- 今日のあれこれ

2009/12/24/Thu.今日のあれこれ

年末に向けて実験を片付けている T です。こんばんは。

研究日記

3 本目の論文は、グラフに色を塗ったら即日 accept された。何だかなあ。

クリスマスということで、ボスが買ってきてくれたケーキを、研究員嬢、ボスの長男氏と一緒に 4 人で平らげた。その後、研究員嬢を除く 3 人で焼き肉。

来年度以降どうするかについて、ボスに少し相談する。とりあえず学振 PD に出そう、というのがボスの提案であった。学振 PD に応募するとなると、まずは研究室を決めねばならぬ。どこそこのラボでこういう研究をしたいからサラリーと研究費をくれ、というのが学振 PD の形式である。「どこそこのラボ」からの推薦状も要る。つまり書類を作成する前に、どこそこのラボと充分な意思疎通をしなければならない。応募するなら年始早々に動かねばならぬ。

一方、俺の業績では学振 PD の獲得は困難ではないのかという予想もある。DC と反比例して、PD の採択率は年々減少している。色々と問題が指摘されるポスドクという存在を減らすことが、ここ数年の文部科学省の方針であると聞く。加えて、来年度から日本学術振興会の予算もほぼ確実に削減される。特別研究員の採用数も少なくなるだろう。

もちろん、学振だけが生き残る途ではない。特に魅力的なプログラムだとも思わない。学生ですらない者に対して社会的な保証を一切付さないあたりは、もはや冗談にしか思えない。文句は採択されてからにしろ、と言われるかもしれないが、他の若い研究者はどう思っているのだろう。俺の周りには若手研究者という名の医者しかおらぬので、そのあたりのことがわかりにくい。