- 読書日記

2016/02/15/Mon.読書日記

ようやく最近、読書欲が湧いてくるようになった。

『かぜの科学』は、ほぼライノウイルスの生態の話である。どのように疾患が生じるのか、どうすれば予防・治療できるのか。この二点が極めて具体的に活写されている。題材の身近さも相まって、臨床医学の実際がよく理解できる良書である。

佐藤優は仕事を選ばない。膨大な量の執筆を、いずれも真剣にこなす——少なくともそのように振る舞う。私は彼の著書から、その仕事ぶりについて刺激を受ける。『知の教室』も、内容はどうということはない。

玄侑 [前略]本当に幅広いご活躍ですよね。

佐藤 いや、売文業者ですから(笑)。

(【第7講座】対話のテクニックを磨く)