- Skyrim と Dragon's Dogma

2012/05/20/Sun.Skyrim と Dragon's Dogma

Skyrim のメインクエストと主要なサイドクエストをクリアした。他にもやるべきことは沢山あるが、夏以降に配信される DLC と一緒に遊べば良いかなと思っている。というわけで、Skyrim は一休み。

Skyrim と関連して気になっているのは、来週発売される Dragon's Dogma である。据置機での完全新タイトルということを含め、意欲的な作品なので応援したい。体験版をプレイしたが、アクションが Skyrim よりも圧倒的に面白く、購入意欲が高まった。キャラクターエディットの素晴らしさは和ゲーならではで、種々の萌えポーンがアップされることが予想される。一方、この期に及んでイベントがカットインであることには失望を覚えた。

RPG でイベントがカットインされることについては、論理的に批判することができる。この種のイベントでは、ついさっきまでプレイヤーが自由に動かしていたはずの主人公が唐突に操作不能となり、プレイヤーの意思とは無関係に動いたり喋ったりし始める。ここでプレイヤーの没入感は一気に削がれてしまう。最早 role play ではないからである。小説でいうなら、一人称の文章がいきなり三人称に変わるようなもので、これを演出とは到底いえない。怠慢であろう。

さて、CAPCOM が作る open-world ARPG ということで、Dragon's Dogma に将来の MH を重ね合わせて見ている人も多いのではないか。MH4 のデモムービーで、ハンターがシームレスなフィールドを駆け回り、リオレウスにしがみついて攻撃するシーンが紹介されたのは記憶に新しい。

仮に、本当の意味で、変化に富み、厳しく、豊穰で、生態系と経済と政治が存在する open-world が用意できたとしたら——、実のところ物語は不要となる。様々なアクションが行えるキャラクターを放り込めば、その瞬間から僕たちは role play を楽しむことができるようになるだろう(プレイヤーに充分な妄想力があれば、だが)。そう、僕はハンターとなってモンスターを狩り、異性を口説きまくり、市長として街を発展させ、スポーツカーをブッ飛ばし、牧場の経営は表の顔で、夜陰に紛れて暗殺し……。