Wikipedia 愛好家の T です。こんばんは。
小栗虫太郎によれば、「辞書は読むもの」らしい。辞書の楽しみ方については、最近、赤瀬川原平『新解さんの謎』、夏石鈴子『新解さんの読み方』および『新解さんリターンズ』、アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』などを読んだり、俺の感想を述べたりしている。俺自身、資料集などを目的なく開くことはよくある。大抵は暇潰しだが、そういうときに得た知識の方が何故か頭によく残る(こともある)、という現象については「閑話論」に書いた。
さて、俺がネット上でブラブラとする場所は Wikipedia である。辞典ばかりではなく、様々な写真や絵画などもアップされていて、読み所、見所は多い。俺のようなユーザは相当いるらしく、Wikipedia には「おまかせ表示」という機能がある。ランダムに用語解説を表示してくれるので、暇潰しをするためにわざわざ検索する必要がない。辞書をパラパラとめくる感覚に似ている。
今日の傑作頁は「枕投げ」。一種のパロディだが、それは Wikipedia が成熟している証でもある。