章:門吏都市ユリアナ
第一節:概要
門吏都市ユリアナは、悠村《-728, 248》とその地下にある第一創異円《-748, -31, 192》を基盤に開かれた都市である。
第八深層都市出身の越魂術者である門吏のギルド。同盟戦争では総帥を支援した。
かつて創冥門を開発し、深層人の冥界への進出を実現させたが、太古文明の痕跡を発見するどころか、辺境伯の滲出を招いてしまい、深層文明を滅亡させた責を負わされる。「創冥門は深層人の墓標」と誹謗され、越魂術は禁じられた。ギルド連合内の席次は、発言権のない末席である。
物語:門吏の心
深層人の金字塔であった創冥門は、辺境伯によって墓標へと変えられた。門吏は、深層文明滅亡の元凶とされ、屈辱的な立場を強いられた。門吏は沈黙を守り、怨恨を抱いた。創冥門の研究が始まったのは、炉匠のネザライトで坑士が岩盤の破壊に失敗したからではないか。司書の写魂卓と咒者の招魂函が、創冥門の原理だったではないか。創冥門によって冥界素材を入手し、貨商は交易で儲け、薬師は錬魂薬を作ったではないか。
「古代の客人」は、沈黙する門吏をしばしば訪れ、話を乞うた。八つの深層都市は連携しておらず、辺境伯によって容易に破られたこと。結束が求められているのに、ギルド連合は分裂していること。団結には公正な能力の評価が不可欠であること。門吏の話に、客人は頷いた。古代文明の八地方・十二院も半ば独立しており、父の執法院は辺境伯によって簡単に蹂躙されたこと。かつて太古文明を統治した聖座のような、強力な指導者が必要があること。そのためには力を示さなければならないこと。「私は、門吏がギルド連合を、ブルスケッタが古代文明を導くのが最善と思います」と客人は語った。
都市案:地上の関所と地下の監獄
関所は門吏の本務。大豊原(ブルスケッタ王国)と大雪原(ギルド連合)の境界。
獄吏
辺境伯討伐後の創界統治について、後に総帥となる「古代の客人」と契約を交わした門吏のこと。総帥に大ブルスケッタの覇権を握らせ、自らはギルド連合と大雪原を支配することを目的としていた。実態は、総帥に隷属し、その汚れ仕事を請け負う「闇のギルド」。最後は総帥に捨てられ、匪民に堕ちた。
西深層廊とユリアナを接続する深層廊
途中にユリアナ監獄となる《古代都市》がある。
【開始】20260310
【座標】《-768, 0》~《-768, 256》
節:ユリアナ監獄
ユリアナ監獄は、
ユリアナ監獄のアイデア
「魂の牢獄」案
肉体的な牢屋ではなく、「魂の牢獄」。魂に旅路を辿らせない。魂をすぐに反魂させてゾンビにする? あるいはそもそも不死にしてしまう?>信仰アイデア:不死の王を参照せよ
やはり世界内の現実として不死は(まだ)達成されていないのだとする。ユリアナ監獄で実際に行われているのは、「不死の王」の理論に基づいた不死を実現するための、囚人を使った人体実験である。不死は達成されないので結果的に囚人は死んでおり、魂の牢獄としても機能してはいないのですが、リアリティはあります。
「獄吏たちは全力を尽くして何とか囚人たちを生かそうとしている」「囚人たちは『早く死刑にしてくれ』と乞うている」という逆説です。これが残酷さを生む。
それにしても、「魂の牢獄」を作れと命令したブルスケッタ初代国王は、いったい誰の魂を幽閉しようとしたのですかね? 単に最上級の刑罰を用意するだけにしてはコストとリスクが高すぎます。彼には、どうしても旅路を辿らせたくない魂があるのでしょうね。
「王自身の魂を幽閉するための牢獄」というのは一つのアイデアです。視点を変えれば、ユリアナ監獄は「王墓」ともいえます。なぜ王は魂の旅路を辿りたくなかったのか?
詳細はAIとの議論「DELTAの設定 ver 105」を参照せよ。
「造竜実験施設」案
ユリアナ監獄についての全く別のアイデアです:
竜は莫大な魂を懐き、辺境伯は幾千幾万の魂の集合体とされます。これらの例から、一つの肉に大量の魂を注入すれば、強大な力を持つ実存が作れるのではないかと推測されます。ユリアナ監獄は、人工的に竜を作ろうとした実験場ではないでしょうか。巨大な肉が用意され、それに注入するべき魂の材料として、囚人が連れてこられるのです。これはかなりファンタジーらしい設定です。
