少し前、2 ちゃんねるのガンナースレッドで「重装甲ガンナー」が流行した。
ボウガンはモンスターの攻撃を受けないプレイが前提だが、上記の構成で挑むと、意外なほどダメージに耐えることができる。特にヤマツカミ戦では、あえて攻撃を受け止めることで自らを固定砲台と化すことができ、これが新鮮で大いにもてはやされた。
MH ではこのような戦術のブレイクスルーがときどき見られる。「回復速度 + 2」や「こんがり魚」などはほぼ死にスキル、死にアイテムとして認識されていたが、「重装甲ガンナー」としてパッケージされることで見事に蘇った。
ジョー兄と MHF をやっていた頃、彼が「MH って死にアイテムが多いよね」と言っていたのが印象に残っている。そのときは俺も同意したのだが、何となく引っかかったことを覚えている。当時は前作 MHP2 の末期であったが、その時でもなお今回のような新戦術の展開が起こっていた。「死にアイテム」は確かに多いのだが、ゆえにそれらを活かそうとする好き者が現れ、一見奇妙な新戦術が確立される。
無理に「活かそう」とする時点で、それらがゲーム的に「死んで」いることは間違いない。特に MH には、過去作の残骸とも言える微妙なアイテム、スキルが溢れている。けれども、たくさんあることで組み合わせの妙というものが発現するのだから、死にアイテムもあながち馬鹿にしたものではない。