今夜も炬燵で下着を乾かしている T です。こんばんは。
昨日の朝から干している洗濯物が一向に乾かない。いつまで干し続ければ良いのだろうか。部屋干ししようにも場所がない。困りながら我が豪邸をウロウロしていたのだが、ふと洗濯機に目が止まった。「ドライ」というボタンがある。なんだ、これで乾かせるじゃないか。早速ベランダから洗濯物を運び込み、洗濯機に放り込んで「ドライ」ボタンを押す。
……ドボドボと水が出てくるのはどうして?
それは「ドライ」ではないと思うのだが。呆然としている間に、水はあっという間に洗濯槽を満たし、最後にはピーピーと警告音が鳴り出す始末。反射的に蓋を閉じると、間髪入れずにガーガーと回転を始めた。これは……洗濯をしているのか?
【ドライ】乾いて水気のないさま。(大辞林)
俺は気が狂ってしまったのかと心配になって辞書を引いたが、想定していた通りの意味が載っている。何で「ドライ」ボタンで洗濯が始まるんだ。わけがわからん。一つ確実なのは、乾いた下着を身に着けられる日が来るのが、更に延びたということだけ。
来年 1月に、某研究班会議で発表することになった。口頭発表は久し振りだし、加えて発表時間が短いので、スライドをまとめるのに苦労しそう。話せることも限られるし、演題も工夫せねばならない。実家から通うことのできる場所で開催されるのは嬉しいことだが。
最近の Google はスゴい。「言語ツール」というページで、サイトを丸ごと翻訳できる。俺もこのサイトを英訳してみたのだが、かなり笑える英語が続出。まだベータ版だし、それも御愛嬌。しかし翻訳のレベルはともかく、サイトを動的に訳してしまおうという発想、そして実現してしまう技術力は大したものだ。
もう一つ。これもベータ版だが、「Google Scholar」という学術論文専門の検索サービスが立ち上がった。PubMed と似たようなサービスだが、独自性もある。
まず、論文のタイトルから直接、ジャーナルのサイトへとジャンプできる。PubMed の場合、論文のタイトル > PubMed の要約 > ジャーナルのサイト、という手順を踏むため、Google の方がダイレクトな感じがする(しかも、Google から PubMed の要約へとジャンプすることもできる)。
また、「Cited by 100」という形で、その論文の被引用数がわかるようになっている。これは嬉しい。それが全てじゃないとはいえ、山のように出てくる論文の中から効率的に重要な論文を選ぶには、是非とも参考にしたい数字である。
Google を褒めるばかりでは PubMed に申し訳ないので、気になった点も書いておく。Google の検索結果では、長いタイトルの論文は、題名が全て表示されない。これは致命的。全体的な見やすさもPubMed の方が優れている。
とあるタンパク質で検索をかけたのだが、Google で 15,700件のヒットがあるのに対し、PubMed では 1,623件。その差は約 10倍だが、Google はノイズが多い印象を受けた。さらに、Google では検索結果のソートができない(PubMed はできる)。場合によっては、目的の論文を探し当てるのに苦労することになるだろう。現時点では PubMed に一日の長があるように思える。だが、選択肢が増えることは良いことだ。Google にも頑張ってもらいたい。