T です。こんばんは。
夏休みを踏まえてのことなのか、ここ数週間、派遣の仕事を報せるメールが、物凄い勢いで増加中である。求人の数が多いという事実には意を強くするが、それがすぐさま求職、ひいては就職に直結するとは限らない。下手な人員で定員を埋めるなら、いっそ定員割れでも構わないというのが、昨今の企業の考え方である。就職活動で、そんな話をたくさん聞いた。向こうだって選んでいるのである。
ところで、一向に帰ってこない面接結果だが、いい加減に催促してみようかと考えている。で、昨日から何度も催促の文面を推敲しているのだが、どう書いたものか、非常に苦悩している。要するに、そんな催促文は誰も読みたくないのだ。いくら気を使って書いたところで、不愉快になるのは違いない。俺だって催促なんぞしたくないが、だからといって、待たされ続けるのも辛い。困ったところだ。
最近、またもや K先生が「論文を書け」とうるさい。半年前にもそんなことがあった。あのときも色々あって、いっそ学校をやめてやろうと考えたくらいだから、今回は最初から書く気がない。
俺はサイエンスに対して、ある種の幻想的なロマンを抱いているので、実のところ、論文を書くというのは研究者に課された神聖な義務だと信じている。誰も知りえなかった事実を手に入れるという、その特権的な権利と対をなす使命ではないのかと。大袈裟に言えばの話だが。
さらに即物的に言えば、現在求職中の俺にとって、論文の発表は経歴的に著しいプラスとなる。情理両面において、論文を書かないという手はない。それでも「書く気がない」(書きたくないのではない)のだから、まァ御賢察願いたい。
そんなこんなで、昨日今日とサボっている。さすがにラボには出ないとなあ、と思ってはいるのだが。とりあえず論文を書くフリをして、修士論文でも書こうかと考えたりもするが、それもなあ。