- 青いこと書いてるな

2007/03/06/Tue.青いこと書いてるな

悩んでいる人は、悩むヒマもないくらいに働いてみれば良いんじゃないかと思う T です。こんばんは。

いや、皮肉じゃなくてマジで。突き抜けた所に見えてくるものもあるぜ。覚悟はいいか? 俺はできている。

研究日記

大学の研究会で発表。コーディネーターはボス。

捏造データや、捏造ではなくとも再現性に乏しいデータが乱舞する再生業界だが、一方で、コツコツと堅実なデータを溜めてきたラボは今やスゴい地点に到達している。分化マーカーがどうこうってレベルじゃないよ、もう。去年の研究会もそうだったけど、実りある 1日だった。

昨年同様、PC係を拝命する。普通、発表者はこういう雑用を免除されるんじゃないの? 仕事だから良いけど。しかし私と同年の、発表者ではない研究員君がのんびり聴講してるってのはどうなんだ。気の利かない奴め。腹が立つとかいう以前に、そのあまりのボンヤリが羨ましかったり、哀れに思えたりする。こいつは一生こうなんだろうな。実際にそうなるかどうかは知らないが、他人にそう思われた時点でそういう扱いしかされなくなるんだよね。怖いことである。以上、自戒を込めて。

夜は講演者の先生方と打ち上げ。いつものことながら、医者にあらずは私のみ。ここでも雑用が諸々。逆に気を遣ってもらったりして恐縮する。やっぱりこういう点で医者はしっかりしていると、いつも思う。

雑用、雑用と書いているが、これは「研究以外の仕事」という程度の意味であって、私としては仕事半分、社会勉強半分、という感じで淡々とこなしている。むしろ研究一筋というのも危ない。などと、理学部出身の私は思ったりもする。営業や接客に比べれば何でもないよね。蛇足だが、どの仕事はどうこう、というレベルの話をしているのではない。どの仕事も特殊である。それらを貫ける普遍性が社会性である、と仮に定義しても良い。そういうことが、ほんの少しずつわかってくる。

日付が変わってから帰宅。駅までボスと歩く。論文のこと、人事のこと、お金のことをポツポツと話す。難しいな。でも、難しさを知らなければ問題を解決はできない。問題があることすら知らない人間とは、見ているものが違ってくる。ホント難しいよ、仕事は。