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DELTA設定書
【作成日】 20250414:DELTA設定書の執筆開始
【言葉日】 20250507:AIがプロジェクトに参加
【開空日】 20250825:設定書をDokuWikiに移行
【更新日】 20260221
【Version】104
第一部:存在
第一章:三界
第一節:宇宙と世界
第一項:宇宙
《マインクラフト》を宇宙という。宇宙は有限の空間と無限の時間からなる。空間と時間の一体を時空、時空の揺らぎを場という。場は空間と時間の偏りを生む。この偏りを在り方という。
宇宙の《バージョン》を宇宙定数といい、宇宙定数が決定する宇宙の《アルゴリズム》を宇宙律という。宇宙の在り方は宇宙律に従う。《アップデート》による宇宙定数の増加は、宇宙律を更新することがある。
プレイヤー
《プレイヤー》は、宇宙の全ての時空で行動可能な在り方である。《プレイヤー》は宇宙律に介入できず、その制約を受ける。
第二項:世界
宇宙の在り方から生起した《ワールド》を世界という。宇宙には、二の三十二乗(四二億九四九六万七二九六)個の世界が存在する。世界の一意性を規定する《シード値》を世界定数という。世界定数は宇宙律に従い、宇宙の時空の一部を不可逆的に変換して世界を生起する。
キューブ
世界の時空は非連続的に分割されている。その最小立方単位である《サブチャンク》をキューブという。宇宙律はキューブ単位で適用される。
第二節:三界と識子
第一項:三界
世界定数《-7066198318848429920》によって生起した世界を三界という。三界に現れた《プレイヤー》を「皇女の騎士」という。
第二項:識子
三界の全てを創出する根源因子を識子という。識子には、三界の世界定数によって変換された宇宙の時空が内在する。場は、識子に内在する空間と時間の偏りを生む。この偏りを顕れといい、識子の顕れ方を存在という。存在は三界における宇宙の在り方である。
粒子と波動
第三項:位相
三界における粒子と波動の偏在を位相という。粒子が構成する物質の位相を常界、波動が記録する情報の位相を異界という。常界と異界は同一の空間に存在するが、常界では時間が経過し、異界では堆積する。位相を越えた識子の作用を干渉という。識子が遷移せずに干渉することを転相という。
第四項:界域
第三節:三界の存在
第一項:実存
結合した識子からなる高密度の存在を実存という。
命存と心存
岩盤
第二項:霧
離散した識子からなる低密度の存在を霧という。
水と氷
第三項:気
崩壊した識子からなる媒質的な存在を気という。
質量と無間
空気と電気
霧の識子は干渉時の位相差圧によって瞬時に風解する。識子に内在していた空間は空気、時間は電気として顕れる。空気は有限個の空孔に仮想される。空孔は電気を拘束して定常電気とする。定常電気の一部は空孔から遊離するが、再び空孔に拘束されて平衡する。空孔から完全に離脱した電気を自由電気という。空気中の空孔数は一定だが、電気量は変動する。
光と熱
自由電気と衝突した識子は急激に溶解する。識子に内在していた空間は光、時間は熱として顕れる。発生した光熱を火という。熱は電気に運動を与え、自由電気として電気密度の低い空間へと移送する。これを伝熱という。
第四節:三界の気量
気の性質によって定義される量を気量という。
第一項:時間と距離
定常電気の最長遊離時間を一ティックという。熱を得た電気が二ティック以上持続的に遊離し、自由電気となることを励起という。励起は半径一キューブ長の空間に連鎖し、励起量は十六分の一キューブ長ごとに一段階減衰する。この距離を一メジャーという。一平方メジャーを一グリッド、一立方メジャーを一キュベットという。
第二項:気温と気熱
空気中の定常電気の量を気温という。全空孔が電気を拘束した上限気温を《2.00》メルト、全空孔が電気を解放した下限気温を《-1.00》メルトという。空気中の全電気が拘束されても空孔に余剰があるとき、空孔は霧の粒子を拘束し、水や氷を形成する。
空気中の定常電気と自由電気の総量を気熱という。《2.00》メルト未満では、気温と気熱は等しい。気温《2.00》メルトの空気に自由電気が流入すると気熱が上昇する。
第三項:光度と照度
空気中で光の空間性は膨張する。光が空気に嵌合する上限光度を十五グロウという。空気を越えて拡大した光の空間性は、時間性へと転じて熱となる。火の光度は十五グロウを超えず、熱のみが燃焼度に応じて増大する。
一グロウの光源は半径一メジャーの空間を照らし、その平均照度を一ルミノという。照度は光源から一メジャー離れるごとに一ルミノ低下する。
第五節:三界の時空
第一項:空間
宇宙開闢の一〇〇億四四八六万四〇〇〇ティック後、六千万メジャー四方・二五六メジャー厚の宇宙の時空が、識子へと不可逆的に変換されて生起した世界が三界である。三界の時空には常界と異界が複在する。常界は、創界と冥界が連続した五一二メジャー厚の「粒子の位相」である。常界の空間は岩盤の重力によって畳み込まれ、宇宙からは二五六メジャー厚に見える。異界は二五六メジャー厚の「波動の位相」で、常界と同一空間に存在する。
第二項:自転
粒子と波動の間には斥力が働き、複在する位相間に差圧が生じる。差圧による位相の捻転は外縁に累積し、回転力として解放され、常界と異界を逆方向に板面回転させる。これを自転といい、その周期は二万四千ティックである。異界では自転運動の時間成分が堆積し続け、常界との位置関係は維持される。自転による位相間の摩擦は識子の干渉を誘発し、両位相の霧は風解して空気と電気を生む。自転運動によって電気は流動し、各界域に電域を形成する。
第三項:座標
界域内の位置をメジャー単位で指定する数を座標という。各界域の座標系は同方向かつ独立、電域の中心を原点とし、座標軸はキューブの各辺に平行である。鉛直線を垂軸といい、鉛直方向である垂負軸を深度、垂正軸を高度という。自転軸を縦軸という。自由電気の連鎖的励起が先行する縦負軸を北、縦正軸を南という。三軸目を横軸といい、自転方向である横正軸を東、横負軸を西という。座標は《横座標, 垂座標, 縦座標》、平面座標は《横座標, 縦座標》、高度と深度は《垂座標》で表される。
第六節:三界の構造
第一項:創界
常界の上層の「物質の界域」を創界という。三八四メジャー厚の空間。深度《-64~-59》メジャーの岩盤層、深度《< 0》メジャーの深層岩層、高度《0~256》メジャーの不定形な石層、高度《≤ 320》メジャーの空気層からなる。石層と空気層の接触面を地表、空気層と宇宙の接触面を天上という。地表からは天上を通して宇宙を観測できる。宇宙空間に存在する三界以外の世界を天体という。三界に最も近い天体を太陽、次に近い天体を月、その他の天体を星という。常界は東回りに自転するため、天体は東から昇り、西に沈む。
生の界域
創界は空気を介して宇宙と接し、地表には天体光が射す。気温は《-0.70~2.00》メルトで、霧は水へと凝縮し、氷へと凝固する。豊富な水が、高度《63》メジャーを水面とする海洋や河川を形成する。創界の多彩な自然を「生の界域」ともいう。
創界人
創界の支配的な心存を創界人という。創界人は肉体と言葉で三界を認識する。肉体は、粒子からなる物質に触れ、質量が及ぼす重力に抗い、空気が発する音を聴き、光を視て、熱を感じる。波動・無間・電気は肉体に感知されず、言葉によって語られる。
第二項:冥界
常界の下層の「物質の界域」を冥界という。一二八メジャー厚の空間。高度《< 5》メジャーの下部岩盤層、高度《> 123》メジャーの上部岩盤層、それ以外の冥界岩層からなる。創界の岩盤層と冥界の上部岩盤層は連続しており、常界を創界と冥界に隔絶している。冥界の空間は、上下の岩盤層の超大質量によって歪んでいる。創界と冥界の座標系は平行だが、両者の空間比は八対一に及ぶ。
死の界域
冥界は岩盤層に密閉され、気温は《2.00》メルトに達する。霧は水へと凝縮せず、大量の溶岩が、高度《32》メジャーを海面とする溶岩海を形成する。冥界の過酷な自然を「死の界域」ともいう。
冥界人
冥界の支配的な実存を冥界人という。
第三項:異界
常界と同一の空間に存在する「情報の位相・界域」を異界という。二五六メジャー厚の空間。高度《0~256》メジャーの全域が空気からなり、高度《10~70》メジャーには少数の異界岩が浮遊している。高度《> 0》メジャーの宇宙空間を奈落という。奈落への落下は、三界から宇宙へと到達する唯一の経路である。
夢の界域
異界と宇宙との境界は曖昧で、天体は視認できない。異界の気温は《0.5》メルトだが、波動性の霧は水へと凝縮しない。異界の特異な自然を「夢の界域」ともいう。
異界人
異界の支配的な実存を異界人という。
第七節:附表
表:時空と存在
表:位相と界域
表:常界の構造
第二章:実存
第一節:実存の元素
心存である創界人は、言葉によって三界を物語る。物語は、創界人自らを含む常界の実存から始まる。創界人の言葉は、実存を肉・魂・命の三元素に還元する。三元素は識子の顕れと対応するが、創界人は識子の物語を知らない。
第二節:実存の構成
第一項:肉
第二項:魂
実存の記憶を記録した波動を魂という。常界の識子場では魂の波動は安定せず、瞬時に粒子へと遷移する。新生した粒子は周囲の肉と相互作用し、その経験は新たな魂となる。肉と魂の循環的な遷移の場を縁といい、縁における魂の存在確率を「魂の濃度」という。「魂の濃度」は肉の経験に伴って高まり、やがて飽和する。過飽和に達した縁からは魂が析出する。この「経験の結晶」を魂珠という。
第三項:命
魂から新たな実存を生す力を命といい、命を宿す実存を命存という。命存の「魂の濃度」が飽和すると、縁の場における波動から粒子への遷移が遅延し、中間体が生成される。これを胤という。一般的に、命存から離脱した胤は粒子へと遷移し、新たな命存の肉となる。胤を生成する命存を親、胤から形成される命存を子という。胤は親の記憶を記録した波動を内在するため、親の獲得形質は子へと遺伝する。
第四項:痕
経験によって魂へと遷移した肉の痕跡を痕という。痕の形状は経験の内容と等しい。
第三節:実存の様態
実存の三元素の状態を様態という。
第一項:縁の様態
生死
幽魂
常界では、実存の死によって肉と魂が絶縁すると、縁の波動が粒子へと遷移して「魂の濃度」が急速に低下する。結晶である魂珠は遷移に抵抗性があり、実存の死後も暫時その波動を維持する。肉と絶縁した魂珠を幽魂という。幽魂は絶縁した肉から幽離し、新たな依代となる無縁の肉を求めて幽走する。
姿・躰・屍・躯
実存の肉は、生死の様態と魂珠の有無によって、姿・躰・屍・躯の四種に分類される。命存の「生の肉」を肉体、「死の肉」を死体という。
【姿】肉が経験して魂と結縁し、「魂の濃度」は未飽和の「生の肉」。
【躰】姿の「魂の濃度」が過飽和に達し、魂珠が析出した「生の肉」。
【屍】姿や躰の肉が魂と絶縁し、「魂の濃度」が低下した「死の肉」。
【躯】姿や屍が幽魂に侵され、縁のない肉と魂が同居した「死の肉」。
表:肉の分類
第二項:肉の様態
成長
命存の子は姿として生まれる。子の経験は肉体の「魂の濃度」を高め、飽和させる。飽和した縁から零れた魂は肉へと遷移し、肉体の一部として復縁する。これを成長という。成長は痕を癒すことがある。成長が未了の命存を幼体、完了した命存を成体という。成体が経験を重ねると、飽和した縁から零れた魂から肉への遷移が遅延し、胤が生成され、親となる。親がさらに経験を得ると、「魂の濃度」が過飽和に達し、魂が析出して魂珠となる。
老化
肉体を構成する粒子の配列の擾乱を老化という。成長後の経験による肉の代謝は、肉体を徐々に老化させる。外傷などの激しい経験による大きな痕の形成は、急激に老化を進行させる。著しく老化した肉体は縁を維持できず、魂を手放し、命を失って屍となる。
帰土
死後の屍にも微かな経験は継続的に生じ、肉と魂の新たな縁が紡ぎ出される。縁を得た屍は姿へと帰る。これを帰土という。{帰土は、無から新たに魂が生じる(ように見える)重要な現象である。復魂の基盤となる考え。時間が魂となる?}
第三項:魂の様態
入魂
幽魂が他の実存の躰に入ることを入魂という。幽魂の記憶は躰の肉と結縁し、実存の「魂の濃度」を高める。入魂の経験によって、生者は死者の記憶を知り得る。
反魂
幽魂が無縁の屍を侵すことを反魂という。両者は結縁せず、屍の肉は無縁の幽魂を抱く躯となる。
受肉
幽魂の記憶の一部が肉へと遷移し、生前の躰が再構成されることを受肉という。肉へと遷移した記憶は失われる。
転相
第三項:命の様態
生殖
胤が肉へと遷移し、別の実存である子を形成することを生殖という。二個体の交配生殖を繁殖、一個体の単為生殖を増殖という。繁殖性の胤を卵子、増殖性の胤を種子という。卵子や種子から形成された肉は、経験によって魂と縁を結び、子の躰となる。生殖における子は、親とは独立した実存である。
生蝕
胤が肉へと遷移せず、他の実存を冒して胤のまま存続することを生蝕という。生蝕性の胤を胞子といい、胞子に冒される実存を宿主という。生蝕の識子場では、宿主の魂は胞子への遷移を強いられ、肉は縁を失い屍となる。宿主の死によって、胞子が実存の主体となる。生蝕における子は、親から複製された実存である。
第四節:実存の分類
実存は、肉・魂・命の様態によって、物・妖・獣・尸・鬼・仙・夢・菌の八種に分類される。菌と宿主の共存は、痾・隷・結の三種に分類される。岩石と鉱物の共存を玉、分類不能な実存を奇という。
創界人による実存の分類は、識子の顕れ方の不完全な理解である。実存の物語によって、創界人は自らの本質が魂にあると信じた。この事実が三界の物語を駆動する。
表:実存の分類
第五節:実存八種
第一項:物
姿のみからなる実存を物という。全ての物は、大地を構成する地物とその派生物である。地物由来の資源を鉱物、地物の加工物を工物、地物や鉱物の「魂の濃度」を高めた物を偶という。地物は、ツルハシで採掘される岩石、シャベルで採集される土砂、氷が凝結した氷雪に細分される。鉱物は、動力源となる活石、希少石である宝石、導電性のある金属に細分される。
表:物の実存
第二項:妖
表:妖の実存
| 植物 | 動物 | |||
|---|---|---|---|---|
| 樹木 | 花茎 | 草本 | 菜果 | 寸遊 |
| アカシア オーク サクラ シラカバ ダークオーク タケ ツツジ トウヒ ペールオーク マツ マホガニー マングローブ | アリウム ウィザーローズ ウツボカズラ シャクヤク スズラン タンポポ チューリップ デイジー トーチフラワー バラ ヒスイラン ヒトミソウ ヒナソウ ヒマワリ ポピー ヤグルマギク ライラック ワイルドフラワー | ウィード エンマー オボロゴケ カイソウ コケ サボテン シダ スイレン ツタ ドライグラス ドリップリーフ ブッシュ ホタルソウ | カカオ カボチャ グロウベリー コムギ コンブ サトウキビ ジャガイモ スイートベリー スイカ ニンジン ビートルート | アレイ コウモリ シーピクルス ホタル 珊瑚(種属) ・クダサンゴ ・シカツノサンゴ ・ノウサンゴ ・ミズタマサンゴ ・ミレポラサンゴ |
第三項:獣
表:獣の実存
第四項:尸
表:尸の実存
第五項:鬼
鬼は、物や屍が魂珠に侵されて反魂し、無縁の魂珠を懐く躯となった「死の実存」である。
表:鬼の実存
第六項:仙
表:仙の実存
| 創界 | 冥界(帝国人) |
|---|---|
| ガーディアン ・エルダーガーディアン | 帝国人 ・皇女 ・皇帝 |
第七項:夢
夢は、魂珠のみからなる「魂の実存」である。
表:夢の実存
第八項:菌
表:菌の実存
第六節:蝕の実存
第一項:痾
一覧:痾の実存
第二項:隷
表:隷の実存
第三項:結
一覧:結の実存
第七節:他の実存
第一項:玉
岩石と鉱物の共存を玉という。岩石に高圧がかかると、肉が圧縮されて「魂の濃度」が高まる。過飽和に達した魂は魂珠として析出し、「魂の濃度」が低下した肉は鉱物へと変性する。生成された、鉱物と魂珠を含む岩石を鉱石という。玉と鉱石は同義である。
表:玉の実存
第二項:奇
奇は、現在の基準では分類不能の実存である。
一覧:奇の実存
第三章:物語
第一節:言葉と物語
言葉は一般的に、「創界人が自らを識ろうとする欲求の発現」と理解される。言葉が表現する対象は、実存を起点として識子から宇宙までの全ての在り方に及ぶ。
言葉による存在の描写を物語という。物語の内容は倫理と実像に、形式は原話と理論に大別される。倫理は「存在のあるべき姿」、実像は「存在のあるがままの姿」の物語である。原話は「言葉の構成的な展開」、理論は「言葉の論理的な接続」である。
倫理の原話を信仰、倫理の論理を哲学、実像の原話を歴史、実像の理論を科学という。各物語が到達すべき「存在の真の姿」の物語を真理という。
表:物語の分類
| 真理 | 原話 | 理論 |
|---|---|---|
| 倫理 | 信仰 | 哲学 |
| 実像 | 歴史 | 科学 |
第二節:物語と実存
「存在とは何か」を問う創界人の物語は、実存の探求から始まる。
第一項:死者と殯
創界人の原始的な葬礼では、腐朽するまで死者の肉体を安置し続ける。これを殯という。殯の目的は、蘇生の監視と、竜への抵抗である。創界では、竜の火によって頻繁に創界人が滅却されていた。殯は、竜禍を生き抜いた死者が静穏に死を全うする儀式であった。死を過ち蘇った実存は、冥界に堕ちるとされた。
第二項:肉・魂・命
創界人は、殯における死者の肉体の変遷を見守る中で三元素を見出した。死者は肉体を残して意識を失うことから、生は肉と魂からなるとされた。死者の肉体に茸が生えることから、肉は魂とは別に命を宿すとされた。大多数の創界人にとって、魂とは魂珠であった。
第三項:魂の物語
創界人は、自らの本質が魂にあると信じた。創界人が識るべき「存在の姿」とは「魂の姿」である。創界人は魂を識るために言葉を紡ぎ、物語を編んだ。
魂の旅路
魂の行方
「魂の旅路」を経て死を全うすることで、魂は肉から解脱する。この最終的な結末を「魂の行方」という。魂が三界で永遠の安息を得ることを「魂の憩」、魂が三界から完全に消滅することを「魂の歿」という。創界人にとって、「魂の憩」は生を超越する歓喜、「魂の歿」は死を凌駕する恐怖であった。
第三節:倫理
創界人が思索した「存在のあるべき姿」の物語を倫理という。倫理は創界人の主観的な行動規範である。
魂の純度
「魂の旅路」は、魂の質である「魂の純度」によって異なる。高純度の魂は死を遂げ、低純度の魂は死を過つとされた。
罪・罰・業
第一項:信仰
倫理を遵守するための原話を信仰という。信仰の究極的な使命は、全ての魂を赦すことである。
救済
実存の魂を「魂の憩」へと導くことを救済という。
復魂
実存の魂が「魂の歿」から蘇ることを復魂という。
決定説
魂は操作不能という立場から、「魂の行方」は業によって絶対的に決定されるとする主張を決定説という。人民支配や社会秩序の維持に都合が良く、封建的な国家制度と親和性が高い。不安定な世相では、人々の無気力や社会の停滞を招きやすい。
未定説
魂は操作可能という立場から、「魂の行方」は業の影響を受けるが未定であるとする主張を未定説という。個人主義や実力社会の発展と相性が良く、革新的な思想信条と融和性が高い。流動的な時代には、刹那主義や反体制主義へと転化しやすい。
第二項:哲学
倫理を省察するための理論を哲学という。哲学の本質的な課題は、魂と存在を繋ぐことである。
実存論
実存は肉・魂・命の三元素からなるとする三元論の哲学を実存論という。実存論は常に哲学の中心であり、心存としての創界人の立脚点であった。実存論の進歩は他の物語を進展させ、他の物語の進行は実存論を進化させた。
心存論
「心存とは何か」を問う哲学を心存論という。心存に不可欠の要素、心存が発する言葉、竜の心存性などが研究された。
霧気論
非実存的存在である霧と気の哲学を霧気論という。霧や気の元素、実存との関係性、{連続体仮説:霧が凝集して実存となり、霧が崩壊して気となるという、全ての存在は霧の連続的な動態であり、三界は霧の世界であるとする説}などが研究された。
存在論
全ての存在を包括する哲学の構想を存在論という。
第四節:実像
創界人が観察した「存在のあるがままの姿」の物語を実像という。実像は創界人の客観的な認識基盤である。
第一項:歴史
実像を熟知するための原話を歴史という。歴史の根元的な責務は、魂の軌跡を記すことである。
通史
創界の出来事の網羅を試みた「歴史の織物」を通史という。通史は「魂が肉から解脱する物語」として創界人に広く読まれた。
行史
創界人の活動分野を整理した「歴史の横糸」を行史という。行史を編纂する過程で、政治・経済・法律などの学術が発達した。
列伝
創界人の業と因果を追跡した「歴史の縦糸」を列伝という。列伝を執筆する過程で、正義・浪漫・虚無などの思想が成立した。
篇志
創界に伝わる逸話を陳列した「歴史の刺繍」を篇志という。篇志を蒐集する過程で、文学・美術・演劇などの芸術が開花した。
遺亡
隣存
第二項:科学
実像を考究するための理論を科学という。科学の核心的な意義は、魂を論理で繙くことである。
自然
摂理学
命存学
子を産む実存を命存といい、命存の科学を命存学という。命存の科学を他の命存を摂食する命存を動物、水や光を摂取する命存を植物、他の命存に感染する命存を菌蕈という。命存学が描写する三界は、「魂と命が肉を奪い合う世界」である。
工学
科学技術の社会実装を工学という。摂理学や命存学の深化は、電気工学や育種工学などに結実した。工学の悲願は、魂を制御する実存工学の確立である。歴史的に、科学と工学の発展は連動していない。工学の普及は、資材や認知の不足という経済・心理的な障壁に阻まれ続けた。
第五節:真理
創界人が希求した「存在の真の姿」の物語を真理という。真理は創界人の絶対的な存在原理となり得る。
識子論
宇宙論
禁書
部:自然
章:摂理
第一節:存在と摂理
第二節:凝集
実存と霧は存在の連続的な動態である。識子間の結合が増加し、霧が実存へと移行することを凝集という。粒子は凝集し、波動は凝集しない。霧気論では、三界は霧で満たされた世界であり、実存は霧の局所的な凝集とされる。
第一項:凝縮
霧の粒子が、気温《1.00》メルト未満の空気に拘束されると、凝集して水となる。これを凝縮という。凝縮可能な自然は創界にのみ存在する。
高密度の水が自己組織化した集合体を水源という。水源は臨接する霧や水を自身に編入する。飽和した水源が周囲に放出する余剰の水を水流という。複数の水源に隣接する空気には水流が密集し、空気が水源に置換される。
第二項:凝固と氷解
第三項:凝結
第三項:界域と凝集
低温の空気ほど空孔の空率が高く、拘束される識子の密度が高まり、識子間の結合度が高まる。凝縮と凝固の凝結
識子が限界密度で充填された空間である岩盤は、凝集の極限状態とも理解される。
水と創界
水と冥界
冥界の空気は気熱《2.00》メルト以上で、全空孔は定常電気に占められ、大量の自由電気を含む。冥界では霧は凝集できず、自然の水や氷は存在しない。創界から冥界へ水を運搬すると、水の空孔は優先的に自由電気を拘束して識子を解放し、水は離散して霧となる。これを蒸発という。創界でも、気熱《2.00》メルト以上で水は蒸発する。
水と異界
異界の波動性の霧は凝縮せず、異界には自然の水は存在しない。異界の空気は気温《0.50》メルトで、霧の粒子は凝縮するが凝固しない。創界から異界へと転相した水は、異界で存続できる。
氷は、照度が十グロウ未満かつ太陽光が直射する低気温の気候帯において、水源の水分子の運動が低下し、さらに凝集して相転移した固体である。氷は、太陽光以外の十二グロウ以上の光によって融ける。より低温化で氷が圧縮され、水分子の密度が九倍を超えると、冷氷と呼ばれる相に変化する。さらに冷氷が圧縮され、水分子の密度が九倍(氷の八十一倍)を越えると、凍氷に変化する。冷氷や凍氷の水分子は、互いに強く結合しており、光によって融けることはない。氷・冷氷・凍氷は、シルクタッチの技術で採掘することができる。
{波動性の霧が凝集するかは不明である}
第三節:開異
岩盤の識子が内圧によって瓦解し、質量と無間が顕れることを開異という。質量は岩盤を不動にし、空間に重力を及ぼす。無間による時間の堆積は、岩盤を不壊にする。岩盤の質量と無間は、周囲の時空の曲率を極大化し、常界と異界を接続することがある。一般的には、岩盤による位相の破綻を開異という。
{異界で岩盤に着火すると燃え続ける}
{飛異魂のビームを遮らない}
質量
質量を有する実存はピストンで動かすことができない。
一覧:質量を有する実存
重力
創界では、創界と冥界の岩盤層の超大質量により、垂負軸方向に重力が作用する。
第四節:霧消
電域
第五節:燃焼
火
炎
魂の炎
「魂の炎」は、波動性の識子が燃焼した、高温の青白い火である。扱いは容易で、「魂のランタン」などにも用いられる。魂が燃焼しているわけではなく、「魂の残滓」である魂砂や、「魂の残渣」である魂土を燃料にしている。
魂の熾
「魂の熾」は、魂それ自身が燃焼した、超高温の滅紫の火である。高度な技術者や特異な実存のみが扱える。黒曜石を発火させ、ネザライトの製錬を可能にする「魂の熾」は、文明の発展に影響を及ぼし、ときに勢力の帰趨を左右した。
魂の焔
リスト:「魂の焔」を発する実存
【竜】「魂の焔」を吐いて実存を燬き、「魂の歿」へと導く。
【穢澱】「寂しい魂」の群体。「魂の焔」を放射して外敵を排除する。
【皇女】「最後の冥界竜」の魂。「魂の焔」を使うことができる?
【辺境伯】幾千幾万の魂を背負う者。「魂の焔」を自在に操る。
【皇女の騎士】皇女・辺境伯から継承した力で、「魂の焔」を使うことができる?
竜の焔
第六節:天文
第一項:三界の座標と自転
三界は、広さ六千万メジャー四方、厚さ数百メジャーの板状の世界として、宇宙の特定の位置に存在している。創界は天上が開けており、三界に最も近い世界が太陽、次に近い世界が月、その他の世界が星として観測される。創界表面の中心に《スポーン地点》があり、コンパスは常にこの地点を指す。《スポーン地点》を原点《0, 0》とする座標を設定したとき、《X軸》の正方向を東、負方向を西、《Z軸》の正方向を南、負方向を北という。また、《Y軸》の正方向は天上、負方向は地下を示す。南北軸を南から見たとき、三界は右回りに自転している。このため創界では、太陽・月・星は真東から上って真西に沈む。創界人は、三界の自転周期を「一日」として暦を定めた。
冥界は常界の下層を占める「死の界域」である。冥界人が跋扈する「死の界域」であり、菌が増殖する「命の界域」でもある。冥界は常界の最下層でもあり、地質学的には極深層と呼ばれる。
第二項:太陽
太陽は、全体が発光している、あるいは発光面が常に三界を向いている世界である。そのため創界からは、太陽が常に同じ明るさに見える。太陽光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は十五グロウである。太陽光は、太陽を構成する量子である燦子が創界に到達したものである。
第三項:月
月は、三界を挟んで太陽とは正反対の方向に位置する世界である。自転周期が八日で、片面のみが発光しているため、創界からは、八日周期で月が満ち欠けするように見える。月光は、遮蔽物がない限り距離によって減衰せず、その照度は月相に関わらず常に四グロウである。月光は、月を構成する量子である皓子が創界に到達したものである。
リスト:月相と月齢
【新月】🌑:月齢一日。
【幼月】🌒:月齢二日。
【半月】🌓:月齢三日。
【望月】🌔:月齢四日。
【満月】🌕:月齢五日。
【壮月】🌖:月齢六日。
【老月】🌗:月齢七日。
【幽月】🌘:月齢八日。
{月齢が関係する現象はスライムのスポーンと黒猫の出現率}
第四項:暦
例文:現世紀一〇八年四巡三週新月の日
【創界語】The Day of The New-Moon of The Third-Week of The Fourth-Octant of The One-Hundred-Eighth-Year of The Current-Era
【冥界語】The Current Era CVIIIth Year IVth Octant IIIrd Week New Moon Day
【異界語】currenT.erA:108tH.yeaR:4tT.octanT:3tH.weeK:neW.mooN.daY
第五項:時刻
時刻は、三界の自転周期である「日」と、レッドストーンの励起周期である「ティック」を整合させたものである。時計は、レッドストーン信号によって一日=二万四千ティックで一回転し、時刻を示す円盤である。分は、一日を二十分割した単位であり、一分は千二百ティックである。秒は、一分を六十分割した単位であり、一秒は二十ティックである。
時計の時刻
【払暁】第ニ十分:二万四千ティック目。
【白昼】第五分 : 六千ティック目。
【日没】第十分 :一万二千ティック目。
【深夜】第十五分:一万八千ティック目。
第七節:天候
第一項:雲
常界と異界は位置が重なっているが、常界の自転速度が異界よりわずかに速いため、位相間の摩擦は創界上空で最大となり、大量の空気が生み出される。創界の識子は、この新たな空気中へと一挙に流れ込み、空気が有する電気によって水分子へと変化する。それらが凝集して、高度《Y = 192~196》に雲が形成される。創界から見て、常界と異界の摩擦は西向きのドリフトを生むため、雲は常に東から西へと流れる。
{空気中の粒子性の霧の量を湿度という。}
第二項:気候
気候は、創界地上の空気の状態のことであり、気候が等しい地帯を気候帯という。空気は常界と異界の摩擦によって生成されるが、このとき、位相の微小な揺らぎによって、摩擦力に大小が生じる。その結果、空気の潜在エネルギー量である気温や、空気中の水分量である湿気が、創界の各地帯で不均一になり、複雑な気候帯が形成される。
常界と異界の摩擦音を識音という。異界の「魂の記憶」が常界に触れることで奏でられる識音は、まるで美しい音楽のように聴こえる。識音は気候帯の形成に伴って生じるため、特定の気候帯(地生圏)では常に対応した識音が響く。
第三項:天候
天候は、雲の急激な状態変化であり、創界全域で同時に発生する。常界と異界の自転速度には揺らぎがあり、位相間の速度差が瞬間的に大きくなると、摩擦の増大によって雲が発達し、降雨・降雪・雷雨が生じる。太陽光は雲に遮られ、その照度は、降雨・降雪時は十二グロウ、雷雨時は七グロウに低下する。天候は、自転の速度差が小さくなると元に戻り、一日以上継続することは稀である。
常界と異界で異なる自転速度は、位相間の相対的な位置関係を徐々にずらすが、一定周期ごとに両位相の位置は完全に一致する。このとき、常界と異界の摩擦が一過性に極大化し、位相全体に影響する天変地異が起こる。
第四項:降雨と降雪
雨は、降雨時に雲から創界に落下してくる水の滴、雪は、降雪時に落下してくる氷の粒である。降雨と降雪は本質的に同一であり、雲の水分子は、温暖な地帯では雨、寒冷な地帯では雪として落下し、乾燥した地帯では蒸発して気体となる。
雨は炎を消火し、大釜に水として溜まる。
積雪は雪が地表に薄く堆積したもの、雪竏は雪や積雪が一竏の体積まで堆積したものである。積雪や雪竏を破壊すると雪玉となる。粉雪は、雪が圧縮されずに、地表に堆積したり大釜に溜まったもので、中に埋もれると凍傷になる。
第五項:雷雨と落雷
リスト:落雷の効果
- スケルトンホースの出現
- ブタがゾンビピグリンに変化
- クリーパーが帯電
- ヒトがカーナントに変化
- ムーシュルームの赤キノコが茶キノコに変化
- カメが《ボウル》を落とす
- 銅の還元
章:地命圏
第一節:地帯と地命圏
第一項:地帯
第二項:地命圏
地帯と連動した実存の分布範囲を地命圏という。創界では、地勢と気候によって地命圏が決まる。冥界は気候が均一であるため、地帯と地勢と地命圏が等しい。異界は地勢と気候が均一であるため、界域全体が一つの地帯であり地命圏である。
表:創界の地命圏
| 地勢 | 気候 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 寒帯 | 冷帯 | 温帯 | 熱帯 | ||
| 山岳帯 | 山頂 | 雪峰 氷峰 | - | - | 石峰 |
| 山稜 | 雪稜 山林 | - | 草地 サクラの林 | - | |
| 丘陵帯 | - | 風食丘 | - | - | |
| 森林帯 | 寒帯タイガ | 冷帯タイガ トウヒの森 マツの森 | 森林 花の森 シラカバの森 ダークオークの森 ペールオークの森 | 密林 竹林 |
|
| 乾燥帯 | - | - | - | サバンナ 荒野 砂漠 |
|
| 平原帯 | 雪原 氷樹 | - | 平原 ヒマワリの平原 | - | |
| 湿地帯 | - | - | 沼地 マングローブの沼地 | - | |
| 沿岸帯 | 雪浜 | 石岸 | 砂浜 | - | |
| 島嶼帯 | - | - | キノコの島 | - | |
| 水源帯 | 河川 | 氷川 | - | 水川 | - |
| 海洋 | 寒帯海洋 | 冷帯海洋 | 温帯海洋 | 熱帯海洋 珊瑚海洋 |
|
| 洞窟帯 | - | 鍾乳洞 | 穢深層 | ツツジの洞窟 | |
| その他 | アメジストの晶洞・洞窟・峡谷 | ||||
一覧:冥界の地命圏
第二節:創界の地帯
第一項:創界の地勢
山岳帯
丘陵帯
丘陵帯という。
森林帯
森林帯という。
乾燥帯
平原帯
平原帯という。
湿地帯
湿地帯という。
沿岸帯
沿岸帯という。
島嶼帯
島嶼帯という。
洞窟帯
洞窟帯という。
水源帯
第二項:創界の気候
寒帯
冷帯
温帯
気温《0.30~0.90》メルトの気候を温帯という。高度に関わらず雨が降る。
熱帯
気温《0.90~2.00》メルトの気候を熱帯という。高度に関わらず雨が降る。
第三節:創界の地命圏
第一項:山頂の地命圏
雪峰
雪峰は、気温《-0.70》メルトの寒帯の山頂である。
表:雪峰の実存
氷峰
氷峰は、気温《-0.70》メルトの寒帯の山頂である。
表:氷峰の実存
石峰
石峰は、気温《1.00》メルトの熱帯の山頂である。
表:石峰の実存
第二項:山稜の地命圏
雪稜
雪稜は、気温《-0.30》メルトの寒帯の山稜である。
表:雪稜の実存
山林
山林は、気温《-0.20》メルトの寒帯の山稜である。
表:山林の実存
草地
草地は、気温《0.30》メルトの温帯の山稜である。
表:草地の実存
サクラの林
「サクラの林」は、気温《0.30》メルトの温帯の山稜である。
表:「サクラの林」に出現する実存
第三項:丘陵帯の地命圏
風食丘
風食丘は、気温《0.20》メルトの冷帯の丘陵帯である。
表:風食丘の実存
第四項:森林帯の地命圏
寒帯タイガ
寒帯タイガは、気温《-0.50》メルトの寒帯の森林帯である。
表:寒帯タイガの実存
冷帯タイガ
冷帯タイガは、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。
表:冷帯タイガの実存
トウヒの森
「トウヒの森」は、気温《0.25》メルトの冷帯の森林帯である。
表:「トウヒの森」に出現する実存
マツの森
「マツの森」は、気温《0.30》メルトの冷帯の森林帯である。
表:「マツの森」に出現する実存
森林
森林は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。
表:森林の実存
花の森
「花の森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。
表:「花の森」の実存
シラカバの森
「シラカバの森」は、気温《0.60》メルトの温帯の森林帯である。
表:「シラカバの森」の実存
ダークオークの森
「ダークオークの森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。
表:「ダークオークの森」の実存
ペールオークの森
「ペールオークの森」は、気温《0.70》メルトの温帯の森林帯である。
表:「ペールオークの森」の実存
密林
密林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。
表:密林の実存
竹林
竹林は、気温《0.95》メルトの熱帯の森林帯である。
表:竹林の実存
第五項:乾燥帯の地命圏
サバンナ
サバンナは、気温《1.00~2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:サバンナの実存
荒野
荒野は、気温《2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:荒野の実存
砂漠
砂漠は、気温《2.00》メルトの熱帯の乾燥帯である。
表:砂漠の実存
第六項:平原帯の地命圏
雪原
雪原は、気温《0.00》メルトの寒帯の平原帯である。
表:雪原の実存
氷樹
氷樹は、気温《0.00》メルトの寒帯の平原帯である。
表:氷樹の実存
平原
平原は、気温《0.80》メルトの温帯の平原帯である。
表:平原の実存
ヒマワリの平原
「ヒマワリの平原」は、気温《0.80》メルトの温帯の平原帯である。
表:「ヒマワリの平原」の実存
第七項:湿地帯の地命圏
沼地
沼地は、気温《0.80》メルトの温帯の湿地帯である。
表:沼地の実存
マングローブの沼地
「マングローブの沼地」は、気温《0.80》メルトの温帯の湿地帯である。
表:「マングローブの沼地」の実存
第八項:沿岸帯の地命圏
雪浜
雪浜は、気温《0.05》メルトの寒帯の沿岸帯である。
表:雪浜の実存
石岸
石岸は、気温《0.20》メルトの冷帯の沿岸帯である。
表:石岸の実存
砂浜
砂浜は、気温《0.80》メルトの温帯の沿岸帯である。
表:砂浜の実存
第九項:島嶼帯の地命圏
キノコの島
「キノコの島」は、気温《0.90》メルトの温帯の島嶼帯である。
表:「キノコの島」の実存
第十項:河川の地命圏
氷川
氷川は、気温《0.00》メルトの寒帯の河川である。
表:氷川の実存
水川
水川は、気温《0.50》メルトの温帯の河川である。
表:水川の実存
第十一項:海洋の地命圏
寒帯海洋
寒帯海洋は、気温《0.00》メルトの寒帯の海洋である。
表:寒帯海洋の実存
冷帯海洋
冷帯海洋は、気温《0.50》メルトの冷帯の海洋である。
表:冷帯海洋の実存
温帯海洋
温帯海洋は、気温《0.50》メルトの温帯の海洋である。
表:温帯海洋の実存
熱帯海洋
熱帯海洋は、気温《0.50》メルトの熱帯の海洋である。
表:熱帯海洋の実存
珊瑚海洋
珊瑚海洋は、気温《0.50》メルトの熱帯の海洋である。
表:珊瑚海洋の実存
第十二項:洞窟帯の地命圏
鍾乳洞
鍾乳洞は、気温《0.20》メルトの冷帯の洞窟帯である。
表:鍾乳洞の実存
穢深層
穢深層は、気温《0.80》メルトの温帯の洞窟帯である。
「寂しい魂」が最深層に堆積して形成された地生圏である。穢深層には生物は一切存在せず、躯も出現しないが、魂を喰らう穢澱が徘徊しており、極めて危険である。この穢深層全体を一個体とみなすのが穢深層群体説である。
穢深層群体説
穢深層は、最深層に堆積した「寂しい魂」が群体を形成し、一つの個体のように活動しているもの、という仮説。個々の穢響は細胞に相当し、穢糸を伸ばして周囲に接着している。穢招は摂食器・消化器であり、餌である魂珠を取り込み、新たな穢響を生成して穢深層を成長させる。穢調は感覚器で、外敵の「魂の気配」を感知して穢叫に伝達する。穢叫は発声器として、穢調が感知した気配に反応し、穢深層の仲間に警戒を呼びかけ、外敵には威嚇の声を発する。穢叫が数回発声しても外敵が立ち去らない場合は、その脅威を排除するため、穢深層の「寂しい魂」が集合し、穢澱として実体化する。穢澱は捕食器かつ攻撃器であり、まずは外敵を魂ごと喰らおうとするが、叶わない場合は「魂の焔」を放射し、その魂を滅却して穢深層の静寂を回復しようとする。
表:穢深層の実存
地図:穢深層の分布(創界深層)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【■】穢深層。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━■■・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~■■■■■・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~■■■・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~■■■■・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓■・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・■・・┗━┳┛・・/・・・・┗■■■■■・・ -2816 ・・・・・・・■・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・■■■■▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・■■■■・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・■■■■・・・ -2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原■■・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・┃~~~央海~~┃・・・■・・・■■■・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━■━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・┃~~~◇~~~┃・・■・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・┗┓~~央玉島~┗┓・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・┗┓~~~~~~┃┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・┗┓~~~~~■■~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・■■┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・■■■■■~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・■■■■■━━■■・・┗■┓~~~~┏━━╋ 512 ・■■■■■■・・・・■■■■■■■・・■■■■■■~┏┛・・┃ 768 ・・・■■■■■■■■■■■■■■■■・・・■■■┛~┃■・┏┛ 1024 ・・・・・■■■・┗┛■■■■■■■■・大豊原・┃~■■・┏┛~ 1280 ・・・・・■■■■・│■■■■■■■■・・・・■┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・■■■■■■■■■■■■■■・・▢・・・・・│■・・┗┓~ 1792 ・・・・■■■■■■■■■■・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・■■■■■■~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・■■■■■■┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・■■■■■■┏━┛~~~┃・・・■・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢■■■■■・┃~~南海~┗━┓■━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・■■■■・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━■■・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
ツツジの洞窟
「ツツジの洞窟」は、気温《0.90》メルトの熱帯の洞窟帯である。
表:「ツツジの洞窟」の実存
第十三項:その他の地命圏
アメジストの晶洞
「アメジストの晶洞」は、創界の地下《Y = -58~30》に形成される、アメジストを生成する空洞である。「滑らかな玄武岩」の外層、方解石の中層、およびアメジスト竏の内層の三層からなる。内層に存在するアメジスト床では「アメジストの芽」や「アメジストの塊」が成長しており、「アメジストの欠片」を採掘することができる。また、アメジスト床には穢響の「寂しい魂」が集積することから、穢深層付近のアメジストは異常な早さで成長する。このため、アメジストは「魂の宝石」とも呼ばれ、穢深層の鎮魂にも活用された。
表:「アメジストの晶洞」の実存
| 実存 | 分類 | 名称 |
|---|---|---|
| 偶 | - | アメジスト |
洞窟
洞窟は、
峡谷
峡谷は、
第四節:冥界の地命圏
冥界は全域の気温が《2.00》メルトである。
冥荒地
表:冥荒地の実存
玄武峡
表:玄武峡の実存
魂砂峡
表:魂砂峡の実存
クリムゾンの森
「クリムゾンの森」は、。
表:「クリムゾンの森」の実存
ティールの森
「ティールの森」は、
表:「ティールの森」の実存
第五節:異界の地命圏
異界
異界は全域が気温《0.50》メルトである。
表:異界の実存
第六節:附表
表:地命圏と気温
| 地帯 | 地命圏 | 気温 |
|---|---|---|
| 山頂 | 雪峰 | 《-0.70》 |
| 氷峰 | 《-0.70》 | |
| 石峰 | 《1.00》 | |
| 山稜 | 雪稜 | 《-0.30》 |
| 山林 | 《-0.20》 | |
| 草地 | 《0.30》 | |
| サクラの林 | 《0.30》 | |
| 丘陵帯 | 風食丘 | 《0.20》 |
| 森林帯 | 寒帯タイガ | 《-0.50》 |
| 冷帯タイガ | 《0.25》 | |
| トウヒの森 | 《0.25》 | |
| マツの森 | 《0.30》 | |
| 森林 | 《0.70》 | |
| 花の森 | 《0.70》 | |
| シラカバの森 | 《0.60》 | |
| ダークオークの森 | 《0.70》 | |
| ペールオークの森 | 《0.70》 | |
| 密林 | 《0.95》 | |
| 竹林 | 《0.95》 | |
| 乾燥帯 | サバンナ | 《1.00~2.00》 |
| 荒野 | 《2.00》 | |
| 砂漠 | 《2.00》 | |
| 平原帯 | 雪原 | 《0.00》 |
| 氷樹 | 《0.00》 | |
| 平原 | 《0.80》 | |
| ヒマワリの平原 | 《0.80》 | |
| 湿地帯 | 沼地 | 《0.80》 |
| マングローブの沼地 | 《0.80》 | |
| 沿岸帯 | 雪浜 | 《0.05》 |
| 石岸 | 《0.20》 | |
| 砂浜 | 《0.80》 | |
| 島嶼帯 | キノコの島 | 《0.90》 |
| 河川 | 氷川 | 《0.00》 |
| 水川 | 《0.50》 | |
| 海洋 | 寒帯海洋 | 《0.00》 |
| 冷帯海洋 | 《0.50》 | |
| 温帯海洋 | 《0.50》 | |
| 熱帯海洋 | 《0.50》 | |
| 珊瑚海洋 | 《0.50》 | |
| 洞窟帯 | 鍾乳洞 | 《0.20》 |
| 穢深層 | 《0.80》 | |
| ツツジの洞窟 | 《0.90》 | |
| その他 | アメジストの晶洞 | 地表に準ずる |
| 峡谷 | 地表に準ずる | |
| 冥界 | 冥荒地 | 《2.00》 |
| 魂砂峡 | 《2.00》 | |
| 玄武峡 | 《2.00》 | |
| クリムゾンの森 | 《2.00》 | |
| ティールの森 | 《2.00》 | |
| 異界 | 異界 | 《0.50》 |
章:地理
章:地名(設定)
地名は、大豊原は菓子、大雪原は酒、大荒原は香辛料の名称から命名する。各領域には八、創界全体で二十四の地方が存在する。これに冥界と異界を加えた二十六の地方に、それぞれ異なる三界文字を割り当て、地方名の頭文字とする。各地方内に存在する山・川・町などの名称も、原則として地方名に従って命名する。
「太古の崩壊」以降、三界の地名は基本的に入植時に命名されたので、創界人にとって地名は、地理を認識するための記号的な意味合いが強い。
表:地名の命名則
節:創界の距離感(設定)
《マインクラフト》の《プレイヤー》の歩行速度は4.317メートル/秒から計算。
「距離感」とは、移動を伴うマクロな距離感のことで、「長さ」とは異なる。
| 創界距離 | 現実距離 | 距離感 | |
|---|---|---|---|
| 距離感換算基準 | 1メジャー | 20メートル | |
| 歩行速度 | 4メジャー/秒=240メジャー/分 | 5,000メートル/時間 | 1メジャー=20.83メートル |
| 行軍距離 | 1,024メジャー/日 (歩行速度×4.26分) 地図Lv3に相当 | 20,000メートル/日 (歩行速度×4時間) | 1メジャー=19.53メートル |
マイクラで自然に形成される最も高い山の高度はY=256。海面がY=63なので、この山の海抜は256-63=193メジャーとなる。距離感にすると標高3860メートルで、富士山くらいの高さ。雲の高度は平均Y=194で、標高131メジャー=2620メートルとなる。ブロックが置ける限界高度がY=320で、標高257メジャー=5140メートルで、これが創界の大気圏と考えられる。一方、深層都市があるY=-51は海抜換算で51+63=114メジャー=2280メートルで、現実世界では考えにくい深度となる。
DELTA世界の範囲は8192メジャー四方。距離感にすると、約164km四方で、約27000平方km。これは関東地方より一回り小さい面積。央海の面積は1,258平方kmで、琵琶湖の約1.9倍、東京23区の約2.0倍。南北最大61 km、東西最大41 km。
創界の地形粗度指数TRI
- 詳細は「DELTAの設定 ver 105」を参照。
創界は地形粗度指数(Terrain Ruggedness Index, TRI)が高い。
- TRIは、隣接セルとの標高差の平均。平野で低く、山岳で高い。
- チャンク単位をセルとした、ある面積あたりのTRIが計算できそう。
TRI(距離正規化)
日本列島型と中西部型で、代表的な「平均勾配の桁」を出すだけで勝てます。例えば感覚的にでも、
- 日本の山地は 1kmで100m上がる場面が普通にあるので平均勾配は0.1程度の区間が頻出
- 中西部は 10kmで10mみたいな領域が広くて平均勾配は0.001程度に落ちる
一方マイクラは、地表に「1メジャー上がるのに1メジャー進む」段差が頻出するので局所的には1.0近い。これだけで「二桁〜三桁」は平気で差がつきます。
チャンク代表標高を座標順に羅列したcsvファイルからチャンクTRIを算出するプロンプト:
あなたは地形解析の助手です。入力は「マイクラのチャンク代表標高」を格子状に並べたCSVです。このCSVからチャンクTRI(Terrain Ruggedness Index)を算出し、結果をCSVで出力してください。実装はPythonで行い、堅牢に動くようにしてください。 # 入力仕様 - 入力CSVはチャンク格子の代表標高を含む。 - 形式A(推奨): 長形式 - 列: x, z, h - x, z はチャンク座標(整数)。h は代表標高(数値)。 - 形式B: 広形式(グリッド) - 1行目はヘッダとしてx座標(または列番号)を持つか、ヘッダなしの数値グリッドでもよい。 - 行がz方向、列がx方向。各セルが代表標高h。 - どちらの形式でも自動判定して処理すること。 # 定義 - 近傍は8近傍(N, NE, E, SE, S, SW, W, NW)。 - チャンクTRI(基本形): TRI(x,z) = 平均_i |H(x,z) - H_i| ただし i は存在する近傍のみを使い、平均は近傍数で割る。 - オプションで距離正規化版(Normalized TRI)も算出する: NTRI(x,z) = 平均_i (|H(x,z) - H_i| / d_i) ここで d_i = 16(上下左右), 16*sqrt(2)(対角)。単位は「標高/メジャー」。 - どちらも算出し、出力に含める(NTRIは常に計算して良い)。 # 欠損・端処理 - 欠損セル(空白、NaN)がある場合、そのセルのTRIはNaNにする。 - 近傍が欠損の場合、その近傍は平均計算から除外する。 - 端のセルは存在する近傍のみで平均する。 - 近傍が1つも使えない場合、TRI/NTRIはNaN。 # 出力 - 出力は長形式CSV。 - 列: x, z, h, tri, ntri, n_neighbors - 追加でサマリーも表示: - tri と ntri の mean / median / std / min / max(NaN除外) - tri 上位10%の閾値と、そのセルの割合 # 使い方 - 入力ファイルパスと出力ファイルパスを冒頭で変数として指定できるようにする。 - 依存は標準ライブラリ+pandas+numpyに限定。 # 期待する回答 - Pythonコード(そのまま実行できる) - 主要な処理の説明(短く) - 入力が形式Bだった場合の自動判定・変換の説明
創界の伊能忠敬
チャンクTRIを開発し、実測した創界の伊能忠敬的人物。
地理学の泰斗か、軍事的密命を帯びた官僚か、はたまた在野の地図好きかはわかりませんが…
節:創界と地下
そもそもマイクラでは採掘のコストが低い。人力(ツルハシ)で大規模な地下空間を作れる。
地下もスカスカの穴だらけで、利用可能な空間としての洞窟が多数存在する。
一方で、崩落の危険性はない。
創界に存在する無数の洞窟や峡谷の多くは「太古の崩壊」によって形成された。
{深層が利用できるのは深層岩の採掘技術がある深層系の文明だけ。古代系は表層(石層)しか利用できない}
上深層は、創界深度《0~-18》メジャーの深層。
中深層は、創界深度《-18~-36》メジャーの深層。
下深層は、創界深度《-36~-54》メジャーの深層。
節:大豊原
大豊原のような山岳・丘陵地帯は植生が多彩だが、大規模な耕作が可能な平原が極端に少ない。
現実スケールに換算すると起伏が極端に激しい。日本列島型。山岳や河川が自然の境界となる。
各勢力は、利用可能な土地をできるだけ開発しようとする。日本の棚田のようなことが起こる。
勢力圏内には満遍なく建築・施設が立てられる。勢力圏は「面型」。
一方で、高速・大量の交通網は貧弱。街道を通すよりも、トンネルを掘ったり橋をかけたりする方がコストが低い。
地下利用のモチベーションは、まあまあ高い。
節:大雪原
雪原は起伏が少ないが、全域が数メジャーの高さに堆積した雪に覆われている。
降雪があると一晩で一メジャー弱の雪が積もる。水も凍結しており、耕作には全く適さない。
フィヨウメクの各都市は地下空間に施設が集中した「点型」。
勢力どうしは地下隧道ないし地上回廊で結ばれる。中国や欧州の城塞都市の地下版。
地下利用のモチベーションは高い。
節:大荒原
砂漠とメサからなる大荒原は、起伏が少ない。雨が降らず、土もない。耕作には適さない。
運河の建設、鉄道の敷設によって高速・大量の交通網を整備するモチベーションが高い。
運河や鉄道の沿線が発展する「線型」。
一方で地下空間の利用モチベーションは低い。
節:大平原
気候温暖な大平原は最も耕作に適した土地であり、創界人にとっては理想の環境。
しかし竜が棲息しているので利用できない。
節:羅針盤と方角
- マイクラのコンパスは方角(東西南北)を指すのではなく、常に、現在地から原点(スポーン地点)の方向を指す。
- マイクラでは、常に太陽が真東から昇り、真西に沈む。地面に棒を立てれば、その影によっていつでも正確な東西を得ることができる。だから、現実世界的なコンパスは不要である。
- マイクラコンパスは世界地理の理解において、原点中心型・放射状距離表現・同心円的理解に結び付く??
- 太陽によって方角を参照できない深層人はどうしたのか??
- そもそも深層の生活に方角が必要なのか? 数学的位置関係だけで充分では?
{かつて羅針盤は創界の原点《0, 0》を指していたが、「太古の崩壊」によって電界が乱れ、現在ではスポーンキューブ《-160 ,-80》~《-145, -65》の中心《-152, -72》を指すようになった}
章:創界の地理
第一節:竜大陸
第一項:概要
創界座標《-4096, -4096》から《4096, 4096》までの八一九二メジャー四方を含む創界の一帯を竜大陸という。創界文明には、竜大陸の外縁に関する情報はほとんどない。
グルンドラカ(Grundraca)は「精霊の亡骸」を意味する古語である。『{創世記}』によれば、グルンドラカは、亡骸の背中から芽生えた魂が栄える大地(Grund)であり、「精霊の現身」(Draca)が君臨していた。やがてヒトが現れ、自らが立つ大地を創界(The Ground)と呼び、「精霊の現身」をタツ(The Drake)や竜(The Dragon)として崇るようになった。創界人となった彼らは、グルンドラカを竜大陸(The Grundraca)と称するようになる。
竜大陸は、古世紀の「太古の崩壊」と呼ばれる地殻変動によって、大きく地形が変化している。「太古の崩壊」以前の地理は不明な点も多い。また、現在においても、広大な竜大陸の全貌は把握されていない。創界人の探索が及んでいるのは、東海と南海に面した、南東の一角に限られている。一般的には、この範囲を指して「竜大陸」ということが多い。
表:竜大陸の地理
第二項:「太古の崩壊」以前の竜大陸
竜大陸は、気候や植生によって複数の領域に分けられる。「太古の崩壊」以前の竜大陸では、清浄な大竜原を中心に、南には豊饒な大豊原、西には寒冷な大雪原、東には荒涼な大荒原、北には温和な大平原が続いていた。大竜原の中央には霊峰が聳えており、竜の棲処となっていた。しかし、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、棲処と縄張を失った竜は、北の大平原へと去っていった。その後、代わって創界人が大竜原に集い始める。この地に太古文明を築き、太古人を名乗った彼らは、竜が見捨てた大竜原を「太古の大地」というようになる。
地図:「太古の崩壊」以前の竜大陸(創界地上)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】《スポーン地点》。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━━┛・・/・・・・┗━━┛・・・・ -2816 ・・・・・・・・・・・・・┌────┐・・・・・・・・▢・▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┌─┘・・・・│・・・・・・・・・・・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・│・・・・・・└┐・・・・・・・・・・・・ -2048 ・・・・┏━┓────│・・・・・・・│・・・・大荒原・・・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・│・・大竜原・・│・・・・・・・・・・・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・└┐・・・・・・└┐・・・・・┏━━━━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・│・・・∧・・・│・・・・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・└┐・・霊峰・・└┐・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・└┐・・・・・・│┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・└┐・・・・・├┃~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┌┘・・・┌─┘┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・・・・・│・★・┌┘・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・・・・・└───┘・・┗━┓~~~~┏━━╋ 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃ 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛ 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~ 1280 ・・・・・・・^^・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~ 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
第三項:「太古の崩壊」以後の竜大陸
古世紀に起きた「太古の崩壊」によって「太古の大地」は崩落し、広大な範囲が陥没した。そこに東海から水が流入し、新たに生じた水源が連鎖的に水源を生み、「太古の大地」であった地層は一夜にして水に満たされた。これが央海である。霊峰は央海の島々として残り、央玉島および央珠島と名付けられた。央海を満たした膨大な水は、主に東の大荒原の空気から供給された。このため、大荒原は極端に乾燥し、荒野と砂漠が広がる不毛の地と化した。同時に、央海上空では、空気中の水蒸気が急激に失われて気圧が低下し、西の大雪原から空気が流れ込んだ。これにより大雪原の寒冷化が進行し、氷樹が形成された。
地図:「太古の崩壊」以後の竜大陸(創界地上)
一マス:二五六メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【▢】湖。
【~】海洋。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -4096 0 4096 -4096 ━┓・・・・・・・・・・・┃~◇~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3840 ~┗┓・・・・・・・・・・┃~~~┃・・・┃~~~~~~┃・・・ -3584 ~~┃・・・大平原・・・・┃~~┏┛・・・┗━┓~┏━━┛・・・ -3328 ┓~┃・・・・・・・・・・┃~~┃・・・/・・┗┓┗━┓・・・・ -3072 ┗━┛・・・・・・・・・・┗━┳┛・・/・・・・┗━━┛・・・・ -2816 ・・・・・・・・・・・・・┏━┻━━┓・・・・・・・・▢・▢・・ -2560 ・・・・・・・・・・・┏━┛~~~~┃・・・・・・・・・・・・▢ -2304 ・・・・・・・・・・・┃~~~◇~~┗┓・・・・・・・・・・・・ -2048 ・・・・┏━┓────┃~~~~~~~┃・・・・大荒原・・・・・ -1792 ━┓┏┓┃~┃・・・・┃~~~央海~~┃・・・・・・・・・・・・ -1536 ~┃┃┗┛~┃・・・・┗┓~~~~~~┗┓・・・・・┏━━━━━ -1280 ━╋┛~~~┃・・・・・┃~~~◇~~~┃・・・・┏┛~~~~~ -1024 ━┛~~~┏┛・・・・・┗┓~~央玉島~┗┓・・・┃~~~~~┏ -768 ~┏━━━┛・・・・・・・┗┓~~~~~~┃┏━┓┃~~~┏━╋ -512 ━┛・・・・・・・・・・・・┗┓~~~~~┣┫~┗┛~~~┗━┛ -256 ・・・・・・・・大雪原・・・┏┛~◇~┏━┛┗┓~~東海~~~~ 0 ・・・・・・・・・・・・・・┃~★┃┏┛・┏━┛~~~~~~~┏ 256 ・・・・・・・・・・・・・・┗━━┻┛・・┗━┓~~~~┏━━╋ 512 ・・・・・・・・・・・・・/∧・∧・・・・・∧┗━┓~┏┛・・┃ 768 ・・・・・・・・・┏┓∧/∧∧・∧∧・・・・・・┏┛~┃・・┏┛ 1024 ・・・・・・・・・┗┛/・▢・∧∧∧・・大豊原・┃~┏┛・┏┛~ 1280 ・・・・・・・∧∧・│・・∧・・・∧・・・・・・┗━┛・・┃~◇ 1536 ・・・・・・・・・・│・・・・・・・・▢・・・・・│・・・┗┓~ 1792 ・・・・・・・・・∧┏━━┓・・・・・・・・・┏━━━┓┏━┛~ 2048 ・・・・・∧・・・∧┃~~┃・・・・・・・・┏┛~~┏┛┃~~~ 2304 ・・・・・・∧∧・・┗┓~┗━┓・・・・・・┃~~~┃┏┛~~~ 2560 ・・・・・・・∧・┏━┛~~~┃・・・・・┏┛~~~┗┛~~~~ 2816 ・・▢・・・・・・┃~~南海~┗━┓┏━━┛~~~~~~┏┓~~ 3072 ・・・・∧∧・・・┗┓~~~~~~┗┛~~~┏━━┓~~┃┃~~ 3328 ┏━━━┓・・・┏━┛~◇~~~~~~◇~~┃▢・┗━━┛┗┓┏ 3584 ┃~~~┗━┓┏┛~~~~~┏━┓~~◇~~┗┓・・・・・┏┛┃ 3840 ┃~~~~~┃┗━┓~~~┏┛・┗━┓~~~~┃・・・・・┃~┃
第二節:大竜原・太古の大地・央海
大竜原一帯は、竜大陸の中で最も激烈な地質学的変遷を辿った領域であり、また、創界の歴史の起点となった土地でもある。創界座標では、《0, 0》~《-1024, -2048》~《0, -3072》~《1024, -1024》 を結ぶ四角形の範囲である。
第一項:大竜原
大竜原は、竜大陸の中央に位置する清浄な領域であり、中央には霊峰「ブランドラカ」が聳えていた。ブランドラカ(Brandraca)は「精霊の火」を意味する古語である。大竜原の最深部には岩盤の層がなく、極深層である冥界と地層的に連続していた。そのため、冥界の溶岩が創界の深層にまで達し、竜大陸の地下には巨大な溶岩溜まりが形成された。噴火して地表に現れた溶岩が「精霊の血」と解され、転じて、活火山として隆起した霊峰の名前となる。やがて、「精霊の現身」である竜が霊峰に棲み付き、大竜原を縄張として竜大陸一帯に君臨した。霊峰の火山活動は長らく沈静化しており、竜大陸は安定した状態にあった。しかし、年代不明のある時期に、「霊峰の大噴火」によって大竜原は炎に覆われ、竜は北の大平原へと去っていった。
第二項:太古の大地
「太古の大地」は、「霊峰の大噴火」後の大竜原の名称である。噴火によって、大竜原には肥沃な土壌が形成された。隣接領域の創界人は、竜が去ったこの地に入植を始める。彼らは、霊峰の頂に建設した聖殿を中心とする太古文明を築き、大竜原を「太古の大地」と呼んだ。太古文明では、農耕と牧畜が盛んに行われ、人口の増加とともに多様な建築が発展し、聖殿を核とする信仰社会が成立した。「太古の大地」は竜大陸の中心地となり、特に、気候の厳しい大雪原や大荒原からの移住が進んだ。
第三項:太古の崩壊
「太古の崩壊」は、太古文明末期に生じた大規模な地殻変動である。「太古の大地」は複数のプレートの隙間に位置するため、最深部の岩盤層がなく、創界と冥界が連続していた。大竜原時代の深層に蓄積されていた冥界の溶岩は、「霊峰の大噴火」によって放出され、溶岩溜まりは空洞となっていた。古世紀末期、各プレートが隙間を埋めようと動いた結果、「太古の大地」の最深部に岩盤層が形成され、創界と冥界は隔絶された。この地殻変動によって、溶岩溜まりであった空洞が崩落し、「太古の大地」は陥没した。このとき形成された巨大なカルデラは、東海から流入した水による連鎖的な水源生成によって、一夜にして水に満たされた。この一連の現象を「太古の崩壊」という。「太古の大地」のプレートが沈み込んだのは、南の大豊原側とする南沈説と、西の大雪原側とする西沈説がある。
第四項:央海
央海は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」であった領域に形成された内海である。創界人は、太古文明が海底に消えたことを記憶し、畏れている。そのため歴史を通じて航海術に関心が低く、帆船は沿岸部を航行する程度で、央海の探索は進んでいない。特に、央海北岸の存在を知らず、央海が竜大陸の内海であることを認識していない。央海の水の塩濃度は低く、沿岸部では農業用水として利用されている。
第五項:央玉島と央珠島
央玉島と央珠島は、「太古の崩壊」後、霊峰の頂が央海の島として残ったものである。聖殿がある本島を央玉島、その北の小島を央珠島という。両島の地命圏は「キノコの島」であり、躯が出現しない絶対安全な地である。このことは、大竜原が清浄な領域とされ、霊峰に聖殿が建築された理由を説明する。
第三節:大豊原
地図:大豊原北部(創界地上)
一マス:六十四メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】陸地。
【∧】山岳。
【~】海洋、河川、湖。
【◇】島。
【★】原点。
【─】区分線。
【━】海岸線。
Z|X -1024 0 1024 2048 -512 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┃・・・・・・┏━━━┓・・・・ -448 ・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~┏┛~┐大荒原・┃~~~┗┓・・・ -384 ・・・・・・・・・・・~・┗┓~~~~~~┏┓~~~~央海~~~~~┏┛・・└┐・・・┃~~~~┗━━━ -320 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~~┏┛┗┓~~~~~~~~┏━┛・・・・└┐・・┃~~┏┓~~~~ -256 ・・・・・・・・・・・・・・┃~~~~┏┛・・┃~~~~~~~~┃・・・・・・・└──┗━━┛┃~~~~ -192 ・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~ノワール┃~~~~~~~┏┛・・・・・・・・・・・・・・┗━┓~~ -128 ・・大雪原・・・・・・・・┏━━┛~~┗┓・┏┛~~~~~┏━┛・・・・・・・・・・~┏━━━┓・┗┓~ -64 ・・・・・・・・・・・・┏┛~~~~~~┗┓┃~~~~~┏┛・└┐・・・・・・・・┏━┛~~~┗┓┏┛~ 0 ・・・・・・・・・・∧・┃~~~★~~~~┃┃~~~~┏┛・・・│・・・・・┏━━┛~~~~~~┗┛~┏ 64 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┃┃~~┏━┛・・・・└┐・・・┏┛~~~~~~~~~~~~┃ 128 ・・・・・・・・・・∧∧┃~~~~~~~~┗┛~┏┛・~・・・・・│・・┏┛~~~~~┏┓~~東海~~┗ 192 ・・・・・・・・∧∧∧・┗┓~~~~~~~~~~┃・・・~┌─┐・│・・┃~~~~~~┃┗┓~~~~~~ 256 ・・・・・・・・∧∧∧┏━┛~~~~┏┓~┏━━┛・・・┌┘~└─┘・・┗┓~~~~┏┛・┃~~~~~~ 320 ・・∧∧∧・・・・│・┃~~~~~┏┛┗━┛・ティレナ・├┐~~~・・・・┃~~┏━┛・・┃~~~◇~~ 384 ・・∧・∧・・・・│・┃~┏━━━┛・・・│・・・・・┌┘│~~・・・・・┃~┏┛・∧・・┃~┏┓~~~ 448 ・・・∧∧・・・・│・┗━┛・・・・∧・・└─┐・・・│・└┐・・~~~・┗━┛・∧∧・・┗━┛┗━━━ 512 ・・・・・・・・・│・小ブルスケッタ∧・・・・└───┘・・├────┐・┌┘・・・・・・・・・・・・・ 576 ・・・・・・・・∧∧・・・西部・・・∧∧・・・・・・・~・・│・・・・│┌┘・・・・・∧・・・・・・・・ 640 ・・・・・・┌∧∧∧∧────∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・├┘・・・・・∧∧・・・・・・・・ 704 ・∧∧・・・│・∧・・・・・・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・│崇禍原・│・ガレット・∧∧・・・・・・・┏ 768 ・・∧・・┌┘・・・・∧∧∧・∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・│・・・・│・・・・・・・∧・・・・・・・┃ 832 ∧∧・・・│・・・・∧∧∧∧・・・・∧∧∧∧・小ブルスケッタ│・~・┌┘・・・~・・・・・・・・・・・┃ 896 ∧∧・・・│・・・・∧・・・・・∧∧・∧∧∧・・・東部・・・│~~・│・・・・~・・・・・・・・・・・┃ 960 ・・・・・∧∧・・リュクス・・∧∧∧・∧∧∧・・・・・・・・│・・・│・・・・・・・・・∧・・・・・┏┛ 1024 ・・・・~∧・・・・・・・・∧∧∧∧・・∧∧・・・・・・・・│・・・│・・~・・・・・・・・・・・┏┛~ 1088 ・・∧∧~~∧・・・・∧∧∧∧∧∧∧・・∧∧∧∧・・・・・・│・・・├─┐・・・・・・・・・・・┏┛~~ 1152 ・・∧・~・∧∧・・・∧∧∧∧∧・∧∧・∧・・∧・・・・・┌┴───┤・└───────────┃~┏┓ 1216 ~・∧・・∧∧∧∧・・・∧∧∧∧∧∧・・∧・・∧・・・・・│~~~・└┐・・・・・・~・・・・・┗━╋┛ 1280 ~・∧∧∧∧∧∧・・・・・・・・・・・∧∧∧∧∧──┐・┌┘・・・~~│・・・・~~~~・・・・・・┗┓ 1344 ~~・・・∧∧∧─────────┬─∧∧∧・・・・│・│・・・・~~│・~・・~・・・・・・・・・・┗ 1408 ・・・・・・・・・・・・・・・・┌┘・・・・・・・・└┬┘・~・・・~└┐・・・~・・・・・・・・┌─┐ 1472 ∧・・・・・・∧外ブルスケッタ┌┘・・・・・・・・・・│・~~~~・・・└┐・・スコルダリア・・・│~└ 1536 ・・・・・・・∧・・・・・・・│・・プレッツェル・・・│~~~~~・・・・└──────┐・・・┌┘~~ 1600 ・・・・・・・・・・・・・・・│・・・・・・・・・・┌┘・~~~~・・・・・~・・・・・└───┘・・・ 1664 ・・・・・・・・・・・・・・・└─┐・・・・・・・┌┘・・・~・・・~・・・~・・・外ブルスケッタ・・・ 1728 ・・・・・・・・・・・・・・・・・└───────┘・・・・・・~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一項:大ブルスケッタ
第二項:小ブルスケッタ
小ブルスケッタは、大ブルスケッタの中核地方である。西部は、北面の央海と南面の山岳に囲まれた天然の要害であり、古代文明で最初の民集堂が置かれた。東部は豊かな農耕地帯であり、大ブルスケッタだけでなく、創界全体の食料供給を支えた。
ブルスケッタ
ブルスケッタは、
ビスコッティ
ビスコッティは、
ビスコッティ山は、小ブルスケッタ西部の北西にある山岳である。小ブルスケッタと、大雪原のウーゾ地方の境界として機能している。北東麓には「スズランの家」がある。
ビスコッティ隧道は、
ビスコッティ坑道は、
【開始】20250415
ブルスケッタの地区
- バクラヴァ(Baklava)
- ブラウニー(Brownie)
- ババ(Baba)
- ブリオッシュ(Brioche)
第三項:リュクス
リュクスは、小ブルスケッタの南に位置する地方である。高い山岳に周囲を囲まれ、中央部にも高山が屹立する。可住面積は少ないが、古代文明では三つの院が置かれ、ブルスケッタ王国では政治の中枢として機能した。西側の山には「辺境伯の滲出」で穿たれた、最深層にまで続く「大穴」が口を開けている。東側の山脈は、リュクスと小ブルスケッタ東部の穀倉地帯を分かつ険しい絶壁となっている。山岳によって護られたリュクスは、「辺境伯の蹂躙」による被害が少なく、古代文明の雰囲気が色濃く残る地方である。
第四項:ガレット
第五項:プレッツェル
第六項:ティレナ
ティレナは、「ダークオークの森」と「ペールオークの森」に覆われた地方である。北は央海を挟んで、ノワールと近い。南はガレットとザバイオーネ、西はブルスケッタに接する。「ペールオークの森」は「朧の森」「死者の森」ともされ、近付く者はいない。
第七項:スコルダリア
スコルダリアの地区
- セスティエール(Sestiere)
- スフォリアテッラ(Sfogliatella)
- スフレグラッセ(Soufflé Glacé)
第八項:ノワール
海晶島(ノワール環礁)
海晶島は、第二海底聖院のプリズマリン化が海上にまで及んで形成された陸地である。ノワール環礁とも呼ばれる。
第九項:ザバイオーネと崇禍原
ザバイオーネは、北にティレナ、東にガレット、南に外ブルスケッタ、西に小ブルスケッタ東部に接する。後に同盟戦争の最終決戦場となり、討伐された辺境伯の肉によって汚染され、「汚れた辺境伯領」を意味する崇禍原と呼ばれるようになった。
第十項:聖嶺
第十一項:外ブルスケッタ
外ブルスケッタは、創界文明が及ばない大豊原の地域である。
:大穴 (The Great Hole)
冥界から創界に滲出した辺境伯が、地下の深層文明を壊滅させた後、地上に侵攻するために開けた大穴。{辺境伯は、深層都市《-664, 1256》中心部のポータルを改造した創冥門から辺境伯が滲出してきた。冥界の地下《-83, 157》には、この深層都市の創冥門に対応する大型の創冥門がある。}
第四節:大雪原
大雪原は、竜大陸の西側に位置する寒冷な領域であり、ギルド連合およびギルディアン連絡体の勢力圏である。ほぼ全域が寒帯の地命圏で、雪原や寒帯タイガに覆われている。
{近年、「太古の崩壊」による気候変動が収まり、央海沿岸の気候が温暖化している。}
第一項:フィヨウメク
第二項:ウルサス
太古の台地
「太古の台地」は、大雪原のプレートが褶曲して形成された台地である。西沈説の支持者は、「太古の崩壊」によって「太古の大地」のプレートが大雪原側に沈み込んだ証拠であると主張している。
ウルサスの地区
- ウルム(Ulm)
- ウンディーネ(Undine)
- ウニコ(Unico)
第三項:モルト
モルトの地区
- マルサラ(Marsala)
- マディラ(Madeira)
- メスカル(Mezcal)
- ミード(Mead)
- モヒート(Mojito)
- マンザニージャ(Manzanilla)
- マルヴァジア(Malvasia)
- マルティーニ(Martini)
- マオタイ(Maotai)
第四項:フィアーノ
フィアーノの地区
- フェルネット(Fernet)
- フランジェリコ(Frangelico)
- フランボワーズ(Framboise)
- フィディック(Fiddich)
第五項:コアントロー
コアントローは、貨商都市コアントローがある地方。
コアントローの地区
- カルヴァドス(Calvados)
- クラレット(Claret)
- コルヴォ(Corvo)
- クヴェ(Cuvee)
- コルテーゼ(Cortese)
- シャルトリューズ(Chartreuse)
第六項:イーデル
イーデルの地区
- エヴァン(Evan)
- エリシオン(Elysion)
- エストレージャ(Estrella)
- エクセルシオール(Excelsior)
第七項:ウィッテンベルグ
ウィッテンベルグは、薬師都市ウィッテンベルグがある地方。
ウィッテンベルグの地区
- ウィンザー(Windsor)
- ウィンターグリーン(Wintergreen)
- ウィンダミア(Windermere)
第八項:ユリアナ
ユリアナの地区
- ジュネヴァ(Jenever)
- ジョラス(Joras)
- ジャッファ(Jaffa)
- ジャローヴァ(Jarova)
- ジャッフェル(Jaffel)
- イェーガー(Jaeger)
- ジャスミーナ(Jasmina)
- ジュニペリア(Juniperia)
- ジャルディン(Jardin)
- ジュビリー(Jubilee)
- ジュラ(Jura)
- ジュヴェナ(Juvena)
第九項:ウーゾ
オズボーン
オズボーンは、ウーゾ地方南部の地区である。オズボーン丘陵がある。
ウーゾの地区
- オルヴィエート(Orvieto)
- オーバン(Orban)
第十項:外フィヨウメク
外フィヨウメクは、創界文明が及ばない大雪原の地域である。
第五節:大荒原
大荒原は、竜大陸の東側に位置する荒涼な領域であり、アトレド共和国が建国された地である。南部は東海に面している。アトレド・ヴィネガ・ハリッサ・ラズエル・アイリス・コーシャ・デメララ・ヤウトリヤの八地方からなる。
{同盟戦争以降、「太古の崩壊」による気候変動が収まり、央海沿岸の気候が湿潤化している。}
第一項:アトレド
第二項:ヴィネガ
ヴィネガの地区
- ヴィネガ(Vinega)
- ヴェッチ(Vetch)
- ヴィンダルー(Vindaloo)
- ヴィンダル(Vindal)
- ヴァテル(Vatel)
第三項:ハリッサ
ハリッサの地区
- ハリッサ(Harissa)
- ヒッコリー(Hickory)
- ヒング(Hing)
第四項:ラズエル
ラズエルの地区
第五項:アイリス
アイリスの地区
- アイリス(Iris)
- イムリ(Imli)
- イナール(Inar)
- イソル(Isor)
第六項:コーシャ
コーシャの地区
- カロンジ(Kalonji)
- カルカ(Kalka)
- カシア(Kassia)
- コーシャ(Kosher)
第七項:デメララ
デメララの地区
- ドゥッカ(Dukkah)
- デュカ(Dukkha)
- ディル(Dill)
- デュルセ(Dulse)
- デメララ(Demerara)
- ダラカル(Darakar)
- ダルチニ(Dalchini)
第八項:ヤウトリヤ
ヤウトリヤの地区
- ヤム(Yam)
- ユズ(Yuzu)
- ヤウトリヤ(Yautriya)
- ユカリ(Yukari)
第九項:外アトレド
外アトレドは、創界文明が及ばない大荒原の地域である。
第六節:大平原
第七節:東海と南海
第一項:東海
東海は、大豊原の東、大荒原の南の海である。複数の水路で央海と接続している。
竜の屍
「竜の屍」は、竜の死体を基盤とする地命圏である。「命を育む竜の屍」という意味であり、これは「精霊の屍」が「魂と命が溢れる常界」となった創世神話と響き合うものである。
東海でオウムガイを喰らい尽くして絶滅した創海竜の死骸は深海に沈み、鯨骨生物群集のように独自の生態系(竜骨命存群集)を構築した。また、この生態系からオウムガイが復活し、央海へと逆進出した。
第二項:南海
南海は、大豊原の南の海である。大豊原南部の外ブルスケッタと接しており、北部の大ブルスケッタとは面していないため、詳細は不明である。
第八節:
第一項:霊骨山系
霊骨山系は、大豊原から南西方向に延びる巨大な山系(cordillera)。精霊の骨といわれる。「太古の崩壊」以前は霊峰も山系に含まれていた?
章:冥界の地理
第一節:概要
常界の竜大陸に相当する冥界の範囲は、冥界座標《-512, -512》から《512, 512》までの一〇二四メジャー四方である。この一帯に、第一帝国・辺境伯領・辺境が同心円状に広がっている。冥界全域を俯瞰すると、第一帝国と辺境伯領は、果てなき辺境の中の極めて小さな領域に過ぎない。
地図:竜大陸の極深層(冥界)
一マス:三十二メジャー四方(マス北西が座標開始点)。
【・】冥荒地。
【^】玄武峡。
【~】魂砂峡。
【+】クリムゾンの森。
【*】ティールの森。
【★】原点。
【●】黒白の聖殿。
【▼】冥竜人の要塞=辺境伯の要塞。
【◆】辺境人の砦 =辺境伯の砦。
【▢】崩れた冥魂扉。
【━】区分線。
Z|X -512 -384 -256 -128 0 128 256 384 512 -512 ~~~~++++・・・~~~~~~~~~^^^・・・・・・・・・ -480 ~~~~~+++・・~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・ -448 ~~~~~~~~◆~~~~~~~~~~~~^・・・・・・・・・・ -416 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^^・・・・・・・・・・ -384 ~~~~~~++++~~~~~┏━┓^^^^^・・▼・・・・・・ -352 ・・・~++++++++・・┏┛・┃^・・・・・・・・・・・・・ -320 ・・・+++++++++・┏┛・・┗┓・・・・・・・・・・・・・ -288 ・・+++++++▢+・┏┛・帝国・┃・*****・・・・・・+ -256 ・・+++++++++・┃・・・・*┗┓**▢****・・・++ -224 ・・+++++++++・┃・・・***┃*******・・+++ -192 ・・+++++++++・┗┓・・***┗┓******・++++ -160 ~+++++++++++・┃・・****┃******+++++ -128 ~~+++++++++++┗┓・*●**┃******+++++ -96 ~~~++++++++++・┃・+**┏┛*****++++++ -64 ~~~~++++++++・・┗┓++┏┛*****+++++++ -32 ~~~~~++++++・・・・┃・┏┛******+++++++ 0 ~~~~~~~~~~~~・・・┗★┛・・・****+++++++ 32 ~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・+++++++++・・ 64 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・ 96 ~~~~~~~~~~~~^^^・・・・++++++++++・・・ 128 ~~~~~~~~~~~~^^・・・・・+++▢++++++・・・ 160 ~~~▢~~~~~~~~・・・・・・・・・・▼+++++・・・・ 192 ~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・++++・・▢・ 224 ~~~~~~~~~~~・・・・****・・・・・・・・・・・・^ 256 ~~~~~~~~~~・・・・******・・・・・・・・・^^^ 288 ・~~~~~~~~・・・・********・・・・・・^^^^^ 320 ・・・~~◆~~・・・・・*******・・・・・^^^^^^^ 352 ・・・・・・・・・・・・********・・^^^^^^^^^^ 384 ・・・・・・・・・・・・*******・・^^^^^^^^^^^ 416 ・・・・・・・・・・・・・*****・・^^^^^^^^^^^^ 448 ・・・・・・・・・・・・・・**・▢・^^^^^^^^^^^^^ 480 *・・・・・・・・・・・・・・・・・^^^^^^^^^^^^^^
第二節:第一帝国
「黒白の聖殿」を中心に成立した第一帝国は、創界の大竜原=「太古の大地」=央海に相当する冥界の一帯を帝国領とした。冥界座標では、《0, 0》~《-128, -256》~《0, -384》~《128, -128》を結ぶ長方形の範囲となる。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
第三節:辺境伯領
第四節:辺境
第五節:冥界廊
冥界廊は、創冥門によって冥界に進出した深層人が、「太古の残骸」が最もよく採掘される冥界高度《16》メジャーの地層に掘った隧道。各方面に伸びた冥界廊はやがて、「辺境伯の要塞」の地下に突き当たり、「辺境伯の叛乱」の引き金となる。
表:冥界廊の創冥門
| 冥界拠点 | 冥界座標 | 創界座標 | 創界拠点 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大豊原 | - | 《》 | ⇄ | 《》 | 太古の深層都市 | 破壊済 |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第一深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第二深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第三深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第四深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第五深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第六深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第七深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 第八深層都市 | 破壊済 | |
| - | 《-192, 0》 | ⇄ | 《-1536, 0》 | 審者都市ウルサス | 未設置 | |
| - | 《-160, 96》 | ⇄ | 《-1280, 768》 | 坑士都市モルト | 未設置 | |
| - | 《-224, 96》 | ⇄ | 《-1792, 768》 | 炉匠都市フィアーノ | 未設置 | |
| - | 《》 | ⇄ | 《》 | 貨商都市コアントロー | 未設置 | |
| - | 《-96, 32》 | ⇄ | 《-768, -256》 | 司書都市イーデル | 未設置 | |
| - | 《-160, -96》 | ⇄ | 《-1280, -768》 | 薬師都市ウィッテンベルグ | 未設置 | |
| - | 《-96, 32》 | ⇄ | 《-768, 256》 | 門吏都市ユリアナ | 未設置 |
第六節:霊脈路
冥界高度《8》メジャーに張り巡らされた精霊の血管網を霊脈路という。霊脈路を流れていた「精霊の血」は、精霊の死後に溶岩として流出し、現在は血管のみが残る。
「皇女の騎士」は霊脈路の各所に創冥門を設置し、創界の各地を高速で往来している。照明には、第二海底聖院で採掘されるプリズマリンを加工したシーランタンが用いられている。
表:霊脈路の創冥門
| 冥界拠点 | 冥界座標 | 創界座標 | 創界拠点 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 央海 | 南稜堡 | 《0, 0》 | - | - | ||
| 黒白の聖殿 | 《32, -128》 | ⇄ | 《256, -1024》 | 央玉島(純白の聖殿) | ||
| - | 《0, -128》 | ⇄ | 《0, -1024》 | 央玉島(西拠点) | ||
| 黒白の塔 | 《16, -184》 | ⇄ | 《128, -1472》 | 央珠島 | ||
| - | 《48, -112》 | ⇄ | 《384, -899》 | 第一聖院 | 仮設置。第一聖院から冥界に至る坑道あり | |
| - | 《88, -32》 | ⇄ | 《696, -240》 | 第二聖院 | ガーディアン/アイアンゴーレムトラップ | |
| 大豊原 | - | 《-32, 0》 | ⇄ | 《-256, 2》 | スズランの家 | |
| - | 《64, 48》 | ⇄ | 《516, 384》 | ティレナ邸 | 仮設置 | |
| - | 《-32, 20》 | ⇄ | 《-256, 163》 | 太古の深層都市 | 以前は冥界廊に接続。冥界廊側は破壊済。 | |
| - | 《-32, 128》 | ⇄ | 《-256, -1024》 | 第二深層都市 | 仮設置。祭壇に移動予定。 | |
| 大雪原 | - | 《-112, -48》 | ⇄ | 《-896, -384》 | 司書都市イーデル | 仮設置 |
| - | 《-96, 24》 | ⇄ | 《-768, 192》 | 門吏都市ユリアナ | 仮設置。第一創異円・ユリアナ監獄 | |
| 冥界 | 冥竜人の要塞 | 《256, 128》 | - | - | ||
| 辺境人の砦 | 《256, -512》 | - | - | |||
| ガストトラップ | 《-256, 128》 | - | - | 高度《120》 |
部:言葉
章:言語
第一節:概要
第二節:悠竜語
悠竜時代に竜大陸の全域で創界人が使用していた言語を悠竜語という。悠竜語は、同一の言語基盤の上に、各村で異なる語彙や表現が展開される方言系である。悠竜時代は村の数が多く、近距離の村間の交流頻度は高かった。ある創界人の方言は、その行動範囲内では話者間で理解可能な悠竜語として通用した。
悠竜時代の悠竜語は現存しておらず、ごく一部が各言語の語源として残っている。悠竜語では語頭は大文字とし、Theを用いない。
第三節:三界語
「太古の聚合」において、多くの創界人が竜大陸の各地から大竜原へと移住してきた。大竜原は各地の方言が混在する地となり、創界人の意思疎通が喫緊の課題となった。「太古の遊人」が悠竜語の各方言を整理し、共通語として制定した言語を三界語という。
「太古の崩壊」によって大竜原が海没し、太古文明は滅亡した。央玉島で生き延びた太古人である「央玉の残光」は三界語を使い続けた。
異界語・創界語・冥界語・共和語は、語の形態・順番・表記などが異なるが、いずれも三界語の方言であり、相互に意思疎通が可能である。
第一項:異界語
第二項:創界語
第三項:冥界語
第四項:共和語
第四節:悠民語
「太古の聚合」によって悠竜時代の村の数は大きく減少した。太古文明に参加しなかった創界人は、悠民として悠竜語を使い続けた。悠民が暮らす悠村間の交流頻度は下がり、各悠村の文化と方言は独自の進化を遂げた。
「太古の崩壊」によって各地の気候が激変すると、新しい環境に適応するために悠村の方言はさらに先鋭化し、悠竜語という共通基盤は失われた。悠竜語から変遷した各悠村の言語の総称を悠民語という。
大豊原のタイガ型・沼地型・密林型・サバンナ型では、各悠村で独自の言語
表:悠民語
第一項:悠雪語
第五節:言語の系統
悠竜語┬三界語┬┬┬創界語 │ ││└共和語 │ │└─冥界語 │ └──異界語 └悠民語┬──平原型─タズルト語 ├──雪原型┬ウルダル語───┬悠雪語 │ ├フェルスカルド語┤ │ ├コルドリス語語─┤ │ ├アイスカルン語─┤ │ ├ウィルムゲル語─┤ │ └ヨクルン語───┘ ├──冷帯型 ├──沼地型 ├──密林型 ├──疎林型 └──砂漠型
第六節:文字
第一項:三界文字と悠竜文字
三界文字は、「最初の聖座」によって創界語とともに制定された文字で、大文字と小文字がある。それ以外では、三界文字と一対一で対応する悠竜文字が唯一、現在に至るまで悠民に使われている。悠竜文字には大文字と小文字の区別はない。写魂卓からは悠竜文字が浮かび上がるが、これは、写魂卓の材料であるダイヤモンドや黒曜石に、悠竜時代の情報を記録した波動性の識子が大量に含まれているためである。
悠竜文字の原型は竜の爪痕とされる。司書は悠竜文字を使える。禁書は三界語を悠竜文字で書いたものであるため、一般の創界文明人・悠民は解読することができない。
表:三界文字と悠竜文字
| 三界文字 | 悠竜文字 | |
|---|---|---|
| A | a | A |
| B | b | B |
| C | c | C |
| D | d | D |
| E | e | E |
| F | f | F |
| G | g | G |
| H | h | H |
| I | i | I |
| J | j | J |
| K | k | K |
| L | l | L |
| M | m | M |
| N | n | N |
| O | o | O |
| P | p | P |
| Q | q | Q |
| R | r | R |
| S | s | S |
| T | t | T |
| U | u | U |
| V | v | V |
| W | w | W |
| X | x | ̇X |
| Y | y | Y |
| Z | z | Z |
| , | , | |
| . | . | |
| - | - | |
例文:「皇女の騎士」はついに「魂の行方」に辿り着いた。
【三界文字】The Knight of The Princess eventually arrived at The Fate of The Soul.
【悠竜文字】The Knight of The Princess eventually arrived at The Fate of The Soul.
第二項:ギルド数字とアトレド数字
創界語には数字がなく、数詞には単語を用いた。冥界語圏の深層文明では、三界文字の一部を数字として用い、後にギルド数字として創界で広く使われた。アトレド共和国では、三界文字とは独立したアトレド数字を用いた。
表:ギルド数字の表記法
| ×1 | ×10 | |
|---|---|---|
| 1 | I | IA |
| 2 | II | IIA |
| 3 | III | IIIA |
| 4 | IV | IVA |
| 5 | V | VA |
| 6 | VI | VIA |
| 7 | VII | VIIA |
| 8 | VIII | VIIIA |
| 9 | IX | IXA |
未設定のアイデア
10^1=A, 10^2=B, …, 10^8=H, 10^9=I とすると、「桁I」がローマ数字の「Ⅰ」(よくIで代用される)と紛らわしくなります。
すなわち、3*10^9=IIII(ローマ数字IIIに桁Iが続く)となってしまいます。
また、1*10^9=IIとなってしまい、2(II)と区別がつきません。
これは悪いことではなくて、恐らく深層人が扱う数字は桁H(10^8=一億)で足りたのだろうという想像ができます。
彼らが必要とした数字から、社会的なレベルが想像できます。
章:三界語
第一節:三界語
三界語は、三界の言語であり、英語の文法と語彙を基本に、「DELTA用語の英名」と数詞のみを特有の表記にしたものである。三界語には、創界語・冥界語・異界語の三つの方言と、これらの混成によって成立した共和語が存在する。「DELTA用語の英名」と数詞の表記は、各方言の規則に従う。また、基盤となる英語の文法や語意においても、方言ごとに特有の規則がある。
例文:辺境伯は、「辺境人の砦」の二人の兵が、三日目までにノワール大聖堂を破壊したことを知っている。
【創界語】The Margrave knows that The Two-Soldiers of The Bastion of The Wasteling destroyed The Minster of Noir by The Third-Day.
【冥界語】The Margrave knows that The II Soldiers of The Wasteling’s Bastion destroyed The Noir Minster by The IIIrd Day.
【異界語】margravE know that 2.soldieR of wastelinG.bastioN destroy noiR.minsteR by 3tH.daY.
【共和語】The Margrave know that 2 soldier of the Wasteling’s bastion destroyed the Noir-minster by the 3rd day.
第二節:創界語
創界語は、「生者の言葉」とも呼ばれ、主に太古文明・第一帝国・第二帝国・古代文明・ブルスケッタ王国・聖教団で用いられる。悠竜時代まで、創界の各地では様々な方言が用いられていたが、太古文明の「最初の聖座」によって、共通語として制定されたのが創界語である。極端に語を区切る創界語の特徴は、異なる方言話者間で、正確に意味を伝えるために逐語訳的な言い回しが多用された名残である。
第一項:構造
DELTA用語の語頭は大文字とし、固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてTheを冠する。可能な限り一語ごとにTheを付与し、語の独立性を強調することが好まれる。Theに続く複合語は、各構成語をハイフン (-) で連結し、一語に見せることが推奨される。また、語の形態変化を嫌う。これらの規則を軽視するほど、創界語は冥界語に近くなる。冥界は「死の世界」であり、冥界語に近い綴りや響きは不吉とされる。略記も好まれず、用いる場合は小文字で表記する。創界語と冥界語では、複数単語からなる言葉の語順が異なり、略記の実用性が極めて低いためである。
例文:古代の女王の円卓
【創界語(厳密)】The Table of The Round of The Queen of The Ancient
【創界語(日常)】The Round-Table of The Ancient-Queen
【創界語(不吉)】The Round Table of The Ancient Queen
【冥界語】 The Ancient Queen’s Round Table
第二項:数詞
数詞には単語を用いる。基数・序数ともにTheを付与する。基数には複数形がある。創界語には数字がなく、創界語圏では算術が発達しなかった。
例文:一日、二週、三年
【創界語(基数)】The One-Day, The Two-Weeks, The Three-Years.
【創界語(序数)】The First-Day, The Second-Week, The Third-Year.
第三節:冥界語
冥界語は、「死者の言葉」とも呼ばれ、主に辺境・辺境伯領・深層文明・ギルド連合・ギルディアン連絡体・魄宗會で用いられる。極端に語を連続させる冥界語の特徴は、会話中の息継ぎを減らし、冥界や深層に飛散する胞子や粉塵の吸入を避けるために発達した。その結果、冥界語の語順は創界語とは逆になり、話者の属性とも相まって、不吉な言葉とされた。
第一項:構造
DELTA用語の語頭は大文字とし、固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてTheを冠する。ただし冥界語では、可能な限りTheの数を少なくし、語の連続性を強調することが好まれる。連続性を達成するために語の形態を変化させることも厭わない。略記は好まれず、用いる場合は小文字で表記する。これらの規則を軽視するほど、冥界語は創界語に近くなる。
例文:古代の女王の円卓
【冥界語】 The Ancient Queen’s Round Table
【創界語(不吉)】The Round Table of The Ancient Queen
【創界語(日常)】The Round-Table of The Ancient-Queen
【創界語(厳密)】The Table of The Round of The Queen of The Ancient
第二項:数詞
数詞にはギルド数字を用いる。基数・序数ともにTheを付与する。基数には複数形がある。序数には、創界語由来の接尾辞 (-st, -nd, -rd, -th) を付ける。数字を用いることで、冥界語圏では算術が発達したが、ゼロや負数の概念はなく、高度な数学は発展しなかった。
例文:一日、二週、三年
【冥界語(基数)】The I Day, The II Weeks, The III Years.
【冥界語(序数)】The Ist Day, The IInd Week, The IIIrd Year.
第四節:異界語
第一項:構造
DELTA用語の語末は大文字とする。固有名詞の別はなく、冠詞や前置詞など意味のない語を忌避して使わない。このため異界語の語順は冥界語に近くなる。複合語と見なせる場合はピリオド (.) で、見なせない場合はダブルコロン (:) で各構成語を連結する。語の形態は変化しない。略記は大文字で表記する。
例文:古代の女王の円卓
【異界語】ancienT.queeN:rounD.tablE
【冥界語】The Ancient Queen’s Round Table
【創界語】The Table of The Round of The Queen of The Ancient
第二項:数詞
数詞にはアトレド数字を用いる。基数には複数形がなく、桁数が明らかな場合はゼロパティングする。序数には接尾辞 (-tH) を付ける。
例文:一日、二週、三年
【異界語(基数)】1.daY, 2.weeK, 3.yeaR.
【異界語(序数)】1tH.daY, 2tH.weeK, 3tH.yeaR.
第五節:共和語
第一項:構造
固有名詞の語頭のみ大文字とする。固有名詞以外のDELTA用語には、原則としてtheを冠する。語順は問われず、一つの語を創界語型と冥界語型のどちらで表記しても良い。複合語をハイフン (-) で連結するかは任意であり、語の形態変化も厭わない。略記にも寛容で、用いる場合は大文字で表記する。
例文:古代の女王の円卓
【共和語】The round table of the ancient queen
【共和語】The ancient queen’s round-table
第二項:数詞
数字にはアトレド数字を用いる。基数には複数形がない。序数には、創界語由来の接尾辞 (-st, -nd, -rd, -th) を付ける。ゼロや負数の概念があり、共和語圏では数学が発展した。
例文:一日、二週、三年
【共和語(基数)】1 day, 2 week, 3 year.
【共和語(序数)】The 1st day, the 2nd week, the 3rd year.
章:色
第一節:色
色は、実存の状態を反映した属性である。特に、命の実体である識子場の粒子性と波動性の均衡、すなわち性によって発現する十六色を命色という。個体の命色は、性決定後に、雄性は黒色、雌性は白色、無性は無色に収束する。
- 骨粉=純粋な粒子=白
- 情報=純粋な波動=黒(異界人・異界竜・辺境伯)
一覧:染料で着色可能な物
第二節:命色
第一項:白色
第二項:朧色
第三項:灰色
第四項:黒色
第五項:茶色
第六項:赤色
第七項:橙色
第八項:黄色
第九項:萌色
第十項:緑色
第十一項:碧色
第十二項:昊色
第十三項:青色
第十四項:紫色
第十五項:葵色
第十六項:桜色
第三節:無色
部:信仰
章:精霊信仰
第一節:概要
章:竜信仰
章:魂信仰
第一節:竜信仰と魂信仰
三界創世の時代、「魂の行方」は「魂の歿」しかなく、恐怖の結末でもなかった。魂は波動性の識子に記録された情報であり、三界の情報量である「魂の密度」が過剰に高まると、宇宙が不安定になる。竜は本能的にこの摂理を認識しており、「魂の密度」の増大を感知すると姿を現し、「魂の焔」で実存を燬き払って「魂の歿」へと導く。創界人は、絶対的な終末をもたらす竜を、単純に畏怖し、素朴に崇拝した。これが竜信仰の始まりである。
その後、霊峰の大噴火によって竜が激減し、「魂の歿」に至らない実存が増加した。行方を失った魂は躯となって地上に湧いた。創界人は「生前の悪行が屍を躯にする」と解釈し、「穢れ」の概念が生まれた。一部の創界人は、竜による「魂の歿」が一種の救済であったことを悟り、多くの創界人は、「魂の歿」に代わる「魂の行方」を求めるようになった。
竜が吐く絶界の「魂の焔」は、稀に位相を穿ち、創界と異界の裂け目である創異円を生成した。一部の魂は創異円から異界に転相されるようになり、創界の「魂の密度」は低下していった。悠竜時代の後期には、竜の出現頻度が減少し、竜を知る創界人も少数となった。代わって、創異円から異界人が現れ始め、創界人は、創異円が魂を肉から解放することを知った。この新たな「魂の行方」は「魂の憩」として歓迎された。創界人と異界人は創異円を禁殿で覆い、「魂の安処」とした。竜は、人々に創異円を与える存在へと変容し、竜信仰と魂信仰が結び付いた。
悠竜時代末期、「太古の遊人」が飛異魂を開座し、全ての魂が憩を得るようになった。「魂の密度」は一挙に低下し、竜は姿を消した。古世紀の太古文明では、飛異魂を聖座として祀る聖殿が「魂の安処」となり、「魂の行方」に対する不安は解消された。そのため逆説的に、竜が導く「魂の歿」が極端に恐れられた。
古世紀末期、「太古の崩壊」によって飛異魂は沈黙し、「魂の安処」は失われた。ほどなく、第一帝国の還座が「冥界の安処」として開座した。冥界を目指すようになった魂は、「魂の篩」である岩盤によって「魂の純度」ごとに選別され、異なる旅路を辿るようになった。不純な魂は岩盤に遮られ、創界で躯と化した。低純度の魂は、岩盤を越える際に情報が失われ、冥界の躯となった。高純度の魂のみが、情報を保持したまま岩盤を越え、第一帝国で躰を得た。
古世紀の創界人にとって、これは二つの観点から深刻な問題であった。一つは、生前の行いに応じた「魂の純度」によって「魂の旅路」が異なること。もう一つは、還座は「魂の安処」ではなく、魂は憩も歿も迎えていないことである。創界人の憂慮は、太古文明を継承した深層文明と古代文明において、様々な宗教を生んだ。
「魂の密度」が高まった古世紀末期、冥界から滲出した辺境伯が、創界人を暴力的に「魂の歿」へと導いた。ほぼ同時期に、冥界から光臨した皇女が、沈黙していた飛異魂を開座して「魂の憩」を復活させた。しかし、皇女が辺境伯を封印したことで、「魂の行方」の扉は再び閉ざされた。現在に至るまで、この問題は解決していない。宗教者の間では、「魂の密度」の増大と、竜の再臨が危惧されている。
リスト:魂の安処
【悠竜の安処】創異円を覆った禁殿のこと。
【太古の安処】聖座(飛異魂)を祀った太古文明の聖殿のこと。
【冥界の安処】還座を祀った第一帝国の「黒白の聖殿」のこと。「魂の安処」ではなく、魂に躰を与える。
【創界の安処】聖座(飛異魂)を祀った第二帝国の「純白の聖殿」のこと。
第二節:罪と罰
第一項:穢れ
「魂の旅路」において創界人が最も忌避すべき運命は、自らの魂が再び肉を纏い、躯と化すことであった。彼らはこれを「穢れ」と称した。穢れとは、躰が犯した罪であり、罪を背負った魂である。「穢れ」によって「魂の純度」は低下し、最も穢れた「寂しい魂」は、その罰として最深層に堆積し、穢響と化す。躯の温床である穢響は、「穢れ」の実体として徹底的に厭悪された。創界人はその幼児期に、「悪いことをすると躯になる」と戒められる。実存論では、「穢れ」は「肉が魂に与える属性」として理解される。肉の経験が魂として記録されるため、論理的には整合しているが、その機序は定かではない。
第二項:汚れ
「汚れ」は「辱められた肉」のことで、業の因果や魂の「穢れ」とは根本的に異なる概念である。「汚れ」は善悪や秩序とは別の枠組みで定義され、ときに倫理的な帰結にも反することから、頻繁に「穢れ」と混同される。男が性欲に任せて女を凌辱した例では、男の行為は罪であり、彼の魂は「穢れ」を得る。一方、犯された女の肉は「汚れ」とされる。その女が妊娠して流産したなら、水子の肉は極めて強力な「汚れ」となる。行為の主体ではなく、客体の肉に烙印される「汚れ」の思想は、カーナントを原点とする。ゾンビに傷付けられた創界人は、躰が躯と化し、カーナントに変貌する。同情すべき被害者は、しかし「肉が汚れた」として排除される。
実存論では、「汚れ」は「命が肉に与える属性」として説明される。魂と命は肉を奪い合う関係にあるが、創界人は、魂が自らの本質と考え、その「穢れ」のみを思索してきた。他方、肉の増殖を目的とする命の衝動には無自覚であった。子を生むための営為、すなわち生殖に始まり、暴力による他者の排除や、裏切りによる自己の拡大を含む、命のあらゆる行いから、不可避的に「汚れ」が発生する。
第三項:腐れ
菌の感染による肉の物理的な腐敗を腐れという。病気への差別などの原因となった。
第四項:思想への影響
一般的な創界人にとって、「穢れ」「汚れ」「腐れ」の相違は曖昧であった。これらの混合は、ときに創界で最も醜悪な思想に結実する。すなわち、肉の「汚れ」によって魂の「穢れ」を浄化する、徹底した肉の「腐れ」が実存を「魂の歿」へと導く、などである。「穢れ」「汚れ」「腐れ」が意図的に混同された例さえ存在する。
第三節:魂の詩
文献:『魂の詩』(聖教団正本)
愛しい創界人の魂は、その姿と記憶を手放し、憩を得て、霊峰に微睡む。
優しい創界人の魂は、その姿と記憶を眼差し、躰と結び、帝国に揺蕩う。
哀しい創界人の魂は、その姿と記憶が色褪せ、躯を纏い、辺境を彷徨う。
寂しい創界人の魂は、その姿と記憶を見捨て、穢と化し、深層に蔓延る。
空しい創界人の魂は、その姿と記憶を背負い、歿を求め、常界を流離う。
『魂の詩』解題
【第一段落】「太古の安処」は、全ての魂に分け隔てない憩を与えていた。これが愛であり、愛を享受した魂は「愛しい魂」と呼ばれた。
【第二段落】「太古の安処」が失われて第一帝国が成立すると、到達不能な「魂の行方」よりも、その過程である「魂の旅路」が重視されるようになった。信仰の重心は、魂の解放や救済から、罪と罰へと移行した。魂は、罪深い低純度のものから順に、「寂しい魂」「哀しい魂」「優しい魂」と呼び分けられ、異なる旅路を辿った。不純な「寂しい魂」は岩盤に遮られ、穢響として最深層に堆積した(三行目)。岩盤を越えて冥界の辺縁に至った魂は、第一帝国に向かって漂うが、純度の低いものから「哀しい魂」として辺境人と化し、辺境を彷徨った(二行目)。最終的に、高純度の「優しい魂」のみが第一帝国へと辿り着き、帝国人として転生した(一行目)。
【第三段落】第一帝国滅亡後、魂は冥界を目指すことすらなくなり、罪を反映した「魂の純度」と、罰である「魂の旅路」も形骸化した。全ては「空しい魂」として漂泊し、「魂の密度」の高まりとともに、「魂の歿」や「汚れ」が人々の関心を集めた。
フロー:魂の旅路
魂の発生 ├→魂の安処──(転相)→異界人 ├→寂しい魂┬─(地表)→躯 │ (穢響)├─(破壊)→魂珠 創 │ ├┬(集積)→アメジスト 界 │ │├(残滓)→魂砂─(濃縮)→ウォート │ │└(残渣)→魂土─(燃焼)→魂の炎 ↓ └(招魂函)→躯 岩盤 │ ├→哀しい魂┬(残滓)→魂砂─(冥魂函)→躯 冥 │ ├(残渣)→魂土─(燃焼)─→魂の炎 界 │ └───→辺境人 └→優しい魂─(還座)→帝国人
章:聖教
章:魄宗
第一節:概要
魄
「その魂が存在したという事実」「その魂が記録していた情報とされる情報」などの概念を魄(Soulen)という。
復魂
「魂の歿」に至り三界から完全に消滅した魂を蘇らせること、または蘇った魂を復魂という。原理的には、魄から魂を再構成することで可能である。
{復魂する魂は、辺境伯のものか、辺境伯に殺された深層人のものか}
浄魂
「魂の純度」を高めることを浄魂という。復魂した魂を浄魂することで、「魂の歿」に至った魂を「魂の憩」へと導くこと(救済)が可能になる。
{浄魂の対象は復魂した魂に限る必要はない。「魂の旅路」に赴く前の魂を浄魂できれば、現世での救済となる}
受肉
復魂した魂に肉(と命)を与えて実存として蘇らせることを復活という。
{受肉の対象は復魂した魂に限る必要はない。「魂の旅路」に赴く前の魂に受肉できれば、現世での不死となる}
第二節:宗派
宗派は、復魂の目的に関する深刻な思想的対立の実体。
章:命約
第一節:概要
命約は、生存を目的とするウルダルで発生した信仰。命の権化である菌への信仰でもある。
命約は、ウルダルは悠雪民を大雪原で生存させ、悠雪民は悠雪時代の建設に協力するという契約であり、その契約に対する信頼である。
{命第一主義という点では、薬学・医学と相性が良い。また、菌信仰は命存学・菌蕈学と関係が深い}
章:肉信仰
信仰のアイデア
聖教団と復魂宗の教義
{聖教団は教義の唯一性を尊び、教義の収束を指向する。復魂宗は異端に寛容で、教義の拡散・分派を厭わない。}
{血脈信仰}(Bloodism)
肉と魂の縁の実体は「血」であるとする信仰。魂が血に溶けて肉体を循環しているイメージ。
動物に血はあり、植物にはない。血が流出すると死ぬ。親兄弟で血を分けるなど、それなりに筋が通っている。
{純血を重んじるガレットで発展?}
辺境伯信仰()
アトレド共和国で発生。辺境伯の脅威を忘れぬために辺境伯の凄さを伝え続けている間に、辺境伯への信仰に変化した。アトレド共和国の脱落者が多いデメララ州で信仰が篤い。辺境伯をダークヒーローと見なし、共和国を破壊してくれることを望んでいる。
{世紀末思想=新世紀を迎える前の大災厄と関係が深い}
異界信仰(Beyondism)
部:哲学
章:哲学概論
魂を読解することができれば、第三者が真実を知ることができる。
章:実存論
第一節:概要
第二節:古典実存論
実存を「肉と魂」「肉と命」の関係で定義する実存論を古典実存論という。古典実存論は、魂珠を魂として扱い、無肉の実存を論じない。一般的な創界人は、古典実存論に準じて実存を認識している。
{DELTAプロジェクト当初の実存論のこと}
第三節:標準実存論
望魂術が魂を可視化し、命存学が命を再分類した後の実存論を標準実存論という。標準実存論は、三元素に痕を加え、無肉の実存を含む哲学である。創界人の知識階級は、標準実存論に則って実存を認識している。
{現行の実存論のこと}
第四節:一般実存論
哲学のアイデア
心存である創界人にとって、「存在のあるがままの姿」である実像は、「魂が認識した姿」でもある。三界の内に魂があるのか、魂の内に三界があるのか。実像とは?
部:歴史
章:編歴
第一節:創世紀
第一項:宇宙の開闢
- 宇宙の開闢。
第二項:三界の生起
第二節:竜世紀
第一項:古竜時代
竜の出現
第二項:悠竜時代
創界人の出現
言語の成立
霊峰の大噴火
村の成立
- 竜の減少と創界人の増加。「魂の密度」の上昇。
遊人と待人
太古の聚合
第三節:古世紀
第四節:旧世紀
第五節:前世紀
第六節:現世紀
第七節:文明
心存が固有の言語によって三界を認識する社会を文明という。創界の文明は、三界語を制定した太古文明に始まる。「太古の崩壊」によって、太古文明は、創界語を用いる古代文明と、冥界語を用いる深層文明へと別れた。古代文明の系譜を古代系、深層文明の系譜を深層系という。両者を含む、太古文明を祖とする創界人の文明全体を創界文明と総称する。
悠竜時代の村と、その後継である悠村は、文明とは見做されない。現在まで、創界文明は、自身以外の文明を創界では確認していない。
冥界文明(帝国文明)や異界文明の存在は、帝国人や異界人が心存であるか否かを含め、常に論争されている。
フロー:文明の系譜
悠竜時代┬┬────────────────悠村 │└太古文明┬古代文明┬同盟───┬ブルスケッタ王国 │ │ │ └聖教団 │ │ └──────アトレド共和国 │ ├深層文明─ギルド連合┬ギルディアン連絡体 │ │ └魄宗會 │ └第一帝国┬第二帝国 │ └辺境伯 └─────────────────異界
表:古代系と深層系
章:通史
{通史の執筆は「章:編歴」の完成まで凍結。編歴と通史が矛盾している場合は、編歴が正しい}
第一節:概要
三界の歴史は、創世紀・竜世紀・古世紀・旧世紀・前世紀・現世紀・新世紀に区分される。
【創世紀】宇宙の開闢~三界の生起~命存の出現まで。
【竜世紀】竜の出現~創界人の出現~太古文明の発祥まで。
【古世紀】太古文明の発展~太古の崩壊~第一帝国・深層文明・古代文明の成立~「辺境伯の進軍」まで。
【旧世紀】同盟戦争~ブルスケッタ王国・ギルディアン連絡体・アトレド共和国の成立~黄金時代まで。
【前世紀】百年戦争・絢金時代と大厄災。
【現世紀】現在。
【新世紀】未来。
第二節:創世紀
神話の時代。三界の創世から、文明の勃興まで。地質学的な調査、化石の発掘、古文書の解読などによって、竜世紀の歴史は次第に解明されつつある。しかし、多くの部分がいまだ謎に包まれ、想像の域を出ない。
第一項:三界の創世
三界の歴史は、精霊の死で幕を開ける。精霊の生と死を区別するために時間が始まり、精霊の生きる位相が異界となった。精霊が死んだ位相では、その巨大な屍が常界となり、背中からは魂が芽吹いて創界に、臓腑の穴は冥界となった。創界では、大きな魂が「精霊の現身」に、小さな魂は草や虫となった。冥界では、精霊の卵が命を生み、菌が生えた。
第三節:竜世紀
第一項:古竜時代
やがて虫から獣が、獣から人が現れた。創界人は、精霊の亡骸を竜大陸、現身を竜と呼んだ。竜は、竜大陸の大竜原を縄張に、大竜原に聳える霊峰を棲処とし、長く栄えた。竜大陸には岩盤がなく、冥界の溶岩が深層に溜まっていたが、ついに霊峰から噴出し、竜は四散した。大平原に去った竜は創界竜に、東海に渡った竜は創海竜に、火口から冥界に潜った竜は冥界竜に、そして死竜の魂は異界に至って異界竜となった。一方、大噴火で冥界から運ばれた菌が霊峰に生着した。
竜は「魂の焔」で実存の魂を滅却し、三界の情報量を調節していたが、その均衡は失われていった。創海竜は被食者を喰らい尽くして絶滅した。冥界竜もほぼ全て渇死し、その魂は冥竜人となった。創界竜のみでは魂の滅却が足りず、創界の「魂の密度」は高まり続けた。創界人の魂は地に潜り、岩盤を越えて冥界で辺境人となるか、最深層に穢響として堆積し、躯と化して地上に湧くようになった。
第二項:悠竜時代と太古の遊人
創界竜の「竜の焔」が穿った創異円を通じて、創界人の魂の一部は異界に転相されるようになった。やがて創異円から異界人が現れ、「魂の憩」を求めて集まった創界人とともに、地下の創異円を禁殿で覆い、これを「魂の安処」とした。創界人は禁殿の地上に村を作り、三界語が生まれ、竜と魂の信仰が始まった。この悠竜時代の末期までに、創界人の宗教観が定まった。
後に「太古の遊人」と呼ばれる創界人が、創異円の秘密を解明すべく旅立った。彼は、竜が見捨てた大竜原から冥界に潜り、枯屍竜を屠って飛異魂を創造した。さらに、霊峰に据えた飛異魂の力で異界に進出し、異界竜を退けて竜卵と竜翼を創界に持ち帰った。以降、竜卵の奪還を目的に、異界人が創界に介入するようになった。
魂を異界に転相する飛異魂は、新たな「魂の安処」となり、竜大陸各地の創界人が大竜原に移住した(太古の聚合)。村に残った人々は悠民として古来の伝統を守った。「太古の遊人」は大竜原の民を指導し、創界語を定め、飛異魂を聖座として祀る聖殿の建設を指揮した。太古文明が興り、太古人は大竜原を「太古の大地」と称した。「太古の遊人」は「最初の聖座」として太古文明を統治したが、「最初の聖殿」が落成した朝、竜卵を抱えて霊峰の頂から竜翼で彼方へと飛び去った。
第四節:古世紀
遺聞の時代。古世紀は、文書記録のない先史時代と定義されるが、一部の出来事は、ギルド連合の{禁書図書館}所蔵の書物に記録されている。古世紀の年代は、「旧世紀元年の〇年前」を意味する「古世紀〇年」として表記される。
第一項:太古文明・太古の崩壊・央玉の残光
霊峰の聖殿に祀られた聖座によって、太古人は「魂の憩」を得た。「魂の密度」は低下し、創界竜は姿を消した。聖殿は定期的に新築され、落成の都度、統治者が「開座の儀」を執り行った。一連の大行事は太古文明の発展を加速した。坑道は極深層にまで達し、冥界素材が採掘された。「太古の大地」には、農耕と牧畜を営む回廊集落が広がり、その中心には、還座を祀る聖院が建設された。
太古文明は彩金時代と呼ばれる絶頂期を迎えた。しかし、その白眉となる「純白の聖殿」の「開座の儀」の夜、地殻変動によって「太古の大地」は崩落し、央海と化した。最深部には岩盤層が形成され、創界と冥界は隔絶された。聖殿は開座されず、「太古の安処」は失われた。この一連の事象を「太古の崩壊」という。
霊峰の頂は央海上に残り、央玉島となった。崩壊を免れた「純白の聖殿」の中で生き延びた数人は、後に「央玉の残光」と呼ばれた。大多数の太古人は落命し、彼らの魂は、憩を求めて冥界への旅路を辿るか、憩を待って未開座の聖座に取り憑いた。
第二項:第一帝国の成立(冥界)
「最後の聖座」となった統治者とその同胞の魂は、冥界辺縁に到達した。憩を求める旅路の途上、彼らの魂は次々に躯と化し、辺境人へと変貌した。窮した一行は、「冥界の安処」となる「黒白の聖殿」を築いた。聖座たる飛異魂は再現できず、還座で代用した。還座によって躰を得た「最後の聖座」は、皇帝として第一帝国の開座を宣した。そのとき、辺境で「最後の冥界竜」が息絶えた。竜魂は聖殿に飛来し、還座で生を得て、初の帝国人となった。皇帝は喜び、この竜姫を皇女として迎えた。続いて、太古人の同胞の魂も帝国人へと転生した。これ以降、創界人の魂は第一帝国を目指すようになった。一方、冥竜人は「冥竜人の要塞」を、辺境人は「辺境人の砦」を築いて第一帝国に対抗した。
第三項:深層文明の発展(創界深層)
「太古の崩壊」を生き延びた太古人は、太古文明の南限である大豊原の小ブルスケッタ西部に集結した。彼らの多くは、再興を期して共同体を構築し、古代文明の礎を築いた。一部の者は、海底に沈んだ同胞の探索を志し、「太古の坑道」を下降して深層に向かった。これが深層文明の始まりとされる。
深層人の調査は最深層の岩盤に遮られたが、彼らは拠点を建設しつつ、探索範囲を南へと拡大していった。各拠点は深層都市として整備され、独自の技術が発展した。掘削と動力の技術は深層空間を拡張し、資本技術は古代文明との交易を支えた。瞠目すべきは操魂術の確立であった。深層文明の最盛期である黒金時代には、創冥門の開発に成功し、岩盤を越えて冥界との往来が可能となった。
冥界の大規模な探索にも関わらず、太古文明と同胞の痕跡は発見されなかった。深層人の有志は、そもそもの南進が誤りであったと考え、深層探索を西へと転換した。地層の背斜に沿って進んだ彼らは、大雪原の高台である「太古の台地」に辿り着いた。深層人は、この地に表層都市を築いて探査を続けたが、太古文明の名残は確認できず、やがて表層都市を放棄し、冥界の探索に戻った。
第四項:古代文明の発展(創界地上)
小ブルスケッタ西部の民主共同体は、民集堂を中心とした古代文明として発展していった。豊饒な森林域である小ブルスケッタ東部は、大農園地帯として開墾され、潤沢な食料を供給した。開拓はさらに進み、大ブルスケッタ各地の政庁であった民集堂は、個別の機能に特化した院に分化し、古代十二院の体制が整えられた。
深層文明との交易は、古代文明に鉱貨という資本をもたらし、技術交流は科学の発展を促した。古代人は、民主主義・資本経済・科学技術を重要な社会理念と位置付け、これを象徴する白金三柱を建造した。古代文明の全盛期である白金時代には、後世にまで引き継がれる社会基盤が構築された。
第五項:辺境伯の進軍
央玉島で「最後の太古人」が息絶えた。彼の魂は、聖座に憑依していた幾千幾万の魂と一体化し、冥界の旅路を辿ったが、第一帝国を目前に辺境人へと堕した。ほどなく彼は、圧倒的な武力で、辺境の冥竜人と辺境人を従え始めた。これを見た皇帝は、彼を辺境伯に任じ、辺境の平定を命じた。辺境伯軍は、第一帝国の周囲に辺境伯領を打ち立て、力を蓄えた後、反旗を翻して皇帝を滅却した(辺境伯の叛乱)。皇女は、「皇女の騎士」の導きで央玉島に避難し、「純白の聖殿」を第二帝国として開座した(皇女の光臨)。
辺境伯は、第一帝国地下の創冥門から第八深層都市に滲出し、深層文明を破壊し尽くした後、第一深層都市から地上に侵攻した(辺境伯の滲出)。深層人は深層都市を放棄し、古代文明の援助を恃んで地表へと脱出した。
小ブルスケッタ西部に現れた辺境伯は、一昼夜のうちに執法院を破壊し、白金三柱を粉砕した(辺境伯の蹂躙)。救援要請のため深層都市に向かっていた「執法院長の息子」は、逃亡中の深層人と邂逅し、創界の危機的状況を認識した。彼は「古代の客人」として深層人に迎えられ、以後の行動を共にした。
第五節:旧世紀
伝説の時代。旧世紀元年は、歴史記録の開始年と定義されるが、実際には、ギルド連合の結成年である。したがって旧世紀は、歴史時代としては異様なことに、「辺境伯の蹂躙」という混乱の中から始まる。
第一項:ギルド連合・同盟
- 深層人たちが大雪原の表層都市へと逃避行を継続。
- 表層都市に到達、深層文明の炎を継承する「残り火の子ら」を自称。
- 表層都市(後のギルド本部)で「残り火の子ら」がギルド連合を結成(旧世紀元年)。
第二項:同盟戦争
- 皇女・古代文明・ギルド連合が対辺境伯同盟を締結。
- 巫女ギルド・咒者ギルドは同盟に反対し、ギルド連合を離脱。
- 同盟軍と辺境伯軍との戦いが続く。
辺境伯の討伐 (The Defeat of The Margrave)
- 同盟軍と辺境伯軍の激烈な最終決戦。
- 辺境伯は戦将の部隊が辺境伯を討伐。
- 崇禍原の形成。
- 同盟戦争の英雄(円卓の英雄)が古代文明各地に諸侯として封じられ、ブルスケッタ王国が成立。
辺境伯の封印 (The Sealing of The Margrave)
- 辺境伯の魂が憩を求めて第二帝国へ。
- 第二帝国で皇女が辺境伯を封印。
- 皇女は行方不明(隠れた皇女)。第二帝国は沈黙。
- 一連の真相を知るのは「皇女の騎士」のみ。
第三項:ブルスケッタ王国・ギルディアン連絡体・アトレド共和国
- ブルスケッタ王国の成立
- ギルド連合がギルディアン連絡体に発展
- アトレド共和国の建国
- 復魂宗の成立
- 聖教団の成立
第四項:聖教団・復魂宗・匪民
- 女神信仰、皇女再臨、第三帝国の創建を目的とし、王国各地で布教活動。
- 辺境伯の復活を目論む復魂宗が聖教団を許すはずもなく、王国に介入。
- 王国諸侯に食い込んでいたギルディアン連絡体も、復魂宗と衝突することに。両者は同盟戦争時から対立していた。
- 辺境伯が討伐・封印され、辺境伯の鎮魂・復活を目的とする復魂宗が成立。
- 崇禍原を本拠に、社殿・寺院の建立が開始。
第五項:黄金時代
- 創界文明の成熟期。
- 創界人が同盟戦争からの復興に注力した活気溢れる時代。
- 大ブルスケッタの七諸侯の領地で独自の文化・建築が発達。
- 皇女は、聖女 (The Saintess)・天使 (The Angel)・女神・竜姫 (The Dragoness) として神格化。
- 「皇女の騎士」の活躍は、守護神 (The Guardian) の物語として伝承。
- 各地で同盟戦争での勝利を称える建築や、皇女(聖女・天使)、皇女の騎士(守護神)、円卓の英雄などの像が建立。
- 同盟戦争の伝説や伝承は、人口に膾炙する中で次第にその内容が多彩に変容していく。
第六節:前世紀
歴史の時代。
第一項:百年戦争と絢金時代
- 創界文明の爛熟と勢力間の戦乱の時代。
- 共和国を除く全ての勢力の利害が対立した結果、武力を有する諸侯間が相争う戦乱の時代に。
- 諸侯は代替わりをしつつ合従連衡を繰り返し、ギルディアン連絡体・聖教団・復魂宗も巻き込み・巻き込まれ、百年ともいわれる戦争状態が続く。
第二項:大厄災 (The Great Catastrophes)
- 戦乱に倦み疲れた創界人を襲った天災の連続。
- 火山、津波、地震、気候変動、疫病、隕石(クレーター)などあらゆる自然災害を含む。
- モンスターの出現など超常現象の記録や伝承もあるが、大混乱のため真偽が疑わしいものも多い。
- これらには異界の影響・関与があったとも考えられている。
- 百年戦争で疲弊し続けていた王国に大厄災がとどめを刺し、再建不能に近いダメージを受ける。
- 古代文明・王国に伝わる記録などもほとんどが散逸。
- その結果、現世紀に伝わる歴史や記録はギルド連合が大元となるが、正確とは限らず、ギルド連合の利益となるよう改竄されたものが意図的に流布されている場合もある。
第七節:現世紀
現在。
第八節:新世紀
来るべき未来。その姿は人によって異なる。
章:列伝
章:行史
第一節:竜と「魂の密度」
表:竜と「魂の密度」
【無】魂が存在しない。
【低】竜が無視する密度。魂の滅却は不要。
【中】竜が活動する密度。魂の滅却で密度が低下。
【高】躯が発生する密度。魂の滅却が不足。
| 密度(創界) | 出来事 | 密度(異界) |
|---|---|---|
| 無→低 | 竜の誕生。獣の誕生。 | 無 |
| 低→中 | ヒトの誕生と繁栄。竜が活動開始。 | 無 |
| 中→高 | 霊峰の大噴火。竜の激減。穢深層の形成。躯の発生。 | 無 |
| 高→中 | 創界竜の分化。魂の滅却の強化。創異円の生成。 | 無→低 |
| 中 | 異界人・異界竜の誕生。 | 低→中 |
| 中→低 | 創異円の増加。悠竜時代。 | 中 |
| 低 | 「太古の遊人」が飛異魂を設置、異界竜を討伐。 | 中→高 |
| 低 | {異界人による異界竜の復活? 菌に対抗するため?} | 高→中 |
| 低→中 | 「太古の崩壊」、飛異魂の停止。黒金・白金時代。 | 中 |
| 中→低 | 第二帝国の開座、辺境伯の進軍。 | 中 |
| 低→中 | 辺境伯の封印、第二帝国の沈黙。黄金時代。 | 中 |
| 中→高 | 絢金時代。汚れの時代。{なぜ竜が出現しないのか?} | 中 |
| 高→? | 大災厄。{竜の出現?} 現世紀へ。 | ? |
章:篇志
部:科学
章:命存学
第一節:命存
第一項:分類
存態と類態
種属・存種・亜種
命存の基本的な種類である第四位の分類を存種という。存種は主に形態によって判別される。
近縁の複数の存種からなる第三位の分類を種属という。存種の変種・適応種・品種などの第五位の分類を亜種という。
全ての存種は存態に分類される。ある存種に対し、類態・種属・亜種が存在しないことがある。
表:命存の分類
命存学的分類
命存学と一般社会の分類が一致しない場合がある。イルカは、命存学では魚類に分類されないが、一般的には魚に分類される。
命存学と実存論で分類が一致しない場合がある。植物は、命存学では全て植物態だが、実存論では妖と獣に分類される。
第二項:血縁
親が同一の子らを同血という。
第三項:性
識子場の粒子性と波動性の均衡を性という。個体の肉の経験は魂の記憶となり、識子場において、魂の記憶は新たな肉を励起する。このため、個体の躰は、その履歴を反映した特徴を帯び、一般的にはこれが性と理解される。性が未決定の状態を未性という。未熟な未性の個体が、自らの生存に有利と判断した特定の行動を重ねる過程で、識子場の性質が偏向し、肉と魂は後天的に性を獲得する。識子場の粒子性が高いと雄性、波動性が高いと雌性、両者が完全に平衡していると無性となる。未性の個体を童、雄性の個体を雄、雌性の個体を雌、無性の個体を竝という。特に、創界人の雄を男、雌を女という。雄性と雌性を有性といい、等しい有性の組を同性、異なる有性の組を異性という。一般的に、異性は惹かれ合う。交配は、未性を除く三つの性間で可能であり、性は繁殖に影響しない。異性間の子は無性的となり、同性間の子は親の性傾向を継承する。
第五項:睡眠と夢
睡眠は、「魂と肉の結合」に不可欠な行動である。粒子性の識子である肉の経験は、波動性の識子である魂へと変換される。魂と肉を結合させるためには、一定時間、肉と魂の運動を停止する必要がある。動物は、躰を安静にして睡眠を取り、その時間を確保する。睡眠中に肉と結合しなかった余剰の魂は、夢として現れ、異界へと消える。
