ふぐカレーなるものを食べている T です。こんばんは。
洗濯をしてから部屋を念入りに掃除する。本棚を作ったせいか、やたらと埃っぽい。朝の課業が終わったら外出。Yシャツなどをクリーニング屋に放り込むついでに、いまだ買っていなかった書斎のカーテンを手に入れる。最近は朝が寒いから、というのがその理由。まことに文化的でない。男の一人暮らしだから、覗かれても恥ずかしくないんだけどね(そんな生活自体が恥ずかしい、という話もある)。
午後からラボへ。先日、さる女性と交わした休日出勤に関する会話をどうぞ。
女「毎週土日も大変ですね」
俺「まァ独身時代にしかできないことだし、今の内に経験しておくのも良いんじゃね?」
女「そんなことをしている男が独身のままとなるのです」
面白いよなあ。完全に発想が逆である。そして多分、彼女の方が正しい。非常に女性らしい考え方だと思う(皮肉ではなく)。
「テクニシャンと研究員」でも少し休日出勤に触れたが、俺は何も休日出勤がエラいとは思っていない。「土日も働かないと結果は出ない」という人もいるが、個人的には必ずしも賛成できない。ただ、扱っている生物種や組んでいる実験によっては、毎日出張っていかざるを得ない場合もある。培地を毎日交換する ES 細胞なんかはその典型例で、誰かが面倒を見なければ細胞は死ぬ。そういう状況下において、働くのを厭うほどには俺の覚悟やモチベーションは低くないという、それだけの話である。
ただ、「せっかく来たんだし、培地交換だけで帰るのもアレだから、何か実験をやっていくか」という、実に意地汚い仕事根性はまた別問題。こういう考え方をするのは、大抵男である。上述の彼女がユーモラスに批評しているのは、まさにこのことだろう。気を付けんとな。改める気はないけど。