土屋賢二のエッセイは毎回同じネタの繰り返しなのだが、対談でも全くそれが変わらなかったので爆笑した。森博嗣もあとがきでこう書いている。
土屋先生のお話はまったく揺るぎなく常に一本筋が通っている (一本しか通っていない) ことが印象的だった。最近の土屋先生の書かれたものを拝読しても、まったく変わっていない。まだこの話をしているのか、よくぞここまで引っ張るな、というくらい首尾一貫している。
(森博嗣「対談の思い出」)
やっぱりスゴいわ。土屋「私の老人力は 53万です」。
おまけとして、巻末には土屋教授の探偵小説と、森博嗣の架空対談が付いている。特に土屋教授のミステリは森の薫陶を受けて書かれたもので、ある意味では一読の価値がある。