ギルド連合は、各深層都市で発展した技術者集団を前身とするギルドの連合体。当初は八つのギルドが存在していたが、皇女および古代文明との同盟締結に反対した巫女ギルドと咒者ギルドが脱退し、現在は六ギルドからなる。ギルドマスターから構成される新世紀委員会が、ギルド連合を運営している。ギルドや新世紀委員会とは別に、個々人の思想に基づく派閥が形成されているが、正式な組織ではなく、規模や結束の強さも一様ではない。
深層文明を継承する勢力。古世紀末、創界深層に滲出した辺境伯は、深層都市群を破壊し尽くし、地上へと姿を消した。だが、制御不能となった創冥門からは冥界人がなおも滲出し続け、深層はさながら冥界へと様相を変えた。深層人は、自らが築いた全ての都市を放棄し、地上への脱出を決断する。黒金・白金時代より以前から、深層文明の鉱石と古代文明の食物は交易されており、両者を結ぶ縦脈路が存在していた。深層人は古代文明を恃み、一縷の希望を抱きながら、破壊された縦脈路を通って地上を目指した。その途上で、辺境伯の蹂躙を逃れて避難していた古代人の一団(古代の客人と邂逅し、以後、行動を共にしたという。辛苦の果てに地表に出た彼らが目にしたのは、辺境伯に蹂躙される古代文明の姿だった。辺境伯は、創冥門に酷似した冥魂扉から大量の冥界軍を召喚し、隆盛を誇る古代文明を徹底的に破壊していた。古代文明の象徴である白金三柱が無惨に倒壊する光景は、{禁書図書館}の極秘文書{黙示録}に記録されている。辺境伯がもたらす絶望的な恐怖に再び直面した一行は、古代文明との合流を断念し、大ブルスケッタに隣接する大雪原、その中央に存在する表層都市を目指して逃避行を続けた。都市に到達した深層人たちは、各自が得意とする技術を持ち寄り、身を寄せ合って命を繋いだ。深層文明の原点であった炎は、暗く冷たい雪原に光と暖をもたらす、まさに希望の灯であった。小さな火を囲んだ彼らは、やがて自らを「残り火の子ら」と称し、深層文明の滅亡と再生の物語を記録し始める。旧世紀元年のことである。
表層都市に落ち着いた深層人たちは、各深層都市の技術者を中心とした職能別の「ギルド」を結成し、社会基盤を急速に整え始めた。当初、八つの深層都市に由来する八つのギルドは、互いに協力していたが、やがてギルド間に序列が生まれ始める。深層文明を切り拓いた坑士と炉匠は、地上においても都市の再建に中心的な役割を果たした。貨商は、古代文明との交易を再開し、大雪原では入手困難な物資を調達した。司書と薬師は、写魂術と錬魂術で彼らの作業を支援した。一方、穢深層のない地上では、巫女の仕事はなかった。かつて無限に穢躯を召喚した咒者は、その危険な術を破棄するよう命じられた。創冥門から辺境伯の滲出を招いた門吏は、深層文明滅亡の責を負わされ、発言権すら与えられなかった。
表層都市を運営するため、各ギルドの長が集まり、ギルド間の利害関係を調整するようになった。ギルド長の会合は「新世紀委員会」と称され、各ギルドには席次が指定された。坑士を委員長、炉匠を副委員長とし、貨商・司書・薬師は委員として参画したが、巫女・咒者・門吏は陪席として扱われた。奇妙なことに、委員会にはたびたび「古代の客人」が立ち合い、ときに意見すら述べたが、誰もそれを咎めなかった。彼が坑士や炉匠に取り入っていたからだとも、彼の弁が常に正鵠を射ていたからだとも伝わっている。また、「古代の客人」が「ギルド連合」の名称を提案したとする記録も存在する。
「辺境伯の滲出」から逃れ、「深層人の旅路」を経て表層都市に辿り着いた深層人たちの自称。大雪原で小さな火を囲み、助け合って生き延びた記憶であり、ギルド連合の結束を象徴する言葉でもあった。後に転じて、連合の最高意思決定機関である新世紀委員会の委員を意味するようになる。しかし委員会の実態は、序列を重視する中央集権的な組織であり、残り火どころか、権力と欲望の炎が渦巻いている。
「最後の執法長」の息子のこと。後の総帥、初代ブルスケッタ国王。「辺境伯の滲出」に際し、救援要請のために深層都市へと向かう途上、逃避中の深層人たちと縦脈路で邂逅し、「深層人の旅路」に同道することになった。ギルド連合の結成に立ち合い、古代文明との同盟締結に尽力した。
八つのギルドを連合内の席次順で示す。席次は、母体となった深層都市の建設順とは必ずしも一致せず、地上における重要性が反映されている。
次に、巫女ギルドと咒者ギルドです。 「辺境伯の滲出」に際して、多くの者が辺境伯に恐怖を感じたのに対し、彼女らは、辺境伯が本質的に持つ「哀しさ」に気づきます。また、彼女たちは、辺境伯の出現を、「操魂術で魂を弄んだ自分たちへの罰」と解釈します。これらのことから、辺境伯を鎮魂するのが正しい道であると考えます。ですから、辺境伯の討伐が目的の同盟には反対でした。 総帥は、立場的にも思想的にも非主流派である彼女たちに、分離・独立をそそのかします。ギルド連合の力は借りたいが、ギルド連合が強すぎても困るからです。
かくして巫女ギルドと咒者ギルドは連合から分離します。後のことですが、同盟によって辺境伯が討伐された後、彼女たちの組織は復魂宗となります。その心は、辺境伯を鎮魂するには、まず辺境伯を復活させなければならない、ということです。巫女の目的は、復活した辺境伯の魂に憩を与えることです。咒者の目的は、復活した辺境伯の魂を滅却することです。復魂宗の二大グループも、実は同床異夢なのですが、これはかなり後の話になります。
坑士ギルドは、
炉匠ギルドは、
貨商ギルドは、
司書ギルドは、
薬師ギルドは、
巫女ギルドは、
咒者ギルドは、
門吏ギルドは、
新世紀委員会は、ギルド連合本部にある最高意思決定機関。各ギルド長が委員を務め、ギルド間の利害を調整し、連合の方針を決定する。その権能から、新世紀委員 (The Next Era Committee Member) は「残り火の子ら」とも呼ばれる。慣例として、坑士ギルド長が新世紀委員長 (The Next Era Committee Chair) を務める。
ギルド連合本部は、太古の台地上に築かれていた表層都市を改修した、ギルド連合の中心地。深層都市群には中枢となる機構がなかったことの反省から、連合本部となる建物と組織が整備された。新世紀委員会を中心に、各ギルドの会館がある。また、台地南端の縦層路からは、西深層廊を経て「太古の深層都市」に至ることができ、縦脈路から小ブルスケッタの地上に出て古代文明と連絡することができる。この経路は、同盟戦争終結まで、ギルド連合と古代文明の接続を支えた。同盟戦争終結後、各ギルドが大雪原の各地に独自の拠点を建設したことで、連合本部は政治的中心としての純度を高めていく。
【座標】《-1536, 0》(縦層路)
【標高】《Y = 135》
【地生圏】雪原。
【面積】東西百メジャー、南北二百メジャー。
【題材】《古代都市》。
【様式】深層様式。
坑士会館は、ギルド連合本部にある、坑士ギルドの会館。
炉匠会館は、ギルド連合本部にある、炉匠ギルドの会館。
貨商会館は、ギルド連合本部にある、貨商ギルドの会館。
司書会館は、ギルド連合本部にある、司書ギルドの会館。
薬師会館は、ギルド連合本部にある、薬師ギルドの会館。
巫女会館は、ギルド連合本部にある、巫女ギルドの会館。巫女ギルドが復魂宗に離脱してからは、無人のまま放置されている。連合内では、巫女会館を改修して別の目的に使用することが検討されているが、巫女ギルドの復帰を目論むが頑強に反対し、現状が維持されている。
咒者会館は、ギルド連合本部にある、咒者ギルドの会館。咒者ギルドが復魂宗に離脱してからは、無人のまま放置されている。連合内では、咒者会館を改修して別の目的に使用することが検討されているが、咒者ギルドの復帰を目論む冥界派が頑強に反対し、現状が維持されている。
門吏会館は、ギルド連合本部にある、門吏ギルドの会館。
ギルディアン連絡体は、ギルド連合が発展的に変容した政体。ギルドの細分化・専門化・階層化により、従来のギルド中心のシステムでは、複雑になったギルド連合を統治できなくなった。ギルディアン連合体でも、新世紀委員会(評議会?)を最高意思決定機関とするが、連絡体の中には複数の評議会が存在し、時代状況によって様々な評議会が実権を握る。
ギルド連合は、職能団体である各ギルドに所属する職能人(The Guild Member)から成立していたが、ギルド連合が拡大するにつれて、職能人ではない「ギルド連合の人間」(The Guildian)が増えていった。その結果、ギルド連合は、ギルディアン連絡体へと脱皮することになった。
職能ギルドに属さないギルディアンも、「連絡体」の構成員である以上、他のギルディアンと何らかの機能的な連絡を持っているはず。逆にいうと、他者に提供できる能力がない者はギルディアンではない。これは、もともとギルド連合が職能集団であったこと、ギルド連合が大雪原という厳しい環境にあったことから、いわゆる「働かざる者食うべからず」が徹底されていたことによる。ギルド連合=ギルディアン連絡体には、連絡網から外れるような怠け者や芸術家の類は存在しないことになっている。本当は、そのような者たちもいたが、その運命は推して知るべし。非常に厳しい社会。
ギルディアンに求められる、歯車・部品のイメージ、交換可能性、独立性、互いの疎結合、機能さえ発揮すれば内心はどうでもよい、などの性質は、まさにモジュールそのもの。 一方、彼らは深層系の文明に属するので、その魂観は未決論、すなわち死後の運命は決定しておらず、魂となっても偶然と選択が存在するという人生観を持っている。ひょっとしたら、人生の本番は死後だと考えており、連絡体の厳しい社会生活を受け入れていたのかもしれない。
深層系のギルド連合は空間的な文明であるため、各派閥の主張の基盤には「支配領域の拡大」がある。
深層派は、深層都市を基盤とする深層文明の再興を悲願とする多数派。深層復帰のため、まずはギルディアン連絡体としての力を蓄えるべきと考えている。これは、ギルディアン連絡体の公式方針でもある。
{深層派は深層都市調査隊を結成し、過去に放棄された深層都市の調査にあたっているはずである}。坑士都市モルトに本部がある?
同盟派は、同盟の精神を尊ぶ穏健派。王国主流派や聖教団地上派と協力し、創界の平和と進歩を目的とする。同盟の象徴である赤を使う。
統一派は、豊かな大ブルスケッタの支配を画策する陰謀派。反王国的な諸侯や、第三帝国の再建を目指す聖教団天上派と連携し、王国の転覆を狙っている。
フィヨウメクの各都市は地下が主体となりますので、あなたの言う通り「地下構造」は重要です。都市全体としては、多くが半地下構造になると思います。 - 住人の源流が深層人である。地下で暮らすことがむしろ自然。採掘技術もある。 - 大雪原には建材となる木々や山がなく、石材を取るには地下を採掘するしかない。 - 大雪原は寒冷で降雪もある。地上の建設は雪との戦い。しかも地上に暮らすと寒い。 - 都市の建築物をつなぐ回廊も雪に埋もれてしまう。それなら最初からトンネルで良い。 - 都市の全貌がブルスケッタ王国から確認できない。大雪原でギルド各都市が大発展していると知れると無用の警戒を招く。王国の方が遥かに力が上であると錯覚させておきたい。
| 都市 | 創界座標 | 冥界座標 | 備考 | 開始 |
|---|---|---|---|---|
| 審者都市ウルサス | 《-1536, 0》 | 《-192, 0》 | 太古の台地 | |
| 坑士都市モルト | 《-1280, 768》 | 《-160, 96》 | ||
| 炉匠都市フィアーノ | 《-1792, 768》 | 《-224, 96》 | ||
| 貨商都市コアントロー | 《》 | 《》 | ||
| 司書都市イーデル | 《-768, -256》 | 《-96, -32》 | 雪原村 | 20250422 |
| 薬師都市ウィッテンベルグ | 《-1280, -768》 | 《-160, -96》 | ||
| 門吏都市ユリアナ | 《-768, 256》 | 《-96, 32》 | 雪原村, 第一創異円 | 20250914 |
《-1792, -768》 《-1280, -768》 《-2304, -256》 《-768, -256》 《-1536, 0》 《-2304, +256》 《-768, +256》 《-1792, +768》 《-1280, +768》
各都市の深層は、上深層・中深層・下深層の三層に分かれている。下深層は、各都市を結ぶ深層廊が敷設されている。上深層には、冥界廊と接続する創冥門が設置されている。一般のギルディアンは深層廊を利用し、創冥門と冥界廊による高速移動は一部のギルディアンにしかその存在を知らない。中深層は都市と深層廊をつなぐエリアとして発展している。
審者は、ウルサスにおいて各都市の調整・調整・仲介、およびギルディアン連絡体としての審査・審判・審議・審理を行う者たち。各都市から派遣されたロビイストであり、連絡員、大使のような役割。連合本部の新世紀委員会の委員とは異なる。
ギルド連合本部は「太古の台地」の地表にあるが、審者たちの活動拠点は台地をくりぬいた内部にある。これが審者都市ウルサスである。
坑士都市モルトは、
第一深層都市出身の掘削技術者である坑士のギルド。同盟戦争では戦将を支援した。
深層空間を開拓した原初の技術。
深層文明再興のための技術(掘削など)開発が目的。廃坑も坑士ギルドの管理。
鉱石資源は地下に多いため、深層への回帰が絶対。
位置的には、第四・第五・第六深層都市群の上にある。ここから一四深層廊を通って第一深層都市に回帰することが彼岸。(太古の深層都市と第一深層都市を結ぶ回廊は厳重に封鎖されている)。第一深層都市の直上は大穴が空いており危険。第四(貨商)・第五(薬師)・第六(司書)深層都市群の深層派が支援している。深層都市調査隊の本部がある。
らせん状・階段状に地下へと掘削された巨大な穴。都市そのものが掘削地形。
巨大な階段状露天掘り(都市そのものが掘削地形)。底部に黒く光る深層岩の祭壇的中核。地上は雪原、地下は螺旋状に降りていく都市。
| 坑道 | 分布 | 色 |
|---|---|---|
| エメラルド坑道 (The Emerald Mineshaft) | Y = 232 | 萌色 |
| 石炭坑道 (The Coal Mineshaft) | Y = 96 | 灰色 |
| 銅坑道 (The Copper Mineshaft) | Y = 48 | 橙色 |
| 鉄坑道 (The Iron Mineshaft) | Y = 16 | 朧色 |
| 金坑道 (The Gold Mineshaft) | Y = -16、荒野 | 黄色 |
| ラピスラズリ坑道 (The Lapis Lazuli Mineshaft) | Y = 0 | 青色 |
| レッドストーン坑道 (The Redstone Mineshaft) | Y = -63 | 赤色 |
| ダイヤモンド坑道 (The Diamond Mineshaft) | Y = -63 | 昊色 |
| アメジスト坑道 (The Amethyst Mineshaft) | アメジストの晶洞 | 紫色 |
| クォーツ坑道 (The Quartz Mineshaft) | 冥界 | 白色 |
| ネザライト坑道 (The Netherite Mineshaft) | 冥界 Y = 15 | 黒色 |
各種鉱石を入手するために深層文明が掘りまくった膨大な坑道のうち、少なくない数が放棄され、廃坑となっている。現世紀においても、ギルディアン連絡体が新たな坑道と廃坑を増やしている。地表に近い部分では、古代文明や現世紀の勢力に由来する廃坑もあるだろう。
常時立ち上る蒸気。赤く揺らぐ光。巨大煙突群。
都市中央に縦穴型大溶鉱炉。周囲に環状作業回廊。地下に溶岩導管。
丸石製造機など
鉱石の製錬所。巨大な溶鉱炉など。
咒者の鉄偶トラップとの関係?
第四深層都市出身の資本技術者である貨商のギルド。同盟戦争では政臣を支援した。
深層資源である鉱石を、地上経済と交換可能な鉱貨に変換。
地上世界の経済的支配=資源・資材・人材の集中=深層文明の再興が目的。
為替・両替所の機能もある。
中央に巨大な円形取引ホール。地下に金庫群。
鉱山で採掘した鉱石を製錬し、鉱貨を製造する造幣所。
司書都市イーデルは、悠村《-792, -344》を基盤に開かれた都市である。
第六深層都市出身の写魂術者である司書ギルド。同盟戦争では謀官を支援した。
深層文明滅亡後、歴史の記録を開始。
本務は歴史・地理の記録、禁書(同盟戦争の記録)の管理。
イーデル図書館は、
地上に高塔型大書庫。地下に放射状禁書迷宮。
禁書庫は異界人の侵入を防ぐために「水の防壁」で囲われている。
禁書庫は、
図書館の一部。禁書が保管される。
なぜ古世紀の文書記録を禁書にするのか?->「辺境伯の進軍」の原因が深層文明にあることがバレるため
DELTAの禁書が「読まれてはならない相手」として想定しているのは、異界人です。
記憶の世界の住人である異界人は、時空を超越して常界の至るところに現れ、一見すると何でも知っているように思えます。しかし異界人とはもともと、「創界人の魂の記憶」が異界に転相されたものです。異界人の記憶は誤っている可能性がある。真実を確かめるため、異界人は常界に現れるのです。そしてその真実の一部は禁書に記されている。
もう一つ、似たような設定があります。悠竜時代、「太古の遊人」が異界に赴き、異界竜を討伐して竜卵を創界に持ち帰りました。竜卵には「その時点における三界の全情報が記録されており、孵化させると、時間を遡行して歴史に介入することができる」という設定があります。異界人は竜卵を奪還するために創界に現れますが、これも真実を知りたかったからです。
逆にいうと、創界で公式に語られる歴史は嘘だらけで、真実を知る者はごく一部ということになります。
禁書図書館をどこに建設するべきか、これにも解答が与えられました。異界人=エンダーマンは水に入ることができません。禁書図書館は水中に建設されるべきです。
禁書には真実の歴史である禁史が記されている。
世界の地理を把握するため各地の地図を収集している。
世界の全ての記録の収集・蒐集が目的。各地に分館(The Bruschetta Library, The Mesa Library)があり、その地の本を蒐集。
世界の地理を把握するため各地の地図を収集している。
王国からサトウキビを輸入して紙にしている。
収集する本・地図の出版を目的として設立。各地に子会社(The Bruschetta Publishing, The Mesa Publishing)があり、その地の本・地図を印刷。
薬師都市ウィッテンベルグは、悠村《-1384, -808》を基盤に開かれた都市である。
第五深層都市出身の錬魂術者である薬師のギルド。同盟戦争では貴族を支援した。
ポーションの作成にブレイズパウダーを使うためギルドを挙げての冥界派。
地下に自然を再現する。人工生態系。ヒトの繁殖・飼育? 異種交配??
アトレドに錬魂術(医学)と、植物園(人工生態系)の命存資源を提供している?? 北回り航路?
ポーション製造工場
各地に展開するポーション販売店。本当の目的は人体に対するポーションの効果の実験・タグ収集。
クリーキングによる樹脂生産
{植物園におけるヒトの飼育と関係?}
門吏都市ユリアナは、悠村《-728, 248》とその地下にある第一創異円《-748, -31, 192》を基盤に開かれた都市である。
第八深層都市出身の越魂術者である門吏のギルド。同盟戦争では総帥を支援した。
かつて創冥門を開発し、深層人の冥界への進出を実現させたが、太古文明の痕跡を発見するどころか、辺境伯の滲出を招いてしまい、深層文明を滅亡させた責を負わされる。「創冥門は深層人の墓標」と誹謗され、越魂術は禁じられた。ギルド連合内の席次は、発言権のない末席である。
深層人の金字塔であった創冥門は、辺境伯によって墓標へと変えられた。門吏は、深層文明滅亡の元凶とされ、屈辱的な立場を強いられた。門吏は沈黙を守り、怨恨を抱いた。創冥門の研究が始まったのは、炉匠のネザライトで坑士が岩盤の破壊に失敗したからではないか。司書の写魂卓と咒者の招魂函が、創冥門の原理だったではないか。創冥門によって冥界素材を入手し、貨商は交易で儲け、薬師は錬魂薬を作ったではないか。
「古代の客人」は、沈黙する門吏をしばしば訪れ、話を乞うた。八つの深層都市は連携しておらず、辺境伯によって容易に破られたこと。結束が求められているのに、ギルド連合は分裂していること。団結には公正な能力の評価が不可欠であること。門吏の話に、客人は頷いた。古代文明の八地方・十二院も半ば独立しており、父の執法院は辺境伯によって簡単に蹂躙されたこと。かつて太古文明を統治した聖座のような、強力な指導者が必要があること。そのためには力を示さなければならないこと。「私は、門吏がギルド連合を、ブルスケッタが古代文明を導くのが最善と思います」と客人は語った。
関所は門吏の本務。大豊原(ブルスケッタ王国)と大雪原(ギルド連合)の境界。
辺境伯討伐後の創界統治について、後に総帥となる「古代の客人」と契約を交わした門吏のこと。総帥に大ブルスケッタの覇権を握らせ、自らはギルド連合と大雪原を支配することを目的としていた。実態は、総帥に隷属し、その汚れ仕事を請け負う「闇のギルド」。最後は総帥に捨てられ、匪民に堕ちた。
途中にユリアナ監獄となる《古代都市》がある。
【開始】20260310
【座標】《-768, 0》~《-768, 256》
ユリアナ監獄は、
肉体的な牢屋ではなく、「魂の牢獄」。魂に旅路を辿らせない。魂をすぐに反魂させてゾンビにする? あるいはそもそも不死にしてしまう?>信仰アイデア:不死の王を参照せよ
やはり世界内の現実として不死は(まだ)達成されていないのだとする。ユリアナ監獄で実際に行われているのは、「不死の王」の理論に基づいた不死を実現するための、囚人を使った人体実験である。不死は達成されないので結果的に囚人は死んでおり、魂の牢獄としても機能してはいないのですが、リアリティはあります。
「獄吏たちは全力を尽くして何とか囚人たちを生かそうとしている」「囚人たちは『早く死刑にしてくれ』と乞うている」という逆説です。これが残酷さを生む。
それにしても、「魂の牢獄」を作れと命令したブルスケッタ初代国王は、いったい誰の魂を幽閉しようとしたのですかね? 単に最上級の刑罰を用意するだけにしてはコストとリスクが高すぎます。彼には、どうしても旅路を辿らせたくない魂があるのでしょうね。
「王自身の魂を幽閉するための牢獄」というのは一つのアイデアです。視点を変えれば、ユリアナ監獄は「王墓」ともいえます。なぜ王は魂の旅路を辿りたくなかったのか?
詳細はAIとの議論「DELTAの設定 ver 105」を参照せよ。
ユリアナ監獄についての全く別のアイデアです:
竜は莫大な魂を懐き、辺境伯は幾千幾万の魂の集合体とされます。これらの例から、一つの肉に大量の魂を注入すれば、強大な力を持つ実存が作れるのではないかと推測されます。ユリアナ監獄は、人工的に竜を作ろうとした実験場ではないでしょうか。巨大な肉が用意され、それに注入するべき魂の材料として、囚人が連れてこられるのです。これはかなりファンタジーらしい設定です。
ウルダル《-1448, 168》は、「太古の台地」《-1536, 0》の南にある雪原型の悠村。独自の軍事力を持たないギルド連合の傭兵となることで、創界文明の物資や技術を得てきた。ギルディアン連絡体の各ギルドが、フィヨウメクの各地に都市を建設した際は、その地の悠村を侵略・占領して拠点としたが、このときも傭兵悠村の悠民が働いた。後年、ウーゾ地区にオズボーン城塞が築かれたときには、傭兵悠村の兵も詰めた。
大雪原は元々寒冷地ではなく、「太古の崩壊」による急激な気候変動によって寒冷地となりました。その結果、大雪原の各地で物資や資源が乏しくなり、悠村間で奪い合いが起こります。ウルダルもそれらの悠村の一つでした。彼らにとって戦いとは、文字通り、生き抜くための切実な手段でした。ですので、「誇り高い戦士」のイメージは薄いです。少なくとも戦闘に関しては「何でもあり」だと思います(この点は騎士道精神のある騎士団とは違う)。一方で、悠村間の争いですので、「集団内の結束は固い」「裏切りは許さない」「鉄の掟」といったイメージが強いです。
ウルダルは他の悠村を物理的に破壊したかもしれませんが、その地の悠民は「吸収」したのかもしれません。大雪原の各地に小規模で生産性の低い悠村が点在し、しかも小競り合いをしているのでは拉致が空かない。大雪原の人員と資源をウルダルに集中させて「フィヨウメクを生き延びうる地にする」ことを目的にしているのはあり得ます。これは大雪原の統一ではなく、むしろ過疎化した広域自治体がコンパクトシティを作ろうとする動きに似ています。
ギルド連合は元々、深層に都市を築いた深層人でした。そのこころは「劣悪な環境で文明を興す」です。彼らを知ったウルダルの人は「大雪原にも持続可能な文明を興すことができる」ことに気付きました。ウルダルの本質は「大雪原文明の樹立」です。その過程で他の悠村は、征服され・吸収されたというのが実情だと思います。目的は資源の集中です。目的がはっきりしているので、彼らの判断は合理的になります。これが滅ぼされた側から見ると、冷酷にも見えるし、温情にも見える。
悠竜時代がEudrake Ageでした。その後、創界文明は古世紀に入るのですが、ウルダル人にとっては悠竜時代がずっと続いています。ウルダル人が作ろうとしたのは、大雪原で生き延びることが可能な次の時代、悠雪時代 Eufonn Ageではないでしょうか。社会や文明ではなく、時代を作ろうとしたというのは、わかりやすいですし、抽象的なのでフワッとさせやすく、理想も詭弁も語りやすくなります。
大雪原で生き延びるために、ウルダル人は一般的に、非常に具体的であり、抽象的なことを嫌う。
悠雪命約(命を約束する)・命の権化である菌に対する信仰?
傭兵型悠村:
古ノルド語を基層にした現代化言語
戦争・契約・寒冷地生活の語彙が異常発達
法と言葉が直結している
雪原型悠村《-2008, -312》《-2088, 88》は傭兵悠村の暖簾分けか?
フィヨウメクの遺亡悠村は、ギルド連合とウルダルによって亡ぼされた五つの悠村。悠民の一部はウルダルに吸収され、悠雪命約の一員となった。亡びた悠村の跡にはギルドが入植し、都市を建設した。
コルドリス《》は、貨商都市コアントローの付近に存在した雪原型悠村。
ウィルムゲル《-1384, -808》は、薬師都市ウィッテンベルグの付近に存在した雪原型悠村。
氷解境域ウーゾは、古代戦争以降に温暖化が進み、大氷原の雪や氷が氷解して利用可能になった新たな土地。境域(Frontier)は、「領域(Land)の境」の意味で、ウーゾの場合は大雪原(Snowland)と央海=大竜原(Dragonland)との境域にあたる。
ウーゾには、温暖な新天地を求めたブルスケッタやフィヨウメクからの開拓民・入植者が入り、開発を始める。彼らは拓民(Settler)と呼ばれた。特に、自前の食料生産地を求めていたギルディアン連合体にとって、耕作可能なウーゾの地は天の恵みともいえた。
拓民に加え、匪民などもウーゾに入り込み、一帯の勢力は徐々に大きくかつ不安定になる。ウーゾは、地政学的にフィヨウメクとブルスケッタの間に楔を打ち込むような位置にある。門吏都市ユリアナとブルスケッタ国王領の間を結ぶ街道、および自由都市が脅威にさらされ得ると判断したブルスケッタ王国は、ウーゾのブルスケッタ側、オズボーン地区に要塞を作り、兵を駐屯させた(オズボーン城砦)。