神道は宗教ではないと思うこともある T です。こんばんは。
以下は半ば冗談である。
一神教における神の名前は、ヤーハエだとかアッラーだとか、唯一絶対神にしてはエラく情けない音である。もう少し腹に力の入る名前にできなかったのか。
試みに手元の『日本書紀』をめくってみれば、一番最初に登場する我らが神の御名は、國常立尊 (くにのとこたちのみこと) とある。次に重要な神の御名を、天御中主尊 (あまのみなかぬしのみこと) という。以下、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)、伊弉冉尊 (いざなみのみこと)、天照大神 (あまてらすおおみかみ)、月夜見尊 (つくよみのみこと)、素戔嗚尊 (すさのをのみこと) と続いていく。何と格調高い御名ではないか。
それに比べて、「アッラー」。豚は食うなとか、言うことも一々小さい。一神教の神は、全宇宙を創造する一方で、地べたに這いつくばっている我々が少しでも悪いことをすると、それ相応に罰を与えたりもする。そういう、非常に卑しい、コセコセとしたことに、常に気を配っている。昔はともかく、現在の宇宙観からすれば、大したスケールではない。
高天原 (たかまがはら) (= 宇宙) に生まれた天御中主尊は、何をするというわけでもなく、その後の記述もない。この抑制がスゴい。天御中主尊は宇宙神であり、その存在が宇宙そのものでもある。我々の理解から隔絶した存在。だからこそ神なのだ。万歳!
病院。
細胞の培養と、雑用を少し。