- 神戸賛

2006/01/18/Wed.神戸賛

神戸市の回し者ではない T です。こんばんは。

すっかり書くのを忘れていたが、昨日は阪神淡路大震災からちょうど 11年目だった。この日になると関西人の間では、「あのときどうしていたか」がいまだに話題となる。そのたびに我々は神戸に想いを馳せるのだ。「頑張ろう神戸」ではないが、関西随一の都市として、まだまだ神戸には君臨してもらわないと困る。

「東京は大いなる田舎」という評があるけれど、そういう意味では大阪や京都も巨大な田舎である。大阪の垢抜けなさはわかりやすいが、京都も案外そういう面がある。「京都であること」が自己目的化している部分があり、京都(人)が嫌いという人の気持ちもわからないではない。既に歴史的な役割を終えた街だから、仕方がない気もするけれど。そのような京都の側面については、「現代政治都市としての京都」で少し触れた。

そんなわけで、と強引に結びつけるが、やはり関西一の都市は神戸だろうと思う。都市の基本は文明であるが、大阪や京都は独自の文化が強過ぎる(それが悪いといっているわけではない)。文明の、そして都市の神髄はその受容精神にあり、「神戸らしさ」というのもそのあたりから立ち上っているのではないか。

「神戸は良い街らしいけど、特に見るものもないなあ」と思っている貴方。神戸は街そのものが最も魅力的なのだ。四の五の言わず、ブラブラ歩いてみなさい。