- Respectively

2006/11/30/Thu.Respectively

実験がしたい T です。こんばんは。

研究日記

病院。

引き続き論文書き。Materilas & Methods で、書くのが面倒な所を「as described previously」とか「according to manufacture's instruction」で済ましていたら、ひどく短くなってしまった。しかし考えてみれば、新しい手法を開発したのではない限り、全てはどこかに「described previously」なわけで、せいぜいがベクターの名前を入れ替えるとか、ボリュームを変更するとかだけでお茶を濁すこともできる。色々な論文を見て回ったけれど、Materials & Methods の文量にはかなり差がある。極論すれば、特別な実験をしない限り、まァどうでも良い、とすらいえる。そんな所ばかりこねくり回しても仕方がないのだが。せめて Results を書くか。

母語ではない言語で論文を書くというのはもどかしい。根本的なモチベーションの拠り所は、論文が publish されれば業績になる、とかいう以前の、文章を読んだり書いたりするのが好きかどうか、という点にあるのではないか。たとえ無意識にしろ、もっと良い文にならないか、さらに適切な表現はないか、という根源的な問い掛けがない限り、英語論文を書く気力なんて続かない気がする。文章を書くのが嫌いな人には、苦痛以外の何物でもなかろうと想像する。

基本的に、理系の人は読んだり書いたりするのが好きな人間が多い。ちょっと貴方のブックマークを覗いてみてほしい。登録されている blog や日記の作者には、意外なほど理系が多いのではないか。客観的に見て、ネット上の理系率は現実のそれよりも高い。

理系文系論なんて下らないので止めにする。そんなヒマがあったら論文書け、と。先日買った VAIO がこんなところで活躍するとはなあ。Mac で書いても良いんだけど、遊びたくなるので。Win マシンを開くと、身体が「あー仕事だなー」と思うので、こういうときにはよろしい。