章:悠雪命約ウルダル
第一節:概要
ウルダル《-1448, 168》は、「太古の台地」《-1536, 0》の南にある雪原型の悠村。独自の軍事力を持たないギルド連合の傭兵となることで、創界文明の物資や技術を得てきた。ギルディアン連絡体の各ギルドが、フィヨウメクの各地に都市を建設した際は、その地の悠村を侵略・占領して拠点としたが、このときも傭兵悠村の悠民が働いた。後年、ウーゾ地区にオズボーン城塞が築かれたときには、傭兵悠村の兵も詰めた。
ウルダルの背景
大雪原は元々寒冷地ではなく、「太古の崩壊」による急激な気候変動によって寒冷地となりました。その結果、大雪原の各地で物資や資源が乏しくなり、悠村間で奪い合いが起こります。ウルダルもそれらの悠村の一つでした。彼らにとって戦いとは、文字通り、生き抜くための切実な手段でした。ですので、「誇り高い戦士」のイメージは薄いです。少なくとも戦闘に関しては「何でもあり」だと思います(この点は騎士道精神のある騎士団とは違う)。一方で、悠村間の争いですので、「集団内の結束は固い」「裏切りは許さない」「鉄の掟」といったイメージが強いです。
ウルダルは他の悠村を物理的に破壊したかもしれませんが、その地の悠民は「吸収」したのかもしれません。大雪原の各地に小規模で生産性の低い悠村が点在し、しかも小競り合いをしているのでは拉致が空かない。大雪原の人員と資源をウルダルに集中させて「フィヨウメクを生き延びうる地にする」ことを目的にしているのはあり得ます。これは大雪原の統一ではなく、むしろ過疎化した広域自治体がコンパクトシティを作ろうとする動きに似ています。
ギルド連合は元々、深層に都市を築いた深層人でした。そのこころは「劣悪な環境で文明を興す」です。彼らを知ったウルダルの人は「大雪原にも持続可能な文明を興すことができる」ことに気付きました。ウルダルの本質は「大雪原文明の樹立」です。その過程で他の悠村は、征服され・吸収されたというのが実情だと思います。目的は資源の集中です。目的がはっきりしているので、彼らの判断は合理的になります。これが滅ぼされた側から見ると、冷酷にも見えるし、温情にも見える。
悠竜時代がEudrake Ageでした。その後、創界文明は古世紀に入るのですが、ウルダル人にとっては悠竜時代がずっと続いています。ウルダル人が作ろうとしたのは、大雪原で生き延びることが可能な次の時代、悠雪時代 Eufonn Ageではないでしょうか。社会や文明ではなく、時代を作ろうとしたというのは、わかりやすいですし、抽象的なのでフワッとさせやすく、理想も詭弁も語りやすくなります。
大雪原で生き延びるために、ウルダル人は一般的に、非常に具体的であり、抽象的なことを嫌う。
悠雪命約(命を約束する)・命の権化である菌に対する信仰?
傭兵型悠村:
古ノルド語を基層にした現代化言語
戦争・契約・寒冷地生活の語彙が異常発達
法と言葉が直結している
雪原型悠村《-2008, -312》《-2088, 88》は傭兵悠村の暖簾分けか?
第二節:フィヨウメクの遺亡悠村
フィヨウメクの遺亡悠村は、ギルド連合とウルダルによって亡ぼされた五つの悠村。悠民の一部はウルダルに吸収され、悠雪命約の一員となった。亡びた悠村の跡にはギルドが入植し、都市を建設した。
第一項:フェルスカルド
第二項:コルドリス
コルドリス《》は、貨商都市コアントローの付近に存在した雪原型悠村。
第三項:アイスカルン
第四項:ウィルムゲル
ウィルムゲル《-1384, -808》は、薬師都市ウィッテンベルグの付近に存在した雪原型悠村。
