- 東京砂漠

2006/07/01/Sat.東京砂漠

東京で発表してきた T です。こんばんは。

自分でも意外だったが、これまで、東京で開かれた学会とか研究会で発表したことってなかったんだよなあ。

研究日記

東京 → 我が豪邸。

簡単にスライドをチェックし、昼前にホテルをチェックアウト。発表のことを考えると胃が痛くなる。基礎的な研究とはいえ、現在の俺が行っているのは医学関係の仕事である。研究者の大部分は医者であり、そして俺は医者ではない。発想やタームが根本的に異なることも多く、それが時に苦痛となる。

例えば、発表後の質疑で「どういうふうに治療に結びつけるのか」「どういう病気と関連があるのか」と問われても、俺には答えられない。通り一遍の解答はできるが、しかし相手は医者であり、どだい俺のいうことなど陳腐なものにしかならない。あと、いまだに医者の世界の雰囲気に馴れない、というのもある。別に医者にコンプレックスがあるわけではないが、ジーンズに T シャツで発表できる理学系のプレゼンテーションとはやはり空気が違う。かといって、いわゆる普通の社会ともまた違うんだよなあ。あまりに特殊過ぎる。良い悪いの話ではないんだけど。