- サイエンスってとっても素敵なんだぜ

2007/11/30/Fri.サイエンスってとっても素敵なんだぜ

ゲームのページでも作ろうかと思った T です。こんばんは。

似非ゲーマーだから感想や覚書以上は無理だけど。

研究日記

大学 → 病院 → 大学 → 病院。

大量の初代培養細胞にウイルスを感染させ RI を取り込ませるという実験が上手くいって小躍りする。Primary culture と RI という組み合わせは手間暇と金銭がかかるから絶対に失敗したくないが難度も高いので緊張する。

Primary culture は cell line とは違って培養毎のクオリティに違いがあるから系を安定させるには普段よりも工夫が必要になる。とはいえ、いくら実験者が知恵を絞ったところで最も重要なのは細胞の質であり、これなくしては実験が成立しない。そこで要求されるのは純粋な技術である。いつも素晴らしい細胞を供給してくれる大学のテクニシャン君には感謝している。ありがとう。

一般的に RI は高価な材料であり、入手にも使用にも手続きが要る。実験も RI 施設に引きこもって行わなければならず、面倒ではないといえば嘘になる。おまけに微量とはいえ放射線を浴びるわけで、文字通り命を削っての実験といえよう。論文のための追加実験だから否やはないが、血で文字を書いているような気分だ。というのは大袈裟だけど。

世の多くの論文がこのように書かれているのかと妄想すると涙がこぼれそうな気持ちになることがある。人類知の拡大ってスゴい営為なんだぜ……。

今日のニコニコ動画

ジワジワくる。

先日の日記で「ある時点でのコメントの状態を保存する機能があれば良いと思うんだけど」と書いたが、その直後にそれそのままの機能があることを知ったのは秘密だ。スゴい損をしていた気分がする……。