- 人間は億劫なことをしない

2007/02/07/Wed.人間は億劫なことをしない

思ったように時間が取れない T です。こんばんは。

理想の本棚

文庫本の大きさは大体、縦15 cm × 横10 cm である。毎日、厚さ 1 cm 分を読むとする。3年後には、15 cm × 10 cm × 1 cm の 1000倍、つまり 150 cm × 100 cm × 10 cm の体積となる。意外と小さい。もちろん、こんな山積み状態で置くわけではないが、工夫次第でかなりの量を書斎に詰め込める可能性が示唆される。本棚の体積に占める書籍の体積、つまり容積率をいかに高めるかがポイントであろう。

蔵書といえど、ただ蔵しているだけなら、それは死蔵である。目に届かない所にある本は目にしないし、手の届かないところにある本は手に取らない。人間、そういうものである。私は読破した本を結構な割合で再読するタイプなので、本を平積みにすることはないし (抜き取れないから)、奥行きの深い本棚に前後 2段で収納することもしたくない (背表紙が見えないから)。再び参照するために、スペースを割いて本を置いているのである。

なので、できるだけ多段で薄い本棚が欲しいのだが、なぜかそういった商品は少ない。高価な本棚ほど不必要にゴツく、容積率が下がる傾向にある。で、「エグゼクティブ」とか銘打ってある。アホか。本棚の役目は本を収納することにあるのだから、容積率の高さと価格が比例するべきだと思うのだが。確かに、文庫専用本棚というジャンルはある。私と同じことを思っている人が多いのか、どの通信販売でも常に品不足である。作れば作っただけ売れると思うのだが、売り切れたまま絶版になることが多い。不思議である。容積率の低い本棚の方が、売る方にしてみれば最終的によく売れる (同じ冊数を収納するのに、より多くの本棚が必要になる) からか。そんなバカなと思うが、邪推したくもなる。

本屋の文庫コーナーにある本棚が最強だと常々思っているだが、あれはどこで買えるのだろうか。

研究日記

たまには役立つ情報とか。

仕事関係の作文がたまにあって、これらは日本語で書くことが多い。そこで、職場と自宅の Win マシンにライフサイエンス辞書を入れている。

面白いように専門用語が変換されるのでオススメ。ブラウザ用のツールバーもあり、論文を書くときには大いに重宝した。

残念ながら PubMed のツールバーというものはない (以前に存在したが、現在はサポート中止になっている)。代わりに、Google ツールバーに PubMed ボタンを付けたもので我慢している。

上にも書いたが、人間は億劫なことをしないので、こういう環境を整えることは大事だと思う。勉強するときは辞書を机上に置くのと同じ。