初夏の宇治川。意外と流れは速い。
源義経と木曽義仲が宇治川を挟んで戦ったとき、義経側の梶原景季と佐々木高綱が先陣を争って渡河した。梶原の馬は摺墨(するすみ)、佐々木の馬は生月(いけづき)という生意気な名前が付いている。先に渡河したのは佐々木、合戦も義経軍の勝利に終わった。
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