T です。こんばんは。
朝一番で、実家から救援物資が届く。ありがたい。同梱されていた得体の知れない栄養ドリンクを、グイッと一気に飲み干してからラボへ。
来週のセミナー発表の準備や、K先生が書いた科研費申請書類のチェックなどを少々。それにしても科研費の申請、「今日が〆切なんだけど」と俺に言われても困るんだが。夕刻からはセミナー。帰りはヒゲマン氏の車(壊れたドアも直っていた)で送ってもらう。ありがとうございました。
今日は久し振りに大勢と話ができて、ようやく人間気分。
新星や新遺伝子、新元素でもそうだが、決められた規則に従っていれば、発見者がその名前を自由に決めて良いことになっている。これは非常に名誉なことだと思うし、それだけに発見者の方々は、色々と知恵を絞って命名されているようだ。明らかにウケを狙ったものもあって、それがまたスベっていたりすると痛々しい。残念なことに、特に日本の研究者は、真面目でもウケ狙いでも、あまり命名センスがないように感じる。
名前なんて恣意的なもので、科学的な事実とは本質的に無関係なのだが、それでもやはり、命名の仕方によってその後の研究の進展が左右されることは、実際にあり得ると思う。研究をするのは人間だからだ。
そういう意味で、「ユビキチン」というタンパク質を命名した人はコピー・ライター的なセンスがあると思うし、反対に、「ジャポニウム」や「リケニウム」という名前には何らセンスを感じない。……なんてことを、論文を読みながら考えた。ワケのわからない名前の遺伝子やタンパク質の論文って、やっぱ手に取らないもんなあ。
「修羅場、どっと混む」という名前のサイトを運営している人間に言われたくはないか。ごめんね。