- 分子生物学会 1日目 (12/10)

2003/12/14/Sun.分子生物学会 1日目 (12/10)

ようやく冬物のスーツを買いに行った T です。こんばんは。

安売りで有名な服屋A で買ってきた。最初は 1着あれば良いかと思っていたのだが、結局は 2着買ってきた。だって、

1着買うと 2着目は(勿論ズボンを含めて)1,000円!

って言うんだから、これは買うしかないだろう。どういう価格設定なんだ。おかしいだろ。

……で、学会日記の 1日目。午前は元我が学科の教授・助教授だった A先生・K谷先生がオーガナイザーを勤める、進化発生学のシンポジウムを聞きに行った。どの発表も面白いものだったが、とりわけ印象深かったのは、トゲウオのヒレの発生を制御する因子の研究である。一連の Hox 遺伝子がヒレで発現しているかどうかを見たりしており、どうやらヒレの形成に関係しているのではないか、と言えそうな結果であった。

ここで俺の頭に浮かぶのは、どうしてトゲウオなんかで研究しているのか、という疑問である。

フカでやれ、フカで。

そう思いませんか貴方。だって、フカのヒレ形成遺伝子が見つかればフカヒレ作り放題じゃないか。俺だったら絶対そうするね。フカ幹細胞の培養系を立ち上げて、人工的にフカヒレ作りまくる。PIF (phine induction factor: ヒレ誘導因子) とかって名付けて特許取るな。

例えばK谷先生は亀の肋骨を誘導する因子を見付けようと研究されているが、これも絶対に鼈甲(べっこう)を人工的に作って金儲けしようという魂胆があるからに違いない。

(亀の甲羅は肋骨が変化したものであり、こういう形態をとるのは亀だけであるから、研究することに生物学的意義があるとか何とか理由を付けているが、それは表向きの理由だと俺は思うのだ)

いや、初日から欲得渦巻く学会であった(深読みし過ぎ)。