的な王国の立法機関・事務次官会議。元老院からの報告や提案は王妃の円卓に上程され決裁される。

第二項:リュクシア裁判院

リュクシア裁判院は、古代文明の司法院の名残。王国の司法機関。大公夫人リュクシアが裁判長、諸侯から派遣された女性が裁判員を務める。

第三項:リュクス会計院

リュクス会計院は、古代文明の財務院の名残。

第四項:リュクス騎士団

リュクス騎士団は、同盟戦争で古代文明の治安を維持した政臣の部隊 (The Company of The Chancellor) を起源とする、大公騎士団 (The Knights of The Archduke)。儀礼的な騎士団に見えるが、内務・公安警察のような機能がある。

【別名】{名称未設定}騎士団 (The Knights of The UNTITLED)。
【旗】。

第四項:貨商領事館

第四節:リュクス聖教区

第一項:リュクス聖堂

リュクス聖堂は、聖教団が大公領に設けた聖堂。聖教団の現実派の一大拠点。

第二項:リュクス大司教

第五節:リュクス民集区

第六節:意匠

第一項:色象

赤色

赤色は、リュクス大公領の象徴色である。もとは血・団結・武力を意味する同盟の象徴色であったが、同盟戦争後、赤色の立法院を擁するリュクス大公が継承し、同盟の締結に不可欠であった融和対話を意味するようになった。表象には、ブルスケッタ王国の一員であることを示す赤チューリップが用いられる。また、海水・淡水・陸地が混在する環境で生育するマングローブは、異なる環境にも柔軟に適応し、様々な生物に場を提供する「赤色の木」として重宝される。温帯の沼地に自生するマングローブは、寒冷な山岳圏であるリュクス大公領では栽培することができず、建築に必要な木材は全て輸入に依存している。

分類名称象徴備考
マングローブ対話赤色の木。
赤チューリップ融和チューリップはブルスケッタ王国の一員。
灰色

灰色は、

萌色

萌色は、

第二項:旗章

大公旗

大公旗は、リュクス大公領・リュクス大公家・リュクス大公の旗である。

大公夫人旗

大公夫人旗は、リュクス大公夫人の旗である。

第三項:建築

リュクス様式

章:ガレット公爵領

第一節:概要

ガレット公爵領は、

ガレット公爵領民はガレッティアと呼ばれる。「ガレットの戦士」の意で、単なる領民とは異なるという自身の誇りと他者からの畏敬の念が込められている。

戦争に備えた食料の自給・備蓄のため、収穫効率の高いジャガイモの栽培が奨励されている。
同盟戦争における同盟軍の拠点として整備されたガレット要塞を何重にも取り囲むように、公爵領全体が城壁に囲まれている。その長大な城壁は、同盟戦争や百年戦争で部分的に破壊されたが、多くはその頑健な姿を残しており、また戦略的に重要な箇所は修繕されている。

  • 領民の気質:誇り高き戦士の末裔という自負が強く、頑強な肉体と精神を得るべく鍛錬に余念がない。正攻法・正面突破を好み、作戦は受け入れるが、策略・謀略・奸計を嫌う。怯懦・卑怯・逃亡に至っては侮蔑・処罰の対象である。猪突猛進は未熟であり、備蓄・準備・訓練を重視し、勝利に資する知識・技術の学習・修得も奨励される。戦士としての自尊心と兵卒としての自己犠牲の両立が求められる。他者への威圧・乱暴は弱者の振る舞いであり、許されない。規律を遵守するが、それは秩序とは異なる概念である。勝利を尊ぶが、勝利至上主義ではない。玉砕思想はなく、将来の勝利のために潔く敗北を受容することは当然あり得る。
  • 平和の概念:平和とは勝利がもたらすものであり、勝利には闘争も自他の死も付きものである。強くなければ勝利できず、弱ければ平和は守れない。
  • 信仰の傾向:勝利は己の力で掴むものであり、神頼みはしない。戦死者や敗者に対する敬意は深いが、それは当事者間の関係の中に発生することで、そこに宗教は介在しない。

【様式】ガレット様式:アカシア+丸石。
【色】橙色:辺境伯討伐の象徴である落日の色。
【花】橙チューリップ:臨戦状態である、辺境伯との最終決戦前夜の象徴。

同性交配の奨励

より「男らしい男」「女らしい女」を生み出すため、ガレット公爵領では同性交配が奨励され続けた。幾代にも渡る同性交配によって生まれたガレッティアは、大陸随一の男らしさ・女らしさを備えるため、他国の異性からは絶大な人気があった。

蜂蜜戦争のアイデア

ハチミツは食物ですが、マイクラでは、「銅の錆止めをする」という使い方があります。まだ設定できていませんが、各領邦には「主に用いる金属」(鉱貨にもなる)が設定されます。銅はガレットの主要金属です。軍事国家であるガレットは、大量に採掘できる銅を採用します。それは鉱貨として流通していますが、いざとなれば鋳潰して軍事資材や武具(マイクラの次のバージョンでは銅の武器防具が実装されます)に転用できるからです。また、銅の色は、ガレットのイメージカラーである橙色と相性も良いです。 銅の泣き所は錆びることであって、錆止めにはハチミツが必要です。しかしガレットのサバンナは養蜂には適しておらず、ブルスケッタからハチミツを輸入しています。この依存関係はガレットの泣き所です。私は「蜂蜜戦争」という名前はかわいらしいですが、わりと深刻なブルスケッタ-ガレット間の紛争を考えています。

第二節:ガレット公爵家

第一項:ガレット公爵

ガレット公爵は、円卓の英雄の中で最も武力を誇った戦将=ガレット初代公爵 (The First-Duke of Galette) の末裔。当代公爵 (The Reigning-Duke)。
同盟戦争で戦将は、同盟最強の軍団を率いて最前線で戦い抜いた。
同盟戦争後、最終決戦での同盟の根拠地があったガレット地方に戦将が封じられて以降、代々統治している。
ガレットが百年戦争と大厄災を生き抜いた単純な理由は力であったと考えている。
現世紀でも王国最大の軍事力を有し、国王と同等の発言権をはじめ様々な特権を許されている。領内に王国の直轄領がないのもその一つ。反王国派ではないが、王国への帰属意識は薄い。質実剛健、質素倹約、備蓄、鍛錬、危機管理を美徳とする。同盟戦争から逃避した聖教団は怯懦の組織であり、領内に聖教団と関係するものは一切存在しない。自給自足を旨とするためギルド連合の商業展開もごく限られる。警戒心が強く閉鎖的である。大量の物資を備蓄しており、領内の至るところに倉庫がある。また、プレッツェルの兵器を配備している。

【気風】尚武、臨戦。

第二項:ガレット公爵夫人

ガレット公爵夫人は、愛称は「ガレッタ」。男の武力を最大化するのが女の務めという思想から、良妻賢母を理想とし、内助の功を美徳とする。特に、軍団の維持に必要な仕事は最高の労働であり、武具の鍛冶、馬の手入れ、軍旗・軍服・幕舎などの機織りは戦いに等しい貢献とされる。

【気風】内助、準備。

第三節:ガレット直轄区

第一項:ガレット要塞

ガレット要塞は、古代文明の衛務院の名残。同盟戦争の前線基地で、最終決戦前には同盟全軍が集結したという。王国最大の軍事拠点。

第二項:ガレッタ工房

ガレッタ工房は、軍団に必要な物資の生産、加工、修理、改良をするための各種の工場や工房が発達している。特に、旗は創界のほぼ全域から引き合いがあり、ガレットの貴重な収入源となっている。

  • 羊牧場、製糸工場、機織り工場、旗工房、(羊飼い、機織り機)
  • 牛牧場、染色場(革細工師、大釜)
  • 鍛冶場:道具(道具鍛冶、鍛冶台)、武器(武器鍛冶、砥石)、防具(防具鍛冶、溶鉱炉)
  • 馬場

第三項:ガレット騎士団

ガレット騎士団は、同盟戦争で辺境伯を破った戦将の部隊 (The Company of The Champion) を起源とする、公爵騎士団 (The Knights of The Duke)。王国最強の騎士団で、鉄の規律を誇る。
騎馬、狼。

【別名】黄昏騎士団 (The Knights of The Evenfall)。
【旗】黄昏旗

第四項:坑士領事館

第四節:ガレット民集区

第五節:意匠

第一項:色象

橙色

橙色は、ガレット公爵領の象徴色である。

分類名称象徴備考
鉱石赤銅  
アカシア 橙色の木。
橙チューリップ
灰色

灰色は、

第二項:旗章

公爵旗

公爵旗は、ガレット公爵領・ガレット公爵家・ガレット公爵の旗である。

公爵夫人旗

公爵夫人旗は、ガレット公爵夫人の旗である。

第三項:建築

ガレット様式

章:プレッツェル侯爵領

第一節:概要

プレッツェル侯爵領は、

プレッツェル侯爵領民はプレッツェランと呼ばれる。侯爵とプレッツェランの気質を反映して、現世紀に敷設された道路は直線的。

  • 領民の気質:合理性・実用性を尊ぶが、損得勘定はしない。好奇心・探求心・知識欲が旺盛で、集中・没頭が美徳。理が強く情に疎いが、人間性に無頓着なだけであり、悪意はなく薄情でもない。興味・関心が一致すれば利害関係は問わない。知識は多いが世知に疎い。進歩・改善・向上が善であり、その目的に沿う限りは非常に開明的・開放的である。失敗を恐れず冒険的であり、探検家も多い。慎重ではなく、試行錯誤、反省、再挑戦を奨励する。儀礼や形式を軽視し、恥じることは少ない。
  • 平和の概念:全てが合理的であれば平和は維持されるはずである。非合理や無知が平和を脅かすため、不断の研究・教育・啓蒙が必要である。
  • 信仰の傾向:信仰には無関心だが、宗教的世界を構築する教義・体制・装置・演出には学ぶところが多いと考える。

第二節:プレッツェル侯爵家

第一項:プレッツェル侯爵

プレッツェル侯爵は、円卓の英雄の中で最も兵站に長けた工匠=プレッツェル初代公爵 (The First-Marquis of Pretzel) の末裔。当代侯爵 (The Reigning-Marquis)。
同盟戦争で工匠は、同盟の兵站を支え、戦闘を支える軍事技術を研究・改良した。
同盟戦争後、プレッツェル地方に工匠が封じられて以降、代々統治している。
プレッツェルが百年戦争と大厄災を耐え抜いた事実は、深い研究力と高い技術力で説明される。
現世紀でも王国最高の教育研究機関を有し、多くの学者や技術官僚(テクノクラート)を輩出している。教育、学問、発明、技術開発を奨励。独自の智識と高度な技術を持つギルド連合とは、同盟戦争の頃からつながりが深い。まだ少ないながらメサ共和国との交流もある。宗教的関心は小さく、聖教団との関わりも希薄だが排除しているわけではない。実用化した兵器の多くはガレットに、試作品や問題作はスコルダリアに輸出される。

【気風】探求、学究。

第二項:プレッツェル侯爵夫人

プレッツェル侯爵夫人は、愛称は「プレザ」。プレッツェル (Pretzel) に封じられることになった初代侯爵は、「プレッツェル侯爵夫人 (The Marquise of Pretzel)」の奇妙な綴りと発音に辟易し、領地に到着する前から、妻のことを「プレザ (Preza)」と呼び縮めていた。

【気風】教育、啓蒙。

第三節:プレッツェル直轄区

第一項:プレッツェル時計塔

プレッツェル時計塔は、古代文明の技術院の名残。時計は古代文明から伝わる暦(歴史、時間)の象徴。

第二項:プレザ大学

プレザ大学は、古代文明の学術院の名残。侯爵夫人プレザが学長。

第三項:プレッツェル騎士団

プレッツェル騎士団は、同盟戦争で兵站を担当した工匠の部隊 (The Company of The Logistician) を起源とする、侯爵騎士団 (The Knights of The Marquis)。機械化を進めており、最終的な目標は無人化である。攻城兵器や戦車も騎士団の一員として扱われる。技術革新の究極の目標は人命の尊重という考えがある、王国で最も平和的な騎士団。
【別名】車輪騎士団 (The Knights of The Wheel)。
【旗】車輪旗

第四節:炉匠領事館

第四節:プレッツェル聖教区

第一項:プレッツェル聖堂

プレッツェル聖堂は、聖教団が侯爵領に設けた聖堂。プレッツェルは宗教に対する関心も警戒も弱く、聖教団の原理派も現実派も宗教活動はそこそこに、プレッツェルの知識や技術の蒐集に注力している。

第二項:プレッツェル大司教

第五節:プレッツェル民集区

第六節:意匠

第一項:色象

黄色

黄色は、プレッツェル侯爵領の象徴色である。

分類名称象徴備考
タケ 黄色の木。
タンポポ
ヒマワリ
碧色

碧色は、

分類名称象徴備考
ウツボカズラ

第二項:旗章

侯爵旗

侯爵旗は、プレッツェル侯爵領・プレッツェル侯爵家・プレッツェル侯爵の旗である。

侯爵夫人旗

侯爵夫人旗は、プレッツェル侯爵夫人の旗である。

第三項:建築

プレッツェル様式

章:ティレナ伯爵領

第一節:概要

ティレナ伯爵領は、

ティレナ伯爵領民はティレニアンと呼ばれる。ティレナ地方はダークオークとペールオークの深い森に覆われており、ティレニアンの気質と相まって、他地方・他勢力との交通・流通・交流は盛んでない。ペールオークが密生する「朧の森」は、特に死者の森 (The Forest of The Dead) と呼ばれる。領内は静謐が保たれており、活気には乏しく、祠など、死や霊魂を思わせる施設が多い。

  • 領民の気質:沈黙・静寂を好み、活気や変化を好まない。高潔に生き、良き死を得ることを理想とする。かなり保守的で閉鎖的だが、決して排他的ではなく攻撃的でもない。非常に守備的で、自らを脅かすものに対しては、護り抜く・耐え抜くことを選ぶ。信頼できる相手には誠を尽くす。高い倫理観を持ち、精神性を重んじる。現世的・物理的な事柄には関心が薄い。
  • 平和の概念:平和とは良き死を得る環境、およびそれを護ることである。平和が乱されると、戦死・病死・事故死などが増え、死が乱される。
  • 信仰の傾向:死、死者、死後に対する関心が強く、生きることは死ぬ準備であると考える。死後の世界を前提に創界を生きる。

【様式】ティレナ様式:ペールオーク。

  • ペールオークは死者の樹 (The Tree of The Dead)
  • 白いペールオークは皇女・帝国の象徴、黒いダークオークはネザーの象徴。
  • クォーツと御影石でできたネザーの第一帝国の模倣。

【色】朧色:白の代替。忠誠の象徴。
【花】朧チューリップ:スズランの代用。忠誠の象徴。

第二節:ティレナ伯爵家

第一項:ティレナ伯爵

ティレナ伯爵は、円卓の英雄の中で最も忠誠を誓った騎士=ティレナ初代伯爵 (The First-Count of Tirrhena) の末裔とされるが、全てのティレナ伯爵は「皇女の騎士」その人である。別名は「スズラン伯爵」。当代伯爵 (The Reigning-Duke)。
同盟戦争で騎士は、献身的に皇女と同盟に尽くし、辺境伯の討伐という目的を貫き通した。その活躍は、後に守護神伝説として語り継がれる。同盟戦争の最中、皇女と騎士はティレナでひと時の休息を得たとされる。
同盟戦争後、二大勢力である小ブルスケッタとガレットの中間にあるティレナ地方に騎士が封じられて以降、代々統治しているとされるが、実は全て「皇女の騎士」自身であり代替わりはしていない。
ティレナは百年戦争で沈黙を守って防備に徹し、どの勢力にも与しなかったが、それは同盟に愛着があったからである。王国創建後は国王の信頼も篤く、王国直轄領もある。一方、本物の皇女が関係しているため、百年戦争で同盟を離反し、皇女再臨、女神信仰、第三帝国創建を目的とする聖教団の施設はない。同盟の一員であったギルド連合には好意的であり、領内にはギルド連合の商業施設が比較的多い。

【気風】忠誠、高潔。

第二項:ティレナ伯爵夫人

ティレナ伯爵夫人は、「隠れた皇女」その人ではないかとされる。愛称は「ティレーネ」、別名は「スズラン伯爵夫人」。対外的には故人扱い。三大禍での死者への祈り、弔い、鎮魂を捧げる巫女、神官の役割を果たしていた。

【気風】神秘、静謐。
【色】白色:皇女。神秘と不可侵の象徴。死の暗喩。
【花】スズラン:皇女の象徴。

第三節:ティレナ直轄区

第一項:ティレナ邸

ティレナ邸は、古代文明の恵政院の名残。同盟戦争の最中(一説には旧世紀{X}年五月七日とされる)、皇女と「皇女の騎士」がひと時の休息を得たとされる邸宅が起源。現世紀では伯爵邸。

【開始】20250421
【座標】《512, 384》
【別名】スズランの館 (The Mansion of The Lily of the Valley)。

第二項:ティレーネ礼拝堂

ティレーネ礼拝堂は、朧の森にある、三大禍の死者を慰霊・鎮魂する礼拝堂。

【様式】皇女様式

第三項:ティレナ騎士団

ティレナ騎士団は、同盟戦争で皇女を護った騎士の部隊 (The Company of The Knight)(皇女の近衛兵)を起源とする、伯爵騎士団 (The Knights of The Count)。現世紀においても、元々護衛兵であった「皇女の騎士」を範とする。王国随一の守備力を誇るティレナの鉄壁。

【別名】城壁騎士団 (The Knights of The Rampart)。
【旗】城壁旗

第四項:スズランの祠

スズランの祠は、「皇女の騎士」が各地(大ブルスケッタ内であればティレナ伯爵領に限らない。)に建立した祠。各地の荒廃したポータルと対をなす?

【旗】皇女旗? 同盟旗?

第五項:同盟戦争の墓地?

第四節:ティレナ民集区

第五節:意匠

第一項:色象

朧色

朧色は、ティレナ伯爵領の象徴色である。

分類名称象徴備考
ペールオーク 朧色の木。
朧チューリップ
白色

白色は、

分類名称象徴備考
スズラン

第二項:旗章

伯爵旗

伯爵旗は、ティレナ伯爵領・ティレナ伯爵家・ティレナ伯爵の旗である。

伯爵夫人旗

伯爵夫人旗は、ティレナ伯爵夫人の旗である。

第三項:建築

ティレナ様式

章:スコルダリア子爵領

第一節:概要

スコルダリア子爵領は、

スコルダリア子爵領民はスコルダリアンと呼ばれる。

  • 領民の気質:華麗・豪華・豪奢を好み、快活・陽気・前向き・楽観的・享楽的・積極的である。散財・借金は美徳ですらある。過去には拘らず、未来への希望に溢れる。強い仲間意識は縄張り意識にも通じ、スコリダリアンどうしの喧嘩も絶えないが、決着が付けば恨みが尾を引くことはない。よそ者に対しては寛容で偏見もなく、少々怪しいくらいがむしろ好まれる。新奇を珍重し、流行に敏感で飽きっぽい。一方、至高の逸品は手厚く保護する。手堅い損得勘定はせず、博打的・投機的な利潤に魅力を感じる。その結果、スコルダリアでは資本経済(株・先物・為替取引)が発達しつつある。喧噪・混沌・多様性を好み、自由であることを至上とする。悲哀・悲嘆・悲劇を直接表現することを忌避する。個々人が独自の美学を持ち、実践することが求められる。
  • 平和の概念:平和とは
  • 信仰の傾向:極めて現世的で、超越的存在に対する信仰は薄い。生は死ぬまでの暇つぶしであり、死後の世界が存在しても、そのときはそのときであり気にしていない。スコルダリア聖堂のド派手な祭祀は王国最大の見世物として有名で、各地から見物客が集まる。

第二節:スコルダリア子爵家

第一項:スコルダリア子爵

スコルダリア子爵は、

円卓の英雄の中で最も士気を高めた貴族=スコルダリア初代子爵 (The First-Viscount of Skordalia) の末裔。当代子爵 (The Reigning-Viscount)。
同盟戦争で貴族は、…。
同盟戦争後、スコルダリア地方に貴族が封じられて以降、代々統治している。
スコルダリアが百年戦争と大厄災を振り払えたのは、陽気で楽観的なスコルダリアンの気質によるものとされる。
享楽的・歓楽街? 一方で気品もある。遊び人。進取の気風。現世的。王国で最も商業が発達している。奇抜なものや怪しいものにも偏見はないため、あらゆる勢力が施設を構え、一種の混沌を見せている。金遣いが荒い子爵は銀行ギルドとの関係が特に深い。観光客が多く宿泊施設も多い。

【気風】華麗、楽観。

第二項:スコルダリア子爵婦人

スコルダリア子爵夫人は、愛称は「スコルデル」。

美術、芸術、服飾、グルメ、宝飾の奨励。女性活躍。各地の女性の受付。一方で男ではない女らしさの追及。

【気風】豪奢、快活。

第三節:スコルダリア直轄区

第一項:スコルダリア市場

スコルダリア市場は、ブルスケッタ王国最大の市場。

第二項:スコルデル美術館

スコルデル美術館は、古代文明の芸術院の名残。劇場、庭園など。音楽院。

第三項:スコルダリア騎士団

スコルダリア騎士団は、同盟戦争で華麗に戦った貴族の部隊 (The Company of The Noble) を起源とする、子爵騎士団 (The Knights of The Viscount)。空挺団? ハッピーガスト? 気球、飛行船

【別名】{名称未設定}騎士団 (The Knights of The UNTITLED)。
【旗】

第四項:薬師領事館

第四節:スコルダリア聖教区

第一項:スコルダリア聖堂

スコルダリア聖堂は、聖教団が子爵領に設けた聖堂。

第二項:スコルダリア大司教

第五節:スコルダリア民集区

第六節:スコルダリア農業区

第一項:スコルダリア養蜂場

「花の森」「ヒマワリの平原」など、花が豊富なスコルダリアでは養蜂が盛んである。生産されるハチミツは、銅の錆止め剤としてガレットに輸出される。

養蜂場の条件
  1. 蜜源の豊富さ
    周囲2〜3km以内に花が途切れず咲く環境(レンゲ、アカシア、クローバー、菜の花など)。
    森林・草原・農地のモザイク地帯が理想。単一作物ばかりだと蜜の時期が限られてしまう。
  2. 水の確保
    蜂は巣の冷却や蜜の加工に水を使うので、近くに川や池などが必要。
    水は浅く、蜂が安全にとまれる場所が好ましい。
  3. 風と日当たり
    強風を避け、冬は日当たりがよく、夏は半日陰になるような場所。
    木立や丘の陰を風よけに使うことも多い。
  4. 人間や家畜との距離
    蜂との接触事故を避けるため、住宅や家畜舎からは数十〜数百メートル離す。
  5. 地形・地面
    水はけがよく、ぬかるみにくい平坦地。
    雨や雪が溜まらないように巣箱を高く置く。

第七節:意匠

第一項:色象

桜色

桜色は、スコルダリア子爵領の象徴色である。

分類名称象徴備考
サクラ 桜色の木。
桜チューリップ

第二項:旗章

子爵旗

子爵旗は、スコルダリア子爵領・スコルダリア子爵家・スコルダリア子爵の旗である。

子爵夫人旗

子爵婦人旗は、スコルダリア子爵夫人の旗である。

第三項:建築

スコルダリア様式

章:ノワール男爵領

第一節:概要

第一項:ノワール男爵領民

ノワール男爵領民はノワランと呼ばれる。

  • 領民の気質:目的のためなら手段を選ばないマキャベリスト。他者を利用することも厭わず、騙される方が悪いと考える。打算で人間関係を結ぶ。警戒心が強く、心は開かない。嘘をつくことに罪悪感はないが、愚者ほど嘘が多くなると考える。非常に社交的だがそれは自分が利益を得るためである。法と証拠には従うことで社会生活を成立させている。そのため通知・外交・契約・決済などの書類や手続きが緻密かつ大規模に発達している。
  • 平和の概念:平和とは単に実力行使が発生していない状態に過ぎないと考える。ノワランが戦時・平時を区別することはない。
  • 信仰の傾向:宗教といえど目的達成を目指す社会集団の一つであり、特別なものではない。信仰は自分の思考や行動に枷をはめるものと考える。

第二節:ノワール男爵家

第一項:ノワール男爵

ノワール男爵は、

円卓の英雄の中で最も機智に富んだ謀官=ノワール初代男爵 (The First-Baron of Noir) の末裔。当代男爵 (The Reigning-Baron)。
同盟戦争で謀官は、…。
同盟戦争後、ノワール地方に謀官が封じられて以降、代々統治している。
ノワールが百年戦争と大厄災を…。
ギルドとの交渉をはじめ隠密・スパイ・外交官の役割。心理、人心収攬、尋問、誘導、監視、攪乱の研究。
ヴィジュアルイメージ:鍵、鎖。

【気風】沈着、冷徹。

第二項:ノワール男爵夫人

ノワール男爵夫人は、愛称は「ノイラ」。

外交官、ホステス。二面性。

【気風】表裏。

第三節:ノワール直轄区

第一項:ノワール灯台

ノワール灯台は、第二海底聖院の海上に建造された灯台。

内海。

第二項:ノイラ迎賓館

ノイラ迎賓館は、古代文明の交務院の名残。国外の賓客をもてなす迎賓館。

第三項:ノワール騎士団

ノワール騎士団は、同盟戦争で裏方に徹した軍師の部隊 (The Company of The Strategist) を起源とする、男爵騎士団 (The Knights of The Baron)。海軍、水軍? 隠密部隊。斥候。アサシン。

【別名】{名称未設定}騎士団 (The Knights of The UNTITLED)。
【旗】

第四節:司書領事館

第四節:ノワール聖教区

第一項:ノワール聖堂

ノワール聖堂は、聖教団が男爵領に設けた聖堂。

第二項:ノワール大司教

第五節:ノワール民集区

第六節:意匠

第一項:色象

黒色

黒色は、ノワール男爵領の象徴色である。

分類名称象徴備考
ダークオーク 黒色の木。
青色

青色は、

分類名称象徴備考
ヤグルマギク

第二項:旗章

男爵旗

男爵旗は、ノワール男爵領・ノワール男爵家・ノワール男爵の旗である。

男爵夫人旗

男爵夫人旗は、ノワール男爵夫人の旗である。

第三項:建築

ノワール様式

章:ビスコッティ自治領

第一節:概要

章:魄宗會

第一節:概要

古世紀末、穢躯溶岩で浄化した「魂の熾」を用いる深層文明は、辺境伯とその軍勢によって滅ぼされた(辺境伯の滲出)。これを一部の深層人は、魂を弄んできたことへの冥界からの罰と受け取めた。その後、深層人はギルド連合を結成、地上でなお破壊を続ける辺境伯に対抗するため、皇女および古代文明の残存勢力と同盟を結んだ。しかし、深層文明の滅亡を「冥界神」である辺境伯と「哀しい魂」によって下された審判だと信じる者たちは、対辺境伯同盟への協力を拒まざるを得なかった。創界人による共同戦線から離脱した彼らは、各地で異端視され、迫害されるようになる。生活と信仰を守るため、彼らは自然と集団を形成し、後に魄宗會となる共同体として活動するようになる。同盟戦争が同盟軍優位で進むにつれ、戦場には辺境伯の武具や肉片が残されるようになった。魄宗徒はそれらを丁寧に拾い集め、密かに祀り始めた。同盟戦争は同盟軍の勝利に終わり、辺境伯は封印され、冥界より還った哀しい魂の軍勢は一掃された。魄宗會が絶望に覆われる中、かつて深層都市で招魂術を学んだ宗徒たちが、遺された辺境伯の遺物と遺骸を集め始める。辺境伯を復活させ、哀しい魂を救うために。

【題材】神道、仏教。
【言語】冥界語
【色】紫色:「魂の熾」。元は巫女の色だったが、魄宗會の色となり、巫女は葵色を用いるようになった。

辺境伯像=不動明王。
ピグリン像など。
ネザライト装備の本尊。
創冥門を使える?

ザバイオーネである崇禍原を本拠地とし、辺境伯の復活を目指す。

第二節:教義

哀しい魂の救済。辺境伯を復活させ、冥界人を創界に呼び戻すことによる、哀しい魂の救済。魄宗會にとって、辺境伯は魂の解放者(辺境伯による第一帝国の滅亡)であり魂の帰還者(辺境伯による冥界人の創界召喚)である。

寂しい魂を受け入れる「魂の寂処 (The Silence of The Soul)」=巫女ギルドの鎮魂術
{教義の本質は魂の完全な消失? 魂を復活させるのはそれを完全に滅却するため???}
{魂を殺す=ロスト、デスポーン}=The Oblivion of The Soul=辺境伯の願い

第一項:辺境伯の復活

{魄宗會の中心教義}

未整理のアイデア

咒者の目標は「魂の歿」になります。実際には、「魂の憩」は、その記憶を異界に転相することで、滅却とは異なります。魂の歿は、その存在を完全に三界から滅却することであり、これこそが最も邪悪な「汚れた」意思なわけですが、咒者はそうであると知りません。
咒者は、魂を滅却する様々な方法を研究します。その最たる例が「肉体の汚辱」で、Rot の典型的な表出として表現されます。しかしそんな方法が上手くいくわけがありません。 その後、辺境伯の滲出の際に、咒者は、辺境伯が深層人を魂ごと滅却するのを目の当たりにします。これが、咒者が辺境伯を復活させようとする動機になります。

第三節:社殿

を参照せよ!

辺境伯の魂に憩を与えることが目的。辺境伯の遺骸や遺物の信仰・管理。
巫女ギルド
【要検討。かなり自由度が低い】ピグリン砦に対応した位置にネザーゲート。オーバーワールドに社殿。
御影石を使う?

第四節:寺院

辺境伯を「魂の歿」へと導くことが目的。
咒者ギルド
枯山水。
アジア系寺院(タイなど)も。

第一項:月光寺

総本山。月光=復活した辺境伯の象徴。
ネザーレンガを使う。

第二項:その他の寺院

  1. ゾンビ
  2. 村人ゾンビ
  3. ドラウンド
  4. ボグド(沼地)
  5. ハスク(砂漠)
  6. スケルトン
  7. ストレイ(雪原)
  8. 【要検討。かなり自由度が低い】ウィザースケルトン ネザー要塞に対応した位置に寺院

第三項:《トライアルチャンバー》(The Trial Chamber)

咒者が築いた、招魂術の秘密研究施設。寺院と一体化?

第五節:意匠

第一項:色象

第二項:旗章

復魂旗

復魂旗は、

第三項:建築

復魂様式

復魂様式は、
ネザーレンガなどネザー素材+魂の炎。深層文明由来なので深層岩も使う。要所で辺境伯の御影石を使っても良い。

章:ギルド連合

第一節:概要

ギルド連合は、各深層都市で発展した技術者集団を前身とするギルドの連合体。当初は八つのギルドが存在していたが、皇女および古代文明との同盟締結に反対した巫女ギルドと咒者ギルドが脱退し、現在は六ギルドからなる。ギルドマスターから構成される新世紀委員会が、ギルド連合を運営している。ギルドや新世紀委員会とは別に、個々人の思想に基づく派閥が形成されているが、正式な組織ではなく、規模や結束の強さも一様ではない。

物語:深層人の旅路 (The Deepward’s Trail)

深層文明を継承する勢力。古世紀末、創界深層に滲出した辺境伯は、深層都市群を破壊し尽くし、地上へと姿を消した。だが、制御不能となった創冥門からは冥界人がなおも滲出し続け、深層はさながら冥界へと様相を変えた。深層人は、自らが築いた全ての都市を放棄し、地上への脱出を決断する。黒金・白金時代より以前から、深層文明の鉱石と古代文明の食物は交易されており、両者を結ぶ縦脈路が存在していた。深層人は古代文明を恃み、一縷の希望を抱きながら、破壊された縦脈路を通って地上を目指した。その途上で、辺境伯の蹂躙を逃れて避難していた古代人の一団(古代の客人と邂逅し、以後、行動を共にしたという。辛苦の果てに地表に出た彼らが目にしたのは、辺境伯に蹂躙される古代文明の姿だった。辺境伯は、創冥門に酷似した冥魂扉から大量の冥界軍を召喚し、隆盛を誇る古代文明を徹底的に破壊していた。古代文明の象徴である白金三柱が無惨に倒壊する光景は、{禁書図書館}の極秘文書{黙示録}に記録されている。辺境伯がもたらす絶望的な恐怖に再び直面した一行は、古代文明との合流を断念し、大ブルスケッタに隣接する大雪原、その中央に存在する表層都市を目指して逃避行を続けた。都市に到達した深層人たちは、各自が得意とする技術を持ち寄り、身を寄せ合って命を繋いだ。深層文明の原点であった炎は、暗く冷たい雪原に光と暖をもたらす、まさに希望の灯であった。小さな火を囲んだ彼らは、やがて自らを「残り火の子ら」と称し、深層文明の滅亡と再生の物語を記録し始める。旧世紀元年のことである。

物語:ギルド連合の結成

表層都市に落ち着いた深層人たちは、各深層都市の技術者を中心とした職能別の「ギルド」を結成し、社会基盤を急速に整え始めた。当初、八つの深層都市に由来する八つのギルドは、互いに協力していたが、やがてギルド間に序列が生まれ始める。深層文明を切り拓いた坑士と炉匠は、地上においても都市の再建に中心的な役割を果たした。貨商は、古代文明との交易を再開し、大雪原では入手困難な物資を調達した。司書と薬師は、写魂術と錬魂術で彼らの作業を支援した。一方、穢深層のない地上では、巫女の仕事はなかった。かつて無限に穢躯を召喚した咒者は、その危険な術を破棄するよう命じられた。創冥門から辺境伯の滲出を招いた門吏は、深層文明滅亡の責を負わされ、発言権すら与えられなかった。

表層都市を運営するため、各ギルドの長が集まり、ギルド間の利害関係を調整するようになった。ギルド長の会合は「新世紀委員会」と称され、各ギルドには席次が指定された。坑士を委員長、炉匠を副委員長とし、貨商・司書・薬師は委員として参画したが、巫女・咒者・門吏は陪席として扱われた。奇妙なことに、委員会にはたびたび「古代の客人」が立ち合い、ときに意見すら述べたが、誰もそれを咎めなかった。彼が坑士や炉匠に取り入っていたからだとも、彼の弁が常に正鵠を射ていたからだとも伝わっている。また、「古代の客人」が「ギルド連合」の名称を提案したとする記録も存在する。

第一項:残り火の子ら

「辺境伯の滲出」から逃れ、「深層人の旅路」を経て表層都市に辿り着いた深層人たちの自称。大雪原で小さな火を囲み、助け合って生き延びた記憶であり、ギルド連合の結束を象徴する言葉でもあった。後に転じて、連合の最高意思決定機関である新世紀委員会の委員を意味するようになる。しかし委員会の実態は、序列を重視する中央集権的な組織であり、残り火どころか、権力と欲望の炎が渦巻いている。

第二項:古代の客人

「最後の執法長」の息子のこと。後の総帥、初代ブルスケッタ国王。「辺境伯の滲出」に際し、救援要請のために深層都市へと向かう途上、逃避中の深層人たちと縦脈路で邂逅し、「深層人の旅路」に同道することになった。ギルド連合の結成に立ち合い、古代文明との同盟締結に尽力した。

第二節:組織

八つのギルドを連合内の席次順で示す。席次は、母体となった深層都市の建設順とは必ずしも一致せず、地上における重要性が反映されている。

表:ギルドの席次
未整理のアイデア

次に、巫女ギルドと咒者ギルドです。 「辺境伯の滲出」に際して、多くの者が辺境伯に恐怖を感じたのに対し、彼女らは、辺境伯が本質的に持つ「哀しさ」に気づきます。また、彼女たちは、辺境伯の出現を、「操魂術で魂を弄んだ自分たちへの罰」と解釈します。これらのことから、辺境伯を鎮魂するのが正しい道であると考えます。ですから、辺境伯の討伐が目的の同盟には反対でした。 総帥は、立場的にも思想的にも非主流派である彼女たちに、分離・独立をそそのかします。ギルド連合の力は借りたいが、ギルド連合が強すぎても困るからです。
かくして巫女ギルドと咒者ギルドは連合から分離します。後のことですが、同盟によって辺境伯が討伐された後、彼女たちの組織は魄宗會となります。その心は、辺境伯を鎮魂するには、まず辺境伯を復活させなければならない、ということです。巫女の目的は、復活した辺境伯の魂に憩を与えることです。咒者の目的は、復活した辺境伯の魂を滅却することです。魄宗會の二大グループも、実は同床異夢なのですが、これはかなり後の話になります。

第一項:坑士ギルド

第二項:炉匠ギルド

第三項:貨商ギルド

第四項:司書ギルド

第五項:薬師ギルド

第六項:巫女ギルド

第七項:咒者ギルド

第八項:門吏ギルド

第九項:新世紀審議会

新世紀審議会は、ギルド連合本部にある最高意思決定機関。各ギルド長が委員を務め、ギルド間の利害を調整し、連合の方針を決定する。その権能から、新世紀審者 (The Next Era Committee Fixer) は「残り火の子ら」とも呼ばれる。慣例として、坑士ギルド長が新世紀審議会長 (The Next Era Council Chair) を務める。

第三節:ギルド連合本部

ギルド連合本部は、太古の台地上に築かれていた表層都市を改修した、ギルド連合の中心地。深層都市群には中枢となる機構がなかったことの反省から、連合本部となる建物と組織が整備された。新世紀委員会を中心に、各ギルドの会館がある。また、台地南端の縦層路からは、西深層廊を経て「太古の深層都市」に至ることができ、縦脈路から小ブルスケッタの地上に出て古代文明と連絡することができる。この経路は、同盟戦争終結まで、ギルド連合と古代文明の接続を支えた。同盟戦争終結後、各ギルドが大雪原の各地に独自の拠点を建設したことで、連合本部は政治的中心としての純度を高めていく。

【座標】《-1536, 0》(縦層路)
【標高】《Y = 135》
【地生圏】雪原。
【面積】東西百メジャー、南北二百メジャー。
【題材】《古代都市》。
【様式】深層様式

第一項:坑士会館

坑士会館は、ギルド連合本部にある、坑士ギルドの会館。

第二項:炉匠会館

炉匠会館は、ギルド連合本部にある、炉匠ギルドの会館。

第三項:貨商会館

貨商会館は、ギルド連合本部にある、貨商ギルドの会館。

第四項:司書会館

司書会館は、ギルド連合本部にある、司書ギルドの会館。

第五項:薬師会館

薬師会館は、ギルド連合本部にある、薬師ギルドの会館。

第六項:巫女会館

巫女会館は、ギルド連合本部にある、巫女ギルドの会館。巫女ギルドが魄宗會に離脱してからは、無人のまま放置されている。連合内では、巫女会館を改修して別の目的に使用することが検討されているが、巫女ギルドの復帰を目論むが頑強に反対し、現状が維持されている。

第七項:咒者会館

咒者会館は、ギルド連合本部にある、咒者ギルドの会館。咒者ギルドが魄宗會に離脱してからは、無人のまま放置されている。連合内では、咒者会館を改修して別の目的に使用することが検討されているが、咒者ギルドの復帰を目論む冥界派が頑強に反対し、現状が維持されている。

第八項:門吏会館

門吏会館は、ギルド連合本部にある、門吏ギルドの会館。

章:ギルディアン連絡体

第一節:概要

ギルディアン連絡体は、ギルド連合が発展的に変容した政体。ギルドの細分化・専門化・階層化により、従来のギルド中心のシステムでは、複雑になったギルド連合を統治できなくなった。ギルディアン連合体でも、新世紀委員会(評議会?)を最高意思決定機関とするが、連絡体の中には複数の評議会が存在し、時代状況によって様々な評議会が実権を握る。
ギルド連合は、職能団体である各ギルドに所属する職能人(The Guild Member)から成立していたが、ギルド連合が拡大するにつれて、職能人ではない「ギルド連合の人間」(The Guildian)が増えていった。その結果、ギルド連合は、ギルディアン連絡体へと脱皮することになった。

未整理のアイデア

職能ギルドに属さないギルディアンも、「連絡体」の構成員である以上、他のギルディアンと何らかの機能的な連絡を持っているはず。逆にいうと、他者に提供できる能力がない者はギルディアンではない。これは、もともとギルド連合が職能集団であったこと、ギルド連合が大雪原という厳しい環境にあったことから、いわゆる「働かざる者食うべからず」が徹底されていたことによる。ギルド連合=ギルディアン連絡体には、連絡網から外れるような怠け者や芸術家の類は存在しないことになっている。本当は、そのような者たちもいたが、その運命は推して知るべし。非常に厳しい社会。

ギルディアンに求められる、歯車・部品のイメージ、交換可能性、独立性、互いの疎結合、機能さえ発揮すれば内心はどうでもよい、などの性質は、まさにモジュールそのもの。 一方、彼らは深層系の文明に属するので、その魂観は未決論、すなわち死後の運命は決定しておらず、魂となっても偶然と選択が存在するという人生観を持っている。ひょっとしたら、人生の本番は死後だと考えており、連絡体の厳しい社会生活を受け入れていたのかもしれない。

第二節:派閥

深層系のギルド連合は空間的な文明であるため、各派閥の主張の基盤には「支配領域の拡大」がある。

第一項:深層派

深層派は、深層都市を基盤とする深層文明の再興を悲願とする多数派。深層復帰のため、まずはギルディアン連絡体としての力を蓄えるべきと考えている。これは、ギルディアン連絡体の公式方針でもある。

深層都市調査隊

{深層派は深層都市調査隊を結成し、過去に放棄された深層都市の調査にあたっているはずである}。坑士都市モルトに本部がある?

第二項:同盟派

同盟派は、同盟の精神を尊ぶ穏健派。王国主流派や聖教団地上派と協力し、創界の平和と進歩を目的とする。同盟の象徴である赤を使う。

第三項:地上派

地上派は、豊かな大ブルスケッタの支配を画策する陰謀派。反王国的な諸侯や、第三帝国の再建を目指す聖教団天上派と連携し、王国の転覆を狙っている。{ウルダルの武力を恃みとする}

第四項:冥界派

冥界派は、クォーツネザライトを求めて冥界進出の拡大を進める急進派。創冥門の起動に必要な「魂の熾」を再び得るため、魄宗會に離脱した巫女ギルド咒者ギルドの、ギルディアン連絡体への復帰を目論んでいる。

節:各都市の発展

フィヨウメクの各都市は地下が主体となりますので、あなたの言う通り「地下構造」は重要です。都市全体としては、多くが半地下構造になると思います。 - 住人の源流が深層人である。地下で暮らすことがむしろ自然。採掘技術もある。 - 大雪原には建材となる木々や山がなく、石材を取るには地下を採掘するしかない。 - 大雪原は寒冷で降雪もある。地上の建設は雪との戦い。しかも地上に暮らすと寒い。 - 都市の建築物をつなぐ回廊も雪に埋もれてしまう。それなら最初からトンネルで良い。 - 都市の全貌がブルスケッタ王国から確認できない。大雪原でギルド各都市が大発展していると知れると無用の警戒を招く。王国の方が遥かに力が上であると錯覚させておきたい。

都市創界座標冥界座標備考開始
連絡都市ウルサス《-1536, 0》《-192, 0》太古の台地
坑士都市モルト《-1280, 768》《-160, 96》
炉匠都市フィアーノ《-1792, 768》《-224, 96》
貨商都市コアントロー《》《》
司書都市イーデル《-768, -256》《-96, -32》雪原村20250422
薬師都市ウィッテンベルグ《-1280, -768》《-160, -96》
門吏都市ユリアナ《-768, 256》《-96, 32》雪原村, 第一創異円20250914
  《-1792, -768》 《-1280, -768》
《-2304, -256》      《-768, -256》
       《-1536, 0》
《-2304, +256》      《-768, +256》
  《-1792, +768》 《-1280, +768》

各都市の深層は、上深層中深層下深層の三層に分かれている。下深層は、各都市を結ぶ深層廊が敷設されている。上深層には、冥界廊と接続する創冥門が設置されている。一般のギルディアンは深層廊を利用し、創冥門と冥界廊による高速移動は一部のギルディアンにしかその存在を知らない。中深層は都市と深層廊をつなぐエリアとして発展している。

節:審者

審者は、ウルサスにおいて各都市の調整・調整・仲介、およびギルディアン連絡体としての審査・審判・審議・審理を行う者たち。各都市から派遣されたロビイストであり、連絡員、大使のような役割。連合本部の新世紀委員会の委員とは異なる。

ギルド連合本部は「太古の台地」の地表にあるが、審者たちの活動拠点は台地をくりぬいた内部にある。これが審者都市ウルサスである。

章:連絡都市ウルサス

第一節:概要

章:坑士都市モルト

第一節:概要

坑士都市モルトは、

第一深層都市出身の掘削技術者である坑士のギルド。同盟戦争では戦将を支援した。
深層空間を開拓した原初の技術。
深層文明再興のための技術(掘削など)開発が目的。廃坑も坑士ギルドの管理。
鉱石資源は地下に多いため、深層への回帰が絶対。

位置的には、第四・第五・第六深層都市群の上にある。ここから一四深層廊を通って第一深層都市に回帰することが彼岸。(太古の深層都市と第一深層都市を結ぶ回廊は厳重に封鎖されている)。第一深層都市の直上は大穴が空いており危険。第四(貨商)・第五(薬師)・第六(司書)深層都市群の深層派が支援している。深層都市調査隊の本部がある。

都市案:巨大な露天掘り現場

らせん状・階段状に地下へと掘削された巨大な穴。都市そのものが掘削地形。
巨大な階段状露天掘り(都市そのものが掘削地形)。底部に黒く光る深層岩の祭壇的中核。地上は雪原、地下は螺旋状に降りていく都市。

表:鉱石と坑道 (The Mineshaft)
坑道分布
エメラルド坑道 (The Emerald Mineshaft)Y = 232萌色
石炭坑道 (The Coal Mineshaft)Y = 96灰色
銅坑道 (The Copper Mineshaft) Y = 48 橙色
鉄坑道 (The Iron Mineshaft) Y = 16 朧色
金坑道 (The Gold Mineshaft) Y = -16、荒野 黄色
ラピスラズリ坑道 (The Lapis Lazuli Mineshaft) Y = 0 青色
レッドストーン坑道 (The Redstone Mineshaft) Y = -63 赤色
ダイヤモンド坑道 (The Diamond Mineshaft) Y = -63 昊色
アメジスト坑道 (The Amethyst Mineshaft) アメジストの晶洞 紫色
クォーツ坑道 (The Quartz Mineshaft) 冥界 白色
ネザライト坑道 (The Netherite Mineshaft) 冥界 Y = 15 黒色

第二項:《廃坑》(The Mineshaft)

各種鉱石を入手するために深層文明が掘りまくった膨大な坑道のうち、少なくない数が放棄され、廃坑となっている。現世紀においても、ギルディアン連絡体が新たな坑道と廃坑を増やしている。地表に近い部分では、古代文明や現世紀の勢力に由来する廃坑もあるだろう。

章:炉匠都市フィアーノ

第一節:概要

炉匠都市フィアーノは、

第二深層都市出身の火力技術者である炉匠のギルド。同盟戦争では工匠を支援した。
深層文明の根幹たる熱蒸気機関を確立。

都市案:巨大な溶鉱炉・煙突・スチームパンク的

常時立ち上る蒸気。赤く揺らぐ光。巨大煙突群。
都市中央に縦穴型大溶鉱炉。周囲に環状作業回廊。地下に溶岩導管。

地理

フィアーノは寒帯海洋氷川に囲まれており、高温の炉を冷却するための氷や冷水には事欠かない。炉の周囲の氷川は氷解しており、水運としても利用できる。

石工炉

丸石製造機など

製錬所

鉱石の製錬所。巨大な溶鉱炉など。
咒者の鉄偶トラップとの関係?

章:貨商都市コアントロー

第一節:概要

貨商都市コアントローは、

第四深層都市出身の資本技術者である貨商のギルド。同盟戦争では政臣を支援した。
深層資源である鉱石を、地上経済と交換可能な鉱貨に変換。
地上世界の経済的支配=資源・資材・人材の集中=深層文明の再興が目的。

為替・両替所の機能もある。

都市案:中央銀行&証券取引所

中央に巨大な円形取引ホール。地下に金庫群。

造貨所

鉱山で採掘した鉱石を製錬し、鉱貨を製造する造幣所。

両替所

章:司書都市イーデル

第一節:概要

司書都市イーデルは、悠村《-792, -344》を基盤に開かれた都市である。

第六深層都市出身の写魂術者である司書ギルド。同盟戦争では謀官を支援した。
深層文明滅亡後、歴史の記録を開始。
本務は歴史・地理の記録、禁書(同盟戦争の記録)の管理。

節:イーデル図書館

イーデル図書館は、

地上に高塔型大書庫。地下に放射状禁書迷宮。
禁書庫は異界人の侵入を防ぐために「水の防壁」で囲われている。

項:禁書庫

禁書庫は、

図書館の一部。禁書が保管される。
なぜ古世紀の文書記録を禁書にするのか?->「辺境伯の進軍」の原因が深層文明にあることがバレるため

DELTAの禁書が「読まれてはならない相手」として想定しているのは、異界人です。
記憶の世界の住人である異界人は、時空を超越して常界の至るところに現れ、一見すると何でも知っているように思えます。しかし異界人とはもともと、「創界人の魂の記憶」が異界に転相されたものです。異界人の記憶は誤っている可能性がある。真実を確かめるため、異界人は常界に現れるのです。そしてその真実の一部は禁書に記されている。
もう一つ、似たような設定があります。悠竜時代、「太古の遊人」が異界に赴き、異界竜を討伐して竜卵を創界に持ち帰りました。竜卵には「その時点における三界の全情報が記録されており、孵化させると、時間を遡行して歴史に介入することができる」という設定があります。異界人は竜卵を奪還するために創界に現れますが、これも真実を知りたかったからです。
逆にいうと、創界で公式に語られる歴史は嘘だらけで、真実を知る者はごく一部ということになります。
禁書図書館をどこに建設するべきか、これにも解答が与えられました。異界人=エンダーマンは水に入ることができません。禁書図書館は水中に建設されるべきです。
禁書には真実の歴史である禁史が記されている。

その他の施設

エンチャント施設

製図家 (The Cartographer)

世界の地理を把握するため各地の地図を収集している。

書物庫 (The Library)

世界の全ての記録の収集・蒐集が目的。各地に分館(The Bruschetta Library, The Mesa Library)があり、その地の本を蒐集。

地図庫 (The Map Library)

世界の地理を把握するため各地の地図を収集している。

製紙工場

王国からサトウキビを輸入して紙にしている。

印刷工場

出版社 (The Publishing)

収集する本・地図の出版を目的として設立。各地に子会社(The Bruschetta Publishing, The Mesa Publishing)があり、その地の本・地図を印刷。

章:薬師都市ウィッテンベルグ

第一節:概要

薬師都市ウィッテンベルグは、悠村《-1384, -808》を基盤に開かれた都市である。

第五深層都市出身の錬魂術者である薬師のギルド。同盟戦争では貴族を支援した。
ポーションの作成にブレイズパウダーを使うためギルドを挙げての冥界派。

都市案:地下の植物園

地下に自然を再現する。人工生態系。ヒトの繁殖・飼育? 異種交配??

アトレドとの交易

アトレドに錬魂術(医学)と、植物園(人工生態系)の命存資源を提供している?? 北回り航路?

醸造所

ポーション製造工場

ポーション屋 (The Warlock’s Potion)

各地に展開するポーション販売店。本当の目的は人体に対するポーションの効果の実験・タグ収集。

樹脂工場

クリーキングによる樹脂生産

{癲狂院}

{植物園におけるヒトの飼育と関係?}

章:門吏都市ユリアナ

第一節:概要

門吏都市ユリアナは、悠村《-728, 248》とその地下にある第一創異円《-748, -31, 192》を基盤に開かれた都市である。

第八深層都市出身の越魂術者である門吏のギルド。同盟戦争では総帥を支援した。
かつて創冥門を開発し、深層人の冥界への進出を実現させたが、太古文明の痕跡を発見するどころか、辺境伯の滲出を招いてしまい、深層文明を滅亡させた責を負わされる。「創冥門は深層人の墓標」と誹謗され、越魂術は禁じられた。ギルド連合内の席次は、発言権のない末席である。

物語:門吏の心

深層人の金字塔であった創冥門は、辺境伯によって墓標へと変えられた。門吏は、深層文明滅亡の元凶とされ、屈辱的な立場を強いられた。門吏は沈黙を守り、怨恨を抱いた。創冥門の研究が始まったのは、炉匠のネザライトで坑士が岩盤の破壊に失敗したからではないか。司書の写魂卓と咒者の招魂函が、創冥門の原理だったではないか。創冥門によって冥界素材を入手し、貨商は交易で儲け、薬師は錬魂薬を作ったではないか。
「古代の客人」は、沈黙する門吏をしばしば訪れ、話を乞うた。八つの深層都市は連携しておらず、辺境伯によって容易に破られたこと。結束が求められているのに、ギルド連合は分裂していること。団結には公正な能力の評価が不可欠であること。門吏の話に、客人は頷いた。古代文明の八地方・十二院も半ば独立しており、父の執法院は辺境伯によって簡単に蹂躙されたこと。かつて太古文明を統治した聖座のような、強力な指導者が必要があること。そのためには力を示さなければならないこと。「私は、門吏がギルド連合を、ブルスケッタが古代文明を導くのが最善と思います」と客人は語った。

都市案:地上の関所と地下の監獄

関所は門吏の本務。大豊原(ブルスケッタ王国)と大雪原(ギルド連合)の境界。

獄吏

辺境伯討伐後の創界統治について、後に総帥となる「古代の客人」と契約を交わした門吏のこと。総帥に大ブルスケッタの覇権を握らせ、自らはギルド連合と大雪原を支配することを目的としていた。実態は、総帥に隷属し、その汚れ仕事を請け負う「闇のギルド」。最後は総帥に捨てられ、匪民に堕ちた。

西深層廊とユリアナを接続する深層廊

途中にユリアナ監獄となる《古代都市》がある。

【開始】20260310
【座標】《-768, 0》~《-768, 256》

節:ユリアナ監獄

ユリアナ監獄のアイデア

「魂の牢獄」案

肉体的な牢屋ではなく、「魂の牢獄」。魂に旅路を辿らせない。魂をすぐに反魂させてゾンビにする? あるいはそもそも不死にしてしまう?>信仰アイデア:不死の王を参照せよ

やはり世界内の現実として不死は(まだ)達成されていないのだとする。ユリアナ監獄で実際に行われているのは、「不死の王」の理論に基づいた不死を実現するための、囚人を使った人体実験である。不死は達成されないので結果的に囚人は死んでおり、魂の牢獄としても機能してはいないのですが、リアリティはあります。

「獄吏たちは全力を尽くして何とか囚人たちを生かそうとしている」「囚人たちは『早く死刑にしてくれ』と乞うている」という逆説です。これが残酷さを生む。

それにしても、「魂の牢獄」を作れと命令したブルスケッタ初代国王は、いったい誰の魂を幽閉しようとしたのですかね? 単に最上級の刑罰を用意するだけにしてはコストとリスクが高すぎます。彼には、どうしても旅路を辿らせたくない魂があるのでしょうね。

「王自身の魂を幽閉するための牢獄」というのは一つのアイデアです。視点を変えれば、ユリアナ監獄は「王墓」ともいえます。なぜ王は魂の旅路を辿りたくなかったのか?

詳細はAIとの議論「DELTAの設定 ver 105」を参照せよ。

「造竜実験施設」案

ユリアナ監獄についての全く別のアイデアです:
竜は莫大な魂を懐き、辺境伯は幾千幾万の魂の集合体とされます。これらの例から、一つの肉に大量の魂を注入すれば、強大な力を持つ実存が作れるのではないかと推測されます。ユリアナ監獄は、人工的に竜を作ろうとした実験場ではないでしょうか。巨大な肉が用意され、それに注入するべき魂の材料として、囚人が連れてこられるのです。これはかなりファンタジーらしい設定です。

章:悠雪命約ウルダル

第一節:概要

ウルダル《-1448, 168》は、「太古の台地」《-1536, 0》の南にある雪原型の悠村。独自の軍事力を持たないギルド連合の傭兵となることで、創界文明の物資や技術を得てきた。ギルディアン連絡体の各ギルドが、フィヨウメクの各地に都市を建設した際は、その地の悠村を侵略・占領して拠点としたが、このときも傭兵悠村の悠民が働いた。後年、ウーゾ地区にオズボーン城塞が築かれたときには、傭兵悠村の兵も詰めた。

ウルダルの背景

大雪原は元々寒冷地ではなく、「太古の崩壊」による急激な気候変動によって寒冷地となりました。その結果、大雪原の各地で物資や資源が乏しくなり、悠村間で奪い合いが起こります。ウルダルもそれらの悠村の一つでした。彼らにとって戦いとは、文字通り、生き抜くための切実な手段でした。ですので、「誇り高い戦士」のイメージは薄いです。少なくとも戦闘に関しては「何でもあり」だと思います(この点は騎士道精神のある騎士団とは違う)。一方で、悠村間の争いですので、「集団内の結束は固い」「裏切りは許さない」「鉄の掟」といったイメージが強いです。

ウルダルは他の悠村を物理的に破壊したかもしれませんが、その地の悠民は「吸収」したのかもしれません。大雪原の各地に小規模で生産性の低い悠村が点在し、しかも小競り合いをしているのでは拉致が空かない。大雪原の人員と資源をウルダルに集中させて「フィヨウメクを生き延びうる地にする」ことを目的にしているのはあり得ます。これは大雪原の統一ではなく、むしろ過疎化した広域自治体がコンパクトシティを作ろうとする動きに似ています。

ギルド連合は元々、深層に都市を築いた深層人でした。そのこころは「劣悪な環境で文明を興す」です。彼らを知ったウルダルの人は「大雪原にも持続可能な文明を興すことができる」ことに気付きました。ウルダルの本質は「大雪原文明の樹立」です。その過程で他の悠村は、征服され・吸収されたというのが実情だと思います。目的は資源の集中です。目的がはっきりしているので、彼らの判断は合理的になります。これが滅ぼされた側から見ると、冷酷にも見えるし、温情にも見える。

悠竜時代がEudrake Ageでした。その後、創界文明は古世紀に入るのですが、ウルダル人にとっては悠竜時代がずっと続いています。ウルダル人が作ろうとしたのは、大雪原で生き延びることが可能な次の時代、悠雪時代 Eufonn Ageではないでしょうか。社会や文明ではなく、時代を作ろうとしたというのは、わかりやすいですし、抽象的なのでフワッとさせやすく、理想も詭弁も語りやすくなります。

大雪原で生き延びるために、ウルダル人は一般的に、非常に具体的であり、抽象的なことを嫌う。

悠雪時代

悠雪命約(命を約束する)・命の権化である菌に対する信仰?

傭兵型悠村:
古ノルド語を基層にした現代化言語
戦争・契約・寒冷地生活の語彙が異常発達
法と言葉が直結している

雪原型悠村《-2008, -312》《-2088, 88》は傭兵悠村の暖簾分けか?

第二節:フィヨウメクの遺亡悠村

フィヨウメクの遺亡悠村は、ギルド連合とウルダルによって亡ぼされた五つの悠村。悠民の一部はウルダルに吸収され、悠雪命約の一員となった。亡びた悠村の跡にはギルドが入植し、都市を建設した。

第一項:フェルスカルド

フェルスカルド《-1928, 872》は、炉匠都市フィアーノの付近に存在した雪原型悠村。

第二項:コルドリス

コルドリス《》は、貨商都市コアントローの付近に存在した雪原型悠村。

第三項:アイスカルン

アイスカルン《-792, -344》は、司書都市イーデルの付近に存在した雪原型悠村。

第四項:ウィルムゲル

ウィルムゲル《-1384, -808》は、薬師都市ウィッテンベルグの付近に存在した雪原型悠村。

第五項:ヨクルン

ヨクルン《-728, 248》は、門吏都市ユリアナの付近に存在した雪原型悠村。地下に創異円《-748, -31, 192》、《古代都市》あり。

章:氷解境域ウーゾ

第一節:概要

氷解境域ウーゾは、古代戦争以降に温暖化が進み、大氷原の雪や氷が氷解して利用可能になった新たな土地。境域(Frontier)は、「領域(Land)の境」の意味で、ウーゾの場合は大雪原(Snowland)と央海=大竜原(Dragonland)との境域にあたる。

ウーゾには、温暖な新天地を求めたブルスケッタやフィヨウメクからの開拓民・入植者が入り、開発を始める。彼らは拓民(Settler)と呼ばれた。特に、自前の食料生産地を求めていたギルディアン連合体にとって、耕作可能なウーゾの地は天の恵みともいえた。

拓民に加え、匪民などもウーゾに入り込み、一帯の勢力は徐々に大きくかつ不安定になる。ウーゾは、地政学的にフィヨウメクとブルスケッタの間に楔を打ち込むような位置にある。門吏都市ユリアナとブルスケッタ国王領の間を結ぶ街道、および自由都市が脅威にさらされ得ると判断したブルスケッタ王国は、ウーゾのブルスケッタ側、オズボーン地区に要塞を作り、兵を駐屯させた(オズボーン城砦)。

章:アトレド共和国

第一節:概要

アトレド(Atled)は、「三界」を意味する異界語「deltA」が由来とされる。

旧世紀、辺境伯によって白金三柱に象徴される古代文明は、滅亡の瀬戸際に立たされた。このとき、古代文明が到達した理念(民主主義・資本経済・科学技術)の死守と継承を決意した一団が、可能な限りの知識と技術の断片を携え、大ブルスケッタを脱出し、未踏の地であった大荒原を目指した。長い苦節の末、《荒野》の深奥に生活基盤を確立した彼らは、白金三柱の理念を実現し、それを辺境伯の脅威から永遠に守り抜くことを誓って、共和国を建国した。外部との接触を絶ち、純粋な自由・平等・公正を体現した共和国社会は、驚異的な速度で発展を遂げる。とりわけ、大学を中心とする「ゼロ」の発見とその体系的な研究は、科学技術を基盤とする共和国の進化を加速した。{…である共和国版白金三柱}は、古代文明の理想がこの地で具現化したことを高らかに誇る象徴である。一方、杞憂ともいえる共和国の防衛意識は、大ブルスケッタ方面に築かれた長大な防壁({万里の長城風})や、仮想敵に備えた過剰な軍備に表れている。建国以来、共和国は旧世界との交流を避けていたが、これは旧世界側からの接触がなかったことを意味しない。

戦禍から逃れるため、メサの奥地、天然の要害的な地形が本拠であるべき?=水運が発達
技術・科学・工業・軍事
水運・開運の発達 運河・港湾・船舶
砂漠 :
メサ :工業(銅)
レッドストーン技術
ゼロの発見。

  • 【題材】現代の米国。
  • 【建築様式】砂岩、テラコッタ、コンクリート、ガラスを多用。特定の様式はなく、その建築に合理的な様式が採用される。
  • 【色】共和国では色に象徴性はない。

木材に乏しいため、鉱業(特に銅)が盛ん。安山岩、閃緑岩、花崗岩も使う。砂漠では砂岩、赤砂岩も。

辺境伯の恐怖を忘却しないため、各地に辺境伯の像がある?

第二節:未設定の項目

共和国軍 (The Armed Forces of The Republic)

{辺境伯はアンデッドであるので、回復系のステータスがダメージになる。回復のポーションである金スイカを量産している?}

アトレド共和国の武装

彼らの仮想敵は辺境伯であり、明示こそしていませんが、辺境伯がアンデッドであることは疑いようがありません。アンデッドに回復系のステータスを付与すると、それらの効果は回復ではなくダメージとして発現します。したがって、アトレドの軍備の基本は、TNTのような物理的な爆弾ではなく、「治癒の矢」など回復系のものであると想像されます。

「治癒の矢」が創界人に当たっても、それは単なる回復として機能しますから、アトレドの軍事演習は危険なものではありません。むしろ市街地でも消火器なみに武装が存在しており、必要があれば見境なく撃ちまくれます。

「辺境伯には有効だが市民には全く無害な武装の発明」は、アトレド共和国における軍事革命であり、であればこそ超軍事大国路線が市民の支持を得られたと考えられます。
「治癒の矢」などの材料は「きらめくスイカの薄切り」です。金とスイカから作れます。大荒原のメサでは金が豊富に採れます。また、メサや砂漠などの熱帯気候はスイカの栽培に適しています。不毛な大地でも豊富に入手できる素材が、辺境伯に有効であったことを、アトレド人はまさに天祐と感じたことでしょう。

治癒のポーションの作成には錬魂術が必要。アトレドは薬師ギルドとつながりがある??

{金タンポポもアトレドの医術?}

軍事・医学・実存論

この構造は、戦闘レベルの軍事技術と、一般的な医療技術の一体化を示唆します。 アトレド共和国では医学が発達しており、医者が多く、市民の寿命も長いです。医者は有事の際には、部隊の長になることでしょう。病院は人口に応じて戦略的に配置され、戦術的要衝に建設されます。アトレドでは病院は後方にではなく前線に位地します。医師の社会的地位は高く、一般社会における医師の地位に加えて軍人としての敬意が払われます。「全員がエリートである軍部」という、現実の世界ではおよそあり得ない強力な団体として、政治的圧力も図り知れません。

実存論を学びに、アトレド人がブルスケッタやフィヨウメクに「留学」する(もちろん身分を隠して)ということも想像できます。科学の学位を取ったあとに、寺で修業するようなものです。しかしアトレド人のエリートにとって、実存論の修得は、戦略的・政治的判断を正しく行う超エリートになるためには必須の過程であると認識されています。

アトレド共和国と薬師都市ウィッテンベルグの北岸航路

アトレドの医師は、薬師の系譜か。

アトレドの医学=軍事の要は「治癒のポーション」の製造です。

ポーションの製造は、錬魂術を極めた薬師ギルドの秘術です。すなわち、アトレド共和国と薬師都市ウィッテンベルグの間にはかなり深い関係が存在したことが示唆されます。ウィッテンベルグにはまた、大雪原でポーションの材料を確保するための大規模な地下植物園(人工的なバイオームの再現)が存在します。これもまた、生物資源に乏しい大荒野のアトレド共和国にとって垂涎の技術です。

央海は南北に長い長方形をしています。北岸が大平原、東岸が大荒原(アトレド共和国)、南岸が大豊原(ブルスケッタ)、西岸が大雪原(フィヨウメクのギルド連合)です。アトレド共和国とブルスケッタ・ギルド連合の交易には南岸航路が使われるのが自然です。しかし、アトレドとウィッテンベルグの強い結びつきは秘密の北岸航路が重要であったかもしれません。そのためには、ウィッテンベルグと、アトレドの医学施設をともに北岸付近(それぞれのテリトリーの北限近く)に設定することが望ましい。

北岸航路は大平原に面していますから、大平原に棲息するとされる竜が船を攻撃することもあったかもしれません。アトレドの船乗りは、竜を辺境伯と認識した可能性があります。辺境伯の脅威はまだ去っていない。アトレドは医学=軍事をさらに発展させる必要がある、ということになります。

節:内在原理

鎖国軍事主義

なぜアトレドで科学が大発展したのか。その内在原理には以前から腹案があります。

アトレド共和国の国是というか、国民的記憶として彼らの内在原理になっているのは、辺境伯への恐怖です。昔々、古代人であった彼らの祖先は、突然辺境伯という正体不明の存在に理由もわからず滅ぼされ、わずかな生き残りが命からがら大荒原に逃れてきた。そこで建国したのがアトレド共和国です。 アトレド共和国の国是は「次にいつ辺境伯がやってきても戦える、追い返せる、何ならぶち殺せる」ように準備しておくことです。そのために科学技術を発展させ続けました。アトレド共和国は「鎖国している超軍事国家」です。辺境伯がどれほど強いのか、どのような攻撃が効果的なのか、どれほど防御力を高めれば耐えられるのか、誰にもわからないので、どこまでも技術は発展し続けます。

アトレド人の実存論的認識

「アンデッド」を理解するには実存論的認識が必要です。アトレド共和国では、知識層ほど魂だの何だのに詳しく、一般市民は近代的科学技術の恩恵に浴しており、実存論を古い教養だとみなしています。

自治区と政治主義

アトレド共和国には八つの自治区(仮)(アメリカの州のようなイメージ)があります。自治区ごとに思想の偏りがあると良いかもしれません。これも共和党の強い州、民主党の強い州があるのと同じですね。恐らく思想の偏りは、その自治区の産業構造と関係しているのでしょう。軍需工場が多い自治区では、辺境伯の存在を信じざるを得ません。

暴力の禁止

アトレド共和国で政治議論が活発なのは、国民的な辺境伯の記憶から、「物事を武力で解決しない」ことが徹底されているからでしょう。アトレド共和国では、どれほど路線の対立が激化しても、絶対に暴力で訴えることはありません。それは辺境伯の仕草だからです。論争で勝つためには、論理的にならざるを得ません。この国民性は科学の発展を支えます。

一方で、外敵は潜在的な辺境伯であり、一切の躊躇をせず全力で撃退する。

大荒原の辺境伯

「アトレド人は外敵に対しては躊躇しません」というのは非常に鋭い指摘です。アトレド共和国が自分たちの意思で鎖国をしていても、ブルスケッタやフィヨウメクの方からアプローチされては意味がありません。恐らく歴史的に何度か、公的なものも含めてアプローチがあったのでしょう。そのたびに、それがたとえ友好的なアプローチであったにせよ、徹底的にアトレド共和国から攻撃されて撃退されたのでしょう。そのうち「大荒原には近づかない方が良い」となって自然に鎖国が成立します。むしろブルスケッタから見れば、「大荒原に辺境伯がいる」と思えるほどの苛烈さだったかもしれません。

地上の都市と地下の基地

以前の考察では、アトレド共和国では地下利用のモチベーションが低いということでした。市民生活においてはそうでしょう。しかし軍事施設やシェルターなどは地下の利用価値が高いです。

地表は現代的な都市、地下は要塞化された軍事施設や物資の貯蔵庫なのかもしれません。

買い付けと航海術

アトレド共和国のある大荒原はメサと砂漠からなる不毛の大地です。この土地では入手できないものがたくさんあります。しかし交易はできない。
考えられるのは、アトレド人はブルスケッタに「買い付け」にやってくるだろうということです。しかしどこから来てどこに帰るのかは言えません(アトレド共和国の位置がバレるので)。かなり怪しい客ですが、高値で購入することで何とか買い付けます。商人の間では不思議な上客として、ある意味で有名です。
アトレド人は秘密裡に帰還しなければなりません。普通の街道は通れません。ブルスケッタ人が忌み嫌う海路は一つの選択肢です。アトレド共和国では航海技術が発達している可能性があります。

外界との交流

アトレド共和国と、ブルスケッタ・フィヨウメクとの間にどれくらい交流があったかは、設定しがいのある難しい問題です。完全鎖国であるならば、一つの世界の中にアトレドを存在させる意味がないのです。

  • 完全鎖国(却下。共和国の公式見解ではある)
  • 民間の個人的交流のみ
  • 権力者あるいは特定の公的集団の間で秘密協定が結ばれている
  • アウトサイダーやアウトローの仕事になっている(密貿易みたいな)
  • 出島的自治区?

政治が腐敗して外部との交流が増えた時代ほど、共和国社会は発展するだろうと推測できます。
逆に、建国の精神に立ち返り、鎖国を守って清潔な政治をするほど、社会は停滞するでしょう。
二つの時代を繰り返すことで、共和国の歴史をある程度コントロールできそうです。
全体的な流れとしては、だんだんと腐敗色が強まっていくのでしょうね。

政治的主張とデザイン

政治的な変遷が、インダストリアルデザインにも影響することを表現できるかもしれません。
すなわち鎖国主義的デザインは閉鎖的(開口部が小さい・シンボルも枠やフレームで囲われている・色も塗りつぶされていたり明確に塗り分けられている)、開国主義的デザインは開放的(開口部が大きい、シンボルにフレームがなかったり飛び出したりする・色もはみ出たり混色やモザイクが多くなる)。

節:政治

アトレドは鎖国軍事主義でしたが、近代化が進み、アメリカのような二大政治勢力の国になります。仮称ですが、

  1. 鎖国派
    (右派)原理主義:辺境伯への備えはまだ十分でない。まだまだ軍事技術を発展させるべき。
    (中道右派)鎖国主義:辺境伯への備えはもう十分だが、科学技術発展路線を支持。
  2. 開国派
    (中道左派)開国主義:辺境伯への備えはもう十分。開国して、外界と交易すべし。
    (左派)懐疑主義:本当に辺境伯など存在するのか? 国力をもっと国民のために使うべき。

中道右派と中道左派は流動的で、経済状況によってどちらが儲かるかで政権交代が起こる。

未整理のアイデア

インフラ、電力、水
原子力発電失敗の痕跡 不毛の大地 チェルノブイリ、フクシマ

水路・水運・運河、鉄道が発達している。起伏が少ない砂漠、峡谷のある荒地。

砂漠のガラスの木

砂漠では、ガラスをいくらでも作ることができ、一方で木が非常に貴重で神聖視されたことから、「ガラスで作られた木」のオブジェが制作されるといったことが想像されます。砂と苗木を交換しにきたブルスケッタ人が、それを見て驚くといった光景が考えられます。

章:アトレド州

第一節:概要

アトレド州の州都はアトレド市である。

アトレド共和国の中枢。建国の地。ワシントンDCのイメージ。

アトレド建国の地{候補地}

《1920, -2048》カルデラ地形。防御に良さそう。

辺境伯の像

辺境伯の恐怖を忘却しないために建立された像。建国記念日には、辺境伯の像に治癒の矢を打ち込む破魔の祭りが開かれる。

章:ヴェネガ州

章:ハリッサ州

第一節:概要

ハリッサ州の州都はハリッサ市である。

食料生産。あるいは資源生産として金の採掘をやらせても良い。

スイカ畑。金山、金坑道。

ゴールドラッシュ?

章:ラズエル州

第一節:概要

ラズエル州の州都はラズエル市である。

レッドストーン工学の拠点。軍事装置の生産。工業・工場・軍需産業。

{レッドストーン工学の祖として「太古の待人」が崇拝されている}

大量のクォーツやスライムブロックの入手問題

アトレド共和国ではレッドストーン工学が発展しており、《オブザーバー》も含まれる。辺境伯の侵攻を恐れる共和国にとって、自動監視装置になり得る《オブザーバー》は、是非とも国境に配置したい装置。 一方、《オブザーバー》の作成にはクォーツが必要。クォーツは冥界の素材。共和国がクォーツを入手する方法は2つ。

  1. 冥界に進出してクォーツを採掘する。
  2. 他国からクォーツを仕入れる。

どちらの方法も共和国の内在原理に反する。共和国はそもそも辺境伯を恐れて鎖国してまで防備を固めているのに、

1'. わざわざ辺境伯の根城があった冥界に行くのか?
2'. 鎖国を解いて他国と通商するのか?

これは共和国にとって大変なジレンマ。

公害

  • 共和国の公害・工業排水=腐海?

章:アイリス州

第一節:概要

アイリス州の州都はアイリス市である。

医学研究拠点。医学=軍事を頂点とする各種の教育。軍事教練も教育。

章:コーシャ州

第一節:概要

コーシャ州の州都はコーシャ市である。

央海に面した航海・交易拠点。限られた者しか外界との接触を知らず、一般人は港には近付けない。

造船所


{コーシャ州の彩魚はブルスケッタやフィヨウメクで高値で取引される?}

水族館

彩魚

彩魚は2700種類ある。「全ての彩魚を集めようとした狂人(あるいは権力者)」「彼が構想した(実現したかはともかく)水族館」は魅力的なモチーフ。

彩魚の体色・模様は勢力のシンボルカラーとしても機能する。例えば、白地に赤模様の彩魚は、白地に赤薔薇を旗章とする同盟と色の組み合わせが一致する。このような彩魚が瑞祥として権力者に献上されたり、高値で取引される。

単なる漁師ではなく、「彩魚専門家・密漁者」が職業ないし勢力として成立する可能性。

彩魚の種の比定には知識が必要。悠村《1336, -376》あたりの彩魚漁師の知識を借りた。彩魚事典が創界に流通しており、各地の有力者は、事典に記載されている彩魚を求めた。

章:ヤウトリヤ州

第一節:概要

ヤウトリヤ州の州都はヤウトリヤ市である。

金融・情報・娯楽など、非軍事的要素が集中した近未来的都市社会。実は辺境伯への囮。

摩天楼、ガラスを多用した建築、ネオン街、立体的な交通網。この州は、金融・情報・娯楽の都市ですが、これらはいざ戦争になれば、実はどうでも良いものですね。つまりこの州は、軍事的優先度の低い施設を寄せ集めた近未来的不夜城であり、そのココロは「辺境伯が進軍してきたときの囮」です。他の重要な施設を攻撃させないよう、一際目を引く景観にしているのです。

ニューヨーク、ロサンゼルス。
テーマパーク。遊園地。

サイバーパンク。

章:デメララ州

第一節:概要

デメララ州の州都はデメララ市である。

共和国の脱落者が集う無秩序な社会。文明的に俯瞰すれば、創界人の存続と多様性を担う。

弱者の州

反軍事主義者、アナーキスト、自分たちのルーツである古代文明の生活を懐かしむ者、社会的脱落者、軍事教練から脱落した者、犯罪者、破産者などホームレス、彼らを支援する博愛主義者。 都市ビジュアルとしては、ノスタルジックな古代文明の面影があり、スラム、闇市、福祉施設(炊き出し・テント)、買収宿、阿片窟。ヒッピー的分化。サイケデリック。カオスなビジュアル。

デメララ州は、合理的近代社会であるアトレド共和国における落第生であり、対辺境伯においては全く役に立たない。現実に辺境伯が侵攻してきたら、彼らは蜘蛛の子を散らすように逃亡するであろう。それでも、暴力を否定し、民主主義を標榜する共和国としては、彼らのような存在を排除するわけにはいかない。

…というのは表の理由。一般的アトレド人は、辺境伯と最後まで勇敢に戦うであろう。その結果、アトレド人は全滅するかもしれない。創界人の文明を三界に残すには、一目散に逃げて行った弱者のような存在もまた必要なのである。かつてアトレド人が古代文明を捨ててこの地に逃げてきたように。

{苦しむ者たちの中から立ち上がる仏教的宗教??}

  • スラム、ダウンタウン
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