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章:ギルディアン連絡体
第一節:概要
ギルド連合(The Guild Union)が発展的に変容した政体。ギルドの細分化・専門化・階層化により、従来のギルド中心のシステムでは、複雑になったギルド連合を統治できなくなった。ギルディアン連合体でも、新世紀委員会(評議会?)を最高意思決定機関とするが、連絡体の中には複数の評議会が存在し、時代状況によって様々な評議会が実権を握る。
ギルド連合は、職能団体である各ギルドに所属する職能人(The Guild Member)から成立していたが、ギルド連合が拡大するにつれて、職能人ではない「ギルド連合の人間」(The Guildian)が増えていった。その結果、ギルド連合(The Guild Union)は、ギルディアン連絡体(The Guildian Modular)へと脱皮することになった。
未整理のアイデア
ギルディアン連絡体という名称からは、様々なイメージが湧いてきます。職能ギルドに属さないギルディアンも、「連絡体」の構成員である以上、他のギルディアンと何らかの機能的な連絡を持っているはずです。逆にいうと、他者に提供できる能力がない者はギルディアンではない、ということです。これは、もともとギルド連合が職能集団であったこと、ギルド連合が大雪原という厳しい環境にあったことから、いわゆる「働かざる者食うべからず」が徹底されていたことによるのでしょう。ギルド連合=ギルディアン連絡体には、連絡網から外れるような怠け者や芸術家の類は存在しないことになっています。本当は、そのような者たちもいたのでしょうが、その運命は推して知るべしです。非常に厳しい社会であることが想像されます。
ギルディアンに求められる、歯車・部品のイメージ、交換可能性、独立性、互いの疎結合、機能さえ発揮すれば内心はどうでもよい、などの性質は、まさにモジュールそのものです。 一方、彼らは深層系の文明に属するので、その魂観は未決論、すなわち死後の運命は決定しておらず、魂となっても偶然と選択が存在するという人生観を持っています。ひょっとしたら、人生の本番は死後だと考えており、連絡体の厳しい社会生活を受け入れていたのかもしれません。
【題材】近代日本の鵺的政体。権力の所在がよくわからない。
第二節:派閥
深層系のギルド連合は空間的な文明であるため、各派閥の主張の基盤には「支配領域の拡大」がある。
第一項:深層派
深層派は、深層都市を基盤とする深層文明の再興を悲願とする多数派。深層復帰のため、まずはギルディアン連絡体としての力を蓄えるべきと考えている。これは、ギルディアン連絡体の公式方針でもある。
第二項:同盟派
同盟派は、同盟の精神を尊ぶ穏健派。王国主流派や聖教団地上派と協力し、創界の平和と進歩を目的とする。同盟の象徴である赤を使う。
第三項:統一派
統一派は、豊かな大ブルスケッタの支配を画策する陰謀派。反王国的な諸侯や、第三帝国の再建を目指す聖教団天上派と連携し、王国の転覆を狙っている。
第四項:冥界派
節:各都市の発展
フィヨウメクの各都市は地下が主体となりますので、あなたの言う通り「地下構造」は重要です。都市全体としては、多くが半地下構造になると思います。 - 住人の源流が深層人である。地下で暮らすことがむしろ自然。採掘技術もある。 - 大雪原には建材となる木々や山がなく、石材を取るには地下を採掘するしかない。 - 大雪原は寒冷で降雪もある。地上の建設は雪との戦い。しかも地上に暮らすと寒い。 - 都市の建築物をつなぐ回廊も雪に埋もれてしまう。それなら最初からトンネルで良い。 - 都市の全貌がブルスケッタ王国から確認できない。大雪原でギルド各都市が大発展していると知れると無用の警戒を招く。王国の方が遥かに力が上であると錯覚させておきたい。
| 都市 | 創界座標 | 冥界座標 | 備考 | 開始 |
|---|---|---|---|---|
| 審者都市ウルサス | 《-1536, 0》 | 《-192, 0》 | 太古の台地 | |
| 坑士都市モルト | 《-1280, 768》 | 《-160, 96》 | ||
| 炉匠都市フィアーノ | 《-1792, 768》 | 《-224, 96》 | ||
| 貨商都市コアントロー | 《》 | 《》 | ||
| 司書都市イーデル | 《-768, -256》 | 《-96, -32》 | 雪原村 | 20250422 |
| 薬師都市ウィッテンベルグ | 《-1280, -768》 | 《-160, -96》 | ||
| 門吏都市ユリアナ | 《-768, 256》 | 《-96, 32》 | 雪原村, 第一創異円 | 20250914 |
《-1792, -768》 《-1280, -768》 《-2304, -256》 《-768, -256》 《-1536, 0》 《-2304, +256》 《-768, +256》 《-1792, +768》 《-1280, +768》
各都市の深層は、上深層・中深層・下深層の三層に分かれている。下深層は、各都市を結ぶ深層廊が敷設されている。上深層には、冥界廊と接続する創冥門が設置されている。一般のギルディアンは深層廊を利用し、創冥門と冥界廊による高速移動は一部のギルディアンにしかその存在を知らない。中深層は都市と深層廊をつなぐエリアとして発展している。
節:審者
審者は、ウルサスにおいて各都市の調整・調整・仲介、およびギルディアン連絡体としての審査・審判・審議・審理を行う者たち。各都市から派遣されたロビイストであり、連絡員、大使のような役割。連合本部の新世紀委員会の委員とは異なる。
ギルド連合本部は「太古の台地」の地表にあるが、審者たちの活動拠点は台地をくりぬいた内部にある。これが審者都市ウルサスである。
