- 寝GW

2007/05/05/Sat.寝GW

何もしない内に GW 後半を終えてしまいそうな T です。こんばんは。

Web 日記

CSS の編集は一段落 (飽きた)。タイトルとか日記のカレンダーとか、質感がイマイチな部分がまだ幾つか残っている。タイトルの文字は text-shadow が効くブラウザで見ると良い感じなんだけど、対応しているのは Safari だけ。画像を使えば簡単なんだが、 CSS の指定だけでどこまでできるか、という縛りでやっている。画像を使えばロードが遅くなるという単純かつ重要な理由もある。ブロードバンドが一般的になって、最近ではページの軽重はそれほど問われなくなった。しかし、たまにプレーンな HTML だけで記述されたページに遭遇すると、その軽さに驚いたりする。何だかんだいって、オシャレなページはある程度重い。

重くならない範囲で、もうちょっと (機能面で) アプリケーションっぽくしてみたい。言い訳のように何度も何度も書いているが、この場所でやってみたいことは、まだまだ残っている。

2年前に「Web サイトをデスクトップとして使えないか」と書いてから、ほとんど何も進展していない。アプリケーションっぽい機能は幾つか組み込んだが、まだまだ不充分である。というか、2年前にこんなことを考えていたんだな。などと遠い目。もちろんこの間に試行錯誤もあり、洗練もあったと思う。しかしまだ道半ば。

無人称

笠井潔の作品に、飛鳥井という私立探偵が活躍するシリーズがある。矢吹シリーズや天啓シリーズに比べると大したことはない (それでも普通以上に面白い) が、「無人称」という文体の実験が行われていて面白い。描写の視点は飛鳥井なのだが、「私が」などの一人称は出てこないし、かといって彼のことを「飛鳥井が」と説明する文章もない。それでも読むのに違和感がない。この小説が無人称であることに気付かないまま読み終える人も多いのではないか。そのくらい文章が練ってある。無人称小説なんて、日本語でしか書けないだろうな。

とはいっても、無人称の記述というのは結構ある。例えば日記。自分だけが読むような日記は、意識せずとも無人称になりやすい。しかしこれも英語では無理だろうな。論文は英語でも無人称だ。主語は省けないので、it を主語にするか、受動態にすることで無人称を実現する。We とか our が出てくることもあるが、書き換え可能である。

大丈夫。ファミ痛の攻略本だよ。

「数学の文章はテンションが高い」と先日書いたが、もう 1つ大事なものを忘れていた。ゲームの攻略本である。特にファミ通の攻略本は、クオリティは最低だがテンションは最高だ。攻略本は手元にないので、サイトの記事から引用する。

プレイステーション・ポータブル用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd』に登場する新モンスター、ティガレックスに関する最新情報を入手。ハンターたちを絶望の淵に追いやる圧倒的な戦闘力に迫るぞ!

どれだけ難しくても、たかがゲームで「絶望の淵」に追いやられることはない。そもそもゲーム雑誌の情報って、「最新」でも何でもないんだよね。人気タイトルなら 1週間もすれば充実したまとめサイトが出てくるわけで、エンターブレインの完全攻略本ならまだしも、ファミ通の最速攻略本はほとんど存在価値がない。しかも中身は間違いだらけ。それでいてコピーが、

大丈夫。ファミ通の攻略本だよ。

というから笑える。全然大丈夫じゃねえよ。一部で「ファミ痛」という蔑称が定着するわけだ。

おまけ

というわけで、今日の日記は最初の 1行を除き、無人称で書いてみた。