DELTA Wiki

竜と魂のマインクラフト

ユーザ用ツール

サイト用ツール


実存

**文書の過去の版を表示しています。**

第二章:実存

第一節:実存の元素

心存である創界人は、言葉によって三界を物語る。物語は、創界人自らを含む常界実存から始まる。創界人の言葉は、実存を三元素に還元する。三元素は識子顕れと対応するが、創界人は識子の物語を知らない。

】粒子性の識子が構成する物質。
】波動性の識子が記録する情報。
】波動から粒子への遷移中間体。

第二節:実存の構成

第一項:肉

実存の物質を構成する粒子をという。実存の肉と他の識子の相互作用を経験という。経験は識子場空間時間の偏りを生み、肉の粒子の一部が波動へと遷移する。波動に記録された経験の情報記憶という。

第二項:魂

実存の記憶を記録した波動をという。常界の識子場では魂の波動は安定せず、瞬時に粒子へと遷移する。新生した粒子は周囲の肉と相互作用し、その経験は新たな魂となる。肉と魂の循環的な遷移の場をといい、縁における魂の存在確率を「魂の濃度」という。「魂の濃度」は肉の経験に伴って高まり、やがて飽和する。過飽和に達した縁からは魂が析出する。この「経験の結晶」を魂珠という。

第三項:命

魂から新たな実存を生す力をという。命を宿す実存を命存といい、命存の肉を肉体という。肉体の「魂の濃度」が飽和すると、縁の場における波動から粒子への遷移が遅延し、中間体が生成される。これをという。一般的に、命存から離脱した胤は粒子へと遷移し、新たな命存の肉体となる。胤を生成する命存を、胤から形成される命存をという。胤は親の記憶を記録した波動を内在するため、親の獲得形質は子へと遺伝する。

第四項:痕

経験によって魂へと遷移した肉の痕跡をという。痕の形状は経験の内容と等しい。

第三節:実存の様態

実存の三元素の状態を様態という。

第一項:縁の様態

生死

実存の肉と魂が結縁している様態を、絶縁した様態をという。

幽魂

常界では、実存の死によって肉と魂が絶縁すると、縁の波動が粒子へと遷移して「魂の濃度」が急速に低下する。結晶である魂珠は遷移に抵抗性があり、実存の死後も暫時その波動を維持する。肉と絶縁した魂珠を幽魂という。幽魂は絶縁した肉から幽離し、新たな依代となる無縁の肉を求めて幽走する。

姿・躰・屍・躯

肉は、生死の様態と魂珠の有無によって、姿の四種に分類される。

姿】魂と結縁しているが「魂の濃度」が低く、魂珠を懐いていない「生の肉」。
】魂と結縁して「魂の濃度」が過飽和に達し、魂珠を懐いている「生の肉」。
】魂と絶縁して「魂の濃度」が下がり続け、魂珠も幽離している「死の肉」。
】幽魂に侵されたが結縁はせず、無縁のままの幽魂を抱いている「死の肉」。

表:肉の分類

濃度魂珠
姿結縁低~飽和 -
結縁過飽和魂珠
絶縁飽和~無 -
無縁無~飽和幽魂

第二項:肉の様態

成長

命存の子は姿として生まれる。子の経験は肉体の「魂の濃度」を高め、飽和させる。飽和した縁から零れた魂は肉へと遷移し、肉体の一部として復縁する。これを成長という。成長は痕を癒すことがある。成長が未了の命存を幼体、完了した命存を成体という。成体が経験を重ねると、飽和した縁から零れた魂から肉への遷移が遅延し、胤が生成され、親となる。親がさらに経験を得ると、「魂の濃度」が過飽和に達し、魂が析出して魂珠となる。

老化

肉体を構成する粒子の配列の擾乱を老化という。成長後の経験による肉の代謝は、肉体を徐々に老化させる。外傷などの激しい経験による大きな痕の形成は、急激に老化を進行させる。著しく老化した肉体は縁を維持できず、魂を手放し、命を失って屍となる。

帰土

死後の屍にも微かな経験は継続的に生じ、肉と魂の新たな縁が紡ぎ出される。縁を得た屍は姿へと帰る。これを帰土という。

第三項:魂の様態

入魂

幽魂が他の実存の躰に入ることを入魂という。幽魂の記憶は躰の肉と結縁し、実存の「魂の濃度」を高める。入魂の経験によって、生者は死者の記憶を知り得る。

反魂

幽魂が無縁の屍を侵すことを反魂という。両者は結縁せず、屍の肉は無縁の幽魂を抱く躯となる。

還魂

幽魂の記憶の一部が肉へと遷移し、生前の躰が再構成されることを還魂という。肉へと遷移した記憶は失われる。

転相

入魂・反魂・還魂・転相しなかった幽魂の波動は、粒子へと遷移してとなる。幽魂は異界へと転相することがある。

第三項:命の様態

生殖

胤が肉へと遷移し、別の実存である子を形成することを生殖という。二個体の交配生殖を繁殖、一個体の単為生殖を増殖という。繁殖性の胤を卵子、増殖性の胤を種子という。卵子や種子から形成された肉は、経験によって魂と縁を結び、子の躰となる。生殖における子は、親とは独立した実存である。

生蝕

胤が肉へと遷移せず、他の実存を冒して胤のまま存続することを生蝕という。生蝕性の胤を胞子といい、胞子に冒される実存を宿主という。生蝕の識子場では、宿主の魂は胞子への遷移を強いられ、肉は縁を失い屍となる。宿主の死によって、胞子が実存の主体となる。生蝕における子は、親から複製された実存である。

第四節:実存の分類

実存は、肉・魂・命の様態によって、の基本八種に分類される。菌と宿主の共存である「蝕の実存」は、の三種に分類される。岩石鉱物の共存を、分類不能な実存をという。

創界人による実存の分類は、識子の顕れ方の不完全な理解である。実存の物語によって、創界人は自らの本質が魂にあると信じた。この事実が三界の物語を駆動する。

表:実存の分類
部類分類細分
姿 - - 地物鉱物工物
姿 - 生殖樹木花茎草本菜果寸遊
魂珠生殖動物・緑遊
- -
幽魂 - スケルトン
魂珠 - 帝国人
- 魂珠 - 異界人
姿 - 生蝕菌蕈
魂珠生蝕カーナント
幽魂生蝕ゾンビ
- 魂珠生蝕シュルカー
姿幽魂 - 鉱石
- - - 岩盤

第五節:実存八種

第一項:物

姿のみからなる実存をという。全ての物は、大地を構成する地物とその派生物である。地物由来の資源を鉱物、地物の加工物を工物、地物や鉱物の「魂の濃度」を高めた物をという。地物は、ツルハシで採掘できる岩石シャベルで採集できる土砂から形成される氷雪に細分される。鉱物は、動力源となる活石、希少石である宝石、導電性のある金属に細分される。

表:物の実存

第二項:妖

命を宿した姿をという。妖は「魂珠を懐かない命存」であり、多くの植物樹木花茎草本菜果)と一部の動物寸遊)が分類される。

表:妖の実存

第三項:獣

魂珠を懐き命を宿した躰をという。獣は「魂珠を懐く命存」であり、多くの動物と一部の植物(緑遊)が分類される。冥界の獣をという。

表:獣の実存

第四項:尸

屍のみからなる実存をという。命存の屍は「魂の濃度」で細分される。製錬が可能な屍を、不能な屍を、「魂の濃度」が無の屍をという。物の屍をという。

表:尸の実存

第五項:鬼

は、物や屍が魂珠に侵されて反魂し、無縁の魂珠を懐く躯となった「死の実存」である。

表:鬼の実存

第六項:仙

は、魂珠と、その一部が還魂して再構成された躰からなる「魂の実存」である。

表:仙の実存

第七項:夢

は、魂珠のみからなる「魂の実存」である。

表:夢の実存

第八項:菌

は、魂が胞子へと遷移し尽くした、屍と命からなる「命の実存」である。全ての菌蕈が菌に分類される。

表:菌の実存

第六節:蝕の実存

第一項:痾

菌と獣の共存をという。菌を排除すると獣に戻り、生蝕が進行するととなる。

一覧:痾の実存

第二項:隷

という。菌と獣の共存を、菌と鬼の共存をという。隷の幽魂が胞子へと遷移し尽くすと、隷は菌となる。

表:隷の実存

第三項:結

菌と夢の共存をという。生蝕の識子場において、夢の魂珠は胞子へと遷移する。同時に、異界の識子場において、胞子の粒子性は波動性の魂へと遷移する。魂と命の循環的な遷移をという。

一覧:結の実存

第七節:他の実存

第一項:玉

岩石と鉱物の共存をという。岩石に高圧がかかると、肉が圧縮されて「魂の濃度」が高まる。過飽和に達した魂は魂珠として析出し、「魂の濃度」が低下した肉は鉱物へと変性する。生成された、鉱物と魂珠を含む岩石を鉱石という。玉と鉱石は同義である。

表:玉の実存

第二項:奇

は、現在の基準では分類不能の実存である。

一覧:奇の実存
実存.1774938729.txt.gz · 最終更新: by shuraba.com