- 関西精神

2013/04/21/Sun.関西精神

米国に来て三週間が過ぎた。

他人の手をわずらわせずに動けるようになり、実験の速度も上がってきた。今週は私が propose したテーマについて基礎的なデータを出すことができ、プロジェクトの価値を示唆できたのも良かった。

自宅で落ち着くことができればより能率も上がるのだが、いまだに台所では立って飲み食いをし、部屋では床の上に座るか寝転がるかという生活が続いている。今週末にようやくベッドが届いたが、肝心のマットレスが発送されておらず、ベッドフレームやシーツを恨めしく眺めながら床で眠っている。早く家具が欲しい。今の私の願いはそれだけであり、逆にいえば、他に不満がない程度には現在の生活に順応している。

英語も相変わらず下手糞なままだが、下手糞であることを何とも思わないくらいには慣れてきた。契約や規則でわからないことは質問せねばならず、腹が減れば何かしら喰わねばならぬ。私の broken English は、日々の事態に否が応にも対処を迫られる。のび太のように、「もう少しうまくなってから練習したほうが……」などと悠長なことは言っていられない。最近では、「俺の英語ハよく会話がまだ難しいので、お前ハわかりやすく話してくれマスね。ありがとう」と冒頭で宣言して後は平然としている。これからも関西精神を発揮して図太く生きていきたい。