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2006/05/27/Sat.Microphone

今夜も多群兄とメッセンジャーで話し込んだ T です。こんばんは。

研究日記

大学 → 病院 → 大学。我が豪邸から大学への移動には、先生から頂いた自転車を使用した。これまでは徒歩だったので通勤は楽になったが、貴重な運動時間をどう補うのか、という新たな課題も出てくる。が、大した問題ではない。理由はまた明日。

大学で動物の世話をしてから、病院で細胞の世話をし、再び大学に戻って簡単な実験。非効率な動線であるが、動物や細胞には時間を決めた処理を行っているので、どうしてもこうなってしまう。Molecular な実験なら容易に止められるのだが、生き物が相手では、なかなかそうはいかない。「細胞を飼うのではなく、細胞に飼われる」という話を以前に書いた。まさしくその通りで、線虫というサボり甲斐のあるモデル生物を扱っていた俺にとって、「何でやねん!」と叫びたくなる事柄も多い。

俺が今、細胞を扱った仕事で給料を貰っているのは、その細胞が ES であったり高等脊椎動物のそれであるというのが大きな理由になっている(と思われる)。同じことを線虫でやれば、より早くより安くより簡単に遂行できる自信があるけれど、それでは金銭が発生しないだろうという予感も、同程度に確信を持っていえる。これは、「研究と学問は違うのではないか」という疑惑の社会的な側面かもしれない。無論、それだけではないだろうが。