- 排気管に気を付けろ!

2004/07/29/Thu.排気管に気を付けろ!

今日は米と海苔しか口にしなかった T です。こんばんは。

両親が宅配便で荷物を送ると言うので、それを待ちながら論文を読んだりして過ごす。送られてきたのは、何と高級銘柄のビール一箱。思わず実家の方に向かって手を合わせてしまった。西方十億万土におわします阿弥陀如来よ、どうぞこの親不孝者にも御慈悲を。

バイク日記

エキパイ
エキゾースト・パイプ (exhaust pipe) の略。排気管のこと。マフラーと混同されやすいが全くの別物。エキパイは、シリンダーからマフラーまでのむき出しの管の部分。マフラーは、排気の消音・浄化のためにエキパイの最後に取り付けられた、太くなっている部分。車ではエキパイが見えないので話題にならないが、バイクでは重要な要素。集合形式によって「4-2-1」などと記述される。これは「シリンダーから出ている 4本のエキパイが 2本の集合管となり、最終的に 1本のマフラーから排気される」ことを意味する。

給油のついでに、今日も 1時間ほどツーリング。帰ってきて駐車したまでは良かったが、キーをマシンの下に落としてしまう。かがんで拾おうとしたのだが、伸ばした腕がエキパイに触れてしまって「ジュッ!」と音を立てた。熱いなんてもんじゃない。急いで冷やしたのだが、水腫れになってしまった。それはしょうがないとしても、エキパイに触れた部分の毛がなくなっているのはどういうことか。溶けたのか? 暑いからといって、やはりジャケットを脱いだのは間違いだった。猛省。

バイクは実に熱い。たまに子供が「カッコいい〜」とか言いながら近付いてくるが、うっかり触らせたりなんかすると、とんでもないことになる。管理責任を問われかねない。夏のバイクは、停車しているだけでも危険なのだ。

バイク略語の基礎知識

「エキパイ」ではないが、バイクの略語には難解なものが多い。バイクを買うと決めた数カ月前からバイク雑誌を読み出したのだが、最初の頃はチンプンカンプンだった。そんな略語の中から、幾つかを御紹介しよう。

ライポジ
ライディング・ポジションのこと。シートの高さ、膝の曲がり具合、ハンドルまでの距離等が関係する。「旧バージョンに比べ、ゆったりとしたライポジ」というふうに使う。
カラバリ
カラー・バリエーションのこと。同じマシンでも、車体色によってエンブレムや価格が違う場合もある。最近では、メーカーが車体色のカスタムオーダーを受け付けるマシンもある。「ニューマシンのカラバリは、白、銀、黒の 3色」というふうに使う。
バーハン、セパハン
バー・ハンドル、セパレート・ハンドルのこと。バーハンは、左右のグリップが1本のバーによって構成されるハンドル。セパハンは名前の通り、左右が分離している。そのためにハンドルに角度をつけることができる。自転車でいうところの、「トンボ」と「カマキリ」に相当する、と思う。一般にバーハンの方が運転が容易とされている。セパハンの多くは、レーシングタイプのマシンで採用されているが、構造上、ハンドルを切ることのできる角度が小さく、タンクにぶつかったりもするので、バーハンに改造されることも多い。

どうだろうか。確かに言葉の略し方としては王道を行っているのだが、なんというか、独特のセンスを感じはしないだろうか。ちょっと泥臭いというか。

「今度買ったマシンさ、セパハンだったんでバーハンにしたよ。それだったら最初から買うなよって感じだけど、ライポジが俺に合ってるんだよね。カラバリもイイのがあったし」

なんていう会話ができれば、今日から貴方もバイク通。……なわけないか。