- 水面下の白鳥の足

2006/09/12/Tue.水面下の白鳥の足

自民党総裁選に立候補している谷垣貞一財務大臣の字がとてもヘタクソであることに驚いた T です。こんばんは。

研究日記

大学 → 病院。

来月上旬に、ボスが力を入れている学会の締め切りがある。あれもこれもと、かなり無茶な注文を受ける。8割ほどをやるとして、どう優先順位をつけて何をやるか (あるいはやらないか) をアレコレ考える。9割の案件に対して 9割の完成度で遂行したら全体として 8割になるが、それでは意味がない。まァ、一つ一つ片付けて行くしかないんだろうなあ。片付くかどうかが問題だが。

ボスは言いたいことだけをワァーッと言って次の日には忘れているような人格者である。俺のように横着な人間は適当に受け流しているのだが、可哀想に、真面目な研究員嬢は「全部できないと思うんですけど」などとうろたえている。そりゃそうだ、全部はできない。けれども、無理を承知でやってみると案外できることもあるもので、大抵の場合、レベルとはそういうふうに上昇するものでもある。

自分が本当に大変なときに「大変だよなあ」とヘラヘラ笑うことができれば大したものだが、これはなかなか難しい。できるだけそのように振る舞うことに心がけているけれども。特に俺の場合、自分のような立場の者がテンパってキーッとなってしまうと、テクニシャン嬢達との仕事もギクシャクしてグループの雰囲気が悪くなりかねない。そんなグループを幾つも見てきた。空気を保つのもまた仕事である、といえば妙なプロフェッショナル意識のようだが、それが実行できている人は大抵研究においても優秀である。見習わねばなあ。