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2008/10/29/Wed.仕事色々

体調はまずまずの T です。こんばんは。

研究日記

テクニシャン嬢が体調不良で欠勤。俺の風邪を移してしまったのかもしれん。

Reject された論文を別の journal に投稿。やけに鬱陶しい online submission のシステムだった。Authorship agreement が必要とかで、coauthor の署名も集めねばならん。うぜえ。最近は論文の信憑性を揺るがせるような不正が多いから、編集側 (= 学会) が神経質になるのもわかるんだけど。この journal も、先月の issue に掲載された論文が、別の journal に掲載された論文の盗作だったということで retract (撤回) していた。正直な話、そこまでのリスクを冒して投稿するような journal ではないと思うが……、いや、そういう問題ではないな。

大学院の K先生の論文が英文校閲に出されたらしい。ということで、俺の論文 (上に書いたのとは別物) にボス・チェックの順番が回ってきた。我がラボの manuscript の推敲過程は——、

  1. 1st author が Word で manuscript を書き、ボスにメールで送る。
  2. ボスが manuscript を印刷して推敲する。推敲箇所はプリントアウトされたものに手で書き込まれる。
  3. 1st author はボスの書き込みを解読して Word ファイルに反映する。書き込みが汚くて読めないこともしばしばだが、ボス曰く「これを解読する内に論文を書く力が付くんや」。確かにそういう面もあるとは思うが……。
  4. 2〜3 を繰り返す。
  5. 英文校閲 (業者) に出す。ここでチェックされるのは英文の形式 (the を付けるとか付けないとか) のみ。
  6. 投稿する。

Manuscript を書く前に figure の作成もある。Figure も結構やりとりがあるのだが、manuscript を書き始めてからリテイクが入ることはほとんどない。今日は 2. の、推敲箇所の解読を頑張った。

リテイクといえば、文部科研の書類を書き直せという指示も本日頂戴した。別に構わんが、施設内の締め切りはもう過ぎたはずでは……。大丈夫なのか?

研究員君の実験も幾つか手伝っているのだが、それについて、ボスとしばし相談。

細胞培養用の血清購入について、業者に伝票処理を依頼。血清は高額なので、まとめ買いをすると結構な金額になる。研究費から一度に落とせないので、数本ずつ分割購入したように伝票を切ってもらう——って、こんなことは研究とは全く関係ないんだよな。クソみたいな、どうでも良い、実につまらぬことだ。何だか悲しくなってきた……。実務関係については他の奴らももう少し、否、やめておこう。

夕方から大学でセミナー。どうも忙しない。やることの種類が多くて疲れた。国際学会も近いし、この 3連休は出勤する予定。