- 学会発表という締め切りが実験を加速させる

2007/02/09/Fri.学会発表という締め切りが実験を加速させる

忙しいときに限って仕事が増える T です。こんばんは。

普段、金曜日は休みなのだが、どうも休める状況ではない。今日は午後から出勤させてもらうことにして、午前中に掃除と洗濯を済ませた。明日からの (世間でいうところの) 3連休は仕事が山盛り。誰もいない研究室で、ベンチを占領して実験三昧の予定である。昨年 12月から今年 1月までは論文を書くのが主で、あまり実験をしていなかったから、少し楽しみではある。学会という締め切りさえなければ。

今日はイタリアのブローノ・ブチャラティ氏の言葉から。

『ボスから指示を受ける』『テクニシャン嬢に指示を出す』

「両方」やらなくっちゃあならないってのが「研究員」のつらいところだな

覚悟はいいか? オレはできてる

ブ氏は 2000年前後にギャングの幹部として活躍し、超能力を持っていたという噂も一部では流れている。

研究日記

プロモーターを入れ替えたベクター、発現するのは発現するんだけど、凄く弱い。調べてみたら、polyA も入れ替えるべし、とある。とにかく実行することにした。

不勉強で恥ずかしいのだが、特定のプロモーターと特定の polyA の組み合わせが発現量に関係するという、その機構がよくわからない。プロモーターは転写の開始、polyA は転写後の話だろ? PolyA を変えて発現量が変わるっていうのは、mRNA の安定性が変わったからということで理解できるが、それとプロモーターはどう関係があるのか。転写量まで変わるのか (転写量が変わらないのだとしたら、プロモーターと polyA の「組み合わせ」ではなく、単なる polyA の問題である)。両方に関連があるのは RNA polymerase なんだろうけれど……、違うのか。