- やれやれ

2004/05/27/Thu.やれやれ

長らく御無沙汰していた T です。こんばんは。

前回の日記を書いていたまさにその最中、父から電話があったところまでは書いた。内容は「母がガンである」という、単純にしてシビアなものであった。それが 14日(金)の夜。月曜から1泊で関東に就職活動に行く予定だった俺は、とりあえずその準備だけをしてラボへ。就職活動の資料を用意しながら朝まで待ち、そのまま始発で帰省した。この夜、ラボにはヒゲマン氏が残っておられたのだが、俺の話を聞いた氏は、一度自分の部屋まで帰られた後、クルマを出して再びラボまで戻ってきてくれた。朝まで付き合って頂いた上、荷物満載の俺を駅まで送ってくれたのだった。多謝!

こういうヒゲマン氏の優しさは、まさに本物。身に染みる。お世話になりました。ありがとうございます。

で、帰省して詳しい話を聞いたのだが、ガンは初期のものらしく、手術で切除してしまえば特に問題はないらしい。母も元気そうだったので一安心。週末を実家で過ごして、月曜は朝から関東へ。1泊して次の日、面接を兼ねた研究発表をたっぷり 1時間半。エラく疲れたが、ともかくプレゼンテーションとしては満足な出来。これで落とされたら、それは俺の実力が足りないということなのだろう。

就職活動終了後、再び我が豪邸へ。着替えだけを持って、翌朝(水曜)には再び実家。この日に母が入院。そしてさらに翌日(木曜)には早速手術。転移もなかったようで、オペも無事に終わった模様。あとは日に一度、病院を見舞う他は特にすることもなく、家事やら犬の散歩などをして暮らす。最初の一報を聞いたときは、どうなることかと思ったものだが、終わってみれば何ということもない。ま、それも事無きを得たから言えることではあるのだが。

術後の回復も順調だったようで、予定より早く退院。が、いくら良好とは言え、身体にメスを入れたのだから、そうそう普段通りに動けるものでもない。しばらく様子を見て、ようやく今日、我が豪邸に戻ってきたというわけだ。

さて、我が豪邸に帰還した俺を迎えてくれたのは、

発生源が異なる複数の異臭。

とにかく、取るものも取らず帰省していたので、週末にやっつけてしまおうとしていた雑事どもが、そっくりそのまま、丸10日間以上も放置されていたのだから仕方がない。決して見ることはできないのだが、部屋を歩くだけで、複数の匂いがまだらに漂っていることがわかる。まさに匂いのマーブル・チョコ。

まず酸っぱさの原因、洗濯機。中に突っ込んでおいた汚れ物が、醗酵したような匂いを醸し出している。大量の洗剤をブチ込み、速攻で洗濯スタート。就職活動で使った Yシャツとスーツは、バイクをカッ飛ばしてクリーニング屋へ。一丁あがり。

次に甘ったるさの原因、流し。鍋に水を張ったままで放置していたのだが、不思議なことに、鍋の中に残っていたのはゼリー状の物体。何だコレは。触るのもおぞましいので、とりあえず未確認軟体をトイレに流す。そして流しに熱湯を注ぎ、大量の洗剤とともに鍋を浸す。充分に殺菌できたと信じてから、さらに 30分待った後、洗浄。一丁あがり。

そして生臭さの原因、ゴミ。ベランダに放置していたゴミからも異臭が。雨もよく降ったしなあ。明日がゴミの日ということを考慮して帰ってきたのだが、これは正解だった。とりあえず口を固く結んで、夜になってから捨てに行く予定。

伏兵だったのが冷蔵庫。やれやれ、一通り片付けが終わったので発泡酒でも飲むか、とドアを開けた俺を迎えたのは、カビの生えた野菜ども。忘れていた。直行でゴミ袋行き。勿体ないが仕方がない。

最後に掃除機をかけて、埃っぽさとも Good-Bye! これで掃除関係は終了。100通近いメールと、各種郵便物の処理は明日にするか。銀行も回らねばならん。とりあえず、土曜のプログレスレポートには出席して、ラボの皆様に御挨拶することにしよう。迷惑かけてるし。通常通りになるのは月曜から、かな。