- 研究と通勤時間

2009/02/03/Tue.研究と通勤時間

ボスとの外食が続いている T です。こんばんは。

研究日記

大学 → 病院。

先月 25 日に面接させて頂いた方々の内、1 人を採用前提でボスが再度面談した。3 月に生物工学の修士課程を修了される予定の女性で、わざわざ接続の悪い隣県から通ってくるのだという。ご苦労なことだが、本当に苦労するのは彼女の通勤時間に起因する皺寄せを被る (かもしれない) 周囲の人間であり、互いに良いことなど何もない。

「これだから研究者は……」と思われそうだが、住居が強制 (半強制) される職業は色々とある。魚屋が市場に間に合わぬ場所に住むなど考えられないし、自衛隊員がバラバラに散っていて緊急出動までに 2 時間もかかるようでは困る。そういう話をしている。研究、特に生物系では、実験動物や培養細胞のリズムに合わせて生活をしなければならない場面も多々あるので、現場で実験をする者がラボの近くに住むことは半ば常識化している。ラボから遠い場所に居を構え競争に破れ去るのは勝手だが、研究活動のかなりの部分が税金で賄われていること、研究の多くはグループでなされることを考えれば「勝手」だけでは済まされないこともある。

面談後、ボス、研究員君、研究員嬢、被面接者で食事。