GFP の蛍光が好きな T です。こんばんは。
Reject された論文を少し手直しして別の雑誌に投稿した。
今年のノーベル化学賞は、GFP 発見の功績で下村脩博士他に授与された。確かに GFP の使用頻度はスゴいよな。例に挙げるのが俺で申し訳ないが、修士論文でも、初めて publish した論文でも、今回 submit した論文でも使った。というか、今日も実験で使ったし。PCR や RNAi が受賞したのだから、普及の度合いからいえば GFP の受賞も当然か。
本当にどうでも良い話だが、前から気になっていることが一つ。ノーベル賞の賞金 1000万クローナって、3 で割り切れないんだよな。3人同時受賞のとき、いつも気持ち悪く思う。
昨日のノーベル物理学賞については全くの門外漢なので何もコメントできないのだが、次の記事を読んでいたく感心するとともに爆笑した。
あくまで素人考えだが、ノーベル物理学賞が他の分野に比べて授賞のタイミングを逸しやすいのは、物理学では「理論による予想」を「実験によって証明」するのに、しばしば長い時間がかかるからではないか。医学・生物学は基本的に事実先行型で、理論による予想というのはあまりない。大体において「発見」の学問であるよな。化学がどうなのかはよくわからないが、この分野は少々ネタ切れの感もあって、ここ数年は「基礎生物学賞・生化学賞」みたいになっている。試みに挙げてみると、
生物学関係がかなり多い。21世紀は生物学の時代だよなあ。
などと言われるが、そのココロは「21世紀はいよいよ生物学の結果が産業化される時代」なのであって、基礎研究がアツくなるのは生物学とは違うまた別のフィールドなんじゃないかと思う。