- ボスと串カツ

2006/04/03/Mon.ボスと串カツ

アイザック・アシモフの科学エッセイを読んでいる T です。こんばんは。

10冊ほど大人買いをしたのだが、これが面白い。1960年代から書かれたものなので、データが古かったり、現在では常識となっている知識が扱われていなかったりなどするのだが、それは致し方ない。科学の進歩は、それまでの積み重ねを否定するものではなく、拡張するものである。そこには首尾一貫した精神がある。本質さえ掴んでいれば、いつまでも通用する。

こういうエッセイを書きたいなあ、と強く思うが、そのためには相当の精進が必要だろう。

研究日記

本日から新年度。一応、契約が 1年毎の更新となっているため、新たな辞令を拝命する。この職場に来て 10ヶ月、3枚目の辞令である。数ヶ月後には、先生の留学や先輩研究員女史の退職に伴って、また新たな辞令を頂く確率が高い。せわしない職場である。

我がグループに新テクニシャン嬢、別のグループに新研究員嬢を加え、何となく活気を呈している。

夜は今年度初のセミナー。その後、ボスと 2人で会食。セルフサービスの串カツ屋に行き、彼と向かい合って仲睦まじく串を揚げる。若いカップルが喜びそうな雰囲気であるが、我々は仕事の話をしながら黙々と串を平らげた。もう喰えない、というところまで食べたところで、ボスが食した串を数え始めた。我が串の数を尋ねられるのは必至なので、俺も串を数え上げる。

ボ「何本やった?」
俺「36本です」
ボ「お、一緒やな」

嬉しそうに微笑んだボスの口元には、デザートのソフトクリームがべったりと張り付いていた。何だか、スゴく嫌だ。これが若いカップルであれば、さぞかし幸福な一瞬なのだろうが、非常に残念なことに、俺とボスは、20も歳の離れた男同士なのであった。

日付が変わる前に帰宅。食べ過ぎで、いささか苦しい。さっさと寝る!