- Semi-Dominant Negative

2006/03/16/Thu.Semi-Dominant Negative

ボスの物真似をしたら「似過ぎなのでやめて下さい」と言われた T です。こんばんは。

研究日記

Dominant negative
野生型に対して変異型が優位 (dominant) に劣性 (negative) であること。この場合、野生型の遺伝子 (タンパク質、etc) が存在しても、変異型の表現型が出る。劣性遺伝が典型例。逆に優性遺伝の場合、その変異は dominant negative ではないことになる。「ドミネガ」と略せば貴方も立派な業界人。
Submit
論文を投稿すること。その後、投稿論文の採択拒否 (reject)、修正要求 (revise)、受理 (accept) のいずれかが通知される。無修正で accept (俗にいう「一発 accept」) は滅多にないため、revise が来てからの方が一般的に大変である(経験ないけど)。Revise が来る頃には先生は留学しているという事情を合わせて、彼の発言を読んで頂きたい。

なかなか安定して再現性が取れなかった IP Western だが、ここ 2回は喜ばしい結果が続いている。時間のかかる実験なので、この傾向が数回は続くよう精進したい。Double-luciferase assay も好調。Mutant が dominant negative であれば嬉しいのだが、それっぽいような、そうでないような。微妙な点も残るが、確実に抑制はしている。Dominant negative である必要まではないので、結果としては及第点か。

「GW 明けには submit する」とは先生の弁。「結果が出ている今の時期が一番楽しいな」だって。その通りであります。

他のグループの研究員嬢が、俺と同年同大学同学部出身(学科は違う)と聞いて驚く。学科が別だと会うこともないから、全く見覚えもない。それにしても奇妙な縁が多い。先輩研究員の旦那様の元ボスは、俺の元ボスの隣の教授であったりとか。あるいは、某マウス ES 細胞株を分与して頂いたラボに Dr. T が勤務されていたとか。室長先生もそのセンターに勤務されていたとか。

狭い世界だといえば、それまでなんだけどね。