- ♪ 1曜日はセミナーを聞き〜

2006/03/27/Mon.♪ 1曜日はセミナーを聞き〜

自分で「良いアイデアだ」と思ったものは大抵ドン引きされるので、ここで書くことにしている T です。こんばんは。

どうして曜日にだけ名前が付いているんだろう。1曜日、2曜日……では不都合があるのか。睦月 (January)、如月 (February) というふうに、月にも名前はある。ひょっとしたら、昔は名前式の方がメジャーだったのかもしれない。数で示すようになったのは、便利で、正確で、簡単だからだろう。

便利だと思うけどな、1曜日。

そもそも七曜というのがよくわからない。古代人が暦法や角度に 60進法を採用したのは、60という数字が他の多くの数字で割り切れるからである。それを、何でわざわざ 7 でブツ切りにするのか。六曜で良かったのに。

研究日記

大学のヒト ES 細胞研究会に参加。現在、我々のグループでは、マウスの他に霊長類 ES 細胞も培養している。プレゼンテーションを聴いた感じでは、霊長類をやっていれば、ヒト ES の培養も技術的にはそれほど困難ではない、という印象を受ける。むしろ面倒臭いのは、各種の申請だろうか。研究会の後半、文部科学省の役人が長々と話していたが、眩暈がしそうなほど手続きが煩雑である。しかしこれはボスの仕事。認可が下りるまでに 1年ほどかかるらしいが、本当にボスは手を出す気なのだろうか。

ヒト ES はマウス ES に比べて growth も遅いし、なかなか分化しない。受精から出産まで、マウスは 2週間、ヒトは 10ヶ月。マウス ES とヒト ES の成長・分化速度が同じであれば、その方がよほどおかしい。そんな話を先生とする。ここでどう考えるか。

  1. マウス ES とヒト ES の違いに興味が湧く。(理学者)
  2. マウスの方がツールとして有利じゃん。(やや理学者)
  3. やっぱりマウスはマウスじゃないか。ヒトでやらないと。(医学者)

独断と偏見で区分してみた。俺は「やや理学者」だろうか。もちろん 1. の志向もあるが、御飯も食べていかないといけないしね。

何て世知辛いんだ、嗚呼!