- タイの想い出 (5)

2003/01/26/Sun.タイの想い出 (5)

土日こっそり更新。今年初めての牛丼はうまかった。

さて、ちょっと時間が出来たのでぶらぶらとキャンプサイト内をうろつくのだが、どこまで行っても日本人に出会わない。どうやら同じ国の隊は意図的に隔離されているようだ。まあ国際交流がメインテーマだから当然ではある。

ところで、タイに到着した日からタイ女性の美しさの虜になっていた俺。だってみんな美人やしスタイルええし(多分暑い気候と辛い食物の恩恵)すっかり惚れてしまった。で、並いるヨーロッパ勢を尻目にタイのキャンプサイトを突撃訪問。タイには女の子のボーイスカウトも多い。ちなみにタイは筋金入りの親日国家、あと、小学校から英語教育をしているらしくコミュニケーションには困らない。

俺「(意図的に可愛い女の子を選別して)ええ、俺はこのサブキャンプの日本隊の副長だが、ここの隊長はいますか? 挨拶に来ました」
娘「え、日本? 副長? ホント?」
俺「(ID カードを見せながら)ホンマやって。ほれほれ」
娘「すごーい、若い!!」

何がすごいのかよくわからんが、確かに俺は副長としては若い。日本選抜隊で下から 2番目。というか俺の隊のリーダー陣はみな若い。これはあとあと(良い方向に)尾を引くのだが、このときは何も思わなかった。しばらくしてテントの奥から 30歳くらいの女性が出てきた。

女「ようこそ。はじめまして、サンといいます。この隊のサブ・リーダーをしています」

驚いたことに、この女性副長は日本語で話しかけてきたのだ。話を聞くとタイの学校で英語を教えるかたわら日本語も少し教えているらしい。日本に来たこともあるという。年齢は 30歳で、これはタイのリーダーの中で一番若いという。それだからこそ、俺の年齢を聞いてビックリしたようだ。

サン「若いわねえ。一緒に写真撮って」(ここからは大体英語で会話した)

サンは非常に子供っぽいところがあって、すぐに仲良くなったのだが、今思えばこの写真がきっかけであった。サンと写真を撮り終わると、今度はタイの子供達に囲まれていた。みな手にカメラを持ち、一緒に撮ってくれとねだる。勿論OKで、写真を撮り終わると今度は質問攻めだ。ひえー。こいつらパワフル過ぎ。

と、少し困った顔をしてサンを見ると「あなたの顔はタイ人風のハンサムだからきっとモテるよ。しかも若いリーダーってあんまりいないから」などとほざく。嬉しいのかどうかもよくわからん。タイ人風のハンサムって何や。ちなみにショウ隊長はタイ人マフィア風、N上班はタイ人(「風」ではない)と言われたそうだ。やれやれ。

そんなこんなで遊んでしまって、サブキャンプ開会式、そしてその後は全体開会式となる。(つづく)