- 研究費あれこれ

2006/01/06/Fri.研究費あれこれ

自分の給料の財源をよく知らない T です。こんばんは。

研究日記

一昨日書き上げた申請書がボスの手によって提出された。締切が迫っていたとはいえ、ボスによる手直しは 2、3ヶ所。普段の彼に比して、あまりヤル気がないようにも思われる。「あれで通るんですかね」と先輩に尋ねたら、「今回のは推薦者がいるから通るらしい」とか。そんなものなのか。よくわからんが。

医学系の研究費は、プロジェクトにもよるのだろうが、それでもやはり潤沢である。1つ 1つの額が飛び抜けてデカいというわけではなくて、どうも金ヅルの種類が豊富であるような印象がある。例えば科研費がある。これは普通、文部省の科学研究費補助金(文部科研)を指すのだが、それとは別に、厚生労働省の科研費というものがある(厚生科研)。あくまで相対的な話だが、「文部科研は取りにくいが、割と自由に使える。厚生科研は取りやすいが、使い方に対して厳しい」らしい。文部省は各省の中で最もヘボい(と官僚がランク付けしている)省であり、それに比べて厚生労働省は巨大である。ここからの財源がなかなか大きいようだ。

それから、製薬会社や医療関係企業による研究助成金がある。多くは公募制であり、競争的資金であるが、これも医師特有の財源であろう。さらに、財団・法人などからの研究費がある。これまで聞いたこともないような財団がほとんどなのだが、それなりの額の研究費が飛び交っているらしい。どういう金なのだろうか。その財団は普段、何をしているのか。医者でもなく、社会人 1年生の俺にとっては、何となく闇を感ずる世界である。俺が知らないところで社会は回っているのだなあ。