- Stamatoyannopoulos et al.

2006/04/10/Mon.Stamatoyannopoulos et al.

今夜はボスの誘いを断った T です。こんばんは。

研究日記

夜は恒例のセミナー。その後、哀れなボスを置き去りにして帰宅。今日は少々体調が悪い。

細胞の大量培養をしている。週末は 100枚単位のディッシュを扱った。作業をクリーンベンチで行うため、常に腕を浮かせている。おかげで二の腕が筋肉痛。そんな話をしたら、「年寄りですね」とテクニシャン嬢に笑われた。君もすぐにわかるさ。

論文を読んでいると、様々な人名に出くわす。見かける頻度が多く、印象に残るのは中国名で、「Li」や「Xu」など、極端に短いものが多い。人数が多い割に苗字のバリエーションが乏しいので、彼らは名前の 1文字目をミドル・ネームとして使う習慣がある。「Wu Li Yu」などと書く。元素記号の羅列かと思ってしまう。

今日は極端に長くて(そして奇妙な)姓を見かけた。彼の名を、Stamatoyannopoulos氏という。PubMed で検索すると、同国人だろうか、Papayannopoulou氏という共著者を発見した。この 2人の名前で発表された論文は数多いのだが、いったい何事かというほどに著者欄が長くなる。

そういえば、田中芳樹『銀河英雄伝説』に、スールズカリッター (Soulzzcuaritter) という軍人が登場する。彼はその奇妙な姓のゆえにイジめられた過去を持つ、というエピソードだった。その後、上官が付けてくれた「スール」という略称に改姓したが、まァそんな話はどうでも良い。

俺の知っている線虫研究者に Q というイニシャルの人がいる。ちなみに日本人である。いつもチョッキを着ているので、我々は「チョッキの Q」と(陰で)呼んでいた。何で Q なのか、誰も知らない。