- 力こそマネー!

2008/04/07/Mon.力こそマネー!

3本の論文を並行して書いている T です。こんばんは。

研究日記

研究費の申請が 2件、不採択になった。次の申請の結果が明らかになるのは 6月だという。獲得済みの競争的資金はまだ数百万円しかない。その他に病院から支給される研究費もあるが、人件費で吹っ飛ぶ程度の額である。とりあえず 6月までは論文を書いて過ごそうという話になった。ボスは楽観的な人物であるから、「どうしようエヘヘ」などと笑っている。

少し話は逸れるが、厳密に言うと、俺はボスの競争的資金で雇われているわけではない。病院では 1つのラボにつき 1人の研究員を雇用することができ、その給料は病院が負担する。俺はその研究員ということになっているので、俺への給料の支払いはボスの懐を痛めないし、ボスの研究費が枯渇しても俺の給料がなくなるわけではない。この研究員の任期は 3年である。俺が就任したのが 2006年 8月だから、任期は 2009年 7月までだ。ボスが俺に「来年度の学振を取れ」と命じたのはこのことと関係している。「Paper があれば DC は取れる」とボスは言うが、そんな簡単なものだろうか。学振が取れなかったら鴨川で乞食をする予定である。

俺以外の研究員、すなわち研究員嬢や研究員君およびテクニシャン諸氏はボスのグラントで雇われている。研究員嬢は「どうしよう」とオロオロしているが、彼女は結婚しているので乞食をしなくとも旦那が食わせてくれる。また、来年度になれば俺のポストが空くので、後任と目される彼女が実は一番安泰なのである。

夜はセミナーで研究員嬢が発表。その後、ボス、助教の先生、大学院の K先生、研究員嬢と一緒にいつもの焼き鳥屋へ。日付が変わる前に帰宅。