- タイの想い出 (7)

2003/01/28/Tue.タイの想い出 (7)

ここ2、3日、体内時計崩壊状態。辛いぜ。

さて、開会式の翌日からは具体的にプログラムが始まる。プログラムは「モジュール」と呼ばれ、子供達は毎日朝から夕方までを、このモジュール活動に費やすのだ。モジュールはスタッフにお任せなので、我々リーダー陣は簡単なプログラムの概要(これは毎朝本部から手渡される、ぶっとい英語のガイドブックに書いてある)を説明して、巨大なキャンプ場を迷わないようにプログラム会場まで送っていくと、

そこからは激ヒマ。

基本的に昼食はプログラム会場で配給(リーダーには別にキャンプサイトで配給される)されるので、作るのは朝と夜。つまり俺達の仕事は、朝早く子供達を叩き起こして、尻を叩いて飯を作らし、モジュール開始時間までに開場へと送り届け、夕方には帰ってきた子供達のこれまた尻を叩いて飯を作らし、あんまり夜更かしをしないように寝かしつける、その繰り返しなのだ(まあ、他にも色々あるが)。

これをショウ隊長は「お母さん状態」と名付けた。言い得て妙である。しかし、朝と夕方の忙しい時間を過ぎれば比較的ヒマである。といっても、普段のキャンプに比べてという意味。普通のキャンプなら、モジュールに当たるプログラムもリーダー側で企画展開しなければならない。今回はそれがない、というわけで時間をもてあました我々は他のサイトにお邪魔したり、反対に尋ねてくる外国リーダーをもてなしたり、ゆるゆると時間をすごしたのでした。

ところが、モジュールの中には場外プログラムというものもあり、これはキャンプ会場からバスに乗って外に行って展開されるのである。場外プログラムにはリーダーが付き添わなければならないので、子供達と一緒にプログラムに参加するのだ。

場外プログラムには三つあり、(1) 社会奉仕、(2) 文化遺産見学、(3) ハイキングと、どれも会場内ではできないものばかり。そういうわけで、明日からは場外プログラムについて書いていこう。(つづく)