- 『空想科学読本 2』柳田理科雄

2004/05/01/Sat.『空想科学読本 2』柳田理科雄

数年前にブームになった「空想科学」系の一連の書物が、去年あたりから文庫化されている。

「空想科学」というのは、アニメや特撮のヒーロー、怪獣等が実在したらどのようになるか、というのを科学的に検証しようという趣旨のものである。大体において、とんでもない結果となる。真面目に検証すればするほど面白くなる、そのギャップを楽しむのが「空想科学」である。

既に『空想非科学大全』『空想科学読本 1』『空想歴史読本』『空想法律読本 1』がメディアファクトリーから文庫化されているが、本書の目玉は「空想科学世界の中で誰が一番強いか」を追及した第3部である。果たして「ジャイアント馬場 11 × 1037人分」の強さを示す最強の存在とは誰か?