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物語 [2026/01/05] shuraba.com物語 [2026/01/11] (現在) shuraba.com
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 # 第三章:物語 # 第三章:物語
  
-### 第一節:言と物語+### 第一節:言と物語
  
-[[事典:]]は一般的に、「[[事典:創界人]]が自らを識ろうとする欲求の発現」と理解される。言が表現する対象は、[[事典:実存]]を起点として[[事典:識子]]から[[事典:宇宙]]までの全存在に及ぶ。+[[事典:]]は一般的に、「[[事典:創界人]]が自らを識ろうとする欲求の発現」と理解される。言が表現する対象は、[[事典:実存]]を起点として[[事典:識子]]から[[事典:宇宙]]までの全存在に及ぶ。
  
-による[[事典:存在]]の描写を**[[事典:物語]]**という。物語の内容は[[事典:倫理]]と[[事典:実像]]に、形式は[[事典:原話]]と[[事典:理論]]に大別される。倫理は「存在のあるべき姿」、実像は「存在のあるがままの姿」の物語である。原話は「言の構成的な展開」、理論は「言の論理的な接続」である。+による[[事典:存在]]の描写を**[[事典:物語]]**という。物語の内容は[[事典:倫理]]と[[事典:実像]]に、形式は[[事典:原話]]と[[事典:理論]]に大別される。倫理は「存在のあるべき姿」、実像は「存在のあるがままの姿」の物語である。原話は「言の構成的な展開」、理論は「言の論理的な接続」である。
  
 倫理の原話を[[事典:信仰]]、倫理の論理を[[事典:哲学]]、実像の原話を[[事典:歴史]]、実像の理論を[[事典:科学]]という。各物語が到達すべき「存在の真の姿」を[[事典:真理]]という。 倫理の原話を[[事典:信仰]]、倫理の論理を[[事典:哲学]]、実像の原話を[[事典:歴史]]、実像の理論を[[事典:科学]]という。各物語が到達すべき「存在の真の姿」を[[事典:真理]]という。
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 ###### 表:物語の分類 ###### 表:物語の分類
  
-|**物語**^原話^理論^+| ^原話^理論^
 ^倫理|信仰|哲学| ^倫理|信仰|哲学|
 ^実像|歴史|科学| ^実像|歴史|科学|
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 「自らとは何か」を問う創界人の物語は、実存の探求から始まる。 「自らとは何か」を問う創界人の物語は、実存の探求から始まる。
 +
 +{創界人は識子を知らず、その粒子性のみを視認する。創界人による実存の理解は、識子の動態と照応する。}
  
 #### 第一項:死者と殯 #### 第一項:死者と殯
行 23: 行 25:
 創界人の原始的な葬礼では、死者の肉体は腐朽するまで安置され続けた。これを**[[事典:殯]]**という。創界人が長期間の殯で死者を葬送した理由は、蘇生の監視と、[[事典:竜]]への抵抗である。[[事典:創界]]では、竜の[[事典:火]]によって頻繁に創界人が滅却されていた。殯は、竜禍を生き抜いた死者が静穏に[[事典:死]]を全うする儀式であった。死を過ち蘇った実存は、[[事典:冥界]]に堕ちるとされた。 創界人の原始的な葬礼では、死者の肉体は腐朽するまで安置され続けた。これを**[[事典:殯]]**という。創界人が長期間の殯で死者を葬送した理由は、蘇生の監視と、[[事典:竜]]への抵抗である。[[事典:創界]]では、竜の[[事典:火]]によって頻繁に創界人が滅却されていた。殯は、竜禍を生き抜いた死者が静穏に[[事典:死]]を全うする儀式であった。死を過ち蘇った実存は、[[事典:冥界]]に堕ちるとされた。
  
-#### 第二項:三元素の発見+#### 第二項:肉・魂・命
  
 創界人は、殯における死者の肉体の変遷を見守る中で[[事典:三元素]]を見出した。死者は肉体を残して意識を失うことから、[[事典:生]]は[[事典:肉]]と[[事典:魂]]からなるとされた。死者の肉体に[[事典:キノコ|茸]]が生えることから、肉は魂とは別に[[事典:命]]を宿すとされた。 創界人は、殯における死者の肉体の変遷を見守る中で[[事典:三元素]]を見出した。死者は肉体を残して意識を失うことから、[[事典:生]]は[[事典:肉]]と[[事典:魂]]からなるとされた。死者の肉体に[[事典:キノコ|茸]]が生えることから、肉は魂とは別に[[事典:命]]を宿すとされた。
 +
 +{創界人の理解では、魂と魂珠はしばしば混同され、魂珠を魂と呼んだ}
  
 【肉】実存を成す肉体。 【肉】実存を成す肉体。
行 35: 行 39:
 創界人は、自らの本質は魂にあると信じた。死後の「[[事典:魂の行方]]」は無二の関心事であり続けた。魂が永遠に存続する「[[事典:魂の憩]]」は生を超越する歓喜、魂が完全に消滅する「[[事典:魂の歿]]」は死を凌駕する恐怖であった。 創界人は、自らの本質は魂にあると信じた。死後の「[[事典:魂の行方]]」は無二の関心事であり続けた。魂が永遠に存続する「[[事典:魂の憩]]」は生を超越する歓喜、魂が完全に消滅する「[[事典:魂の歿]]」は死を凌駕する恐怖であった。
  
-創界人は、自らの「魂の行方」を識るために言を紡ぎ、物語を編んだ。実存を思索した創界人は、倫理によって自らを律した。倫理は、魂を赦す信仰と、因果を説く哲学を生んだ。実存を観察した創界人は、三界の実像を克明に描いた。その軌跡は歴史として記録され、知識は科学として構築された。+創界人は、自らの「魂の行方」を識るために言を紡ぎ、物語を編んだ。実存を思索した創界人は、倫理によって自らを律した。倫理は、魂を赦す信仰と、因果を説く哲学を生んだ。実存を観察した創界人は、三界の実像を克明に描いた。その軌跡は歴史として記録され、知識は科学として構築された。
  
 ### 第三節:実存と倫理 ### 第三節:実存と倫理
行 61: 行 65:
 ##### 魂の行方 ##### 魂の行方
  
-「魂の旅路」を経て、魂は肉から解脱する。その最終的な結末を「**[[事典:魂の行方]]**」という。魂が魂のまま永遠に存続することを「**[[事典:魂の憩]]**」、魂が三界から完全に消滅することを「**[[事典:魂の歿]]**」という。創界人の大多数は、自らの本質である魂の永続を望んで滅失を恐れた。信仰の究極的な使命は、肉から解脱した全ての魂を赦すことである。+「魂の旅路」を経て、魂は肉から解脱する。その最終的な結末を「**[[事典:魂の行方]]**」という。魂が魂のまま永遠に存続することを「**[[事典:魂の憩]]**」、魂が三界から完全に消滅することを「**[[事典:魂の歿]]**」という。創界人の大多数は、自らの本質である魂の永続を望んで滅失を恐れた。信仰の使命は、肉から解脱した全ての魂を赦すことである。
  
 ##### 決定論と未決論 ##### 決定論と未決論
物語.1767604083.txt.gz · 最終更新: by shuraba.com